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【シロアリ撲滅】防蟻について知りたい人へ! 正しい駆除方法を伝授!

木造住宅に住んでいる人は、防蟻対策をきちんと行う必要があります。シロアリは、いつの間にかやってきて大切な家屋を食い散らかしてしまうからです。しかし、防蟻の方法について詳しく理解している人が少ないのも事実と言えます。まずは、防蟻について正しい知識が身に付けることが大切です。今回は、防蟻の方法について詳しく解説をします。防蟻で悩んでいる人やシロアリ被害を予防したい人は、ぜひ読んでください。必ず役に立ちますよ。

  1. 防蟻の基礎知識を学ぼう
  2. シロアリ被害のチェック方法について
  3. 防蟻の方法について解説
  4. 防蟻工事について理解しよう
  5. 防蟻工事の業者の選び方について
  6. 防蟻にかんするよくある質問に回答します!

記事を読んだ人は、防蟻に対する正しい知識を得ることだけでなく、業者の選び方や防蟻を依頼するときのコツもわかるようになります。防蟻は、正しい方法で行って初めて効果が出るのです。お金を取られただけで終わらないためにも、いい業者を選びましょう。防蟻で後悔したくない人は、じっくり記事を読んでみてください。

1.防蟻の基礎知識を学ぼう

まずは、防蟻の基礎知識を学ぶことにします。防蟻の定義やメリット・デメリットなど詳しく解説するので理解してください。

1-1.防蟻とは

防蟻とは、シロアリなど蟻(あり)類の被害を防止するために処理をすることです。住宅に使用する木材は、シロアリにとって格好の食材となります。また、土台部分は湿気がこもりやすい構造であることが多く被害が拡大しやすいのも事実です。防蟻を施すことは、住宅建築にとって欠かすことができないものと言えます。

1-2.シロアリ・蟻(あり)にかんする基礎知識

シロアリや蟻(あり)は、住宅や住んでいる人に大きな被害をもたらします。特に気を付けるべき存在は、木材を主食としているシロアリです。

  • 土台や柱などの食害で家の強度が下がる
  • 水漏(も)れや雨漏(も)りが起きやすくなる
  • 衛生的な問題(雑菌や病原菌の発生)
  • 精神的な問題(シロアリがいることによる不安など)

シロアリは、暗くて湿気の多いところを好むのが特徴です。床下や風呂場の近くなどに住みつくと、知らないうちに被害が拡大します。シロアリの成虫を発見したときには、すでに被害が広範囲に亘(わた)っていることも多いです。

1-3.防蟻が必要な場合とは

シロアリは、木造住宅に住む害虫です。そのため、新築であっても被害に遭う可能性はあります。家の寿命を延ばすためにも、新築の状態から防蟻を行いましょう。また、ひとたび防蟻を行った住宅であっても数年以上経過している場合は再度必要になります。現在被害に遭っていなくても、早めに行いましょう。なお、すでにシロアリ被害がある場合は、時間勝負となります。

1-4.防蟻のメリット・デメリットや重要性を学ぼう

防蟻をすることにも、メリットとデメリットの両方が存在します。

  • メリット:シロアリ被害を防止することで住宅が長持ちする・精神的に安心できる
  • デメリット:費用や手間が掛かる・定期的に対策をする必要がある

防蟻は、家を新築すると同時に施すことで最大のメリットを受けることができます。費用が掛かっても行っておくべきです。

1-5.防蟻をしないで放置するとどうなるか

防蟻をしないで放置すると家の土台はどんどん崩れていきます。シロアリにとって木材は生きるための食糧です。シロアリ被害が広がると、土台や柱に使用していた木材は穴だらけになり強度を失います。最終的には、家を支えることができなくなるのです。地震などの自然災害が起きたときには、半壊や全壊の被害を受けやすいので注意してください。

2.シロアリ被害のチェック方法について

実際にシロアリ被害に遭っているのかどうか、チェックしてみましょう。具体的な方法を御解説します。

2-1.シロアリ被害についてのセルフチェック

シロアリ被害は、セルフチェックでみつけることも可能です。

  • 木造住宅である
  • 新築のときに防蟻をしていない
  • 床がふわふわとしている
  • 柱などを叩(たた)くと空洞のような音がする
  • 雨漏(も)りや水漏(も)れがある
  • 浴室やトイレなど湿気(しっけ)やすい場所で柱や床の腐食がある
  • 羽アリが飛来しているのを見た
  • 家の中に小さな羽がたくさん落ちている
  • 近所でシロアリ被害が発生している
  • 家の周辺に池や河川がある

複数のポイントに該当する場合は、シロアリ被害に遭っている可能性が高いです。防蟻について真剣に考え、早急に対応しましょう。

2-2.プロによるシロアリ被害チェックについて

セルフチェックの結果、シロアリ被害に遭っている可能性が高いときは、プロによる被害チェックを受けてください。防蟻を行っている業者では、シロアリ被害チェックを行っています。素人と違って、専門知識を持った作業員が実際に床下など目視して状況を診断するので確実です。シロアリ被害は、放置すると手を施すことができない状態になります。プロのシロアリ被害チェックを早急に依頼しましょう。良心的な業者は、無料で行ってくれますよ。

3.防蟻の方法について解説

では、防蟻の方法について詳しく解説します。さまざまな方法についてメリット・デメリットと一緒に学びましょう。

3-1.防蟻は自分でできる?

たとえば、シロアリや蟻(あり)の生態の知識を持っていたり防蟻を仕事で行ったことがあったりする人なら自分でできるケースもあります。しかし、防蟻は素人が考えるほど簡単ではありません。不十分な処理を行った結果、結局はシロアリ被害を防ぐことができなかったという例も多いのです。それでも、防蟻を行いたいのならば準備をきちんとして確実に処理ができるようにしてください。

3-2.防蟻の方法を解説

防蟻の方法について、主なものを解説します。メリットやデメリットについても理解してください。

3-2-1.殺虫剤

生きているシロアリに対して薬剤を使うことで、殺虫します。現在シロアリ被害に遭っている場合に使用する方法です。広範囲に塗布する必要があるため、スプレー式の製品が多くなります。

  • メリット:生きている成虫・幼虫・卵に効果がある
  • デメリット:シロアリを発見するたびに使う必要がある・被害の予防はできない

3-2-2.忌避剤

シロアリが家に近づくことを避けるための薬剤です。シロアリが嫌う臭いや成分を含んだ薬剤を使うことで、家を被害から守ります。まだシロアリ被害が無かったりシロアリを駆除したりした後に使用して効果を狙う薬剤です。

  • メリット:殺虫剤よりも毒性が弱い
  • デメリット:効果が十分に出ない場合がある

3-2-3.自分でいろいろと工夫する

普段から掃除や湿気(しっけ)取りをこまめに行って、シロアリが寄り付かないようにします。また、シロアリが飛来しても建物内に入ることができないように、家の修繕をこまめにすることも立派な防蟻方法です。

  • メリット:今すぐ対策できる・工夫しだいでは高い効果を望むことができる
  • デメリット:家の修復にはお金が掛かる・家全体に対策をするのは大変

3-2-4.薬を使わない防蟻方法

薬によるアレルギーや悪影響が心配な人は、薬を使わない防蟻方法を試してみましょう。たとえば、シロアリ被害が気になる部分へ炭を置いておく方法があります。炭には防虫効果と湿気取りの効果があるため、シロアリ被害を予防できるのです。

  • メリット:ペットや小さな子どもにも安全・家族に薬アレルギーがいても安心
  • デメリット:薬を使用するよりも効果が薄い・効果が無いこともある

3-3.リフォームのタイミングや時期について

すでにシロアリ被害が深刻な状態になっているときは、思いきって建て替えやリフォームをすることおすすめします。特に、木造住宅の基礎部分が深刻なダメージを受けていると建物の強度が弱くなっているので非常に危険です。倒壊のリスクが高まっていると考えて、基礎工事の補強を行ってください。シロアリ被害が発生する原因のひとつに、建物の老朽化もあります。シロアリ被害は、建て替えやリフォームの合図と考えることもできるのです。

3-4.防蟻の方法の選び方について

防蟻の方法を選ぶときは、現在の状況に適したものを選ぶことが重要です。まだシロアリ被害に遭っていない状態なら薬剤や忌避剤の塗布だけでも対応できます。しかし、すでにシロアリ被害が深刻な状態では殺虫剤や忌避剤の塗布だけでは済みません。家の耐久度を考えた場合、被害を受けた部分の補強工事が必要になることもあります。自己判断で進めずに、業者の意見を参考にした方がいいですよ。

3-5.防蟻の方法にかんする注意点

どんなに効果のある方法であっても、永久に効果が続くわけではありません。特に、殺虫剤や忌避剤は一時的なものになります。薬剤の注意事項をよくよんで、こまめに塗布することが大切です。防蟻効果をできるだけ維持するためには、正しい使い方をすることも心がけてください。また、防蟻は複数の方法を組み合わせると効果が上がりますので試してみましょう。

4.防蟻工事について理解しよう

防蟻工事について解説します。防蟻工事の流れや施工(せこう)例・日数や費用など具体的に確認しておきましょう。

4-1.防蟻工事の流れをチェック

基本的には、以下のような流れとなります。

  1. 業者に防蟻工事の相談をする
  2. 業者がシロアリ被害診断のために現場を視察する
  3. 業者から防蟻工事の見積もりが届く
  4. 見積もり内容を見て納得した場合は本契約をする
  5. 業者が指定の日時の防蟻工事を行う
  6. 業者から工事を完了したことの報告を受けて完了

工事中に家の中にいるべきかどうかについては、業者と相談してください。薬剤や忌避剤を塗布する場合は、作業中は付近に近づかないように指示を受ける場合もあります。

4-2.防蟻工事の施工(せこう)例

防蟻工事は、実際の施工(せこう)例を見るとわかりやすいものです。業者に相談して、たくさんの施工(せこう)例をみせてもらいましょう。

4-2-1.玄関下のシロアリ被害対策

玄関は、シロアリが飛来しやすいため被害が出やすい場所と言えます。特に、上がりかまちに木材を使用しているとシロアリが巣を作って食害が出るのです。対策としては、玄関部分の床材を剝(は)がして基礎をやり直しとなります。玄関下から廊下・ほかの部屋の部分まで被害が広がっていないか確認を基礎が元通りになったところで、新しい床材に取り替えて終了です。

4-2-2.浴室の窓枠のシロアリ被害対策

浴室は、どうしても湿気がこもりやすい部分です。しかも、家の中でも日当たりが悪い位置になりやすいためシロアリが発生することも多くなります。古い木造住宅では、窓枠の部分が木製であるため、シロアリに食べられてボロボロにやりやすいです。まずは、シロアリの巣をみつけるために、窓枠周辺やタイルのすき間をチェックします。巣を発見した場合は、周辺のタイルや壁を確認して防蟻工事を施して完了です。

4-2-3.台所下のシロアリ被害対策

台所下も、シロアリ被害が起きやすい場所です。台所の床がふわふわすることを疑問に感じて調査をしたところ、床下に深刻なシロアリ被害が見つかった例となります。基礎部分がスカスカの状態になっていたため、補強工事を行ってから防蟻工事へ進むことになりました。台所には、家族の食事を用意するという目的があります。シロアリ対策をきちんと行ったことで清潔で快適な場所に生まれ変わり、本来の目的を果たすことが再びできるようになりました。

4-3.防蟻工事に必要な日数の目安

防蟻工事に必要な日数は、薬剤の塗布だけの場合は数時間で完了します。ただし、同時に床下換気扇の取り付けなどを行う場合は、数日必要となることもあるので業者に確認しましょう。また、住宅の状態によっては防蟻の前に土台の強化や入れ替えが不可欠となることもあります。大掛かりな工事になれば必要日数も増加すると考えてください。

4-4.防蟻工事の費用について

防蟻工事の費用は、工事内容によって異なります。以下は、目安としてご覧ください。

  • 防蟻工事(薬剤塗布):1平方メーターに付き2,200円から
  • 床下換気扇の取り付け:1台につき63,000円程度から
  • 床下調質剤の導入:17,000円程度から

実際の費用にかんしては、業者に見積もりをもらって確認してください。

4-5.防蟻工事にかんするそのほかのこと

防蟻工事を行うには、業者が床下にもぐる必要があります。実際に、どこから入ってもらうかについても打ち合わせをしておきましょう。きちんと確認をしておかないと、トラブルの原因になります。また、場合によっては畳を上げたり床材を剝(は)がしたりする必要もあるので業者と十分に確認をしておきましょう。

5.防蟻工事の業者の選び方について

防蟻工事を行う業者の中にも、いいところと悪いところがあります、いい業者を選ぶためのポイントについて解説しましょう。

5-1.防蟻工事の業者の選び方

良い業者は、以下のポイントをクリアしているものです。

  • 防蟻工事にかんして豊富な実績を持っている
  • 防蟻の技術に優れている
  • 工事費用が明確で良心的な設定である
  • 工事内容の説明がわかりやすい
  • シロアリ被害診断・相談を無料で行っている
  • 顧客からの評判が良い

なお、当社でも防蟻工事を取り扱っていますので参考にしてくださいね。

テンイチ

5-2.見積もりと無料診断について

防蟻工事を本契約する前には、業者から見積もりをもらいましょう。まずは、無料診断を受けて防蟻工事の必要性や費用・方法の打ち合わせを行うべきです。見積もりや無料診断の段階で、業者の対応の良さや説明のわかりやすさなどもチェックしてください。実際に見積もりをもらって内容をチェックした結果、納得した業者と契約をしましょう。なお、無料診断や見積もりの内容に不明な点があるときはそのままにしないで説明を求めてください。説明を濁すような業者とは契約をしない方がいいでしょう。

5-3.保証やアフターフォローも重要

防蟻工事を依頼するときには、保証やアフターフォローの内容もきちんとチェックしてください。ひとたびシロアリを退治しても、いつ飛来してくるかわかりません。特に、湿気がこもりやすい場所や床下などのチェックが大切です。保証やアフターフォローがしっかりした業者と契約をしておくことで何かあったときにも対応してもらえます。

5-4.防蟻工事の業者にありがちなトラブル・注意点

防蟻工事の業者との間でありがちなトラブルとしては、以下のようなものがあります。

  • 防蟻工事の費用が見積もりより多く掛かった
  • 説明を受けた内容と違う工事をした
  • 依頼していない部分まで勝手に工事をした
  • 工事内容がいい加減・雑だった
  • 作業に不必要な部分を破損した

費用や工事内容にかんしては、見積もりの内容以外の工事をしないように伝えておくことでトラブルを避けることができます。しかし、現場の状況によっては見積もり以外の作業が必要になり結果的に費用が掛かることがあるものです。ただし、必要な工事であっても勝手に行うのではなく、了承を得てから行うように申し合わせておきましょう。

6.防蟻にかんするよくある質問に回答します!

最後に、防蟻にかんするよくある質問に回答します。いずれもよくありがちな内容ですから確認しておいてください。

6-1.防蟻工事はひとたび行うと何年持ちますか?

防蟻工事を完全にした場合であっても、5年程度経過した場合は再度シロアリの被害を受ける可能性も出てきます。経年変化による材質の劣化や新たなひび割れの発生は、避けることが難しいからです。運悪くシロアリがみつけて住みついてしまうと被害が発生しやすくなります。防蟻工事を行ってから5年程度経過したときは、特に被害を受けていなくても業者のチェックを受けてください。

6-2.防蟻工事を部分的に行うと安く済みますか?

確かに、部分的に防蟻工事を行う方が費用自体は安く済みます。どうしても予算が無いときには、応急処置として行うのもいいでしょう。しかし、シロアリ被害は確実に拡大するものと考えてください。防蟻工事をしなかった部分に被害が広がる可能性もあるのです。長い目で見ると、部分的ではなく必要な部分はすべて行った方が安上がりなだけでなく被害も最小限にとどめることができますよ。

6-3.防蟻工事の仕上がりに不満があるときはどうすればいいですか?

防蟻工事にかんしては、実際には床下など見えない部分となるため仕上がりの状況は確認しづらいのが現実です。しかし、明らかに手抜きだと感じたり防蟻工事をしたのにシロアリが発生していたりするときは、業者に連絡をして現場を見てもらいましょう。保証期間内であれば無償で対応をしてくれることがあります。また、多くの不満の原因は業者とのコミュニケーション不足です。見積もりの段階から実際の工事まで、不安を残すことが無いようにきちんとコミュニケーションを取りましょう。

6-4.防蟻工事に適した時期はありますか?

シロアリや蟻(あり)が活発に活動するのは、3月から10月ごろとなります。また、雨期の工事は湿気の関係でおすすめしません。そのため、1年で最も適しているのは1月から2月ごろと言えます。2月は、まだ気候も寒く乾燥しているため、さまざまな理由から防蟻工事を行いやすい条件が整っているのです。できるだけ、1月から2月ごろに計画を立てましょう。

6-5.防蟻工事とリフォーム工事はどちらを先に行うべきですか?

防蟻工事は、家の土台や柱など基礎的な部分の工事となります。一方、リフォーム工事は暮らしやすさの向上のために浴室やトイレ・リビングなどの外観を整えたり使い勝手をよくしたりする工事です。防蟻工事をきちんと終えてからほかのリフォーム工事を行う方が無駄になりません。同時に検討している場合は、防蟻工事を先にしてください。

まとめ

防蟻についてさまざまな知識を解説しました。記事を読む前に抱いていた不安や疑問は、すっきりと無くなったはずです。木造住宅を長く維持するためには、防蟻工事は必ず必要になります。しかし、防蟻にかんする知識を持っていないと適切に工事を依頼することも不可能です。まずは、記事を何度も復習することで頭に叩(たた)き込みましょう。正しい知識を持つことは、業者選びのときにも実際に防蟻工事を依頼するときにも、必ず役に立ちます。高品質な防蟻工事を依頼して、シロアリや蟻(あり)の被害の心配が無い毎日を手に入れましょう。

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