住まいのコンシェルジュ

プロが教える和室リフォーム成功の秘訣!和室から洋室に変えるには?

”和室を洋室へ変更したい””平凡な和室を和モダンに変えたい”
今、家族構成やライフスタイルの変化から和室リフォームを考える人が増えています。ライフスタイルが欧米化した現代では”畳に座るより椅子を使った方が楽だ”という方も少なくありません。また、逆に”洋室を和室に変えたい”という方もいらっしゃるでしょう。目的や生活に合わせてリフォームすることで、今よりもっと快適な住まいを手に入れることができます。そこで、気になるのは、リフォーム費用や工事の内容でしょう。この記事では、和室リフォームに関する基礎知識から業者選びのポイントまで詳しく解説していきます。

  1. 和室とは?
  2. 和室のリフォームについて
  3. 和室から洋室へのリフォーム
  4. 洋室から和室へのリフォーム
  5. 和室から和モダンへのリフォーム
  6. 和室リフォーム工事について
  7. リフォーム業者の選び方
  8. 和室リフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、和室リフォームに関するさまざまな情報を知ることができます。情報を知らずに業者に依頼すると失敗してしまうこともあるため、必ず目をとおしておきましょう。

1.和室とは

ご存じのとおり和室とは、日本の伝統的な畳が敷かれた部屋のことです。周りは床の間や障子(ふすま)などで囲まれています。高温多湿な日本の風土に合わせて、通気性がよく快適に過ごすことができる部屋として昔から親しまれてきました。しかし、現代では日本人のライフタイルが変わり和室を持たない家も多くなっています。

1-1.人気の和室、最近の傾向は?

最近の傾向では、一昔前のいわゆる古い和室とは違い、畳の良さを生かしたままオシャレに変化した、和モダンスタイルの和室が人気です。床の間や押し入れがなく、畳も琉球(りゅうきゅう)畳を使用するなど、和のテイストを残しつつ洋室にも合うようなデザインを希望する人が多くなりました。デザイン性の高い和空間を求めリフォームする方が今、急増しています。 畳縁(べり)の絵柄も増え、建具や壁紙の色でアクセントを付けるような和室も人気です。

2.和室のリフォームについて

一言で和室リフォームと言っても、部屋全体を変えるものから一部分を変更するものまで多岐にわたります。ちょっと暗い印象の和室でも畳や壁紙を変えるだけで、見違えるほど明るくオシャレな空間にできるのです。もともと日本人の生活に合っていた和室ですから、リフォームでより使いやすく快適な部屋によみがえらせましょう。

2-1.壁紙の張替え

和室に限らず人気のリフォームが壁紙の張替えです。工期に時間がかからず手軽なのに、部屋の印象が180度変わります。費用をあまりかけずに雰囲気を変えたい方にオススメのリフォームです。和室の壁と言えば、昔から塗り壁が主流でした。最近では、和室の壁に塗り壁風の壁紙を使う人が増えています。逆に塗り壁の自然素材を好み、洋室を漆喰(しっくい)や土壁にして楽しむ方も多いです。部屋の間取り変更や大きなリフォームを考えていない方は、壁紙だけ張り替えてみるのもいいでしょう。

2-2.畳の張替え

畳は経年劣化が見た目に現れやすいですよね。汚れやシミ・毛羽立ちも目立ちます。劣化の激しい状態では、部屋全体が古臭く清潔感のない印象を与えてしまうでしょう。隠そうとして上からカーペットなどを敷いてしまっては、和室の良さが消えてしまいます。ダニやカビが発生しやすくなるため、古い畳は思いきって張り替えを検討しましょう。最近の畳って色々な種類があるんですよ。特に”縁(へり)”に注目してください。市松模様や動物柄、なんとヒョウ柄の縁もあります。
洋室との調和を大切にしたい方には、縁のない正方形の琉球(りゅうきゅう)畳がオススメです。置き方で市松模様になるため今どきの”和モダン”スタイルに仕上がります。暗くジメジメした和室も畳の張替えで開放的なオシャレ空間によみがえらせましょう!

2-3.建具などのリフォーム

和室の建具と言えば、ふすまと障子ですよね。和室と洋室・廊下を仕切る”とぶすま”もあります。建具は壁紙と同様、部屋の印象を左右する重要な場所です。選び方1つでイメージを大きく変えることができます。最近では、和室にはちょっと不向きかな? と思う大胆な色や柄を選ぶ方が増えました。和室には意外とどんなものでも合いますから、自由に選んでみてください。サンプルやパンフレットではイメージがわかないことも多いため、実物を確認できる展示場があればぜひ見ておきましょう。

2-4.床下収納にしたい

収納が少ないと思っている方には床下収納がオススメです。”床下収納ってキッチンだけじゃないの?”と思っている方も多いのですが、実は和室にも設置できます。むしろ、畳と床下収納の相性はとてもいいのです。和室を床下収納にした場合、畳がふたになります。畳1枚分がすべて収納として使えるため、非常に便利です。開口部も大きく軽いため女性一人でも楽に利用できます。

2-5.間取り変更はどうなる?

”使っていない和室をリフォームして子供部屋にしたい””和室を洋室に変えてリビングを拡張したい”といった要望には、間取り変更がオススメです。最近の住宅では、リビングの隣に和室が付いている間取りが多くなりました。ライフスタイルの変化でリビングをもっと広く使いたいという方には、和室と洋室をつなげる間取り変更が人気です。暗く物置になっているような和室でも、仕切りを外して洋室にするだけで明るく開放的な部屋に変わります。洋室リビングの一部を和室に変えるリフォームも可能ですよ。

3.和室から洋室へのリフォーム

”和室を洋室に変える”リフォームは、和室のリフォームの中で一番人気があります。使わない和室が洋室に生まれ変わることでどんなメリットがあるのでしょうか?

3-1.和室から洋室にする目的

和室を洋室にしたい方の目的は以下のようなものが多いです。

  • 子供部屋にしたい
  • リビングを広げたい
  • 親の家をリフォームして若い夫婦が快適に過ごせる空間へ
  • 暗くてジメジメした和室を明るくしたい
  • 畳のカビやダニに悩んでいる
  • 畳の部屋しかないので洋室に変えたい
  • 畳やふすまの手入れが面倒
  • 床に座るより椅子に座る方が楽

和室から洋室にすることで、さまざまな悩みを解決しています。古くて使いづらかった和室もリフォームでスッキリと明るい洋室に早変わりです。

3-2.どんなメリットがある?

洋室は和室より手入れが楽で掃除もしやすいです。どんなインテリアにも合わせやすいため、部屋の用途も広がります。床の間がデッドスペースになっていたお宅では、洋室にするだけで部屋を広く使えるようになるでしょう。押し入れよりもクローゼットの方が使い勝手がいいというメリットもあります。ダニやカビを防ぐこともできますから健康面でも安心ですね。畳の上に重たい家具を置くとあとが残ってしまいますが、フローリングではそんな心配もありません。

3-3.リフォームの方法とは?

和室を洋室にするリフォームってどのような作業をするのでしょうか? リフォーム方法を解説していきます。

3-3-1.畳からフローリングへ

畳をフローリングにするには、まず畳をはがします。畳の厚さは5㎝ほどあるため、畳をはがした後には強度を増す床材を張ることになるでしょう。隣の洋室と高さを調節する場合は、ドアや建具を撤去したあと新設します。

3-3-2.収納を変更する

和室の収納と言えば押し入れです。和室を洋室に変更する際には、ほとんどの方が押し入れをクローゼットに変更します。使い慣れていない押し入れよりクローゼットの方が使いやすいという方も多いです。リフォームの方法は、押し入れを解体し、クローゼットのドアの取り付け、内部の壁の仕上げ、棚板やパイプの取り付けを行います。押し入れに天袋が付いていた場合は、押し入れと天袋をつなげる作業が必要です。鴨居(かもい)の状態により費用にも差が出るため、天袋はそのまま残すという選択肢もあります。

3-3-3.部屋全体をフルリフォーム

和室を洋室にリフォームする場合、ドア・クローゼット・壁紙なども洋室の雰囲気に合わせてフルリフォームする方が多いです。和室から洋室にするには現場の状況によりさまざまな作業が必要になります。一番重要なのは床です。畳をはがし、ただフローリング材を載せればいいというわけではありません。畳はもともと強度と厚みがあるため、床材を支える下地”根太(ねだ)”が広めになっています。ここに薄いフローリングをそのまま張ってしまうと床がたわんでしまうのです。古い戸建て住宅の場合は、断熱材も必要でしょう。見た目だけではなく、下地工事をきちんと行い、構造的にも安心なリフォームを目指してくださいね。

3-3-4.カーペットやクッションフロア

和室リフォームの事例はまだまだあります。畳をフローリングではなくカーペットにすることも可能です。また、ペットのいるお宅ではクッションフロアも人気があります。クッションフロアは、塩化ビニル樹脂を主成分とした床材です。抗菌性・防水・防汚性が高くお手入れのしやすさから美容室などでも使用されています。ワンちゃんの足に負担をかけません。

3-4.和室から洋室へリフォームする際のポイント

リフォームをする際に押さえておきたいポイントをチェックしましょう。

3-4-1.フローリング材の機能を知ろう

洋室へ変更する際の床の選択肢は、木質系の板材を使ったフローリング・シート状になったクッションフロア・カーペットがあります。クッションフロアは先述したとおり水や汚れに強く抗菌性が高いです。フローリングは木の質感と光沢が美しく、年月とともに深みのある色に変わる楽しみがあります。カーペットは高級感がありお部屋の雰囲気が豪華になる反面、臭いや汚れが付きやすくダニやカビの発生も心配です。それぞれにメリットデメリットがあるため、生活スタイルや家族構成に合わせて暮らしやすいものを選ぶようにしましょう。

3-4-2.マンションの場合は防音基準を忘れず

マンションの場合、階下住人に対して生活音の配慮が求められます。マンションの管理規約で防音規定が定められているはずですから、基準を満たす床材を選びましょう。気に入った床材が防音基準を満たしていない場合、下地材で遮音性能を高める必要があります。

3-4-3.室内の安全性を考える

フローリングは滑りやすいため、高齢者やお子様がいるお宅では安全性にも配慮が必要です。高齢者の転倒はほとんどが室内で起きています。ほんの少しの段差でもつまずいてしまうので、和室を洋室に変えるタイミングでバリアフリーも検討するといいでしょう。

3-5.工期はどのくらいかかる?

リフォーム工事の工期は、リフォームの内容によっても変わってきます。畳をフローリングに変える工事は1日~2日程度です。天井や壁・押し入れなどのリフォームを入れても2日~3日程度で終わるでしょう。

3-6.費用について

リフォームで一番気になるのが費用ですよね。和室から洋室へリフォームする費用は多くの場合70万円以内には収まっています。畳をフローリングに変えるリフォームは20万~50万、天井や壁では10万円~30万円くらいが相場です。選ぶ建材のグレードや広さ・現場の状況によって工事費用も変わってきます。

4.洋室から和室へのリフォーム

最近の住宅では洋室が多く和室が一部屋もないという家も増えています。”日本人はやっぱり和室が落ち着く””客間を作りたい”という思いから洋室を和室に変えたい方も多いのではないでしょうか? この項では、洋室から和室へリフォームするメリットや方法などをお伝えしていきます。

4-1.洋室から和室にする目的

洋室を和室にリフォームする方たちにはどのような目的があるのでしょうか? 以下をご覧ください。

  • 客用の布団を敷く場所が欲しい
  • 両親と暮らすことになった
  • 足元が冷えるのでこたつを置きたい
  • 生活音が響く
  • 小さな子供や赤ちゃんには和室の方が使い勝手がいい
  • 日本古来の塗り壁を楽しみたい

和室を洋室へリフォームする方が多い中、時代に逆行した感じがする洋室から和室へのリフォーム。目的を見てみると高齢者や子供のいる家庭では、和室がある方が快適に生活できるのではないかという気持ちもわかりますよね。リビングの横に和室があれば赤ちゃんを寝かせたまま家事をすることも可能です。和室ならベビーベッドも必要ありませんね。

4-1-1.和室へリフォームするメリット

和室の持つ最大のメリットは”汎用性が高い”というところです。畳の上で横になれる上に、布団を敷けば寝室になります。客間としても大活躍です。畳に使われているイ草は断熱性・保温性に優れています。高温多湿の日本では快適に過ごす空間として和室は最適なのです。フローリングでは響いてしまう子供の足音も、畳なら吸収します。クッション性もあるため、高齢者が転んでも骨折するリスクを軽減してくれるでしょう。アイロンがけや洗濯物たたみ・裁縫など家事をする場所としても都合がいいです。

4-2.リフォームの方法は?

洋室から和室にするリフォームにはどのような方法があるのでしょうか。和室を作る方法を見てみましょう。

4-2-1.床材変更

フローリングを畳に張替えるには、下地材の加工が必要になる場合があります。畳はフローリングより厚みがあるので、下地を加工しないと扉の立て付けが悪くなる可能性があるからです。畳にもさまざまな種類・形・デザインがあるのでどんなイメージの和室にしたいか考えておきましょう。フローリングやカーペットの上にそのまま畳を敷く方法もありますが、天井が低くなってしまうためオススメできません。

4-2-2.建具変更

洋室だった場所を和室にするのですから、建具もリフォームする方が多いです。特にリビングとの調和を取りたい場合は、洋室にも合う障子やふすまを選んでいます。仕切り壁を解体して間口を広げモダンなふすまを設置することも可能です。

4-2-3.フルリフォームするには?

フルリフォームで大切なことは、部屋全体のまとまりを考えることです。洋室のフローリングをただ畳に変えるだけでは、統一感がありません。デザイン性の高さを重視する場合は、壁紙・建具・押し入れなど部屋全体をリフォームすることをオススメします。

4-2-4.解放感ある格子戸

リビングにつながるような和室を作りたい場合は、仕切り壁を格子戸にする方法もあります。解放感が生まれ部屋が広く見えるでしょう。畳を設置する部分を小上がりにして掘りごたつ風にするリフォームも人気があります。畳の一部を床下収納にして収納を確保することも可能です。

4-3.リフォームのコツ

洋室を和室にリフォームするコツをご紹介します。

4-3-1.和室も色々な種類がある

最近では、和室の装いもずいぶん変わってきました。正方形や洒落(しゃれ)た縁の畳など、目移りしてしまうでしょう。デザイン性の高いものを選ぶときは、パンフレットだけではなくモデルルームに出向いて、実際の使い勝手と雰囲気を確かめておきましょう。

4-3-2.洋室との調和を大切に

洋室ばかりの部屋の中で和室を作るとき、洋室との調和がとれるデザインにしましょう。最近、和モダンが流行(はや)っていますが、家に合わなければ浮いてしまうだけです。”和室だけ異常に目立つ……”なんてことのないよう注意してください。違和感があるとリビングが狭く感じてしまいます。家全体のバランスを考えて検討しましょう。

4-4.工期はどのくらいかかる?

洋室を和室にするには、ドアをふすまや障子に変更する必要があるため施工期間は3日~4日ほどかかります。施工内容によってはもう少し早く終わることもあるでしょう。

4-5.費用について

洋室を和室に変えるリフォーム費用は、多くの人が20万円~100万円かけています。6畳のフローリングを和室にするには、30万円ほどが相場です。クローゼットを押し入れに変更するリフォームは、2~3万円ほどでできます。費用は部屋の広さや現場の状況により変わるため、目安として捉えてください。

5.和室から和モダンへのリフォーム

ここ最近人気のリフォームは古い和室を今風の”和モダン”な空間へ変える方法です。和モダンのメリットや特徴を見てみましょう。

5-1.和モダンとは?

和モダンとは和室の良さを残しながら現代的な要素を取り入れているモダンな雰囲気部屋です。洋室やリビングと一続きにしても違和感がなくまとまって見えます。

5-1-1.和モダンが人気の理由とは?

和モダンは、洋室の良さと和室の良さが融合した新しいデザインです。古い和室の趣を残しつつモダンテイストが加わった部屋は、デザイン性が高く幅広い世代の支持を得ています。その人気は、和モダンの家だけを特集した雑誌が出るほどです。インテリアを選ばずソファーやベッドを置いてもよく合います。

5-1-2.和モダンにする目的

和室の使い勝手を楽しみながら、デザイン性にも優れている和モダン。既存の和室では満足できない人が和モダンを選んでいます。また、古い和室マンションの場合、和モダンにリフォームすれば、既存の和テイストを生かしてオシャレな部屋にすることも可能です。和室をすべて洋室にフルリフォームするより費用が安く済みます。

5-1-3.和モダンにするメリット

和モダンのメリットは、和と洋をいいとこ摂りできるところでしょう。どんな家具でも合わせやすく、和室なのに洋風インテリアも楽しむことができます。現代的で斬新なデザインは、洋室リビングの横にあっても違和感がありません。部屋に一体感が生まれ広く見えますし何よりオシャレです。

5-2.和モダンにリフォームする方法

和モダンにリフォームするにはどのような方法があるのでしょうか?定番から流行までご紹介します。

5-2-1.和モダンは琉球(りゅうきゅう)畳が定番!

和モダンと言えば、琉球(りゅうきゅう)畳です。畳の編み方にもさまざまな種類があり、柄で雰囲気が変わります。縁のない正方形の畳を市松模様に並べる方法が和モダンの定番です。カラーバリエーションも増えているので、部屋の雰囲気に合わせて選んでください。畳のリフォームをするならばと、床暖房システムを設置する方も多いですよ。冬は暖房要らずでとても暖かいので暖房のコスト削減にもなります。家が寒くて困っている方、冬の暖房代が高い方はぜひ検討してみましょう。

5-2-2.建具はどんなものを選ぶ?

和モダンに合う建具は、開放感のある格子戸や障子です。光を通すスリット格子というものもあります。開放的な建具を選ぶことでより和モダンな雰囲気を演出できるでしょう。障子は、直射日光を和らげ自然の明るさを楽しめます。障子の下の部分だけガラスに変えて光の量を調節するタイプも人気です。プリーツスクリーンやブラインドなど洋風のものもよく合いますよ。

5-2-3.壁紙を変更しよう

壁紙は、壁の一部にダークブランなどのアクセントカラーを使うのがオススメです。和紙調・織物調のものなど和素材の壁紙も豊富に揃(そろ)っています。家のテイストと色合いに合うデザインを選んでください。

5-2-4.間接照明や収納を楽しもう

和モダンには間接照明がよく合います。最近は、梁(はり)を間接照明として活用する方法が流行(はやり)です。間接照明は、ふわっとした温かみのある明かりですから、日当たりが悪い部屋でも和モダンにすれば雰囲気が良くなります。リビングと段差を付けて小上がりにするリフォームでは、段差部分を収納として使うことができるでしょう。デザイン性と機能性も兼ね揃(そろ)えたリフォーム方法です。

5-3.和モダンリフォームで押さえたいポイント

和モダンは”琉球(りゅうきゅう)畳に張替えるだけなら自分でもできるかも?”とDIYする方も多いです。しかし、DIYではできることも限られてしまうでしょう。和モダンを楽しむには、デザインのまとまりが大切です。素人が作ったものでは安っぽく仕上がってしまうこともあります。どんなに腕に自信がある方でも、リフォームのプロには勝てません。自分でできそうだなと思っても、まずは業者に相談してみましょう。

5-4.和モダンリフォームの工期

和室を和モダンにするリフォームでは、1日~2日程度です。建具や天井まで細かく変更する場合を考えても3日あれば終わるでしょう。3日あれば憧れの和モダン空間にリフォームできるなんて、手軽だと思いませんか?

5-5.和モダンリフォームの費用は?

従来の和室を琉球(りゅうきゅう)畳に張替える費用は、20万円前後が相場です。和室の壁紙を張替える費用は、4万円~5万円が相場と言います。単に畳の張替えをする場合は、5万円程度でできるでしょう。和室は畳を張替えるだけでも雰囲気が変わります。古くなって使い勝手の悪い和室があるならオシャレな和モダンテイストに生まれ変わらせましょう。

6.和室リフォーム工事について

和室リフォームをしたいと思ったらどのように依頼すればいいのでしょうか?工事の流れや発注方法をご案内します。

6-1.和室リフォームを発注するには?

和室リフォームをしたいと思ったら、まずはリフォーム業者に相談してください。最近はホームページを開設している業者も多くインターネットから問い合わせできます。リフォーム業者はたくさんありますから、自分の目的やニーズにあった業者を選びましょう。”電話の折り返しがない””対応が雑”な業者は避けた方がいいです。対応を見るためにも直接電話してみることをオススメします。

6-2.和室リフォーム工事の流れ

リフォームは、相談・現場確認などを経て設計・契約・工事と何段階ものプロセスを踏みます。リフォームの流れを詳しく解説しましょう。

  1. 相談
    リフォームしたい場所や目的、希望を相談します。見積もりを取ってもらいたい場合は、日時を業者と調整しましょう。
     
  2. 現場確認
    実際に家の状況を見てもらいます。希望どおりのリフォームを行うにはどのような工事が必要か、業者が現場を見て確認するのです。要望に応えつつプロならではのアドバイスをくれる業者は信頼できます。
     
  3. 提案
    業者は、現場調査の情報をもとに、工事方法や建材を検討します。後日、仕上がりのイメージを含めてどのような工事になるかの提案があるでしょう。見積金額が出るのもこのときです。金額に納得できなければ、断っても構いません。質問があれば何でも聞いてみましょう。
     
  4. 契約
    見積もりや工事内容に納得できたら契約です。実際の工事日などもすり合わせていきます。
     
  5. 工事
    いよいよ工事です。工事前にはご近所さんへの挨拶周りなども業者が行ってくれます。
     
  6. アフターフォロー
    施工後に何かあればすぐにリフォームを行った業者に依頼しましょう。不具合が見つかれば時間を置かずすぐに連絡してください。

6-3.和室リフォームの注意点

リフォームする際には、部屋の使用目的に合わせて工事内容を選ぶことが大切です。リフォームを検討し始めると、あれもこれもやりたくなり欲張りになってしまいます。費用との折り合いがつかなくなり、本来の目的を忘れてしまう傾向が強いのです。「デザイン性と快適性どちらを重視するのか?」「予算はいくらか?」など書き出しながら検討していきましょう。リフォームしたい和室に対してどのような不満があるかをリストにしておくと、どのような部屋を望んでいるかリフォーム業者にも伝わりやすいですよ。住まいの基本は”過ごしやすく使いやすい”こと。ここを意識していれば、リフォームで失敗することはないでしょう。

7.リフォーム業者の選び方

和室リフォームを行う業者がたくさんあります。多くの業者の中からどの業者を選べばいいのでしょうか?希望どおりのリフォームを成功させるためにも、業者の選び方をチェックしておきましょう。

7-1.業者選びのポイント

リフォームを依頼する業者を選ぶポイントは、6つあります。

  • 施工実績が多く経験値の高い業者
  • 建設業許可を得ている業者
  • 契約を急(せ)かさない
  • 説明や対応がわかりやすい
  • リフォーム費用が良心的
  • 地元に根付いている業者

リフォーム工事を行うには、建設業許可が必要です。ホームページなどで許可番号の記載があるか確認しておきましょう。実績が多く経験豊富な業者なら、施主のイメージをどのように実現するか考えてくれるはずです。要望に合わせて適切なアドバイスをしてくれると安心感があります。

7-2.リフォーム価格の相場を知ろう

リフォーム費用の相場なんてよくわかりませんよね。この相場を知っておかなければ、悪徳業者にだまされてしまう可能性があります。和室リフォームの相場は、20万円~100万円ほどです。工事内容により異なります。この記事の各項目にある相場金額を参考にしてください。

7-3.見積もりについて

リフォーム費用の相場を知るには、相見積もりを取ることが鉄則です。1つの業者だけ見ても工事内容や費用の差がわかりません。見積もりは2~3社ほど取り、金額や工事内容を比べてみましょう。見積金額を大幅に下げる業者は信用できません。本来見積もりは現地を見て判断しています。大きく金額を下げることなんてできないのです。安くできるということは、最初に提示した金額を高く見積もっていた可能性があるでしょう。見積もりの段階で、営業マンの質や対応を見極めてください。

7-4.アフターメンテナンスが大事

家はこれから何十年も住んでいくものです。私たちが風邪をひくように家も不具合が出ることがあるでしょう。工事完了からどのくらいの修理無料期間を設けているかなど必ずチェックしておきたいところです。株式会社テンイチでは、工事内容により1年~10年の保証期間を設けています。保証期間内であれば、無償でトラブルに対応してくれるのです。何かあったときにすぐに駆け付けてくれる業者を選びましょう。

8.和室リフォームに関するよくある質問

和室リフォームでよくある質問をQ&A形式でご案内します。

8-1.リフォームで重視する点を教えてください。

リフォームを考えたとき、デザイン性や機能性に目が行きがちです。しかし、リフォームをする目的は今より快適に過ごせるようになることだと思います。安全性や断熱なども含めて、経験豊富な業者に相談することが大切です。

8-2.リフォーム工事中は、家に住めないのでしょうか?

家の中の部分的なリフォームは、居住しながらの工事になります。工事期間中は、外出も可能です。

8-3.和室リフォームの見積もりを何社かに依頼しました。飛び込み営業の訪問販売業者が一番安いのですが大丈夫でしょうか?

訪問販売を行うすべての業者が当てはまるわけではありませんが、トラブルが多いのも確かです。訪問販売は、遠くから営業に来ていることもあります。何かあってもすぐに駆け付けてもらえないため、あまりオススメはできません。価格の安さだけで決めずアフターメンテナンスや会社の信頼度などを含めて検討してください。

8-4.自分でリフォームしようとして失敗しました。この状態で依頼できますか?

もちろんです。家のリフォームは目に見えない部分のメンテナンスも必要ですからプロに依頼したほうが安心できます。

8-5.和モダンにしたいけど具体的な方法やイメージがわかりません。参考になるものはありますか?

雑誌や本などを参考にする方が多いです。住宅展示場で実物を見てイメージを掴(つか)む方もいます。経験豊富な業者に相談すると、適切なアドバイスももらえるでしょう。パンフレットや施工事例の写真もたくさん持っているはずですから、プロに相談することが一番です。

まとめ

いかがでしたか?この記事では和室リフォームについての基礎知識や工事内容をご紹介しました。和室リフォームと言ってもさまざまな方法があることをご理解いただけたかと思います。和室を手軽にオシャレにするには、和モダンがオススメです。今ある家をより快適にするためにも、ぜひリフォームを検討してみてください。

0120-037-114 無料ご相談はこちらへ