悪徳リフォーム業者に気を付けよう! リフォーム会社の上手な選び方
リフォームを検討中の場合には“悪徳リフォーム業者”に気を付けましょう。
近年、悪質なリフォーム業者による被害が増加傾向にあり、社会現象にもなっています。
リフォームトラブルにあわないためにも、リフォームについての知識を高めることが大切です。
リフォームを検討する上で、注意するポイントと上手なリフォーム会社の選び方についてご紹介します。
目次
- リフォーム被害の現状を知ろう
- 悪徳リフォーム業者の手口とは?
- リフォーム業者の上手な選び方
- まとめ
1.リフォーム被害の現状を知ろう
1-1.増加するリフォーム被害
近年、リフォームに関する被害は増加傾向にあります。
住宅リフォームは専門知識のない消費者をターゲットにしていることから発覚が難しいという特徴があるのです。
リフォームを検討する前には、悪質なリフォーム被害の現状を知ることから初めてみましょう。
1-2.必要のない工事、必要な工事を見極めるには?
リフォーム被害でも多いトラブルは“必要のない工事”“過剰な工事”など住宅を維持するためには不必要な施工がおこなわれることです。
悪質な業者によるリフォームは、住宅の耐久性を低下する原因にもなります。
リフォームは、住宅にとって大切なメンテナンスという意識を持つことが大切です。
不必要なリフォームの一例をご紹介しましょう。
【必要のない補強工事】
現状でも十分に強度のある住宅に対して、必要のない補強工事を行うというのは、リフォームトラブルで最も多いトラブルです。
最も悪質なケースでは、補強のための器具が適切に取り付けていない施工事例もあります。
必要のないリフォームは住宅にダメージを与える原因にもなる危険なリフォームなのです。
【意味のない換気システムの導入】
床下や天井の湿気対策として、換気システムを過剰に導入するリフォーム被害の報告も多くあります。
住宅の換気は、空気の流れを考慮し適切な場所に対してファンなどの器具を設置する必要があるのです。
床や天井の湿気対策として換気扇だけを設置するようなリフォームを提案するようなリフォーム業者には注意しましょう。
2.悪徳リフォーム業者の手口とは?
2-1.不安につけ込む営業
住宅に対する耐震性や耐久性などの不安を利用してリフォームを契約を迫るのは、悪質リフォーム業者の営業手法です。
「耐震性が低くこのままでは危険です」「湿気によって床下が腐ります」など住宅に対する不安につけ込むような営業をおこなう業者にリフォームを依頼するのは避けるようにしましょう。
通常、耐震性や床下の湿気などは住宅診断(ホームインスペクション)をしなければ分からないことです。
営業マンなどが短時間で住宅の状況を判断し、不安につけ込むような営業スタイルの業者にはリフォームを依頼しないということが大切な心がけといえるでしょう。
2-2.リフォーム料金が適正ではない
悪徳リフォームによる被害で最も一般的なのが“料金に関するトラブル”です。
一般的なリフォームの相場よりも明らかに高額な料金が請求でも、専門知識のない利用者には分からないことを逆手に取っています。
リフォーム料金が正確であるかを知ることは非常に難しいことなのですが、“複数の業者に見積もりを依頼する”などの対策で回避できるのです。
リフォームの依頼は慎重に検討することを心がけるようにしましょう。
2-3.リフォームを依頼する前の確認事項
悪質なリフォーム業者を見極めるための確認事項についてご紹介します。
【明確な工事内容説明がない】
住宅リフォームの請負契約をする上で“工事内容の説明”が必要になります。
明確な工事内容の説明がない業者に関しては、リフォームを依頼しないように心がけましょう。
【詳細な見積書を出さない】
リフォームなどの工事を依頼する際には“見積書”は重要な書類です。
基本的には見積書の内容で工事がおこなわれるため、詳細な見積書の発行を依頼しましょう。
見積もりには“概算見積もり(参考見積もり)”“正式見積もり(本見積もり)”の2種類があります。
リフォームの着工前には、必ず正式見積もりを依頼しましょう。
【契約書は必ず交わす】
リフォームトラブルの多くは、契約書を交わさないことによって起こってしまうのです。
口約束もリフォームの請負契約としては有効なのですが、口約束では書類に残っていないことからトラブルに発展しやすい傾向にあります。
リフォームのトラブルを避けるためにも契約書は必ず交わしてリフォームを依頼しましょう。
3.リフォーム業者の上手な選び方
3-1.施工事例を確認しよう!
リフォーム業者を依頼する業者を選ぶ際には、“施工事例”を確認ましょう。
施工事例はリフォーム業者がどのようなリフォームを行っているかを知るための数少ない情報です。
リフォームを検討中の方は、施工事例を参考に自宅のリフォームを計画してっましょう。
完成後のイメージを持ってリフォームを計画することは大切な心がけなのです。
3-2.専門的なリフォームができる業者を選ぼう!
リフォームは、家を建てるよりも専門性が高く難易度の高い施工です。
住宅によって特徴の異なる状況のなかで、適切なリフォームをおこなう必要があります。
営業だけで施工は下請け業者に任せるような業者では適切なリフォームはできません。
“外装リフォーム”“水まわりのリフォーム”“増改築”“リノベーション”など専門的なリフォーム事例の多い業者を選ぶことで選択肢を増やすことができます。
専門的な技術が必要なリフォームでは、施工事例の多いリフォーム業者を選ぶことが大切なのです。
まとめ
リフォームに失敗しないためには、リフォームについての知識を得ることが大切です。
悪質なリフォーム業者の傾向を知ることはリフォームトラブルを避けるために大切な知識になります。
リフォームの被害と悪質な業者の傾向についてまとめてみましょう。
【悪質な工事の一例】
- 必要のない補強工事
- 意味のない換気システムの導入
住宅に対して意味のない施工をおこなうのは、リフォーム被害ではよくあることです。
意味のないリフォームが住宅に与える影響も大きいといえるでしょう。
明確な説明をせずにリフォームを勧めるような業者には依頼しないようにすることが大切です。
【悪質なリフォーム業者を見極める方法】
- 住宅に対する不安につけこむ営業をする業者
- 明確な見積もりや契約書を出さない業者
悪質なリフォーム業者の特徴は“強引に契約を結ぼうとする”“不明瞭な見積もりで施工を進める”などが特徴です。
悪質なリフォーム業者によるリフォーム被害を避けるためには、“リフォーム会社選び”を徹底する必要があります。
リフォーム会社の選び方についてまとめてみましょう。
【リフォーム会社の上手な選び方】
- 施工事例の多い業者を選ぶ
- 自社による施工をおこなう業者を選ぶ
リフォームは新築物件を作るよりも専門的で高度な技術が必要です。
下請けに任せることなく、自社で施工する業者を選ぶことは自由度の高いリフォームを実現するための選択肢を広げます。
上手にリフォーム業者を選ぶことは、理想のリフォームを実現するための大切な選択といるでしょう。