住まいのコンシェルジュ

【疑問解決】リフォーム期間中の仮住まいはどうすべき? 節約する方法は?

リフォーム期間中の仮住まい

古い住宅を大規模リフォームしたり建て替えをしたりする場合、一時的に家に住めなくなります。リフォームの規模によってその時期はまちまち。数日で済む場合もあれば数か月にわたる場合もあります。

そこで、今回はリフォーム期間中の仮住まいについてご説明しましょう。仮住まいを探す方法や仮住まいにかかる費用を安くする方法もご紹介します。知っているのと知らないのでは、大きな差が出るでしょう。

これからリフォームや建て替えを検討している方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. 仮住まいが必要になるケース
  2. 仮住まいはなぜ難しいのか
  3. 仮住まいができる場所
  4. 仮住まいにかかる費用をできるだけ抑える方法
  5. 工期が伸びた場合はどうしたらいいの?

1.仮住まいが必要になるケース

家は、建った瞬間から劣化していきます。築10年もすれば、ぼちぼち家の設備も故障してくるでしょう。

また、築20年~30年が経過すれば、家の基礎もいたんでくる可能性があります。そうなると大規模リフォームや建て替えが必要になってくるのです。リフォームの中には、基礎だけ残してすべてを取り換えるような建て替えと変わらないようなものもあるでしょう。

そのため、リフォーム期間中や建て替え中は家に住めないケースも出てきます。そのときに、仮住まいが必要になるのです。仮住まいが必要な期間はリフォーム工事や建て替えの規模によって違います。短かければ数日、長ければ数か月にわたって仮住まいは必要でしょう。

また、工期が伸びれば仮住まいの期間も延びていきます。

2.仮住まいはなぜ難しいのか

日本では、住宅を借りるときに年単位の契約を結ぶことが一般的です。短い期間で退去されると、クリーニングなど大家や管理会社側の負担が大きくなるので、あまり好まれません。

家を借りるときに契約する火災保険なども年単位の契約です。これも途中解約ができません。さらに、ペットを飼っている場合はペット可の物件を探すのも大変です。

また、仮住まいに家具が入りきらなければトランクルームをレンタルする必要もあるでしょう。「思った以上にお金がかかってしまった」というケースも珍しくありません。

3.仮住まいができる場所

では、仮住まいをしなければならなくなったとき、どのようなところに住めるのでしょうか? この項では、仮住まいができる場所の一例をご紹介します。

3-1.ホテル

意外に思われるかもしれませんが、数日間水回りが使えないといったケースならばホテルが最も安く仮住まいができます。
必要な家具がそろっていますし、掃除などもする必要はありません。ですから、身の回りの品だけ持っていけばよいので楽です。しかし、その反面、行楽シーズンなどホテルの需要が多くなる時期は、宿泊料が高くなります。

また、ビジネスホテルはせま苦しいので、過ごしにくいこともあるでしょう。

3-2.ウイークリーマンション

家具家電つきのウイークリーマンションは、週単位で契約ができます。また、火災保険なども入らなくてよいので、仮住まいには一番適しているでしょう。しかし、ウイークリーマンションは基本的に単身者向けです。

ですから、ワンルームや1LDKの間取りが多く、家族が多ければ2部屋以上借りなくてはなりません。予算オーバーすることも珍しくないでしょう。

3-3.通常の賃貸物件

現在、住宅はやや供給過剰の状態です。ですから、古い物件や駅から遠い物件などは借り手がつきにくくなっています。そんな物件を「空き物件にしておくよりも、短期間でよいので借りてほしい」と思っている大家や管理会社は少なくありません。ですから、不動産屋に尋ねれば、短期賃貸ができる物件を紹介してくれることも多いのです。

また、短期賃貸物件を専門に扱っている不動産屋もあります。このような物件ならば広い間取りのものもあり、家族が多くても問題ありません。

家財道具もそのまま持ちこめる家もあるでしょう。ただし、築年数が古かったり交通の便が悪かったりする物件が多いです。さらに、ペットは不可という物件も少なくありません。

4.仮住まいにかかる費用をできるだけ抑える方法

では、仮住まいにかかる費用をできるだけ抑えるには、どうすればよいのでしょうか? この項では、その方法の一例をご紹介します。

4-1.できるだけリフォームの期間を短くする

建て替えの場合はいったん家を全部壊すので、期間を無理に短くすることはできません。しかし、リフォームならばやり方しだいで期間を短くすることもできるでしょう。ですから、工務店の人とよく相談して、家に住める時期が短くなるように調整してみてください。

また、空き部屋にリフォームをしている部屋の荷物を順次移せるようにしておくと、トランクルームを借りる期間も短くできます。

4-2.工務店が紹介する賃貸物件に入居する

リフォームを請け負っている工務店の中には、仮住まい用の賃貸物件を紹介してくれるところもあります。そのような物件は、不動産屋を自分で探すよりも安い可能性があるのです。

4-3.地元密着型の不動産屋を探してみる

不動産屋も全国チェーンが多くなりましたが、地元密着型の不動産屋もまだまだ残っています。地元密着型の不動産屋は、古くから付き合いのある大家さんも多くチェーン展開している不動産屋よりも、賃借の条件に融通がききやすいのです。ですから、「実はこういう条件で」と相談すれば、大家さんや管理会社との仲立ちをしてくれるでしょう。

4-4.引っ越し業者の預かりサービスを利用してみる

引っ越し業者の中には、荷物を預かってくれるサービスを行っているところもあります。長期間は無理ですが、最長で半年くらいは預かってくれるところもありますので、相談をしてみましょう。トランクルームを借りるより安上がりになる場合もあります。

ただし、引っ越しシーズンは借りられる時期が短くなりがちなので、注意してください。

5.工期が伸びた場合はどうしたらいいの?

建て替えやリフォームの種類によっては、工期が予定よりも伸びてしまうことがあります。特に、長雨が降ったり台風がきたりすれば工事は遅れがちになるでしょう。そのような場合は、工務店の責任ではありませんので施主側が負担します。工務店のミスで工期が伸びた場合はその間の家賃などは工務店が負担するケースが多いでしょう。

ただし、口約束だけですと後で「言った言わない」騒動になるかもしれません。ですから、必ず書面にして残しておきましょう。

おわりに

今回は、リフォーム期間中の仮住まいについていろいろとご説明しました。

まとめると

  • リフォーム中の仮住まいを見つけるのは状況によっては大変。
  • 家族の状況やリフォームの期間などでお勧めの仮住まいの場所が変わる。
  • リフォームの期間をできるだけ短くしたり使えるサービスは利用したりしよう。

ということです。今は、一昔前よりも短期賃貸物件は増えています。

しかし、家族の人数が多く学校や勤め先が遠くならない物件など、条件があるほど難しくなっていくでしょう。ですから、リフォーム期間中は仮住まいする必要があると分かった場合は、できる限り早くから物件を探してください。リフォームの開始時期が迫ってから焦っても遅いです。

また、学区が変わってしまうという場合は学校に相談しましょう。数か月程度ならば融通をきかせてくれるところもあります。その場合も、早めに動いた方がよいですね。

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