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必見! 畳からフローリングへのリフォームがおすすめの理由とは!?


欧米文化が一般に広まったこともあり、現代日本人のライフスタイルにはフローリングが適しているといわれています。そのため、畳からフローリングへのリフォームが近年増えているのです。

とはいえ、そう簡単にリフォームを決断できる人ばかりでもないでしょう。本当にフローリングにすべきなのかと悩んでいる方も多いはずです。

そこで、今回は畳からフローリングへのリフォームにまつわる基礎知識をご紹介します。

  1. 畳とフローリングについて
  2. 畳からフローリングへのリフォームについて
  3. 畳からフローリングへDIYしよう!
  4. プロに頼んで畳からフローリングにリフォームしよう!
  5. 畳からフローリングへのリフォームにおける業者の選び方
  6. 畳からフローリングへのリフォームに関するよくある質問

これらの記事を読むことで、畳からフローリングへリフォームする際の基礎知識を学ぶことができます。業者選びで損をしないためのコツについても解説しているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

1.畳とフローリングについて

1-1.畳とは?

畳は昔から使われている伝統的な床材です。イグサを編み込んで作られた畳表と呼ばれるもので、畳床(たたみどこ)という土台部分をくるんで作ります。さらに、縁の部分には畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を、装飾と保護のために取り付けるのが一般的です。

形としては長方形で3尺×6尺(910mm×1820mm、1.6562 m2)の比率のものが一般的でしょう。これが広さなどの単位で使われる『1畳』となります。このほか、正方形の形をしたものもありますが、あまり一般的ではありません。

また、畳は畳表の織り方によって、『糸引き表(綿二芯)』『麻引き表(麻二芯)』『綿W表(綿麻四芯表)』『麻W表(麻四芯表)』と4種類に分けられます。一般的に採用されている折り方は糸引き表(綿二芯)や綿W表(綿麻四芯表)です。麻引き表(麻二芯)や麻W表(麻四芯表)は高級な畳に多く採用されています。

1-1-1.畳のメリット

真っ先にあげられるメリットとして、畳の断熱性があげられるでしょう。畳に使われているイグサはスポンジのような形状をしています。この形状が熱を遮断するわけですね。そのため、冬は暖かく夏は涼しく過ごすことができます。また、そのスポンジ状の構造は、調湿にも力を発揮するのです。室内の湿度を快適な状態に保ってくれるでしょう。

ほかにも、畳独特の匂いもメリットとしてあげられます。畳の匂いを構成する成分の20パーセントはフィトンチッドと呼ばれるものです。このフィトンチッドは森林の匂い、などとも呼ばれていて、リラックス効果があります。また、強力な消臭・脱臭効果があるので、お部屋の匂いを整えてくれるでしょう。そのほか、ジヒドロアクチニジオリド(紅茶や緑茶の芳香成分)やバニリン(バニラの香り)などが含まれており、これらの成分には鎮静効果があることで知られています。つまり、畳の匂いは、リラックスに最適ということですね。

また、畳には『静かな床材である』というメリットもあります。すでにお話ししたように、イグサはスポンジのような構造をしているので、クッションの役割をして音を吸収するのです。そのため、小さいお子様やペットが走り回っても、静かに過ごすことができます。さらに、フローリングなどに比べると柔らかいので、小さいお子様やご高齢の方などが転倒してもケガをしにくいのもメリットの1つです。

1-1-2.畳のデメリット

畳のデメリットとして真っ先に上がるのは、掃除の大変さでしょう。フローリングであれば、拭き掃除をすればたいていの汚れは取ることが可能です。しかし、畳の場合、汚れによっては完全に除去することができません。たとえば、ペットがしてしまったオシッコを掃除しようと思っても、中まで染みこんでしまうので難しいですよね。

また、キレイな状態を保つためには、定期的に張り替えが必要となる点もデメリットの1つでしょう。通常、畳は2~3年ほど使うと日焼けやすり切れなどによって傷んでしまいます。そのため、『裏返し』という作業が必要となるのです。裏返し、とはその名のとおり、畳の表面を覆っている『畳表』をそっくりそのまま裏返しにして張り替える作業のことを指します。畳表は両面を使えるので、裏返しただけで元のキレイな状態に戻すことができるのです。

しかしながら、裏返しをした後で2~3年ほどたつと、やはり劣化し始めてしまいます。しかし、すでに裏面は使った後なので今度は裏返しはできません。そうなると、今度は『表替え』といって、畳表を新しいものに取り替える必要が出てくるでしょう。

もちろん、これらの作業を行わなくても使い続けることは可能です。しかし、このようなメンテナンスをしないで使い続けると、表面がささくれ立ったりぼろぼろになったり、と使い勝手が悪くなります。

1-2.フローリングとは?

フローリングとは、木質系の材料によって構成された床材のことです。フローリングには『単層フローリング』と呼ばれる無垢(むく)材や集合材で作られるものと、『複合フローリング』と呼ばれる合板で作られるものの2種類があります。

1-2-1.メリット

フローリングのメリットは、メンテナンスの簡単さがあげられます。汚れがついても簡単に除去することが可能です。経年劣化もしづらいので、めったなことでは張り替えをする必要もありません。また、フローリングはさまざまなライフスタイルに対応できるというのも大きな利点ですね。普通にテーブルとイスを置いた西洋風のライフスタイルもできますし、絨毯(じゅうたん)や畳などを敷いて和風のライフスタイルにすることもできます。

1-2-2.デメリット

デメリットは、修復の大変さがあげられます。フローリングは頑丈な床材ですが、地震などの影響で日常生活に支障を来すダメージを受けることもあるでしょう。このようなとき、畳なら傷んだ畳を新しいものに交換すればそれで済みます。しかし、フローリングとなるとそうもいきません。リフォーム業者などに依頼して、張り替え工事をする必要が出てきてしまいます。

また、冬場の寒さもデメリットの1つでしょう。床暖房機能などがないと、冬場には非常に冷たくなります。特に東北地方や北海道にお住まいの方にとっては大きなデメリットとなるでしょう。ほかにも、転倒時の危険性もデメリットの1つです。足腰の弱い年配の方や、小さなお子様を抱えている家庭では注意が必要となってきます。

1-3.最近の傾向について

かつて、家といえばほぼ10割が畳でした。しかし、最近はフローリングを採用した家が多い傾向にあります。これは、欧米の文化が入ってきたことによるライフスタイルの変化が要因にあげられるでしょう。また、フローリングの汎用性の高さも要因の1つです。畳の上からフローリングを張ることはできませんが、フローリングの上に畳を敷くことはできます。そのため、どのようなライフスタイルの人でも使えるフローリングの需要が高まっているのです。

2.畳からフローリングへのリフォームについて

2-1.増えている理由

『オシャレな部屋』という言葉を見て、アナタは和室と洋室のどちらを思い浮かべますか? おそらく、多くの人は洋室を思い浮かべるはずです。これが理由の本質でしょう。現代の人間、特に若者にとって和室というのはオシャレではありません。むしろ、ダサいと思っている方も少なくはないでしょう。当然、需要は洋室に偏っていきます。結果として、洋室から和室へのリフォームは少ないのに、和室から洋室……つまり、畳からフローリングへのリフォームは増えているわけです。

2-2.メリットとデメリット

1番のメリットは、すでにご紹介したように、洋風でも純和風でも、自分好みのライフスタイルを選択できるという点でしょう。夏には涼しくフローリングそのままで、冬には絨毯(じゅうたん)を敷いてコタツを置くなんてことが可能です。模様替えで畳を敷いて和風に替えることだってできます。フローリングは現代人にとって非常に使いやすいのです。

デメリットは、やはりリフォーム費用でしょう。畳からフローリングにするには工事が必要です。お金がかかりますので、なかなか気軽にできるものではありません。また、リフォームの規模にもよりますが、工事中は部屋が使えなくなるのもデメリットでしょう。

2-3.フローリングの種類について

フローリングは、使われる材料によって2種類に分けられます。

2-3-1.単層フローリング

単層フローリングは無垢(むく)材や集合材を使ったフローリングのことです。特徴としては、見た目や質感が良いという点があげられるでしょう。また、全面を天然の木を使っているので、独特の良い香りを楽しむことが可能です。さらに、冷たくなりにくい(感じにくい)という特徴も持っています。

ただし、基本的に高価なのがネックです。また、天然の木材であるがゆえに、湿気などによってゆがみが生じやすいという難点も抱えています。

2-3-2.複合フローリング

複合フローリングは、最もポピュラーなフローリングです。私たちが普段目にするフローリングのほとんどは、この複合フローリングといっても過言ではありません。複合フローリングは、合板の上に0.5ミリ~3ミリ程度の木の単板を貼り付けて作られています。ちなみに、単板が厚いほどに高級品です。

複合フローリングは、色やデザインが豊富にあります。また、合板のため、比較的安価な上、湿気などでもゆがみが生じづらいのが特徴です。

ただし、高級感がありませんし、触り心地も単層フローリングに劣ります。さらに、硬さや冷たさを感じやすいのも難点です。

2-4.フローリングリフォームの注意点

重要なことは、フローリングにすることが本当に必要なのかどうかを考えることでしょう。テーブルとイスのライフスタイルを中心にするのなら良いのですが、日本式のライフスタイル(床に座る生活)を取るつもりであれば、フローリングにするのはむしろデメリットが大きくなるからです。

たとえば、フローリングは冬場に冷たくなりますよね。絨毯(じゅうたん)などを敷いても、冷たさが伝わってきて、寒く感じるでしょう。それなら、畳のままの方が生活しやすいはずです。また、畳は柔らかいのでそのまま寝転がっても苦になりませんが、フローリングだと硬いので寝転がるのは疲れますよね。

目先のことばかりに惑わされず、リフォームをした後のこともしっかりと考えておきましょう。

3.畳からフローリングへDIYしよう!

3-1.DIYのメリットとデメリット

メリットは、やはり費用の安さでしょう。業者に頼むよりも、自分でやった方がはるかに値段を抑えることができます。デメリットは、手間と労力がかかるという点でしょう。特に床の張り替えリフォームとなると、大がかりとなるので大変です。特にDIY初心者には苦労も多いことでしょう。さらに、仕上がりがうまくいくかどうかも未知数です。失敗してしまって二度手間、無駄なお金を使うことになってしまうリスクもあります。

3-2.フローリングDIYの注意点(カビや断熱など)

1番注意しなくてはならないのは、断熱材をしっかりと敷くことです。畳は天然の断熱材なので、たとえ断熱材がなくても断熱効果を発揮してくれます。しかし、フローリングではそうもいきません。断熱材がないと夏は暑く冬は寒い、という困った状態になってしまいます。

また、畳からフローリングに変えると、カビに悩まされる方が多いので注意しましょう。畳と違ってフローリングはあまり調湿効果が高くありません。そのため、絨毯(じゅうたん)や万年床の下にカビが生えることがあります。防カビワックスを使用するなどして対応しましょう。

3-3.DIYの仕方

まずは床材を購入しましょう。おすすめは安価な複合フローリングです。色やデザインが豊富なので、自分好みのものを選んでください。後は畳を取り外し、断熱材を敷いてからフローリング材を貼り付けていきましょう。この際に注意してほしいポイントがあります。フローリングの床を見たことがあるなら分かると思いますが、木材が隣の列と互い違いに貼り付けられているはずです。これは強度の弱い場所と強い場所を分散し、より負荷に耐えられるようにするために必要な処置となります。レンガの家が互い違いに積まれて作られているのも、同じような理由です。フローリング材を張り終えたら、最後にワックスをかけておきましょう。ワックスはフローリングの寿命に大きく関係してきます。できれば毎年塗り替えるようにしましょう。

3-4.DIYのコツについて

重要なのは段取りをしっかりと計画することです。紙やパソコンなどに手順を書いて、作業工程をしっかりと把握しておきましょう。また、作業は時間をかけて行うことも重要です。慣れからくる早さなら良いのですが、初心者が無理に早く作業すると、思わぬミスやケガを招きます。丁寧な作業を心がけて、ゆっくり焦らず作業を行いましょう。

3-5.フローリングDIYの費用はどのくらい?

畳からフローリングへのリフォームを自分で行った場合、かかる費用は2万円~6万円程度です。ただし、使うフローリング材や工具などによっても変化するので、その限りではありません。計画の際には、費用がどのくらいになるのかも計算しておくことが大切です。

4.プロに頼んで畳からフローリングにリフォームしよう!

4-1.プロに頼むメリットとデメリット

メリットはなんといっても仕上がりの良さでしょう。自分でやるよりも、プロに頼んだ方が絶対に仕上がりは良くなります。また、工期の早さもメリットの1つでしょう。DIYの場合、1人で行うことが多いので時間がかかります。とはいえ、誰かに手伝ってもらったとしても、大工仕事に慣れている人ばかりというわけでもないですよね。結局、それほど作業スピードは上がらないでしょう。しかし、プロに頼めば、経験を積んだ作業員たちによって手際よく工事を行ってくれます。DIYに比べて、2~3倍程度のスピードで仕上がるでしょう。

デメリットについては、費用がDIYに比べて高くなってしまう点です。材料費だけしかかからないDIYと違って、プロに頼めば当然のことながら人件費やそのほかの経費が計上されます。そのため、値段が高くなってしまうわけですね。

4-2.プロにお願いした方がいい場合

DIYの経験値が低い、もしくはDIYの経験がないという方は、絶対にプロにお願いした方が良いでしょう。床のリフォームというのはDIYの中でも比較的難易度が高く、手間や時間もかかります。また、仕上がりが悪いと強度不足から床が抜けるリスクもあるでしょう。ですから、DIY初心者や未経験者がいきなりやるのは避けるのが無難です。

4-3.依頼の仕方について

依頼の方法は至って簡単です。電話かインターネットを使って見積もりを取ります。見積もりに納得がいくようであれば、後は見積もりどおりに依頼をするだけです。また、依頼の際にはカタログや資料などをもらっておくようにしましょう。

4-4.プロに頼んだ際の費用はどのくらい?

張り替える部屋の広さにもよりますが、6畳で10万円~15万円程度が一般的な費用です。

5.畳からフローリングへのリフォームにおける業者の選び方

5-1.選び方のポイント

リフォーム業者を選ぶ際のポイントとして、複数の業者と比較をすることがあげられます。できれば、3社以上は比べたいところです。以下の4点に注目して行ってみましょう。

  • 工事にかかる費用
  • プランニング
  • アフターサービス
  • 施工事例

工事にかかる費用は安い方が良いですよね。比較することで、1番安い業者を見つけることができます。また、プランニングを比較すれば、どの業者が1番丁寧な作業を行ってくれるかを把握することも可能です。そして、アフターサービスが充実していれば、いざというときにもとても助かりますよね。

また、施工事例についても確認しておくことが大切です。見積もりやプランニングがいかに素晴らしくとも、実際にそのとおりにやってくれるかどうかは分かりません。施工事例が写真つきでしっかりと載っているかどうかを確認しておきましょう。

5-2.工期について

大がかりなリフォームのイメージが大きい床の張り替えですが、見た目の派手さに比べてそれほど時間はかかりません。広さにもよりますが、一般住宅の1部屋ぐらいであれば工期は1日で済むことがほとんどです。部屋が広かったり家丸ごと張り替えたりするような場合には、1日で終わらないこともあります。

5-3.アフターメンテナンスについて

業者によってはアフターメンテナンスを行っていることがあります。業者に依頼する際には、アフターサービスにメンテナンスが含まれているかを確認しておきましょう。

5-4.業者に依頼する際の注意点

リフォームという言葉が一般的になり、需要が増えるのに比例してトラブルの件数も多くなってきています。テレビなどでもたびたび悪質リフォーム業者について特集されているので、ご存じの方も多いでしょう。実際、国民生活センターによる2011年の統計によれば、リフォームに関する相談は年間『13,497件』にも及びました。

リフォーム業者とのトラブルが絶えない理由は、資格や許可の法整備が進んでいないためです。あまり知られていませんが、リフォーム業を行うのに、特別な資格や許可は必要ありません。そのため、極論でいえば全く知識のない人間が開業することも可能なのです。当然、知識や技術のない業者に頼んでリフォームを成功させられるわけもありませんよね。ですから、業者を選ぶ際には実績や創業年について調べておきましょう。起業間もない業者は避けるのが無難です。

6.畳からフローリングへのリフォームに関するよくある質問

6-1.見積もりにはお金がかかりますか?

弊社では見積もりにお金はかかりません。もちろん、見積もりを取ったからといって依頼を強制するようなこともないので安心して見積もりを依頼してくださいね。

6-2.見積もりにはどのくらいの時間がかかりますか?

単一工事であれば、現地調査の翌々日までには見積もりの提出が可能です。

6-3.リフォーム後に料金が高くなることはありますか?

基本的には最終見積書の提示額より高くなることはありません。ただし、お客様の要望によって内容が変化したり、台風や地震などによる急激な物価上昇が重なったりした場合は値段が変動することがあります。とはいえ、値段が変わる際にはその旨をしっかりと説明いたしますのでご安心ください。

6-4.騒音で近所に迷惑はかかりませんか?

なるべく騒音を押さえようという努力はしていますが、ゼロにすることはできません。近隣住民の方にはご迷惑をおかけすることになりますが、工事前と工事後には必ずご挨拶やご説明に伺わせてもらいます。

6-5.畳からフローリングへのDIYで気をつけることはありますか?

簡単だから、という理由で畳の上に直接フローリングマット(ウッドカーペット)を敷く人がいますが、これはやめてください。畳は調湿効果があるので、湿気をため込みます。本来は表面から放出するので問題ないのですが、上にマットが敷かれていると湿気が逃げられません。結果として、畳とマットの間にカビやダニが繁殖してしまいます。どうしても畳の上に敷きたいのであれば、湿気の多い夏場は避けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は畳からフローリングへリフォームする方法について中心にご紹介しました。フローリングは汎用性が高く、さまざまなライフスタイルに対応できることから、近年人気が高まってきています。フローリング材は単層フローリングと複合フローリングに分けることが可能です。さらに、使われている木材や色、種類などによってもさらに細かく分類することができます。自分好みのものを吟味し、失敗のないリフォームを目指してくださいね。