住まいのコンシェルジュ

断熱リフォームのやり方や効果とは? 外壁を外さなくてはダメなの?


築年数がたった家ほど、夏の暑さや冬の寒さの影響を受けやすいです。
そこで、「断熱リフォーム」を考えている方もいるでしょう。
今回は、断熱リフォームの種類や相場、そして満足いくリフォームのやり方などをご紹介します。
今は、断熱の方法にもいろいろな種類があるのです。
また、地域の気候によってもお勧めのリフォームが異なってきます。
断熱リフォームを考えている人だけでなく、これから新しく家を建てるという方もぜひこの記事を参考にしてくださいね。

目次

  1. 断熱リフォームって何?
  2. 断熱リフォームには、どんなやり方があるの?
  3. 外断熱と内断熱の違いとは?
  4. 断熱リフォームはどこで依頼ができるの?
  5. おわりに

1.断熱リフォームって何?

リフォームとは、「改築」と同じ意味で使われています。
家は、建てた瞬間から劣化が始まるでしょう。
長い間快適に暮らすためには、定期的なリフォームが必要です。
特に、日本は多湿のうえ木造建築が多いため、家の土台など大切なな部分が腐食しやすいでしょう。
さて、断熱リフォームですが、現在の家には「断熱材」が壁の中に入っています。
断熱材は家の中で適温になった空気を外に逃がさないようにする役割と、外気温が家の中に影響を与えないようにする役割があるのです。
つまり、外気温が高くても低くても家の中の温度は常に一定にたもたれているのは、断熱材のおかげ。
断熱材が入っていないと、外気温の影響を受けて夏暑く冬寒い家になるでしょう。
しかし、断熱材が一般住宅に当たり前のように使われ始めたのは、30年ほど前からです。
ですから、築30年を超える住宅には断熱材が入っていないことも珍しくありません。
そのため、新しく断熱材を入れて家の断熱効果を高めることも断熱リフォームの一種です。
また、そのほかにも断熱効果のある外壁塗料を塗ったり窓にサッシなどをつけたりすることも、断熱リフォームになります。

2.断熱リフォームには、どんなやり方があるの?

では、断熱リフォームにはどんなやり方があるのでしょうか?
この項では、断熱リフォームのやり方と相場などをご紹介します。

2-1.断熱材を新しく入れるリフォーム

一度壁を取り外して断熱材を入れ、改めて壁をつけ直すリフォームです。
断熱材が入っていない家に新しく断熱材を入れる場合などに行います。
壁をいったん外すので工期も1か月以上になることも多く、費用も数十万~百万円以上になることも珍しくありません。

2-2.窓枠にサッシを入れるリフォーム

家の中の適温になった空気は、窓から外へ逃げていきやすいです。
ですから、窓枠にサッシを入れて気密性を高めると、空気が逃げにくくなるでしょう。
また、外からの騒音も聞こえにくくなります。そのうえ、家の中で大きな音を立てても外へは響きにくいです。
ですから、断熱リフォームだけでなく小さな子どもがいるご家庭の騒音対策としてもお勧め。
費用も数十万円もあればできるでしょう。

2-3.外壁塗料を断熱効果のあるものに変える

外壁塗料の進歩はすばらしく、現在は断熱効果のある製品も出ています。
「今の家の断熱効果をもう少し高めたい」という場合に使うとよいでしょう。
一般的な外壁塗料よりは高価ですが、断熱リフォームとしては安価で十数万円あれば可能です。
塗料を塗る面積が広いほど、値段も上がっていきますので注意してください。

3.外断熱と内断熱の違いとは?

断熱リフォームを検討していると、外断熱と内断熱のどちらにしようか迷う方も多いでしょう。
断熱材は外壁と内壁の間に入れますが、内断熱の場合は柱や筋交いの間に断熱材を入れていきます。
ですから、柱が多い家は断熱材が細切れに入っているようなものです。
外断熱は、柱や筋交いの外側から断熱材を巻きます。
ですから、断熱材を切れ目なく入れられるのです。
「どうせ断熱材を入れるなら、外断熱の方が気密性は高くなってよい」と思う方もいるでしょう。
しかし、断熱材を隙間なく詰めるということはそれだけ、気密性が高くなります。
ですから、24時間換気システム必要です。
また、外断熱は壁の内部に結露が生じる「内部結露」が起こりにくいといわれていますが、多湿の土地では起こる場合もあります。
北海道のように寒さの厳しい土地ならば、外断熱の効果は絶大です。
暖房費用がぐっと安くなるでしょう。
しかし、冬でも温暖で湿度が高い地域の場合は外断熱にしても、それほど効果は感じられません。
ならば、内断熱でもよいのです。
断熱材が入っていなかった家が断熱材を入れると、その温かさにびっくりする人も多いでしょう。
また、暖房費や冷房費がかなり節約できます。
しかし、24時間換気システムをつければ、結局はその分電気代もかかるのです。
また、壁の中に湿気がたまって断熱材が腐ってしまうと、家の寿命も短くなります。
ですから、湿気の逃がし方もしっかりと工務店に説明してもらってください。

4.断熱リフォームはどこで依頼ができるの?

断熱リフォームは、多くのリフォーム会社で実施されています。
一般的なリフォーム会社は、断熱リフォーム以外にもいろいろなリフォーム工事を手掛けているのです。
しかし、中には断熱リフォームに特に力を入れているところもあるでしょう。
断熱リフォームは、家の形によってやり方が異なります。
たとえば、柱で屋根を支えているため、壁面の部分に窓が多い家の場合は断熱材を入れるのと同時に窓にサッシを入れる必要もあるのです。
また、断熱効果のある塗料を外壁に塗っておしまい、ということもあるでしょう。
ですから、まずは家に下見に来てもらって、どんな断熱リフォームが必要なのか見積もりを出してもらってください。
また、外断熱は断熱リフォームの中でも新しい技術です。
ですから、どんな工務店でもできるというわけではありません。
外断熱を行いたいという場合は、できるだけ実績のある工務店に依頼しましょう。
断熱材を入れるリフォームは、調子が悪いからとすぐにやり直すことはできません。
また、内部結露は長期間気づかないケースが多いでしょう。
ですから、工務店と何度も打ち合わせを重ねて、契約書にサインしてください。
また、断熱材は雨にぬれてしまうと断熱効果が下がるものがあります。
断熱リフォームを行うならば、できるだけ晴れた日が続く時期を選びましょう。
梅雨時に工事を依頼すると、工事期間が延び延びになってしまうこともあります。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は断熱リフォームのやり方や種類、そして効果などをご紹介しました。
まとめると

  • 断熱リフォームは家の断熱効果を高めるリフォームのこと。
  • 断熱材が入っていない家に断熱材を入れると、冬の暖かさが違う。また、冷暖房費が節約できる。
  • 家が建っている地域の気候に合わせて断熱材の入れ方を考えよう。
  • 窓にサッシを入れたり断熱効果のある塗料を塗ったりするリフォームもある。

ということです。
日本の伝統的な造りの家は、通気性がよくその分気密性が低くなっています。
ですから、冬に寒くて困ったのです。断熱材を入れれば前述したようにエアコンの効きがよくなり、光熱費が下がるでしょう。
さらに、窓や押し入れの結露が減ります。
つまり、家にあった断熱リフォームをすると、家が暮らしやすく寿命も長くなるということ。
断熱材を入れるリフォームは日数もかかりますし、値段も決して安くありません。
しかし、皆様が考えている以上の効果は期待できます。