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ダイニングリフォームについて知りたい! 費用・ポイントとは?

食事をするダイニングは、家族のコミュニケーションをとる場所です。母親が食事を運び、子どもたちがおやつを食べ、夜は夫婦で晩酌をするなど、さまざまな使い方ができます。リビング・キッチンとつながっていることもあり、ダイニング中心に生活を送っている方も多いでしょう。そんなダイニングが使いづらく、居心地の悪い空間になると、家族間でのコミュニケーションもとれなくなってしまいます。現在、感じているデメリットを踏まえつつ、よりよい環境に改善するのがリフォームです。本記事では、ダイニングリフォームに必要な知識を解説します。

  1. ダイニングリフォームについて
  2. ダイニングリフォームの方法
  3. ダイニングリフォームの工事について
  4. ダイニングリフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、理想的なダイニングにするためのリフォーム方法やポイントが分かります。検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.ダイニングリフォームについて

どういうときに、どんなタイミングでダイニングのリフォームを行えばよいのでしょうか。まとまったお金が必要になるリフォームなので、タイミング・メリットなどを把握することが大切です。それでは、早速チェックしていきましょう。

1-1.ダイニングとは

住宅における「食事室」のことをダイニングといいます。いわゆる、家族そろって食事をする場所のことで、ダイニングルームとも呼ばれているのです。不動産物件の間取り図などには、K(キッチン)・DK(ダイニングキッチン)・LDK(リビングダイニングキッチン)と表示されています。それぞれの表し方は、広さで異なるのです。たとえば、2~4畳ならK、4~8畳ならDK、8畳以上ならLDKと表します。ダイニングを設けると、家族とのコミュニケーションが増えたり、食事が運びやすくなったりと、メリットはさまざまです。

1-2.ダイニングをリフォームする理由

リフォームする理由は家庭によってさまざまですが、ダイニングリフォームについては以下の理由が主に挙がります。

  • キッチン・ダイニングを1つの空間にしたい
  • 家族とのコミュニケーションの場を増やしたい
  • 段差をなくしてバリアフリーにしたい
  • 全体的な印象・雰囲気を変えたい

中でも多いのが、開放的な空間にしたい、雰囲気と印象を変えたいという理由です。たとえば、狭いキッチンは使い勝手が悪く、リビングの様子が見えないケースもあるでしょう。そんなときは、キッチン・ダイニング・リビングまでの空間を1つにすることで、開放感のある空間に生まれ変わります。キッチンからダイニング・リビングの様子も確認できるのです。

1-3.リフォームをしたほうがいい場合

現在のダイニング・キッチン・リビングに不満を感じているのなら、リフォームをしたほうがいいでしょう。使いづらく、生活しにくい空間は、ストレスを感じやすくなります。家は、家族全員がリラックスできる空間であるべきです。生活しにくい空間だと、家族のコミュニケーションもうまくとれなくなってしまいます。

1-4.リフォームのメリットとは

リフォームの大きなメリットは、快適な空間に改善できることです。経年劣化で傷んだクロスを新しく張り替えたり、ダイニングスペースを広くしたりするなど、理想的な空間へ改修できます。現在、抱えている不満や不安を消し去ることができるでしょう。

1-5.どんなリフォームができるのか

ダイニングのリフォームといっても、プラン内容は多種多様です。たとえば、オープンキッチンにして、ダイニングへ食事を運びやすくするリフォームがあります。開放的な間取りにより、より家族とのコミュニケーションが増えるのです。また、高齢の両親が快適に生活できるよう、バリアフリーを意識したリフォームもあります。ほかにも、カウンターを設置したり、クロスを変更したりと、要望によってプラン内容が変わるでしょう。

2.ダイニングリフォームの方法

理想的なダイニングへリフォームするためには、計画性が必要です。スムーズにすすめるためにも、方法とポイントを押さえておきましょう。

2-1.リフォームのタイミングとは

「何年経ったらリフォーム」という明確な基準はありませんが、目安となるタイミングがあります。たとえば、ダイニングとつながるキッチンは約10~20年がリフォームの時期でしょう。水まわりは、分かりにくいですが、10~20年経過すると土台・下地材の腐食がすすみます。
ダイニングは、キッチン・リビングルームの一部と考えてリフォームするケースが多いようです。現在のダイニング・キッチン・リビングで不満な点が出てき始めたなら、リフォームを考えるタイミングかもしれませんね。

2-2.どんなダイニングにするか・したいか

ダイニングに限らず、リフォームする目的を事前にハッキリさせておかなければなりません。どんなダイニングにするか、どんな雰囲気や空間にしたいのか、家族で話し合ってください。想像と理想を形にすることで、より近い空間に仕上げることができます。最初は、家族の希望をメモにとり、優先順位を決めていきましょう。そして、簡単なラフ画でいいので、平面図を描いてみてください。できれば、ダイニングの動線を意識した広さと余裕をつくるとよいでしょう。

2-3.キッチンとリビングのかかわり方

ダイニングとキッチン・リビングを組み合わせた間取りは、主に「LDK」「L・DK」「LD・K」の3つのパターンがあります。それぞれの特徴についてチェックしていきましょう。

2-3-1.LDK

リビング・ダイニング・キッチンが一体になったパターンです。1つの部屋を広々と使うことができ、家族はもちろんのこと、大人数の来客にも対応できるメリットがあります。スペースに余裕があれば、対面式キッチンにして奥の壁際を収納スペースにできるでしょう。

2-3-2.L・DK

リビングとダイニングキッチンに仕切りを設置したパターンです。それぞれの部屋が独立しているため、状況に応じた使い方ができるでしょう。仕切りには、開閉式のパーティション・スクリーンウォールなどを使用します。

2-3-3.LD・K

キッチンが独立したパターンで、リビングダイニングをくつろぎ用の部屋として使用できます。キッチンを仕切りながらも対面式にするタイプや、完全にキッチンだけを取り囲むタイプなど多種多様です。さらに、リビングとダイニングを仕切りで分ければ、L・D・Kとそれぞれ独立したパターンとなります。

2-4.費用のかさむリフォームとは

ダイニングリフォームの費用は、約50万~500万円と幅広い傾向があります。プラン・範囲などで費用が大きく異なるため、詳細は業者に問い合わせたほうがよいでしょう。中でも、リビング・ダイニング・キッチンを一体化するリフォームは、費用がかさむ可能性があります。なぜなら、すべての部屋を一続きにするため、施工範囲が広くなるからです。

2-5.リフォーム前に知っておきたい、決めておきたいこと

どんなダイニングにするか、現在の空間にどんな不満を感じているのか、これら2点を明確にしておきましょう。家族が生活しやすい空間にするためには、話し合いの場を設け、具体的に理想のダイニングをイメージすることが大切です。現在、感じている不満が明確になれば、リフォームでの改善策もハッキリします。また、既存のレイアウトを生かす形にするか、間取り自体を変えるかによって、予算・プランが大きく変わるでしょう。予算もある程度決めておくとよいですよ。

2-6.プランについて

具体的なリフォームプランは、業者との打ち合わせで決めることになります。要望・予算などを業者が聞き入れながら、どのような方法でリフォームをするのか計画を練るのです。個人では決められない部分を、業者が固める流れでリフォームの準備をすすめるでしょう。プラン内容を間違えないためにも、要望を具体的に業者へ伝えることが大切です。

2-7.注意点

工事を行う前に、ダイニングにおける家族の動き(動線)を確認しておきましょう。ダイニングには、テーブル・家族分のイス・食器棚などを設置するはずです。設置したときの移動やスペースを考えておかなければ、実際リフォームした後の空間が狭く感じてしまいます。イスを置く場合はテーブルから約80cm、テーブルの脇を通るには約65cmのスペースが必要です。

3.ダイニングリフォームの工事について

ダイニングリフォームの工事について解説します。

3-1.工事の流れと日数について

一般的なリフォーム工事の流れを、以下にピックアップしてみました。

  1. 業者に無料相談・見積もりの申し込みをする
  2. 住まいへの不満とリフォームの目的を明確にし、要望を業者へ伝える
  3. 具体的にプランを決めた後、見積もりを確認して業者と契約する
  4. リフォーム工事の開始
  5. 最終確認を行った後、工事完了契約書にサインをして完了

大まかな流れは以上のとおりですが、業者によっては異なる可能性もあります。工事契約を交わす前に、流れを確認してください。また、ダイニングリフォームの工期は約1週間です。フロアや壁紙の張り替えなら1~3日程度で済みますが、大がかりな内容となると1週間以上かかる可能性があります。場合によっては、仮住まいが必要になる場合もあるので、工期についてもきちんと確認しておきましょう。

3-2.業者選びのポイント

理想どおりのダイニングにできるか否かは、リフォーム業者の腕にかかっています。リフォーム工事は手抜きしやすいといわれているため、安心して依頼できる業者を選ぶことが大切です。業者選びの際は、以下のポイントに注目するとよいでしょう。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • リフォーム工事の実績がある
  • 要望を受け入れつつも、よりよいアドバイスを提示してくれる
  • 口コミ・評判がいい
  • 無料見積もり・無料相談を行っている
  • アフターフォロー・保証内容が充実している

3-3.相談・費用について

リフォームのプラン・業者・使用する材料などによって、具体的な費用が変わります。あらかじめ、業者に予算を伝えておけば、予算内でできるプランを提示してくれるでしょう。リフォームで60余年の実績を持つ「株式会社テンイチ」では、無料相談を受けつけています。ホームページのフォームまたは電話での問い合わせが可能なので、ぜひ1度ご相談ください。

3-4.注意点

「きちんと希望どおりにリフォームしてくれなかった」「施工後に問題が起きても対応してくれなかった」など、業者との間でトラブルが起きています。トラブルを未然に防ぐためには、業者選びのポイントを押さえた上で慎重に選ばなければなりません。複数の業者を比較すると、優良業者と悪徳業者を見極めることができるでしょう。

4.ダイニングリフォームに関してよくある質問

ダイニングリフォームに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.広いLDKにするメリットとは?
A.リビング・ダイニング・キッチンが一続きの大空間は、明るく開放的な空間になるのが大きなメリットです。それぞれの間に仕切りがないため、掃除も簡単にできるメリットがあります。また、キッチンをオープンスタイルにすることで、料理をしながらリビングにいる家族とコミュニケーションもとることができるでしょう。

Q.どこまでDIYできるのか?
A.照明器具の変更・収納棚の追加などであれば、DIYでもリフォーム可能です。しかし、知識のない人がDIYをすると、材料の選択ミス・工事失敗のやり直しで余計に出費がかさみ、時間と手間もかかります。無理にDIYをするのではなく、専門の業者に依頼したほうが安心です。

Q.ダイニングリフォームの施工例が知りたい
A.「株式会社テンイチ」のホームページでは、さまざまな施工事例を掲載しています。いくつか確認してみると、具体的なダイニングがイメージできるでしょう。

Q.注目すべき業者の保証内容とは?
A.業者選びの際に、アフターフォロー・保証内容の有無は大切なポイントです。保証内容が整っている業者なら、施工後のトラブルにも無償で対応してくれます。

Q.賃貸マンションのリフォームにおける注意点とは?
A.大家・オーナーから借りている物件なので、勝手にリフォームをしてはいけません。ダイニングリフォームを行う際は、必ず一言伝えてからにしましょう。物件によっては、どこからどこまでリフォームしてよいのか、条件や制限が決められているところもあります。

まとめ

いかがでしたか? ダイニングは、家族が集まり一緒に食事をする大切な場所です。コミュニケーションをとる場所でもあるため、家族全員が快適かつリラックスできる空間が好ましいでしょう。リフォームをする際は、現在感じている不満と何のためにリフォームをするのか目的を明確にしてください。そうすることで、リフォームでの改善点が分かり、理想的な空間に仕上げることができます。信用できる業者と打ち合わせを重ねながら、リフォームの計画を立てていきましょう。

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