住まいのコンシェルジュ

屋根リフォームの種類や特徴・注意点についての基礎知識を身につけよう!

屋根自宅の屋根の劣化、そろそろ気になっていませんか?
家全体を雨や風から守ってくれる大切な「屋根」。
定期的なメンテナンスをおこなっていたとしてもいずれ寿命はやってくるものです。屋根の傷みが気になっている人は屋根の修復を考える必要があります。
そこで、屋根のリフォームの種類・費用の相場、屋根塗装の方法について詳しくみていきましょう。
補修を考えている方はぜひチェックしてください。

目次

  1. 屋根のリフォームの種類について
  2. 塗装の選び方と費用の相場
  3. 屋根をリフォームするときの注意点

1.屋根のリフォームの種類について

家にも和風や洋風と大まかに分かれると思いますが、屋根にもそれぞれさまざまな種類があることを知っているでしょうか?
補修をするにあたり、どのような屋根塗装でおこなうのか、しっかり決めておかなければなりません。
スムーズに塗装工事が進められるようにするためにも、屋根のリフォームの種類について、基礎知識を身につけておきましょう。

1-1.もっとも安い費用の“シリコン樹脂塗料”

屋根塗料の中でも費用が安いと言われている“シリコン樹脂塗料”。
シリコン樹脂塗料の特徴は、耐久性があり、汚れにくい点です。
耐久年数はおよそ12年~15年となっており、ある程度の期間をシリコン樹脂塗料でまかなうことができるでしょう。
また、汚れにくく、塗装自体の膨れ・剥がれがほかの塗料よりも少ないため、内部結露を防止する力ももっています。
環境にも比較的やさしい塗料です。

1-2.高層ビルによく使われている“フッ素樹脂塗料”

高層ビルの塗料といえば、“フッ素樹脂塗料”。
フッ素樹脂塗料はカビ防止・汚れにくさにもっとも秀でている塗料として知られており、耐用年数も15~20年ととても長い期間でキレイな屋根を保ち続けてくれます。
耐久性・耐候性に非常に優れているため、ほかの塗料と比べるとお値段が多少張るのがデメリット。
しかし、一度この塗料で塗り直せばずっと維持し続けることができるでしょう。
値段は高いですが、耐久性に優れている屋根塗料を使いたいのであればフッ素樹脂塗料がオススメです。

1-3.一般的な塗料である“ウレタン樹脂塗料”

一般的な屋根塗装として使われている塗料が“ウレタン樹脂塗料”。
ウレタン樹脂塗料の特徴は、耐磨耗性に優れていることです。
材料が摩耗してしまうと劣化するので注意しておかなければなりません。屋根の劣化原因となる摩耗を防止してくれるのがこのウレタン樹脂塗料なのです。
耐用年数はだいたい8年~10年。
ウレタン樹脂塗料でも溶剤タイプと水性タイプの2つがあります。

1-4.アクリル樹脂塗料

低価格で使用することができる“アクリル樹脂塗料”。
値段が安いことで注目されていましたが、耐久性・カビ防止・汚れにくさではほかの塗料よりも劣っているので今現在では屋根塗装にあまり使われていません。
しかし、アクリル樹脂塗料は環境にやさしい点においては優れている塗料です。
このような塗料もあるということを知っておくと良いかもしれませんね。

2.塗料の選び方と費用の相場

2-1.何を重点に置くかで決まる屋根塗装

屋根塗装に使用する塗料の種類について説明してきましたが、いったいどの塗料を選べば良いのか決められない人もいると思います。
もし悩む場合は、自分が“何を重点に置くのか”という点について考えてみてください。
どのような屋根にしたいのかによって選び方も変わってくるはずです。
例えば、衝撃に強い屋根にしたいのであれば耐久性が非常に高い“フッ素樹脂塗料”がオススメ。屋根をフッ素樹脂塗料にすれば耐久性はぐんっと上がりますし、汚れに強い屋根になるでしょう。
また、コストをできるだけ安くしたいけれど、良い塗料を塗りたいのであれば、“シリコン樹脂塗料”。
シリコン樹脂塗料は5~7年ごとに塗り替えていく必要がありますが、コストが低いので費用を抑えることができます。
このように、それぞれの種類によって特徴があるため、自分の目的にぴったりな屋根にすることができるでしょう。

2-2.補修にかかる費用はどのくらい?

屋根塗装をするにあたり、もっとも気になるのが“費用”ですよね。
屋根塗装にかかる費用はおよそ50~300万円となっています。
どこからどこまでを補修するのか、また、屋根塗装に使う塗料の種類によっても費用は変わってきますが、ほとんどの家庭では50~100万円となっているようですね。
高い塗料を使えばもちろん費用も上がるでしょう。だいたい100~200万円ほど用意しておけば安心だと思います。
業者によって見積もりの内容が違うので、契約をするまえにさまざまな業者を比較してみた方が良いかもしれませんね。

3.屋根をリフォームするときの注意点

3-1.塗り替え時期を把握しよう

屋根塗装には適した「塗り替え時期」がきちんと決められています。
適した時期にきちんと補修をおこなわなければ、無駄な経費がかかってしまうことになり、損をしてしまうので要注意。
屋根塗装によく使われる「アクリル」「ウレタン」「シリコン」樹脂塗料の目安となる塗り替え時期を挙げてみました。

  • アクリル・・・2~4年
  • ウレタン・・・4~6年
  • シリコン・・・5~7年

この時期を過ぎてしまうと劣化がひどくなり、補修にかかるお金が増えてしまうので注意してください。
第1項で説明した耐久年数と違いますが、耐久年数はあくまでギリギリとなる期間。つまり、目安となるベストな塗り替え時期は以上の通りとなっています。
できるだけ補修の費用を抑えたいならば、自分の家の屋根に使われている塗料を把握し、今どのくらい経過しているのか常に知っておくことです。
ひび割れや劣化をしていないかどうか時間があるときにチェックしておきましょう。

3-2.安心して依頼できる業者を選ぶ

屋根塗装をお願いする業者選びはとても大切なポイント。
実は、近年、悪質業者に騙され、悪質な工事をされた…というトラブルが続出しているのです。
せっかく高いお金を支払ったのに工事が不十分ならば、また補修にお金がかかってしまいます。そうならないためにも、安心できる業者を選んでいかなければなりません。
業者選びで気をつけておきたいポイントをいくつか挙げてみたのでぜひチェックしてください。

  • 訪問販売業者は絶対にNG
  • 契約書をきちんとつくるかどうか
  • 値段に敏感な会社は危険
  • 見積書を出すスピードが早い業者は疑う

とくに以上の4つのポイントに注目です。
家にやってきて「屋根のリフォームを今すぐにしないと危ないですよ!」とセールスする業者は1番危険なパターン。訪問販売業者とは絶対に契約しないようにしてください。
この4つのポイント以外にも、インターネットで口コミや評判について調べると良いでしょう。
悪質業者には必ず悪い評判がついているものです。契約するまえにチェックしてくださいね!

まとめ

屋根のリフォームについていろいろと説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
私たち依頼者が気をつけておかなければならないことはたくさんあり、悪質業者を見分けるためには基礎知識が必要不可欠です。
最後にもう一度、重要なポイントをチェックしておきましょう。

  • シリコン・フッ素・ウレタン・アクリルの4つの種類がある
  • 種類によって特徴が違うため選ぶときは目的にあわせて
  • 補修費用はおよそ50万~100万円
  • 塗り替え時期を種類ごとに把握すること
  • 安心して依頼できる業者を選ぼう

以上の5点にはとくに注意してほしい内容となっています。
これらの知識をしっかり持っておけば、スムーズに満足のいく屋根塗装ができるはずです。

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