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【必読】寝室リフォームを成功させるポイント~事例と工事について~

1日の3分の1~4分の1時間を過ごすのが寝室です。仕事や家事で疲れた体を休め、ゆっくり過ごす大切な場所といえるでしょう。身も心も癒やす寝室があるからこそ、毎日健康的な生活を送ることができます。逆に、快適な空間でなければ、心身ともに休まりません。そんなときに、ポイントを踏まえたリフォームを行うことで、リラックスでき休まる空間へと変えることができます。ただし、そのためにはリフォームのプランや工事内容・費用・事例などを把握しておかなければなりません。そこで、本記事では、寝室リフォームの内容やポイント・工事費用などについて詳しく説明します。

  1. 寝室とは
  2. 寝室リフォームの基礎知識
  3. 寝室リフォームのポイント
  4. 寝室リフォームのプランについて
  5. 寝室リフォームの工事・費用について
  6. 寝室リフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、快適な寝室にするために必要なポイントを知ることができます。寝室のリフォームを考えている方は、ぜひチェックしてください。

1.寝室とは

リフォームを成功するためには、寝室の基礎知識を身につける必要があります。そこで、概要や必要性・必要なものなどについて詳しくチェックしておきましょう。

1-1.寝室の概要

睡眠と休息に充てる部屋のことを寝室といいます。建築基準法に基づき、居室に分類される場所です。寝る場所=寝室であり、睡眠を取るためにベッドや布団などの設備が整っている部屋という意味合いもあります。一般的に、寝室の広さは最低でも4.5畳が必要とされているのです。布団を2組敷く場合は、6畳の広さが必要となります。従来の日本は、居間や茶の間を夜になると寝室に用いていました。しかし、近年は独立した寝室を設けることが、住宅の必要条件となりつつあります。

1-2.重要性

寝室は、心と体を休めるために必要な部屋です。寝ている間は、身も心も無防備になるため、安心して安らげる場所となる寝室を整えておかなければなりません。寝室の環境が悪ければ、体や心にも悪影響をおよぼしがちです。たとえば、「ぐっすり眠ることができない」「起きても疲れが取れない」などの不調が目立ち始めます。寝室は、健康状態に影響するほど重要な場所なのです。

1-3.必要なもの

より良い寝室を整えるためには、必要な設備・機能を備えておかなければなりません。必要な設備・機能、そのほかのものを挙げていきたいと思います。

1-3-1.設備

まず、必要な設備で1番に挙げられるのは、体を休めるために必要なベッド・布団などの寝具類です。ベッドで寝るか、それとも布団で寝るかによって、部屋の構造やタイプが変わってきます。また、着替えるためのスペースや収納、スキンケアを行う化粧台も設置するでしょう。自分にとって、どのような設備が必要か、考えることが大切です。

1-3-2.機能

ゆったりと過ごすことができるように、照明機能を充実させるケースが見られます。照明は私たちにリラックス効果を与える、大切なポイントです。寝室の照明は明るい光ではなく、やわらかく穏やかな暖色を使います。また、洗面所・小さなテレビやソファなど、人それぞれ備える機能が変わるのです。

1-3-3.そのほか

寝室に必ず要るものとは限りませんが、ワークスペースを設ける方もいます。寝室でも作業したい方や寝る場所と仕事場を近くにしたい方に見られる設備です。そのほか、外の光を寝室に入れるために大きな窓を設けたり、テラスを併設したりと、好みに合わせて自由に設備や機能が付属できます。

2.寝室リフォームの基礎知識

寝室リフォームをする際は、一体どのような理由が挙げられるのでしょうか。リフォームをしたほうがいい場合やメリットについても詳しく触れていきたいと思います。

2-1.リフォームをする理由とは

寝室のリフォームを行う理由は、人によってさまざまです。たとえば、「夫婦のコミュニケーションを増やしたいとお互いが感じられる寝室にしたい」「もっと明るいベッドルームにしたい」などの理由が挙げられます。ほとんどは、今の寝室に不満や使いづらさを感じている場合です。1日の3分の1~4分の1を過ごす空間だからこそ、快適かつ使いやすい空間にしなければ身も心も休まりません。

2-2.リフォームをしたほうがいい場合

現在の寝室に快適さや居心地の良さを感じていない場合は、リフォームをしたほうがいいでしょう。リラックスできない・落ちつかない場合も同じです。安らぎやくつろぎを感じられる寝室であれば、心地よい眠りを手に入れることができます。心地よい眠りは毎日健康的で楽しく過ごせる大切な要素です。

2-3.リフォームのメリット

寝室リフォームをすることで、快適で心地よい空間へと生まれ変わります。現在、感じている不満や不具合が解消できるのです。また、深い眠りへといざなうことができ、体調面がよくなります。健康的な生活が送れるのも、寝室リフォームのメリットです。さらに、夫婦間のコミュニケーションを取ることができた・精神面が安定したなどのメリットもあります。

3.寝室リフォームのポイント

快適な寝室にするためには、リフォームのポイントを押さえておかなければなりません。照明・配置・独立性・収納や家具・実例などについて詳しく説明します。

3-1.照明

安眠の確保や健康的な生活を送るために、照明は大きな効果をもたらすものです。照明は、青白い昼光色・ナチュラルな昼白色・暖かみを感じさせる電球色にわけることができます。好みの違いはありますが、寝室に使われる照明はオレンジの電球色です。昼光色・昼白色は心を落ちつかせる照明ではありません。学校やオフィスに使われるため、リラックス効果が生まれないのです。また、小さめのライトを組み合わせて使う“一室多灯”が最適だといわれています。間接照明を利用して、暖かみのある小さなライトを配置していきましょう。

3-2.配置

寝室に置く家具の配置も安眠や健康的な生活に関係しています。ベッドや布団を配置する際は、向きに気をつけてください。日本では、昔から北枕は縁起が悪いと考えられています。おすすめの向きは、東枕です。東枕は、朝日の向きとなり、やる気が向上し若々しくいられるとされています。また、寝室のドアの近くにベッドを置くのもおすすめしません。寝室のドアをあけてすぐにベッドの頭側を配置するのは、出入りにも不便で、ホコリが立つなど心地よい睡眠の妨げになってしまいます。基本的に、ベッドの配置はドアから遠い場所がベターです。

3-3.独立性

寝室がリビングと共有の場合もありますが、ほかの部屋よりも独立した空間にするケースが多いでしょう。独立性を持たせることで、安心して身も心もリラックスすることができます。リビングと寝室がつながっている間は、間仕切り壁をつくるケースもあるのです。

3-4.収納・家具

寝室は、衣類を収納するスペースが必要です。布団を敷いて寝ている場合は、寝具類を収納するためのスペースも確保しておかなければなりません。しかし、寝室にものや家具を置き過ぎていると、リラックスできる環境にならないので要注意です。必要最低限のものを収納するようにしましょう。家具もベッドや衣類を入れるタンス・ドレッサーだけにして、たくさん置かないように気をつけてください。

3-5.実例紹介

実際に行われた寝室リフォームを知ることで、具体的なイメージがしやすくなるでしょう。リフォームで60余年の実績と信頼を得ている「株式会社テンイチ」では、施工事例を多数紹介しています。どのような寝室リフォームが行われたのか、ぜひチェックしてみてください。

3-6.注意点

寝室リフォームの最も大きなポイントは、今の環境にどのような問題を感じているか明確にすることです。「ほかの人がこうしているから」と同じようにリフォームする方もいますが、自分が感じている問題点が解決しなければ意味がありません。寝室にどんな問題を抱えているのか、どうすれば解消できるのか、きちんと考えてください。

4.寝室リフォームのプランについて

それでは、具体的なプランについて詳しくチェックしていきましょう。

4-1.和室・洋室

最初に、和室か洋室どちらにするのか、決めなければなりません。洋室の場合は、床がフローリングになります。和室の場合は、畳になるでしょう。ベッドか、それとも布団で寝るのかによっても和室・洋室の選択が異なります。中には、洋室でも、無垢のフローリングにして布団+マットレスで寝ている方もいるのです。無垢のフローリングは湿気がたまりにくいため、布団や床へのカビ発生の心配が少なくなります。

4-2.内装材・収納など

ゆったりくつろげる空間にするためにも、調湿・消臭効果・防音効果のある内装材を使いましょう。調湿建材は調湿機能だけでなく、気になるにおいが軽減できます。また、光触媒チタンアパタイトなどを使用したカーペットは、ウイルス・菌・アレルゲン物質を分解する効果が期待できるでしょう。ものが多くて散らかりやすい場合は、余裕のある収納スペースが必要です。収納方法は、ビルトイン収納とオープン収納にわけることができます。ビルトイン収納は設備に組みこまれているタイプで、ウォークインクローゼットなどのことです。オープン収納は、間仕切り棚で寝室と書斎を遮るなど、見せる収納となります。

4-3.介護・バリアフリーリフォーム

将来のことを考えて、介護・バリアフリーリフォームを行う家庭も多く見られます。たとえば、段差をなくす・手すりをつける・足元を照らす照明を取りつけるなどです。床材もすべりにくいタイプを使用します。年老いても安全安心に生活できるように、介護・バリアフリーも考慮することが大切です。

5.寝室リフォームの工事・費用について

スムーズに寝室リフォームをするためにも、工事の流れや工事期間・費用・安く抑えるコツ・業者選びのポイントなどについて詳しくチェックしておきましょう。

5-1.リフォームの流れ

「株式会社テンイチ」におけるリフォームの流れを紹介します。

  1. 相談:リフォームにかんする悩みや相談をする
  2. 現場確認:依頼内容に基づき、スタッフが現場確認を行う
  3. 提案・契約:現場で得た情報をもとに、使用する建材や工事方法・プラン内容・見積もりを確認し、納得すれば契約
  4. 工事:工事中の近隣対策を行いながら、スタッフが工事をすすめる→施工後、確認をした後に受け渡し

5-2.工事期間

リフォーム内容によって期間は異なりますが、目安は1週間~1か月前後です。施工範囲が広いほど、工事に要する時間が必要でしょう。工事中は寝室が利用できなくなるため、きちんと期間を把握しておかなければなりません。依頼前に、確認しておきましょう。

5-3.費用相場

寝室リフォームの費用は、およそ50万~250万円となっています。設備交換だけであれば、100万円以内で済むでしょう。寝室全体のリフォームや改築などになれば、使用する建材も増えるため、費用も100万円以上と高くなってしまうのです。建材の量だけでなく、種類などによっても費用が変動します。どのような建材を使うのか、どのくらいの量を使用するのか、細部までチェックしておかなければなりません。

5-4.費用を安く抑えるコツ

複数の業者から出た見積もりを比較してみてください。業者ごとに見積もりが異なります。複数の業者を比較することで、最も安い費用で工事ができる業者を選ぶことができるでしょう。また、寝室リフォームの希望条件に優先順位をつけてください。プランを立てるときに、「あれもしてほしい」“ここもリフォームしたい」と、いつの間にか費用が高くなってしまいます。事前に優先順位を決めておけば、予算内でリフォームができるものです。

5-5.業者選びのポイント

業者選びに悩んでいる方は多いでしょう。悩んだときは、以下のポイントに注目してみてください。

  • 丁寧かつスピーディーな対応か
  • 希望条件に添いつつも、適切なアドバイスをしてくれるか
  • 見積もり内容に不備がないか
  • アフターフォローが充実しているか
  • 無料相談・無料見積もりを行っているか
  • 施工前に現場確認をきちんと行うか

5-6.注意点

リフォームは最も手抜きしやすい工事だといわれています。そのため、正しく工事を行わない悪徳業者とのトラブルも増えてきているのです。悪徳業者に引っかからないためにも、見積書や業者選びのポイントなどをきちんと押さえておきましょう。また、悪徳業者はすぐに契約を交わそうとしてきます。希望条件に添わず、プランを強要するケースが見られるので注意してください。

6.寝室リフォームに関してよくある質問

寝室リフォームに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.寝室に書斎スペースを設ける際のポイントとは?
A.デスクや書棚を置く場合は、壁を背にするように配置してください。そうすることで、スペースをより広く使うことができます。スペースが確保できない場合は、最低限のテーブルとイスだけを設置して、化粧台・書斎を併用してください。

Q.寝室におすすめの照明器具が知りたい
A.寝室におすすめしたいのは、スポットライト・テーブルライト・フロアライトです。スポットライトは、照らす角度を自由に変えることができます。寝る際は、光が目に入らないように調整可能です。ベッドに入って読書をしたり、スマホを操作したりすることが多い方は、テーブルライトを利用してください。やわらかい光で手元を照らしてくれます。全体的な明るさが欲しい方は、フロアライトがおすすめです。寝室の隅に設置することで、奥に視線が導かれ、立体感が生まれます。

Q.アフターフォローの内容とは?
A.業者によってアフターフォローの内容が異なります。「株式会社テンイチ」の場合は、最長10年の工事保証つきです。施工後にトラブルが起きたとしても、保証期間内であれば無償で対応できます。業者を選ぶ際は、アフターフォローの内容にも目を向けましょう。

Q.悪徳業者との間でトラブルが起きた場合の対処法とは?
A.悪徳業者との間でトラブルが起きた場合は、すぐに消費者センターか、または国民生活センターに相談してください。見積書に記載されていないお金を請求された場合は、なぜ必要なのか理由を聞きましょう。納得できる理由が得られない場合は、支払う必要はありません。すぐに相談しましょう。

まとめ

いかがでしたか? 寝室は、1日の3分の1~4分の1を過ごし、疲れを癒やす大切な場所です。家の中でも居心地がよく、身も心もリラックスできる空間にしなければなりません。現在の寝室にどのような不満を抱いているのか、問題は何なのか明確にしてください。そうすれば、リフォームすることで、問題が解決できます。また、事前にリフォームのポイントやプランの要点を把握することが大切です。実績・経験のある業者に依頼すれば、理想的な寝室に変えることができるでしょう。時間に余裕を持って、寝室リフォームの計画を立ててくださいね。

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