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外壁塗装で住宅の寿命を延ばす!リフォームで住宅の機能がアップする


人生最大の買い物と呼ばれる住宅。住宅は雨・風・紫外線などの影響を受けて経年劣化し、徐々に美観が損なわれていきます。誰しも、大切なマイホームはいつまでも美しく、耐久性を維持したいと願うことでしょう。マイホームに込められたその思い、とても理解できます。
住宅が長持ちするためには、外壁塗装を行うことが勧められてますが、実は、外壁塗装工事の依頼方法やポイントがわからない方が多いもの。費用をかけて工事を行うため、後悔のない業者選びをしたいですよね。外壁塗装のタイミングや塗料の選び方は、知識がないとわからないことばかり。
今回は、外壁塗装の時期や種類別塗料の情報などをご紹介します。

  1. 外壁塗装とは? 
  2. どんなときに外壁塗装が必要になるのか? 
  3. 塗装の種類
  4. 外壁塗装は自分でも施工できる? 
  5. 業者に依頼するメリット
  6. 信頼できる業者の選び方
  7. 依頼から施工までの流れ
  8. よくある質問
  9. まとめ

この記事を読むことで、信頼できる業者の選び方やさまざまな機能を持つ塗料について覚えることができます。

1.外壁塗装とは? 

なぜ外壁塗装のニーズがあるのでしょうか?住宅は外壁と外壁の上にある塗膜で保護されています。塗膜は経年劣化や外的要因で劣化が進み、保護する能力が衰えるためです。

1-1.外壁塗装で期待できること

激しい劣化を放置したままだと、住宅そのものの耐久性や機能にも影響をおよぼします。雨漏(も)り・ヒビ・コケやカビによる被害など、修復不可能な状態へ追い込まれるのです。
外壁は常に、雨・風・紫外線・太陽光にさらされています。住宅の寿命を早めてしまう恐れも。耐久性がなくなるということは、災害による倒壊・予期せぬ住宅不良・腐食が見えない部分で進行していくことを意味しています。定期的な塗り替えで美観を取り戻し、快適な環境作りが実現できるでしょう。

1-2.外壁塗装で発揮する効果

外壁塗料を施すことで、家の耐久性が上がるだけではなく、新築時のような美しさを取り戻すことができます。外壁の状態を診断し、防汚効果・ヒビ割れ抑制・カビの発生を抑える効果がある塗料が選択されるのです。依頼者の希望も聞いてから、総合的に判断します。

2.どんなときに外壁塗装が必要になるのか

塗膜の寿命やヒビ割れなどが気になり出したら、傷み具合や耐用年数なども考慮し、外壁塗料工事の内容を決めます。

2-1.新築住宅に高機能塗料が導入される理由

新築住宅は傷みや劣化の修復は必要ありませんが、遮熱・断熱効果のある塗料を塗ることが多いものです。省エネルギー設計の住宅が増え、エアコンの使用によるCO2排出量を減らす目的で、高機能塗料を施工します。光熱費削減にもつながり、地球温暖化防止にも役立つのです。

2-2.塗り替えでイメージチェンジ

塗料の色で外観のイメージを変える、塗り替えリフォームも増えてきています。塗り替え時に機能やデザインをこだわり、住み慣れたマイホームを一新するものです。外壁塗装工事と聞くと、どうしても塗り替えることばかり考えてしまいがち。しかし、住宅の雰囲気を変えることができるリフォームの1つでもあります。

2-3.補修を目的した塗装

最も多いのは、経年劣化によるクラックを補修する目的で行われる外壁塗装です。クラックとは、細かなヒビ割れのこと。クラックから雨水が入り込み、住宅内部へ浸透していきます。腐食や劣化につながり、住宅の耐久性を著しく損ねるのです。
塗り替えでクラックの補修を行い、美観も耐久性も維持されます。

3.塗料の種類

近年注目されているのは、高機能塗料です。種類によって得られる効果がありますので、メリットとデメリットを知り、塗料選びの参考にしてみてください。

3-1.遮熱塗料

太陽光を浴びることで、住宅内部の温度も上昇します。太陽光の57%は近赤外線が占めるといわれており、遮熱塗料では近赤外線を遮断する効果を発揮する機能を備えているのです。

3-1-1.夏は涼しく快適

遮熱塗料の効果を高く得られるのは、日差しが厳しい夏です。熱の吸収を抑え、温度上昇を防止します。耐用年数も15〜20年と長いのですが、施工業者によって耐用年数に差が出るため、業者選びはとても大切です。

3-1-2.冬は太陽光の暖かさが届かない

遮熱塗料のデメリットとして挙げられるのは、冬は寒く感じるということ。遮熱効果が邪魔をし、太陽光の暖かさが室内まで届きにくくなるからです。冬も暖かくと考えるなら、断熱も一緒に行うべきでしょう。

3-2.ナノテク塗料

最新技術・ナノテクノロジーを駆使した塗料が、ナノテク塗料です。ほかの塗料より汚れが付着しにくく、雨水で汚れを落とすセルフクリーニング機能を備えています。水谷産業の名のナノコンポジットWが代表的です。

3-2-1.塗り替え回数が少ないメリット

防汚・防カビ効果を発揮し、藻の発生も抑えます。一般的な塗料より難燃性が高いのも特徴でしょう。有機成分と無機成分の融合した塗膜が酸素侵入を防ぎ、火災による延焼がしにくい塗料です。
シリコン化合物を配合し、外的要因による変色を抑制します。塗り替え回数も少なくて済むのがメリットです。ホルムアルデヒドの発生を抑え、シックハウス症候群の不安解消にもつながります。

3-2-2.費用対効果を感じにくい

ナノテク塗料は、まだ開発途上段階にある塗料です。速乾性に優れ、ほかの塗料より工事期間が短くなるメリットがある反面、塗料そのものの値段がまだ高い傾向があります。
これから幅広く使われ、流通量が増えるごとに価格も安定してくるでしょう。一方、高機能塗料の1つであるにもかかわらず、メリットを実感しにくいので、費用に対する効果がわかりにくいデメリットもあります。

3-3.断熱塗料

JAXAのロケット開発技術を応用した高い断熱効果が得られるのは、ガイナです。打ち上げ時のロケットは、摩擦による高温状態になります。大切な人工衛星などの機材を保護し、ロケットがダメージを受けないよう先端部分に断熱が施されるのです。

3-3-1.夏も冬も快適な室内空間になる

90%もの太陽光を反射し、住宅の温度上昇を食い止めます。夏は快適に涼しく、室内まで暑さが伝わりにくくなるのです。エアコンを使ってもなかなか冷えないという悩みが解消されるでしょう。
冬は室内から逃げ出そうとする暖かさを、特殊セラミック層が塗膜面で均衡化して防寒効果を発揮します。結露対策にも役立ち、カビ発生を抑える作用があるのです。特殊セラミック層は空気を含み、セラミックビーズとなります。空気が音を吸収して音の振動を抑え、遮音効果を発揮するのです。

3-3-2.凹凸ができやすく光沢がない

高機能を備えるガイナですが、つや消しタイプしか販売されていません。カラーバリエーションも淡色しかなく、黒や透明もないのが現状です。光沢のある仕上がりを望む方には向きません。
特殊セラミック層があるため、塗膜表面に凹凸ができやすいデメリットもあります。雨や泥が凹凸に溜(た)まりやすく、藻の発生リスクも高いので注意してください。
また、高機能であるゆえ、施工費用が高くなる傾向があります。工期も1週間〜10日と長いデメリットも。メリットを重視するか、費用を重視するかで塗料選びのポイントになるでしょう。

3-4.自然塗料

日本では、古くから漆や柿渋が用いられてきました。機能を重視し、近年では石油化学系塗料が流通のメインとなっていますが、住宅にも自然由来のものを望む声はあります。自然塗料は、ドイツからの輸入品がほとんど。アレルギーなどを気にする方を中心に人気のある塗料です。

3-4-1.アレルギー反応が出にくい植物由来成分

自然塗料の原料になっているのは、ひまわり油や大豆油などの植物由来のもの。食品と同等の安全性が確認されており、体に優しい塗料です。
化学物質によるシックハウス症候群の心配がなく、アレルギー反応が出にくいメリットがあります。

3-4-2.石油化学系塗料より機能が劣る

自然塗料は、石油化学系塗料より機能が劣り、同じレベルの機能を得ようと思うなら、施工費用が高くなる恐れがあります。乾燥時間も石油化学系塗料より長く、短期間の施工を望むなら避けるべきでしょう。

4.外壁塗装は自分でも施工できる? 

DIYが好きな方は、外壁塗装も自分でやろうと考えることでしょう。業者へ依頼すると人件費もかかり、費用はどうしても高くなってしまいます。

4-1.DIYが好きな方にはおすすめ

仕上がりの美しさより、楽しみを優先したいという方なら、DIYでの施工も行えます。なるべく上から始め、厚塗りしないようにするといいでしょう。塗膜の耐久性を上げたいなら、重ね塗りすると丈夫な仕上がりになります。
一度に仕上げようとせず、面をわけて塗る方法がおすすめです。修正したいポイントが出てきたら、乾燥してから行ってください。

4-2.塗りムラが出てしまう

不慣れな素人が施工し、塗りムラが目立つことがあります。業者による施工では、デザインや技を駆使して美しい外観に仕上げてもらえるでしょう。自分では同じように表現しにくいのがデメリットです。
作業時間もかかり、日常生活に支障が出る恐れもあるでしょう。品質や美観を意識するなら、業者へ依頼する方が安心です。

5.業者に依頼するメリット

外壁塗装を業者へ依頼するなら、費用負担は避けられません。とはいえ、仕上がりを見て納得する方は多くいます。費用対効果を考えるなら、業者へ依頼する方がいいでしょう。

5-1.質の高い仕上がり

塗料への知識や施工実績が豊富な業者なら、質の高い仕上がりが望めます。自分で塗装できるだろうと始め、断念してしまう方が多いもの。修正しなくてはならず、最終的に業者へ依頼することになったという話も耳にします。二度手間になり、出費も増えてしまう結果になるでしょう。
失敗のない施工なら、業者へ依頼するべきです。

5-2.事故やケガなどの危険を回避できる

外壁塗装をするには、足場を組む必要があります。高所作業も伴うため、自分で行うとケガや転落のリスクも高まるでしょう。
高所恐怖症の方には向かない作業ですし、手が届かない場所もあります。業者なら安全に配慮し、工事期間も自分でやるより短くて住んで安心です。

6.信頼できる業者の選び方

業者選びはとても大切なポイント。満足のいく仕上がりにするためにも、経験豊富な業者を選んで依頼したいですよね。信頼できる業者選びの参考にしてみてください。

6-1.複数から見積もりを出してもらう

外壁塗装業者は、複数から見積もりを出してもらい、比較検討することが大切です。素人にはわかりにくい塗料の種類や工事内容も、見積もりにわかりやすく明記されている業者を選びましょう。値段だけにとらわれないことが大切です。
悪質な訪問業者もいます。最初は高い金額を提示し、値引きして説得しようとする業者には注意してください。

6-2.業者選びの注意点

良心的な業者なら、アフターサービスも万全です。施工後の不安や気になる箇所も、きちんと対応してくれます。保証書を発行してもらえますので、保証内容もしっかり確認してください。
施工実績のある業者を選び、事務所の所在地が明確かどうかも把握しておきましょう。外壁塗装には特別な許可は必要ありませんが、塗装における専門知識を持つ業者か判断するポイントはあります。厚生労働大臣認定の一級建築塗装技能士または、県知事認定の二級建築塗装技能士を所有していること。業者選びの参考にしてみてください。

7.依頼から施工までの流れ

外壁塗装工事における一連の流れをご紹介します。

7-1.無料診断を受ける

見積もりを出すために、無料診断を行うのが一般的です。外壁の状態・ヒビ割れ箇所のチェック・ダメージの進行状況などを、専門家が確認します。
業者は複数へ依頼し、メールまたは電話で連絡しましょう。

7-2.見積もり内容を確認する

見積もりには工事内容を詳細に記載しています。診断結果と見合う工事内容かどうか・不明な工事が添えられていないか・希望に添うものかなど、きちんと把握しましょう。

7-3.契約へ

見積もり内容に納得できたら、契約を交わします。実際に業者へ出向き、会社の状況を確認しながら契約することが大切です。接客対応などで、信頼できる業者か判断できるでしょう。

7-4.実際に施工する

塗料の種類や住宅環境により、工期は大きく異なります。塗装後のメンテナンス方法やアフターフォローについて把握しておくといいでしょう。
依頼内容に合う施工かどうか、自分の目で確認しながら進めていくと安心です。

8.よくある質問

住宅の外壁塗装は何回もあるわけではありません。新築住宅購入後、初めてリフォームして外壁塗装をするという方もいるでしょう。よくある質問をまとめてみました。不安がある方はぜひ参考にしてみてください。

8-1.サイディングの外壁塗装は? 

サイディングには、窯業系・金属系・木質系・樹脂系があります。塗り替えが必要なのは窯業系とされていますが、外壁塗装時には目地をコーキングして雨水の浸入やヒビ割れを防止するのが一般的です。高圧洗浄をし、汚れを落としてから塗装します。塗膜に厚みをつけ、耐久性が上がるように仕上げるのが特徴です。

8-2.ヒビ割れが修復できるか不安

ヒビ割れやクラックは、塗装前にしっかり下地で補修します。目止めという作業で、表面を滑らかに仕上げてくれるので安心です。下地を入念に行い、美しい塗膜が出来上がります。外壁塗装における大切な工程です。

8-3.雨でも工事は行う? 

雨天時は外壁塗装が行えないため、作業は休止となります。雨天が続くと工期に影響するため、季節なども考慮して依頼し、業者とよく話し合いをするといいでしょう。順延した場合、追加費用がかかるのかも確認してください。

8-4.支払い方法について 

業者との取り決めにもよりますが、費用が高額になる場合はローンを組むことも可能です。契約前に支払い方法をよく確認してください。利用できるローン会社なども聞き、手配してもらえるのかもチェックしておくようにしましょう。

9.まとめ

いかがでしたか?住宅が長持ちする秘訣(ひけつ)は、定期的なメンテナンスを行うこと。費用がかかっても信頼できる業者に依頼し、納得できる仕上がりにしましょう。求める機能により、選ぶ塗料も変わってきますので、知識豊富な業者と相談しながら進めるようにしてください。実際に施工例を見学に行くと、業者の腕も判断できます。満足のいく施工にするために、受け身にならず、自分でも外壁塗装で得られるメリットや塗料の知識を持っておくと安心です。