住まいのコンシェルジュ

【必読】床のリフォームに必要な知識や方法・ポイントなどを紹介!

床は毎日歩きまわる箇所だからこそ、時間が経過するたびに傷みがひどくなります。床のきしみやそり・汚れ・傷・色あせなどが目立つ場合は、リフォームが必要です。

しかし、どんなリフォームがあるのか、張替えや補修など分からない内容が多いと思います。安心・安全な床にリフォームするためには、きちんと知識を身につけておかなければなりません。

そこで本記事では、床の基礎知識やリフォームのポイント・工事と費用などについて説明します。

  1. 床の基礎知識
  2. 床のリフォームについて
  3. 床リフォームのポイント
  4. 床リフォームの工事・費用について
  5. 床のリフォームにかんしてよくある質問

この記事を読むことで、床のリフォームに必要な知識を身につけることができます。検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.床の基礎知識

キレイな床にリフォームするために、床の種類や重要性について詳しく説明します。

1-1.種類について

床に使われる材料は、使用感と用途によってさまざまな種類があります。大まかな種類としては、フローリング・クッションフロア・カーペット・石材・タイル・畳の6種類です。それぞれの特徴を、以下にまとめてみました。

  • フローリング:主流となる床材で、木材を加工したもの。清掃やメンテナンスが簡単
  • クッションフロア:ビニールでできている木目調。安価で汚れや傷がつきにくい
  • カーペット:高級感のある繊維質の床材。ダニが付着し繁殖しやすいデメリットがある
  • 石材:大理石や御陰石(みかげいし)などがあり、水まわりに使用することが多い
  • タイル:1枚1枚のタイルを並列して設置するもの。掃除やお手入れが簡単
  • 畳:和室に使われるい草を加工した床。メンテナンスの手間がかかる

1-2.重要性

床は、直接足に触れる場所です。子どもが駆け回ることもあるため、質感や肌ざわり・滑りにくさなども考えなければなりません。もし、床が滑りやすく、不安定になれば、足元もおぼつかなくなります。子どもや高齢者が転んで大ケガをするおそれもあるため、きちんと環境に適した床材を選ばなければなりません。
また、床は空間の大部分を占めるので、部屋の印象を決める重要な場所でもあります。床材や色を変更しただけでも、雰囲気が大きく変わるでしょう。

2.床のリフォームについて

床のリフォームには、一体どんな内容があるのでしょうか。したほうがいい場合・メリット・自分でする方法について説明します。

2-1.床のリフォームとは

床のリフォームは、床材によって内容が異なるものです。たとえば、広く使われている床材・フローリングの場合は、張替えと重ね張りの2種類があります。重ね張りは、既存のフローリングの上から新しい床材を重ねて張る方法です。小規模な工事で済み、費用も抑えることができます。一方、張替えは、既存の床材をはがして張替える方法です。既存の床材が激しく傷んでいる場合は、張替えを選択したほうが良いでしょう。床の状態によって、リフォーム内容が変わるので業者と相談しながら決めてくださいね。

2-2.リフォームをする理由とは

ほとんどの場合は、床材が激しく傷んでいるときにリフォームを行います。気になる点があれば、一度業者に相談すると良いでしょう。また、壁や水まわりなど、室内のリフォームを行う場合に一緒に床もリフォームするというケースも増えています。この機会に、床がどのような状態になっているのかチェックしてみると良いかもしれませんね。

2-3.リフォームをしたほうがいい場合

歩くたびに床がギシギシなる・滑りやすくなっている・ひどい傷がついている場合などは、リフォームをしたほうが良いでしょう。床の不具合を放置すれば、状態がさらに悪化してしまいます。床が抜けるという最悪の事態になる可能性もあるのです。少しでも気になる箇所があれば、リフォームを検討してみてください。

2-4.リフォームのメリット

床のリフォームで得られるメリットはたくさんあります。大きなメリットとしては、耐水性・耐久性・防音性が高まることです。激しく傷んでいるところも補修することができ、安心して生活を送ることができるでしょう。使用する床材によって、得られる効果が変わります。中には、ハウスダストを抑えるものや傷がつきにくいものまであり、目的や用途に合った床材が選択できるでしょう。リフォームを行う際は、現在感じている不具合や不満を明確にしてください。

2-5.自分でのリフォームについて

リフォーム費用を抑えるために、自分で張替えや補修を行う方がいます。傷や汚れがついている部分だけを補修したいのなら、自分でリフォームができるでしょう。しかし、激しく傷んでいる場合や張替えが必要な場合は、素人では困難です。日曜大工を趣味にしている方でも難しいため、業者に依頼したほうが安全でしょう。毎日、直接足に触れる場所だからこそ、専門家であるプロに依頼することをおすすめします。

3.床リフォームのポイント

実際に、床のリフォームを行う前に、知らなければならないことがあります。ここでは、ポイントや場所・環境に合わせた素材の選び方、実例紹介、介護・バリアフリーリフォーム・床暖房などについてチェックしておきましょう。

3-1.知っておくべきこと

床のリフォームで知るべきポイントは、現在の不具合や状態を把握することです。床がどのようになっているのか、起きている不具合が何なのか把握しておけば、それらが解決できる床材を選ぶことができます。問題点を把握しておかなければ、解決できませんよね。理想的な床にするために、リフォームの目的を明確にしておきましょう。

3-2.場所や環境に合わせた素材の選び方

床材を選ぶ場合は、リフォームする場所や環境に合わせたものを選ぶことが重要です。たとえば、トイレやキッチンなどの水まわりは、水に強く、滑りにくい材質が適しています。キッチンは油が飛び散るため、汚れがつきにくく、メンテナンス性に優れている種類が好ましいでしょう。
また、ペットがいる場合は清潔性を重視したり、車いすを使用している家庭は耐久性を重視したりなど、ライフスタイルや家族構成にも目を向けてくださいね。

3-3.実例について

実際に、どのようなリフォームができるのか、実例をチェックすることでイメージしやすくなります。床のリフォーム実例は、リフォームで60余年の実績と信頼を得ている「株式会社テンイチ」でチェックできるので、ぜひ参考にしてください。

3-4.介護・バリアフリーリフォーム・床暖房について

家族構成やライフスタイルによって、適した床材を選ぶことが大切といいましたが、特に、高齢者がいる家庭ではバリアフリーに注目してください。たとえば、段差をなくしたり、危険な場所をなくしたり、滑り止めの効果がある床材を使用したりなど、できることはたくさんあります。中には、床のリフォームと同時に、足元にライトをつける方もいるのです。
さらに、床暖房を導入する家庭もあります。床暖房には、電気を使用する「ヒーター式」とお湯を巡らせて温める「温水式」から選択可能です。温水式は初期費用が高めですが、ランニングコストを考えると、温水式のほうが安くなります。

3-5.注意点

床は定期的なメンテナンスが必要です。床材の種類によって、メンテナンスの必要な症状や劣化具合が異なります。経年劣化で傷むだけでなく、外因的なことでも損傷がすすむものです。たとえば、フローリングの場合は、外部からの衝撃と水分に弱い特徴があります。水分が付着するときは早めにふき取り、定期的にワックスがけをするなどメンテナンスが必要です。メンテナンス方法が分からない方は、業者に尋ねてみると良いでしょう。

4.床リフォームの工事・費用について

床リフォームの工事の流れや大まかな工期・費用・安く抑えるコツ・業者選びのポイント・注意点について説明します。

4-1.工事の流れ

床などのリフォームを行っている「株式会社テンイチ」の、工事の流れを以下にピックアップしてみました。ぜひ参考にしてください。

  1. 電話またはホームページのフォームから無料見積もりを依頼する
  2. 現場確認後、希望や要望・環境などを考慮してプランニング
  3. 提示されたプランニングに納得すれば契約→工事
  4. 工事完了後の確認が終わり、お支払い

4-2.大まかな工期

床のリフォームは、1~2日程度が目安ですが、場所や床の状態によっては1週間ほどかかる可能性もあります。また、リフォーム案件が詰まっている場合は、業者によって順番待ちをしなければなりません。リフォーム工事を行う前に、すぐできるのか、工期にどのくらいかかるのか、細部まで確認したほうが良いでしょう。

4-3.費用について

床リフォームの費用は、面積や床材によって異なります。たとえば、フローリングは1㎡あたり4,000~5,000円、カーペットは2,000円~、畳は8,000円~、タイルは2,000円~です。範囲や状態などによりますが、目安は50~100万円でしょう。具体的な費用にかんしては、業者に無料見積もりを依頼してください。

4-4.費用を安く抑えるコツ

費用を安く抑えるコツは、優先順位を決めることです。何のために床をリフォームするのか目的が明確になれば、必要最低限の床材でリフォームができるでしょう。あれもこれもと優先していては、予算をオーバーしてしまいます。
また、複数の業者の見積もりを比較することもポイントです。比較することで、低費用でリフォームできる業者が選択できるでしょう。ただし、中には不正を働く業者もいるため、慎重に選ばなければなりません。

4-5.業者選びのポイント

リフォーム業者選びで悩んだときは、以下のポイントをチェックしてください。

  • 丁寧かつスピーディーな対応か
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけているか
  • リフォームの実績があるか
  • 要望を取り入れながら、適切なプランニングを提示してくれるか
  • ホームページに実例が記載されているか
  • アフターフォローが充実しているか

4-6.注意点

「想像と違った」「リフォーム後に床が抜けた」というトラブルが相次いでいます。リフォームは、最も手抜きしやすい作業だといわれているため、きちんと工事を行わずにお金だけまきあげる不正業者も多数存在しているのです。優良業者と不正業者を見極めるためには、前述したポイントを把握した上で、比較することをおすすめします。

5.床のリフォームにかんしてよくある質問

床のリフォームにかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.よく使われているフローリングの種類とは?

床材の中で、最も広く使われているのが「複合フローリング」です。複合フローリングは、複数の板を接着剤で張り合わせた合板の表面に、0.5~1mm程度の表面材を貼りつけています。傷やへこみがつきにくく、お手入れが簡単な点がメリットです。

5-2.補修で対応できるケースが知りたい

フローリングの場合、補修で対応できるケースは、フローリングのはがれ・へこみ・焦げ痕(あと)などです。簡単な補修で済むので、費用も抑えることができるでしょう。ただし、畳からフローリングへのリフォームは、重ね張りをすることができません。根太(ねだ:床板を支持するため直角に排した水平材)の調整・補強・段差解消の工事が必要となるため、大がかりになるでしょう。

5-3.床暖房が設置できない床材はあるのか?

複合フローリングは、床暖房が設置できない床材です。熱に弱い特徴があるため、床暖房を設置すれば板の劣化につながります。フローリング以外にも、石材やクッションフロア・タイルなども床暖房に対応していない種類があるので気をつけてくださいね。

5-4.床のリフォーム費用に含まれるものとは?

床のリフォーム費用に含まれるものは、床材・職人の作業費・下地補修の費用・廃材の処分や撤去費用・養生費用などです。標準費用の範囲や追加費用が必要なケースなど、業者によって異なるので事前に確認しておきましょう。

5-5.アフターフォローとは?

株式会社テンイチ」の場合は、最長10年の工事保証がついています。リフォーム後に不具合が起きた場合は、無償で対応可能です。追加費用はまったくかかりませんので、ご安心ください。

まとめ

いかがでしたか? 床は、直接足をつける重要な部分です。足元が不安定になれば、転んだりすべったりと大ケガをする可能性があります。床が激しく傷んでいる場合は、できるだけ早めのリフォームが必要です。リフォームを行う場合は、目的を明確にした上で、環境や場所に適した床材を選びましょう。ふさわしくない床材を使用すれば、リフォーム後に再び不具合が起こり、再度リフォームをしなければならなくなるのです。安心・安全に生活を送るためにも、床のリフォームにかんする知識を身につけてから工事を依頼してくださいね。

0120-037-114 無料ご相談はこちらへ