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事前に確認したいトイレリフォームの失敗3事例

生活の中で必ず使う場所のひとつ。いろいろあると思いますが、その中にトイレが入ってくるでしょう。そんなトイレもずっと使うことで、段々と老朽化していきます。今では和式から洋式にどんどん変わり、他にも便座やタンクも進化しているのです。
しかし、これらのリフォームに不安はつきものかと思います。この記事では、トイレリフォームの事例を混ぜながら、リフォームのご紹介をしていきましょう。

目次

  1. トイレリフォームを考えるタイミング
  2. トイレリフォームの方法エトセトラ
  3. トイレリフォーム失敗3事例
  4. 失敗からみる成功のポイント
  5. さいごに

1.トイレリフォームを考えるタイミング

リフォームにもタイミングというものがあります。
そのタイミングというのが、「築年数」と「家族構成」です。

1-1.築年数などによる劣化がみられ始めた時期

家の築年数が長くなると、どうしても劣化する部分が見られます。特に外壁や水廻り・雨漏りなどのリフォームが主になるでしょう。

  • 外壁や瓦…5年~10年
  • トイレや温水器などの設備類…10年~15年
  • 白蟻や土台、または配管などの水廻り…15年~20年

おおよそですが、上記のような期間で不具合が生じる可能性が出てくるようです。トイレも年月を重ねると、タンク交換や便座交換などを考える必要があります。
20年~30年を目途に建物全体の見直しをするのがよいでしょう。

1-2.家族構成の変化に伴うリフォーム

年月を経た劣化とは別に、家族構成の変化をタイミングにリフォームするパターンです。
出産と子供の独立、さらには両親との同居などが考えられます。このタイミングでのリフォームは、間取りなどの補修・改修工事が中心となるでしょう。
このとき、和式トイレから洋式トイレに交換することも多いです。足腰に不具合が出てくる場合、洋式トイレのほうが便利となります。

2.トイレリフォームの方法エトセトラ

トイレをリフォームするといっても、トイレだけなのか内装すべて行うのか……。
色々と考えられると思います。ここでは、そういった疑問にお答えしていきましょう。

2-1. トイレ修理は安いのか?

  • トイレが流れにくい
  • タンクの継ぎ目から水漏れする
  • 排水部分から水が浸みだす

トイレにこうした不具合が起きると、まず修理を検討すると思います。
修理屋などの広告やホームページなどを見ると、安く見えるのですが、これらは基本料金であることが大半です。部品代と修理費用、出張費用などをあわせると、結局は数万円以上かかることも。
もし、使っているトイレが古いものであれば、そのトイレを変えてしまうほうが安く済むことがあります。

2-2.節水型トイレに交換すれば、結果としてはお得になることも

トイレは一度取り換えてしまうと、また10年は使い続けることができるのです。また、最近のトイレは節水型になっていることが多く、古いものと比べれば水道代をかなり浮かせることができます。

2-3. 費用・用途に合わせて、トイレの種類を選ぶ

トイレリフォームと言っても、現在ではその種類もさまざま。和式から様式に変えるだけでなく、トイレのタンクや便座交換だけ行えるものや、機能を重視してトイレを選べるようになっているのがポイント。

  • 一般洋風便器…汎用的な洋風便器。洋便器とタンクが一体式。
  • 手洗い一体型…タンクに手洗いがついており、手洗いを別に設置する必要がなくなる。
  • 収納一体型…タンクを収納キャビネットにすっぽり収め、手洗い器まで装備できる。
  • タンクレス型…タンクを必要としない技術から生まれた最も新しいタイプ。スペースの確保と清掃性の高さが魅力。
  • シートタイプ…既存の洋便器の便座を取り替えるだけで、シャワートイレに早変わり。

現在ではこれだけのトイレがあり、欲しい機能に合わせて選ぶことができます。10年以上使っているトイレであれば、修理よりもトイレリフォームをすることをおススメです。

2-4. トイレ交換は、トイレ室全体のリフォームチャンス

トイレを交換するタイミングに合わせれば、内装も新しく施工するタイミングにもなります。もし、バリアフリーなトイレにしたい場合は、トイレ交換に合わせて内装のリフォームを行いましょう。

3.トイレリフォーム失敗3事例

3-1. トイレリフォームの失敗・その1

照明・収納などの細かい部分の配慮不足での失敗です。
トイレリフォームで照明に配慮しないと、暗すぎて健康チェックができないこともあります。また、トイレットペーパーや衛生用品を吊り戸棚に収納することにしたことで、便座に座ったまま取れなくなってしまうことも。床置きの小さな収納家具を買ったのはいいけれど、床の掃除が大変な上に不衛生となってしまいます。

3-2.トイレリフォームの失敗・その2

トイレリフォームの際、部屋の中に手洗い器が欲しかったがスペースが無かったため、タンクに手洗い器が付いているタイプに交換。
その際、トイレ用アクセサリーも全て新しい物に交換することに。おしゃれな紙巻器とタオル掛けを、壁に並べて取り付けました。
しかし、壁にタオル掛けを付けたことで、洗った手の雫が便座や床の上に垂れてしまうことに。濡れた便座は、水滴とわかっていても気持ち悪いものです。結局、タオル掛けを移動させたが、壁紙に元の取り付け跡が残ってしまうことに。

3-3.トイレリフォームの失敗・その3

トイレのリフォームをするにあたり、ゆったりと座りやすい大型便器を選びました。快適にはなったが、狭いトイレ室内は大きな便器でいっぱいになってしまうことに。
床の掃除をしようと屈むと、便座に頭をぶつけたり、便器の後ろ側に手が届かなかったり掃除に苦労してしまいます。
また、便器に立って用を足す時のスペースが狭くなってしまい、男性陣にも不評のリフォームとなってしまったようです。

4.失敗からみる成功のポイント

4-1.快適な場所にする

トイレの内装もリフォームするときは、証明などにも気を付けましょう。照明はちょっと明るめで、省エネタイプのLEDが人気です。それから、収納スペースもどこにするのか、使う人の需要に合わせて選びます。
また、安全を考慮するのであれば手すりの取り付けも考慮しましょう。

4-2.便器やアクセサリーのサイズ

トイレの室内にそぐわない大きさの便器を選ばないようにします。事前に部屋の大きさを把握してから選ぶのがポイントです。
また、内装のデザインばかりに目がいき、機能性を失ってはいけません。あくまで用を足す場所であることを忘れないようにしましょう。

4-3.衛星面に気を配る

床を変える場合は、掃除がしやすいものを選びましょう。長くキレイに保つために、耐水性だけでなく耐アンモニア性のものを選ぶほうがいいです。
また、便器も掃除のしやすいものを選びましょう。まめに掃除をしていても、手入れの行き届かないところが出てきます。
最近の便器であれば手入れのしやすい形状になっているものが多いです。

  • 便器の内側に縁の段差が無い
  • 便器の表面を滑らかにする技術
  • 水を流す際に洗剤を流す

など、便器自体に汚れが残らないようにする機能がついて、掃除がラクになっています。

4-4.節水・節電機能があるものを選ぶ

最近のトイレでは少ない水量で流せるものが多いです。また、水道代ばかりに目が行ってしまいますが、トイレは電気代も掛かっています。この電気代も最新のものであれば、かなり安く抑えることができるでしょう。

5. さいごに

いかがでしたか?
この記事ではトイレのリフォームに関する情報をご紹介しました。さいごに、これらのポイントをまとめておきましょう。

  • 10年以上使っている便器は、修理よりも便器ごと変えたほうが低コストになる
  • タンク・便座と需要に合わせてリフォームすることができる。
  • トイレリフォームの失敗を考慮したリフォームを行う。

日常の中で必ず使うことになる家のトイレ。少しでも不便さを感じたなら、清潔かつ快適な空間にするためにもリフォームを考えてみましょう。

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