住まいのコンシェルジュ

そのリフォーム待って! 悪徳業者に引っ掛からない7つのポイント

「自分の家が老朽化してきたからリフォームしよう」
「家のイメージを変えたい」
「部屋の台所を使いやすくしよう」
様々な理由で、リフォーム会社に依頼することがあると思います。しかし、依頼した業者が報酬に対してキチンと仕事をしないケースがあるのです。そうした業者は一部ですが、注意しておく必要があります。
この記事では、悪徳リフォーム業者の見分け方をご紹介しましょう。

目次

  1. ウソみたいな悪徳リフォーム業者のトラブル事例
  2. 悪徳業者の見分け方
  3. トラブルを未然に防ぐ7つのポイント
  4. 契約してしまった時の対処法
  5. さいごに

1.ウソみたいな悪徳リフォーム業者とのトラブル事例

1-1.訪問して契約を迫る

リフォーム詐欺業者などが直接家に押しかけ、リフォームの必要性を訴えるものです。スーツ姿ではなく、作業着を着ているのが特徴。こうした業者は

「無料で住まい診断をしています。よければ屋根の点検をしますよ」

などと言って、家に欠陥があることを指摘して不安を煽ってきます。
欠陥を指摘したあとには契約書をみせ、リフォームすることのメリットを説明したり、危険性ばかり説明して帰ろうとしません。

1-2.独居老人をねらう

一人暮らしの高齢者を狙った悪徳リフォーム業者です。判断力が衰え始めた老人が住む家を狙い、リフォーム工事の契約を繰り返して行います。
業者は年金支給日などをねらって、リフォーム代として料金を集金するようです。工事内容も、不用かつ同じようなものを何度も繰り返し行います。

1-3.工事の行程が短すぎる

工事はすぐに始められるものではありません。即着工し、工事期間が短い場合は悪徳業者の可能性が高いです。
また、工事中に別の工事プランを次々と持ち出し、次の契約を迫る場合もあります。
もし、工事に着工したとしても、素人と変わらない仕事をして工事終了のサインを求めるのが大半です。

1-4.アフターサービスと称して料金を取る

一度工事を行い、その数ヶ月後に訪問してくるケース。工事後の経過確認・点検と称して次の契約の材料探しをするために訪問してきます。

2.悪徳業者の見分け方

2-1.依頼者が納得できるプランを提示できる

プロのリフォーム業者であれば、積極的に依頼者からヒアリングを行って顧客の要望に沿ったリフォームプランを複数提示するものです。単に要望だけを反映したものは失格。きちんとデメリットも包み隠さす話す業者に依頼しましょう。
また、耐震性や将来を見据えたプランニングができる業者は、顧客のことを考えて工事をする業者といえます。

2-2.適正な見積り額を提示する

工事のプランニングがちゃんとできれば、それに合わせて費用もきちんと提示するはずです。
しかし、工事をしていく中で想定外のことも発生します。事前調査や見積もりの段階で「追加料金の発生はありません」という業者の方が怪しいと思いましょう。
また、見積もり書を見たとき合計金額だけでなく、詳細にも目を通しておくべきです。希望した工事がちゃんと行われているか確認できるよう、担当者から各工程の説明を受けておきましょう。

2-3.プランに沿った正確な工事をする

工事をどう行い、提示した期間で工事をするのかもチェックポイント。業者がスケジュール表を作り、説明してくれる業者はかなり信頼できます。反対に、この点が曖昧な業者は怪しいと思いましょう。
さらに、予定した期間が延びた場合に、どう対処しくれるのかも聞いておく方が無難。

2-4 .アフターケアや保証がある

リフォームを行ったあとの不備に対するフォローも確認しておきましょう。定期的に家にきて欠陥を探すだけなら、注意が必要です。
それだけでなく、何らかの事情で途中解約が出来るかどうかも確認しておきましょう。その場合、無償なのか有償なのかも聞いておきます。もし、自分から契約解除を申し出れば、その間の料金は依頼者が負担するのが普通ですが、業者に看過できないミスがあった場合は話が別です。

3.トラブルを未然に防ぐ7つのポイント

3-1.リフォームに関する知識を持つ

リフォーム工事のトラブルを避けるために、自分の家の状態をしっかり知っておく必要があります。また、リフォームに関する知識を自分でもしっかり持っておきましょう。

3-2.契約前に細かい内容を確認する

契約前には

  • 工事内容をよく把握する。
  • 設計図書・見積書・契約書などの書類の内容をもう一度みる。
  • 不安な場合は専門家や人に相談する。
  • 工事の目的・施工箇所をはっきりさせる。

を確認します。

悪徳リフォーム業者は

「建物を補強しないと地震で倒れる」
「床下・屋裏に換気ファンを付けましょう」
「シロアリがいる」

と言って、必要以上に契約を迫ってくるものです。不信に思ったときは、契約をする前に断る勇気を持ちましょう。

3-3.実績を聞いてみる

過去の実績を聞けば、ある程度業者の力を知ることができます。
さらに、地域での実績を聞くことができれば、その業者が悪徳なのか判断する材料にもできるでしょう。

3-4.最近の担当事例を見せてもらう

最近の担当事例を見せられかどうかで、その業者に対する信頼度も変わってくると思います。さらに、入居済みの物件を見せてもらえば、その顧客からの意見が聞くことができるため安心です。

3-5.担当者を確認する

プランニングから工事までの担当者が、はっきりしているか確認しておきましょう。
リフォーム業者によっては、プランニングと工事する人が変わるケースもあります。その2者の間できちんと申し送りができていないようであれば、少し怪しいと思いましょう。話す度に担当者が変わるようでしたら要注意。

3-6.工事中の仮住まいを紹介してもらえる

工事の規模が大きければ、仮住まいできる場所や、荷物を保管する倉庫などが必要な場合があります。そういった点についてサポートできる業者は、顧客目線が豊富で信頼できる業者と言えるでしょう。
さらに、近隣にそういったパイプを持っているのであれば、これが業者の評判とも言えます。

3-7.リフォームに関する資格を確認する

リフォームプランを立案する担当者が、建築に対する知識がないというのは大問題。自分の依頼した業者が怪しいと思ったときは、リフォームに関係する資格を持っているか尋ねてみるべきです。

4.契約してしまった時の対処法

もし悪徳業者と契約してしまった場合、泣き寝入りをする必要はありません。クーリング・オフ制度を使えば問題は解決します。

4-1.クーリング・オフで契約を解除するための条件

もし、悪徳リフォーム業者と契約しても、クーリング・オフ期間内であれば解約できます。期間は

消費者が契約をしてから8日間」

と定められているので注意しましょう。このクーリング・オフは契約解除の通知書を、期限内に業者へ発信する必要があります。ただし、通知書が開いてに届くのは期限後でも構いません

4-2.クーリングオフ期間が延長される場合

クーリング・オフには期間が設けられていますが、下記の場合は例外とされ適用することができます。

  • 業者がクーリングオフを妨害した。
  • 業者がクーリングオフ対象外・使えないなどとウソをついた。
  • クーリングオフに関する事項を書面で発行しなかった

「もう期限が過ぎたから」
「すでに工事をしてしまった」
と諦める前に、自分が上記の事例にあてはまるかどうか確認しましょう。

4-3.クーリングオフの効果

クーリング・オフが適用されると、業者は解約手数料等の一切の金銭の請求をすることができません。また、消費者がそれ以外に何らかの金銭を払う必要もないです。さらに、払った代金が返金されます。

5.さいごに

いかがでしたか?
この記事では、悪徳リフォーム業者やリフォーム詐欺業者などに関する情報を紹介しました。さいごに、悪徳リフォーム業者に対する対処法をまとめておきます。

  • 悪徳リフォーム業者のパターンを知っておく
  • リフォームに関する知識を持っておく
  • リフォームを依頼するときは、7つのチェックポイントを確認する
  • もし悪徳業者と契約したときは、クーリング・オフを使う。

家のリフォームを失敗すると、工事する前よりひどい状態になることも。訪問してくる悪徳リフォーム業者だけでなく、リフォームを依頼するときにも注意しましょう。

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