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【お悩み解決】西日の暑さを軽減するには?5つの日差し対策をご紹介!

西日の暑さ対策

西日の暑さにうんざりしていませんか?

西日の当たる部屋は、冬は暖かく気持ちがいいというメリットがある反面、夏はサウナ状態になるというデメリットも持ち合わせています。特に太陽が沈む夕方には、部屋にいられないほどの暑さに苦しむ方も少なくありません。

そこでこの記事では、西日の暑さを軽減する5つの対策をご紹介します。

  1. 西日はなぜ暑い?
  2. 西日が部屋に与える悪影響
  3. 西日に効く5つの対策

1.西日はなぜ暑い?

1-1.西日とは

太陽は東から上り、西に沈みます。西日とは、西に傾いた太陽の日差しのことです。太陽の日差しは、沈む前に最も強く感じます。春分のころは午後3時くらいから日差しが入りはじめ、夕方につれ強くなるでしょう。夏や冬では午後4時くらいから日差しが入りはじめます。

1-2.どうして暑くなる?

太陽からの家の受熱量を調べた結果によると、実は東西南北の中で西が特別暑いということではないそうです。では、なぜ西日がこんなにも暑いのでしょうか?

原因は、太陽の動きと生活リズムに深い関係があるのです。私たちは日が昇ると同時に起き、強い日差しのもと活動します。西日が当たるころには、1日の疲れが溜(た)まり疲労している状態でしょう。そのような、疲れた身体で強い西日を浴びると、「暑苦しい」と感じてしまうのです。

さらに、太陽はお昼を過ぎると西へ傾きはじめ、日没までの長い時間、西日として家を照らし続けます。日照時間が長いため、気温と室温も上がり、「西日は暑い」ということになるのです。

2.西日が部屋に与える悪影響

西日が与える悪影響にはどのようなものがあるのでしょうか?

2-1.部屋が暑くなる

日の出から降り注ぐ太陽のおかげで、室内も室外も気温が上がります。西に窓やベランダがある家では、昼すぎから傾きはじめた太陽の日差しを日没まで受けることになるのです。その結果、室内の温度は上昇します。身体が最も疲れている夕方に強い日差しを浴びると、朝日より「暑い」と感じ、疲労感が増してしまうでしょう。

2-2.電気代が高い

部屋の温度が上昇すると、エアコンをフル稼働しなければ室内の温度が下がりません。西日は日照時間が長いため、エアコン使用時間も使うパワーも多くなります。その結果、西日の影響を受ける部屋は、夏場の電気代が高くなるのです。

2-3.家具や畳が焼ける

強い日差しが長時間当たると、家具や畳が色あせてしまうことがあります。変色やひび割れも、日差しによる紫外線の影響です。紫外線は、身体にも悪い影響を与え、シミやほくろが増える原因になります。

2-4.風水から見てもよくない

昔から、子供や若い人は西日の当たる部屋を使わない方がいいと言われているのをご存じでしょうか? 風水から見て、西日が当たる部屋はマイナスのイメージが強く凶作用があると言われています。

その理由は、太陽のエネルギーに関係があるのです。朝日は朝一番、新鮮なエネルギーを持って私たちを照らします。朝日のプラスエネルギーに対し、夕方の西日は、太陽自体のエネルギーが消耗しているためマイナスエネルギーが強いのです。西日を浴びることで、体力を消耗し、意欲がなくなると言われています。

3.西日に効く5つの対策

さまざまなものに悪影響を与える西日。暑さだけでなく、家具の品質や身体への影響を考えると、早急な対策が必要です。

3-1.窓に日よけをする

西日を直接受けないようにするには、窓にすだれやブラインドを取り付け、熱を遮断する方法があります。すだれは昔から使われてきた優れもの。窓やベランダに立て掛けても、風は入ります。日を遮断するには遮光カーテンもありますが、1日中真っ暗な部屋で過ごすのも気持ちが悪いものです。遮光カーテンより、すだれやブラインド、薄いUVカットのカーテンなどをおススメします。

3-2.うちみず

西日が当たる方角に庭やベランダがあるなら、うちみずをしましょう。うちみずの気化熱で空気を冷やすのが目的です。ただし、ベランダに排水する材質が使われている場合は、効果が半減します。さらにうちみずを行う時間は、日没の前後にしてください。日差しが強いうちに行うと、蒸発した水が影響し、蒸し暑くなることがあります。

3-3.グリーンカーテンを作る

ベランダや庭に植物の力を借りたグリーンカーテンを作りましょう。植物なら見た目にも涼しげで、育てる楽しさもあります。西日におススメの植物はゴーヤやアサガオ・ヨルガオ・ヘチマ・キュウリなどです。西日に強いブッドレア・ムクゲ・エンゼルトランペットなどの植物を植えてもいいでしょう。植物なので水やりを忘れずに行ってください。

3-4.フィルムを貼る

強い西日の日差しを遮熱するため、窓ガラスにフィルムを張り付ける方法もあります。遮熱フィルムと呼ばれるもので、UVカット率の高いものです。窓の上部に貼るもの、グラデーションカラーなど、種類も豊富にそろっています。のりを使わないものは、貼り直しもでき、夏場だけ使用することもできるでしょう。簡単にはがせるので、賃貸住宅の方も使用できます。また、物干しにかけられるアルミ断熱・遮光シートなども便利です。ぜひ活用してみましょう。

3-5.断熱リフォームをする

戸建てや分譲マンションなど、リフォームが可能な場合は、断熱リフォームが効果的です。日射熱をカットするエコガラスや遮熱タイプの内窓に変える窓のリフォームから、窓下の床面をウッドデッキにするなどの対策もおススメ。窓ガラスとサッシの組み合わせで、窓の断熱性は変わります。

リフォームで窓を断熱化すると、西日に悩まない快適な空間を手に入れることができるのです。と同時に、省エネなどうれしい効果もあります。リフォーム業者に依頼すれば、日差しや採光、通風までコントロールすることができるのです。大規模なリフォームに抵抗がある方は、日射対策で、ロールスクリーンやブラインドを取り付けてもらう方法もあります。

プロに依頼するメリットは、自分の家の状況に合わせて悩みを解決できるところです。家で過ごす時間を、より快適にするためにも、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

この記事では、西日の暑さを軽減する5つの対策をご紹介しました。

賃貸住宅の場合、住んでから西日の影響に気付く人も多いでしょう。西日の影響は、家具や家だけではなく、疲労感や集中力の低下など精神的にも悪影響があります。西日が強くなる7月~8月を迎える前に、暑さを軽減する対策を行ってください。

長く暮らす戸建てや分譲マンションでは、思いきって断熱リフォームを行うのもおススメです。早めの対策を行うことで、今年の夏は快適に過ごせることでしょう。

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