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サッシの雨漏りでお困りの方は必見!原因・補修・対処6つのポイント

台風や大雨のときに、サッシから雨漏りがしてきて困る……と、お悩みではないですか? 雨漏りは、ぬれた場所を雑巾やタオルでふいているだけでは、根本的な解決にはなりません。「雨水の通り道」を見つけて補修をしないといつまでも雨漏りし続けます。また、放置しているとさらなる被害も生じてしまうのです。そこで、サッシの雨漏りの原因や対策などをご紹介しましょう。

  1. サッシの雨漏りについて
  2. サッシの雨漏りの原因について
  3. サッシの雨漏りチェック方法
  4. サッシの雨漏り対策について
  5. 雨漏りの修理業者の選び方
  6. サッシの雨漏り〜よくある質問〜

この記事を読んでいただければ、雨漏りのお悩みを解決いただけるでしょう。ぜひお役立てください。

1.サッシの雨漏りについて

まずは、サッシの雨漏りの基礎知識を学びましょう。知っておけば、改善するときに役立ちます。

1-1.どういう状態か

「サッシ」とは、本来は「窓枠」や「窓枠として用いる建材」のことです。けれども、一般的にはアルミニウムや鋼製などの「金属製窓枠」のことを指します。また、メーカーによっては木製や樹脂、アルミニウムと樹脂の複合も「サッシ」と表現することもあるのです。さらに、窓枠のみならず窓全体を指すこともあります。本来、サッシは窓を密閉し雨風を防ぐ役目があるのです。けれども、窓を閉めた状態でも雨水が漏れてくることがあります。どうしてそのような状態になってしまうのか、次の項からご説明していきましょう。

1-2.サッシの種類や構造

サッシは、性能により一般・防音・断熱・改修用などに分かれます。さらに、「引き違い窓」「上げ下げ窓」「たてすべりだし窓」ほか、さまざまな種類があるのです。そして、最近はアルミニウム×樹脂のサッシ枠や、樹脂アングル(※)を用いて断熱性能と結露防止効果を高めた構造の「断熱サッシ」が主流となっています。

※樹脂アングル:アルミサッシについているパーツのこと。窓枠を留めるために部屋の内側に飛び出した部分(アングルピース)で、樹脂製のもの

2.サッシの雨漏りの原因について

サッシからの雨漏りは、どのようなことが原因なのでしょうか。いくつかあるので、どれに当てはまるのか確認してください。

2-1.コーキングの劣化

雨漏りの原因として、1番多いのが「コーキング」の劣化です。窓枠を外壁にはめ込むときに、すき間ができます。それを埋める役目をするのが、コーキング(シーリング)というゴム状の建材です。コーキングは、雨水や紫外線などさまざまな原因により10年ほどで寿命を迎えてしまいます。そして、ひび割れやはがれなどが生じてすき間ができ、雨漏りの原因となるのです。

2-2.外壁のひび割れ

外壁塗装が劣化してひび割れが生じるとそこから雨水が侵入します。ちょっと見ただけではわからない程度の細いひび割れや、小さな穴でも水が入り込み、時間がたつとともに少しずつ雨漏りするようになるのです。また、サッシ周辺のひび割れだけではなく、もっと上部にあるひび割れが原因で、雨漏りがするようになることもあります。

2-3.窓上部の換気扇や配管

窓の上部にある換気扇や配管部分には、ある程度の防水対策がほどこされています。しかしながら、台風や豪雨などさまざまな角度から雨が吹き込むときには、雨水が侵入する可能性が高いのです。

2-4.引き違いサッシの「さかい目」

台風のときなどは、雨が真横から窓に吹きつけることもあります。引き違いサッシの場合、「さかい目」にすき間ができていると、そこから浸水することがあるのです。

2-5.窓の近くに屋根がある場合

サッシの近くに「壁についている屋根」があり、その壁にひび割れが生じていると、屋根から伝わってきた雨水が侵入しサッシから雨漏りがします。

2-6.防水処理の不備

通常は、サッシを取り付ける前に防水シートやフィルムを貼り防水処理を行います。ところが、それが行われていなかったり処理方法に不備があったりすると雨漏りしてしまうのです。

3.サッシの雨漏りチェック方法

サッシの雨漏り状況を、自分でチェックする簡単な方法をご紹介しましょう。

3-1.チェック項目

  • 外壁にひび割れ・変色・塗装のはがれが生じていないか
  • 外壁とサッシの間を埋めているコーキング剤に劣化・欠損・はがれなどがないか
  • 窓に水滴がついていないのにサッシ部分だけがぬれていないか
  • 窓周辺の壁にカビがはえていないか
  • 窓周辺の壁のクロスにシミ・変色・はがれなどがないか
  • 何もこぼしていないのに窓下の床がぬれていることがないか

3-2.プロによる調査について

雨漏りの原因となるコーキングや外壁の劣化は、素人では判断がつかない状態のこともあります。また、配管や換気扇部分、屋根、窓上の外壁などは自分でチェックするのは難しいでしょう。サッシの雨漏りの原因は、通常は思いつかないような部分や、素人では見ることができない部分にあることも多いのでプロに調査をしてもらうほうがおすすめです。

4.サッシの雨漏り対策について

サッシの雨漏り対策にはどのような方法があるのでしょうか。

4-1.修理を必要とする場合

サッシの雨漏りは、1度でも生じたら「水の通り道」ができている証拠です。早めに原因を突き止めてきちんと修理をしないと壁や床がぬれるだけではなく、下地の木材などが腐ってカビやシロアリの原因にもなります。腐食が進むと大規模な修理が必要になり修繕費も高額になってしまうのです。雨漏りに気がついた段階で、業者にチェックと修理を依頼したほうがいいでしょう。

4-2.自分でできる応急処置

雨漏りの修理は素人には難しいものです。「2.雨漏りの原因について」でご紹介したように、原因はいろいろあります。まずはそれを突き止めてから、適切な修理をしなければならないからです。自分でできるのは、あくまでも応急処置と考えてください。

  • 窓の外に雨戸を取り付ける
  • ベニヤ板などで窓を覆う
  • 水が漏れてくる場所に雑巾などを詰める
  • 市販の吸水シートを敷く
  • こまめに雨漏りがする部分をふき取る
  • 市販のコーキング剤でサッシと外壁のつなぎ目のすき間を埋める

4-3.主な修理方法とは

業者が修理を行う場合、まずは屋根や外壁、窓枠ほかさまざまな場所をチェックして原因を突き止めます。そして、屋根の修理・外壁塗装の塗り直し・シーリングの増し打ちや打ち替えほかの防水工事など、原因に合った修理を行うのです。

5.雨漏りの修理業者の選び方

雨漏り修理業者は、どのようなことに注意して選べばいいのでしょうか。

5-1.選び方のポイント

業者を探すときは、ホームページやチラシなどで以下のポイントをチェックしてください。

  • リフォームや修理業者としての実績がある
  • 無料で見積もりを行っている
  • 見積もり後にしつこい営業をしない
  • アフターフォローが万全
  • 実際に行ったリフォームや修理例を紹介している

創業昭和30年、静岡県全域でリフォーム工事を行っている株式会社テンイチでは、住まいに関するあらゆる工事を行っています。「営業だけで工事は下請け業者に丸投げ」することも多いリフォーム業界で、営業から工事完了検査まですべて自社で行っているのです。最長10年の保証など、アフターフォローも万全ですので安心しておまかせいただけます。

5-2.料金など

雨漏り修理の料金は、状態によっても異なります。業者に依頼するときには、前もって見積もりを依頼しましょう。ただし、修理料金は「安ければ安いほどいい」とは限りません。価格が安すぎる場合、安い材料を使ったり手抜き工事をしたりなどの可能性もあります。数社に見積もりを依頼し、適正価格を調べたほうがいいでしょう。

5-3.相談窓口・見積もりについて

一般的に、業者のホームページでは無料の相談窓口を設けています。電話やメール、問い合わせフォームなどで見積もり依頼や質問などを受け付けているので利用してみましょう。それらに対しての「対応のよさ」も業者選びの基準になります。株式会社テンイチでは、フリーダイヤルやお問い合わせフォームがあるのでお気軽にこちらをご利用ください。

5-4.アフターフォロー

良心的な業者は、工事に対してのアフターフォローを行っています。株式会社テンイチでは、工事別に保証期間を設定(最長で10年)し、保証書をお渡ししているのです。万が一に備え、損害保険会社と契約も結んでいます。詳しくは、こちらをごらんください。

5-5.注意点

突然、訪問営業に来て「雨漏りの修理をしないと大変なことになる」など、不安をあおるような業者や、修理代の安さだけを強調する業者には注意してください。雨漏りの修理は、最初に現地で検査を行い、修理内容を決めてから料金を算出します。何もチェックをしないうちから、強引に修理をすすめる業者には依頼しないほうが無難です。また、見積書に「修理代一式」「工事一式」と書いてある場合は、どのような内容の修理を行うのか詳細を確認してください。

6.サッシの雨漏り〜よくある質問〜

サッシの雨漏りや補修について、よくある質問をご紹介しましょう。

Q.台風や大雨の日にサッシから雨漏りがします。DIYで修理することは可能ですか?
A.防水コーキング剤ですき間を埋めたり、防水テープを貼ったりなどの応急処置はDIYでも可能でしょう。ただし、根本的な原因を突き止めてそれに合った修理をしないと再発します。軽度のうちに業者に依頼して適切な修理をしてもらったほうがいいでしょう。

Q.昔の古い窓なので、雨漏りだけではなく防犯面でも心配です。窓全体のリフォームは可能でしょうか?
A.窓の性能向上リフォームには、内窓の新設・サッシの更新・ガラスの交換などがあります。株式会社テンイチの窓リフォームでは、防犯・防音・断熱・通風ほか、目的に合った製品選びが可能です。詳しくは、こちらの「窓リフォームのポイント」をごらんください。

Q.通常の雨のときは大丈夫なのですが、台風や暴風雨のときだけサッシから雨漏りするのはなぜでしょうか?
A.台風など風が強いときは、雨は垂直に落下せず上や横方向に流れることがあります。そのため、サッシの上部や横のコーキング部分にすき間や欠損などができていると、そこから雨漏りしてしまうのです。

Q.2階は雨漏りしないのに、1階だけサッシから雨漏りするのはなぜでしょうか?
A.雨水が、屋根から壁を伝い1階で雨漏りする・1階のサッシ周辺の外壁がひび割れしているなど、いくつか原因が考えられます。雨漏りが悪化しないうちに、早めに業者に調査を依頼し原因を突き止めてもらうほうがいいでしょう。

Q.「サッシの雨漏りを放置するのは危険」といわれているのはどうしてですか?
A.最初は、「窓枠がぬれるだけなのでふけば大丈夫」と思っていても、徐々に雨漏りは広がり、窓周辺や床にシミやカビが発生します。そうなると、カビによる健康被害・シロアリ被害・ろう電による火災など、大きな被害を招く危険もあるのです。雨水が屋内に侵入した段階で、原因を突き止め修理をしたほうが結果的に修理代も時間もかかりません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。サッシの雨漏りについての対策がおわかりいただけたかと思います。「たかが雨漏りだし」と、雑巾などでふくだけで放置すると、シミやカビなどの原因になるのです。また、表面に出た汚れは小さくても、その裏に雨水の通り道ができ腐食が進んでいることもあるでしょう。サッシの雨漏りの原因は素人が見つけるのは難しい場合も多く、DIYで修理しても応急処置にしかならないケースも少なくありません。おかしいなと思ったら、早めにプロに雨漏り調査や修理を依頼したほうが、結果的にお得でしょう。

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