2024/3/4 2024/3/30 その他

子育て環境に最適なリフォームとは？子どもの成長に合わせた環境づくり

ご家庭にお子様がいらっしゃる皆さまが、生活空間をもっと快適で安全にしたいと願うのは、ごく自然なことです。どのような改修をすれば良いのか、選択肢が多くて決めかねることもあるでしょう。お子様の成長に合わせた環境を整えることが、とても大切です。また、リフォームにかかる費用は家計に影響を与えることもありますが、そのような場合には補助金の利用が一つの解決策になり得ます。

この記事では、お子様がいるご家庭のための、快適で子育てしやすい環境づくりに役立つリフォームの方法や、費用対効果を考えた空間の整え方についてご紹介します。

この記事は以下の方におすすめです。

お子様が安全で快適に過ごせる家にリフォームしたいと考えている方。
補助金や助成金の活用方法について情報を探している方。
限られた予算内で子育てしやすい環境を整えたいと思っている方。

この記事を書いた専門家

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テンイチ　管理部　営業企画課

子育てしやすい家にするためのリフォームポイント
子育てに最適なリフォームの内容は？
子育て家庭を応援！静岡で利用できるリフォーム補助金
子育てがもっと楽しくなる！実際のリフォーム成功事例の紹介
子育てしやすい家づくりに関するよくある質問

この記事を読むことで、子育て環境のリフォームで押さえておきたいポイントや、静岡で利用できる補助金なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1．子育てしやすい家にするためのリフォームポイント

家をリフォームして、子育てがしやすい快適な空間を作りたい――そんな願いを叶えるための第一歩として、お子様の安全と健やかな成長を支えるリフォームの要点を、わかりやすくご紹介します。

子どもの成長を見据えたリフォームプラン

子育てしやすい環境を作るには、お子様の成長を見据えたリフォームプランにすることが大切なポイントです。子どもの成長スピードは非常に速く、あっという間に大きくなります。小さなお子様が成長したとしても、その成長に合わせて環境を変えられるようにするのがポイントです。

たとえば、小学生はまだ大人の目の見える範囲に勉強机を置くことはできますが、中学生や高校生になるとプライベート空間が必要になります。成長に合わせて環境も変化できるように、可変性の高い間取りを意識したほうがいいでしょう。

収納スペースに余裕を持たせる

子育て環境を意識したリフォームの場合、収納スペースに余裕を持たせる必要があります。現在の収納スペースがすでにいっぱいになっていたり、子育てで必要なものを用意したりする場合は、収納スペースを確保しておくといいでしょう。

お子様のおもちゃ、子ども服、思い出の品々など、お子様に関するものがどんどん増えていきます。リフォームで収納スペースを確保しておけば、常に整理整頓されている環境が維持できるでしょう。

キッチンからリビングが見渡せるようにする

キッチンからリビングが見渡せるようにすると、子どもとのコミュニケーションが取りやすくなります。かつて日本は、壁に向かって立ち調理する「壁付きキッチン」が主流でした。しかし、近年はキッチンからリビングを見渡せることができる「対面キッチン」にリフォームするケースが増えています。

特に、小さなお子様がいる家庭は、料理をしている最中でも常にお子様の様子を観察しておきたいものです。対面キッチンであれば、お子様の様子を見守りながら家事ができるようになるでしょう。

フローリングや壁紙の素材にもこだわる

子育てしやすい家にリフォームする場合は、フローリングや壁紙などの素材にもこだわりを持つといいでしょう。

特に、床は毎日お子様が触れる場所でもあります。できるだけ足に負担のかからない手触りのいい床材がおすすめです。たとえば、以下のような床材があります。

無垢材：100%天然木を使用した素材で、人体にやさしくナチュラルな雰囲気が演出できる
漆喰（しっくい）：食物繊維・消石灰・糊（のり）などを混ぜて練ったもの。調湿・消臭効果が期待できる
珪藻土（けいそうど）：藻の一種となる珪藻が水底に蓄積され、化石化したもの。耐火性が高い

2．子育てに最適なリフォームの内容は？

このセクションでは、お子様の成長にぴったり合わせたリフォームのアイデアをご紹介します。

リビングの間取りを変更する

家族が交流する場となるリビングを、お子様にとっても過ごしやすい環境へリフォームする方法があります。たとえば、できるだけ通路をなくし、開放的なリビングにすることです。通路や不要な壁を取り除くことで、リビングが広々とした空間になります。

リビングにお子様が自由に遊べるフリースペースを設置すれば、コミュニケーションが取りやすくなるはずです。また、リビングから子ども部屋に入る作りにすることで、お子様が自然とリビングに集まる動線が生まれます。

可動式の間仕切り壁を利用する

お子様の成長に合わせたリフォームとして、可動式の間仕切りを用いて部屋を区切る方法があります。お子様が成長した際には、間を仕切り個室に変更できる仕組みです。お子様の人数に合わせて、子ども部屋にも可動式の間仕切り壁を設置する方法もあります。

そして、お子様が独立した際は間仕切り壁を取り除くことで再び広い空間となり、趣味部屋や物置として利用できるでしょう。可動式の間仕切りは、ライフスタイルやお子様の成長に合わせて自由に変更できるのでおすすめです。

玄関に土間収納を配置する

大家族の場合、玄関がそれぞれの靴でいっぱいになっているのではないでしょうか。お子様が増えるほど靴も増えていき、習い事や自転車など外で使用するものも多くなります。そこで、役に立つのが玄関に配置する土間収納です。

シューズクローゼットをウォークインタイプにすることで、サッカーボールや三輪車など外で使用するものが収納できるようになります。また、土間収納から洗面所へ直行できる動線を確保しておけば、家の中が汚れる心配もありません。

3．子育て家庭を応援！静岡で利用できるリフォーム補助金

このセクションでは、子育てをサポートするために静岡県で利用可能な補助金制度について、詳しくご紹介します。家族みんなが快適に暮らせるように、経済的な支援を活用しましょう。

子育てエコホーム支援事業

国土交通省主催の「子育てエコホーム支援事業」が利用できます。子育てエコホーム支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象にした省エネ投資の補助金制度です。補助対象や補助額（補助上限）などは下記を参考にしてください。

補助対象

注文住宅の新築
新築分譲住宅の購入
リフォーム

補助額（補助上限）

注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入：長期優良住宅は1住戸につき100万円、ZEH住宅は1住戸2付き80万円
リフォーム：リフォーム工事内容に応じて定める額は子育て世帯などで上限30万円／戸、既存住宅購入を伴う場合は上限60万円／戸、長期優良リフォームを行う場合は上限45万円／戸

既存住宅の断熱リフォーム支援事業

環境省主催の「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」は、居間の窓をs売ることが必須条件となります。窓や玄関ドアの改修だけでなく、エコキュートの設置工事やエアコンの交換も適用可能です。窓などの断熱性を高めることで、冬は暖かく夏は涼しい環境が整い子育てしやすくなります。商品などで補助金の額は異なりますが、上限は120万円です。

先進的窓リノベ事業

断熱窓への改修を促進するための補助金制度が、「先進的窓リノベ事業」です。断熱窓へリフォームすることで、エネルギー費用の負担が軽減でき、健康で快適な暮らしが実現できます。なお、補助対象・補助額（補助上限）は以下のとおりです。

補助対象

開口部（窓）の断熱改修

補助額（補助上限）

ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換など1戸あたり5万～最大200万円

給湯省エネ事業

「給湯省エネ事業」は、高効率給湯器の導入支援です。家庭のエネルギー消費で給湯分野は大きな割合を占めています。高効率給湯器を導入することでエネルギーの消費を抑え、エネルギー需給の見通し達成に役立てることができるでしょう。なお、給湯省エネ事業の補助対象と補助額（上限額）は、以下のとおりです。

補助対象（以下の住宅に高効率給湯器を設置する）

新築注文住宅
新築分譲住宅
既存住宅（リフォーム）
既存住宅（購入）

補助額

基本額：ヒートポンプ給湯機（エコキュート） 8万円／台、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機（ハイブリッド給湯機） 10万円／台、家庭用燃料電池（エネファーム） 18万円／台
性能加算額：ヒートポンプ給湯機最大5万円／台、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機最大5万円／台、家庭用燃料電池最大2万円／台
撤去加算額：蓄熱暖房機の撤去 10万円／台（2台まで）、電気温水器の撤去 5万円／台

4．子育てがもっと楽しくなる！実際のリフォーム成功事例の紹介

こちらでは、お子様がいるご家庭の生活を豊かにするために、テンイチが手掛けたリフォーム事例をご紹介します。実際に行われた改善点から、取り入れられるアイデアを見つけてください。

子ども部屋の間仕切り工事

お子様の成長に伴い、洋間に間仕切りを設置し子ども部屋を増やしたリフォームです。新しい壁を設置しましたが、障害もなくスムーズに工事が完了しました。新しく設置した両面の壁には、お子様が選んだクロスを採用しています。お子様が成長した際は、プライベート空間も確保できる間仕切りです。

マンションの遮音リフォーム

マンションの階下への振動や音を考慮したリフォーム事例です。マンションの場合、遮音性能のある床材を利用しているところがほとんどですが、さらに遮音性を高めるためにクッションフロアを使用しました。クッションフロアは音を吸収してくれるので、お子様の足音による騒音問題も解決できます。また、クッションフロアはマンション用フローリングよりも施工が簡単です。

大きな壁面収納へのリフォーム

LDKに大きな壁面収納を追加したリフォーム事例です。収納スペースを確保するための空間がなくとも、壁面収納であればさまざまなものが収納できるようになります。家族構成やライフスタイルの変化によって間取りを変えることも可能です。

お子様の勉強道具を置いたり、お子様が独立した際は趣味の部屋にしたりできます。また、内装と壁面収納を同じ系統のカラーにすることで統一感が生まれました。

子育て環境へのリフォームならテンイチへ

子育てしやすい環境にリフォームしたい方は、ぜひテンイチにご依頼ください。テンイチは、2022年度の静岡県内成約件数12年連続で1位を獲得しています。昭和30年にヒノキの原木を扱う木材業者としてスタートし、世の中の変化とともに住宅リフォーム事業へと変わりました。

お客様が思い描く豊かな暮らしの実現をモットーに、相談から施工まで一貫して担当します。また、最長で10年の工事保証をはじめ、1年ごとに点検はがきを送付するなど、アフターフォローも万全です。

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5．子育てしやすい家づくりに関するよくある質問

子育て中のご家庭がリフォームを考える際によく抱える疑問を5つ選び、それぞれに対する解答をご紹介します。これらの情報をもとに、より良い家づくりの計画を立てましょう。

Q．ドアを交換する際のポイントは？
A．ドアの交換はよくあるリフォームの1つです。子育てを重視したリフォームを行う際は、子どもにも安全なドアを選ぶことが大切なポイントとなります。ゆっくり開け閉めできるタイプや、すき間ができにくい折れ戸などは、安全性が高いのでおすすめです。また、力の弱い子どもでも開け閉めが簡単にできる「上吊方式の引き戸」もいいでしょう。

Q．水まわりをリフォームする際のポイントは？
A．できるだけコンパクトな設計にすることが大切なポイントです。子育て中はお子様をお風呂に入れたり、洗濯物を干したりするなど1日に何度も水まわりを行き来することになります。水まわり空間がコンパクトになっていると、最小限の行動で家事を済ませることができるでしょう。水まわりをリフォームする際は、動線を考えることが大切です。

Q．マンションのリフォームを行う際の注意点は？
A．マンションの規約を確認する必要があります。マンションは戸建て住宅とは異なり、リフォームに制約があるので注意してください。勝手にリフォームをすると違約金を支払うはめになるため、管理会社または大家に確認しておきましょう。

Q．費用はいくらぐらいかかるのか？
A．リフォームの内容によって異なります。主なリフォーム内容の費用相場は、下記を参考にしてください。

壁・天井のクロス張り替え（6畳）：約6万～8万円
フローリングの張り替え（6畳）：約9万～19万円
対面キッチンへの交換：約150万～240万円
浴室乾燥機の導入：約10万～20万円
ユニットバスへの交換：約60万～120万円

Q．リフォーム業者選びのポイントは？
A．スタッフの対応、見積書の内容はもちろんのこと、リフォーム実績を確認することが大切なポイントです。リフォーム実績が豊富な業者であるほど、状況や要望に合わせたプランを提案してくれます。また、リフォーム業者を選ぶ際は、複数の業者を比較することも大切です。

まとめ

お子様の健やかな成長を支える家づくりには、将来を見据えたリフォームが欠かせません。お子様の成長に合わせて柔軟に対応できる空間設計をすることで、子どもが成長し独立した後も、変わらず快適な家庭環境を維持することができます。

理想のリフォームを実現するためには、適切なリフォーム会社の選定も重要です。静岡で信頼と実績を誇るテンイチでは、お客様一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメイドのリフォームプランをご提案。子育てしやすい環境作りをご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、家族全員が笑顔で過ごせる住まいを形にするお手伝いをさせていただきます。