DIYでフローリングの張替えは難易度が高い! 手順と費用の目安について
「そろそろフローリングの張替えを検討している」という人のために、その方法についてご紹介したいと思います。
フローリングの張替えには、自分でDIYする方法と、業者に依頼する方法があるでしょう。
費用を安く済ませたいならDIYがおすすめですが、さまざまなデメリットもあるということを知っておいてください。
- フローリングの張替えは自分でDIYできるのか?
- どのくらいの費用がかかるのか?
- 業者に依頼すべきなのか?
そんな人たちのために、フローリング張替えの手順や必要な道具、かかる費用の目安などをまとめてみました。
目次
- フローリング張替えの手順
- 必要な道具・材料
- かかる費用の目安
- DIYするデメリット
- リフォーム業者に任せるメリット
- まとめ
1.フローリング張替えの手順
フローリングの張替えをDIYで行う場合の手順をご紹介します。
1-1.畳やカーペットをはがして掃除する
まずは、畳やカーペットをはがして下地合板をむき出しの状態にしてください。
カーペットの下にクッション材が敷いている場合は、はがしてきれいに掃除しましょう。
現状がフローリングの場合は、その上から新しいフローリングを張っていきます。
1-2.壁際の角から張っていく
床材の裏に木工用ボンドをつけ、部屋の角から張りつけていきます。
当て木をしてたたきながら奥まできっちりはめ、フロアくぎで固定してください。
2段目以降を張りつける際は、床材の継ぎ目が互い違いになるように長さを調節しましょう。
最後の段は、ボンドを使ってぴったりはめてください。
1-3.仕上げ
壁際の隙間をきれいに隠すために、巾(はば)木を取り付けます。
取り付ける際は、目立たないように同色のカラーくぎを使いましょう。
2.必要な道具・材料
次に、フローリングの張替えをDIYで行う際に使う主な道具や材料をまとめてみました。
ほとんどはホームセンターでそろえられるでしょう。
- 木製フローリング材
- 丸ノコ
- インパクトドライバー
- ノコギリ
- フロアくぎ
- スリムねじ
- 接着剤
ホームセンターで扱っている木製フローリング材の中でも、極端に安いものはムラやキズがある可能性が高いため、注意して選んでください。
メーカーが違うと色合いが異なる場合もあります。
ひと部屋分は同じフローリング材を購入するようにしましょう。
3.かかる費用の目安
フローリングの張替えをDIYで行うメリットは、業者に依頼するよりも費用が安く済むことです。
節約のために自分で行おうとする人も多いでしょう。
業者に依頼してフローリングの張替えを行う場合は、依頼先によっても変わってきます。
同じ大きさの部屋でも、5万円前後で張替え可能な業者もあれば、10万円以上かかる業者もあるのです。
当然、業者によって使用しているフローリング材が違うため、一概に比較することはできません。
別途処分代や雑費がかかる場合もあるため、見積もりを細かくチェックするのがおすすめです。
一方、DIYで行う場合は安く済ませることができます。
低価格のフローリング材を使用するなら、2万円程度で済ませることも可能でしょう。
しかし、せっかく時間と労力を使って自分でDIYするのなら、できるだけ良いフローリング材を選びたいところですよね。
4.DIYするデメリット
フローリングの張替えをDIYすることは、難易度が高いと言われています。
どのようなデメリットがあるのかまとめてみました。
4-1.仕上がりが悪い
フローリングの張替えには、高度な技術や施工知識が必要になります。
部屋の大きさを採寸して、1枚ずつ正確に張っていく必要があるのです。
素人が行うと、どうしても仕上がりが悪くなってしまいます。
- 下地にホコリがたまっていたために床がすぐはがれてきた
- 下地が傷んでいたことに気づかず、歩くとギシギシ音がする
後になってこのような問題点が出てきて「結局業者に依頼してやり直してもらった」という例も少なくありません。
4-2.時間がかかる
床の大きさを正確に採寸する作業や、ゆがみなく固定していく作業には、大変時間がかかります。
フローリングの張替えが完了するまでその部屋は使用できなくなってしまうでしょう。
週末にしか作業をすすめられないような状況では、すべて完了するまで大変な時間がかかってしまいます。
4-3.作業が大変
壁際に床材を合わせるように調整し、くぎで1枚ずつ固定する作業は、思った以上に大変です。
長時間しゃがみっぱなしで腰を痛めてしまう人も少なくありません。
途中で断念して業者に依頼するケースも多いようです。
5.リフォーム業者に任せるメリット
最後に、フローリングの張替えをリフォーム業者にお任せするメリットについてご紹介します。
どちらが自分にとってベストな方法なのか、よく考えてみてください。
5-1.完成度が高い
フローリングの張替えには、熟練した技術が必要になります。
ほんの少しでも失敗すると、床がきしんではがれてくる可能性があるでしょう。
大変細かい作業のため、施工に慣れた専門業者に依頼した方が、確実に完成度が高くなります。
特に、部屋の隅やフローリングのカット面は、素人とプロでは仕上がりに大きな違いがあるでしょう。
5-2.下地の傷みを確認できる
フローリングを張替える際に、下地が傷んでいないか確認する必要があります。
この傷みは素人では判断が難しく、傷んでいるのにそのまま新しいフローリングを張ってしまい、後から問題が出たケースは少なくないようです。
プロの業者であれば、下地の傷みを確実にチェックし、その傷みに合った方法で対応してくれるでしょう。
5-3.時間がかからない
フローリングの張替えを業者に依頼する大きなメリットは「時間がかからない」ということでしょう。
DIYだと何日かかるか分からない作業も、業者によってはわずか1日で済ませてしまうところも。
できるだけ早く、確実にフローリングの張替えをしたいなら、やはり業者に依頼するのが一番でしょう。
5-4.アフターサービスが充実していて安心
アフターサービスが充実している業者を選べば、施工後に何かトラブルが発生しても対応してもらえて安心です。
フローリング張替えのようなリフォームはトラブルが起こりやすいため、よく確認してから業者を選ぶようにしましょう。
6.まとめ
フローリングの張替え方についてご紹介しました。
- フローリング張替えの手順
- 必要な道具・材料
- かかる費用の目安
- DIYするデメリット
- リフォーム業者に任せるメリット
「フローリングの張替えを検討している」「DIYするか業者に依頼すべきか迷っている」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。