住まいのコンシェルジュ

家のシロアリ対策や予防のポイントは? 駆除業者の選び方も紹介!


「シロアリの対策方法にはどのようなものがあるのか?」「シロアリ被害を受けやすい家の特徴を知りたい」とお悩みではありませんか? 日本の住宅はシロアリの被害に遭いやすいといわれています。1回シロアリの被害にあったことがある家は「シロアリに狙われやすい家」であると考えられるため、適切な対策が必要です。

この記事では、シロアリが発生する原因やシロアリが発生しているかどうかをチェックする方法・シロアリを予防するための対策などを詳しくご紹介しましょう。

  1. シロアリの基礎知識を解説
  2. シロアリのチェック方法を紹介
  3. シロアリの対策~予防策
  4. シロアリの対策~駆除方法
  5. シロアリ対策に関するよくある質問

この記事を読むことで、シロアリの被害を受けやすい家の特徴や、駆除の依頼先などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.シロアリの基礎知識を解説

まずは、シロアリの種類や被害例・発生原因などを解説しましょう。

1-1.シロアリはアリの仲間ではない

シロアリはアリの一種ではなく、どちらかというとゴキブリの仲間です。熱帯地域や温帯地域など温かい場所に生息し、世界中に3,000種類近くいるといわれています。日本では関東より南の地域に発生することが多く、生息しているのは22~23種類程度です。

1-2.建物を構造する木材を食べてしまう

シロアリは湿った木材を好むため、住宅の床下などに入り込んで建物の構造を支える木材を食べてしまいます。被害が広がると建物が倒壊してしまう恐れもあるのです。また、湿気の多い建物では天井にまで被害が及ぶこともあります。

1-3.シロアリが発生しやすい環境は?

シロアリは高温度・高湿度の環境を好みます。暖かい季節になると地中から出てきて活動を開始するのです。そのため、以下のような家はシロアリの被害に遭いやすいといわれています。

  • 近くに河川や池がある
  • 雨漏りで天井や壁が水分を含んでいる
  • 床下の空間が狭く、通気性が悪い
  • 植木や盆栽が多く、庭の通気性が悪い

2.シロアリのチェック方法を紹介

シロアリが生息している可能性をチェックするための方法をご紹介しましょう。

2-1.セルフチェック方法

シロアリの生息を自分でチェックするには、家の中と外側の両方を調べる必要があります。

2-1-1.家の中のチェックポイント

家の中でチェックすべきポイントには、以下のようなものがあります。

  • 玄関やお風呂場で羽アリを見かけることはないか
  • 床の一部が柔らかくなっていないか
  • 床下からカビの臭いがしないか
  • 過去に雨漏りや浸水の被害に遭っていないか

2-1-2.家の外側のチェックポイント

家の外側や周辺についても、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 壁をたたくと高い音が響かないか
  • 庭に羽アリが飛んでいないか
  • 門柱や垣根などが腐っていないか
  • 周辺に木造の家屋が多くないか
  • 近くに緑地や農地はないか

2-2.怪しい場合はプロに診断依頼を

シロアリが生息している可能性がある場合は、プロの業者に診断を依頼するとよいでしょう。ほとんどのシロアリ業者が、駆除前の現場調査を無料で行っています。作業員が直接床下に入ってシロアリの有無や被害箇所などを調査してくれるため、確実な診断結果を得ることができるでしょう。

3.シロアリの対策~予防法

シロアリの被害を防ぐための方法やポイントをまとめました。

3-1.シロアリが好む環境にしないことが重要

シロアリ予防には、シロアリが好む環境にしないことが何より大切です。たとえば、シロアリのエサとなる木材を家の周りに置かないこと・家の周りの風通しをよくすることなど、今すぐできる対策もたくさんあります。特に建物の基礎周りは通気性が悪くなりやすいため、通気口の周囲に植木や物置を置かないようにしましょう。できるだけ日当たりをよくするために、荷物などを置いて影を作らないよう注意してください。

3-2.リフォームでシロアリ対策も

家をリフォームする際にシロアリの被害に遭いにくくなるようにする方法もあります。たとえば、床をリフォームする際に基礎の状態を確認して駆除用の薬剤を散布すればシロアリをよせつけなくすることが可能です。また、リフォームによって床下の高さが低くなってしまったり土台と土壌の距離が縮まったりすると風通しが悪くなり、シロアリが発生しやすくなります。床下を低くしすぎない・床下のチェックができるスペースを作るなど、シロアリ対策にもつながるリフォームをするのがおすすめです。

3-3.被害箇所の交換だけでは不十分

リフォームの際、シロアリの被害にあった部分を交換だけして済ませてしまう場合もあります。しかし、被害にあっているということは、その周辺にもシロアリが生息しているということです。被害箇所の交換だけでなく、薬を散布するなどのシロアリ対策をしっかりしてもらいましょう。

4.シロアリの対策~駆除方法

シロアリの被害を見つけたときの対処法や注意点をご紹介しましょう。

4-1.発見場所やシロアリの種類を確認する

シロアリを発見した場合は、まず発見場所を確認しましょう。たとえば、家の中で発見した場合と庭で発見した場合では、被害を受けている可能性がある場所が変わってきます。また、屋外で発見した場合はいかに室内への侵入を防ぐかを考える必要があるでしょう。シロアリの種類については、日本でよく見られるのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。ヤマトシロアリは巣を作ることがありませんが、イエシロアリは大きな巣を作るという特徴があるため、被害を受けた場所以外も細かくチェックする必要があります。

4-2.自分で駆除できるのか?

シロアリを自分で駆除するには、駆除用の薬剤を使用する方法とベイト剤を用いる方法があります。薬剤は直接散布するものもあれば建材に穴を開けて注入するもの・土壌に散布するものなどいくつかタイプがあるため、確認してください。ベイト剤は、巣にエサを持ち帰るシロアリの習性を利用したものです。毒エサを持ち帰らせて巣ごと駆除することができます。
自分で駆除すれば費用は抑えられるでしょう。しかし、100%確実に駆除できる可能性は低いのが難点です。完全に駆除しきれず、被害が広がってしまう可能性は十分に考えられるでしょう。

4-3.確実に駆除したいなら業者へ依頼を

シロアリの駆除を自分で行うのは簡単ではありません。確実に駆除したいならやはり業者へ依頼するのがおすすめです。駆除を依頼できる業者はインターネットで検索すれば探すことができます。実績が豊富で料金体系が明確な業者を選ぶとよいでしょう。業者による駆除方法には、薬剤で処理するバリア工法と、毒入りのエサを巣に持ち帰らせるベイト工法があります。バリア工法は30坪で19万円、ベイト工法は30坪で30万円が相場です。

4-4.突然の訪問販売には注意

シロアリの駆除業者にも悪徳業者が存在します。特に、突然訪問してきて不安をあおり、床下点検をすすめてくるような業者には注意しましょう。偽りの調査結果を提示し、必要のない駆除作業をして高額な料金をだまし取る手口も数多く報告されています。

5.シロアリ対策に関するよくある質問

「シロアリ対策について知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.シロアリの駆除ではなく予防を業者に依頼することはできますか?
A.可能です。シロアリが発生しそうな場所に薬剤を散布するなどして予防します。費用は駆除に比べて安い場合が多いでしょう。

Q.シロアリの被害が広がるスピードはどのくらい速いのですか?
A.シロアリの食害スピードは非常に速いといわれています。1年で家が倒壊してしまう可能性もあるほどです。

Q.新築時にシロアリ予防の薬剤を散布したので被害にあることはないと考えてよいでしょうか?
A.薬剤の効果は5年前後で切れるといわれています。新築時から5年経過している場合はシロアリ対策を検討したほうがよいでしょう。

Q.鉄筋コンクリート造りの家でもシロアリ対策は必要ですか?
A.鉄筋コンクリート造りでも柱や梁(はり)に木材が使用されています。また、シロアリは断熱材もエサにするため、木造住宅同様、対策が必要です。

Q.シロアリ予防を業者に依頼するにあたって、少しでも費用を安くする方法を教えてください。
A.業者の繁忙期である5~7月を避けて予約する・複数の業者に無料見積もりを依頼して比較するなどの方法がおすすめです。

まとめ

シロアリの発生原因や被害を受けやすい家の特徴・予防のポイントや駆除方法などを詳しくご紹介しました。シロアリはあらゆる場所で発見される可能性があります。すぐに適切な対処をすることで被害を最小限に抑えることができる場合もあるでしょう。自分で対処できない場合は、早めに業者へ相談するのがおすすめです。