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悪質リフォームの手口とは? 見分け方・対策方法を詳しく解説します!

「悪質リフォームが増えているが、どんな対策法があるのだろう」「悪質業者の見分け方を知りたい」とお考えではありませんか。悪質リフォームの被害に遭わないためには、正しい知識を身につける必要があります。また、万が一被害に遭った場合の対策法を知ることも大切です。今回は、悪質リフォームの手口や見分け方・対策方法など詳しく解説しましょう。

  1. 悪質リフォームの実例を紹介
  2. 悪質リフォームを見抜く方法
  3. 悪質リフォームの被害に遭ったらどうする?
  4. 悪質リフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、悪質リフォームを見抜く方法や被害に遭った場合の対策方法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.悪質リフォームの実例を紹介

最初に、悪質リフォームでよくある実例を見ていきましょう。

1-1.契約とは異なるリフォームをされた

Aさんは、外壁の塗り替えだけを依頼したのに、「傷んでいたから」という理由で業者が勝手に屋根の塗り替え工事も行ってしまいました。費用請求も当然のように両方の合計金額だったので抗議しましたが、「放置しておくレベルではなかった」と言われてしまい、渋々支払うことになったのです。

1-2.当初の話より大幅に高い金額を請求された

「今なら通常価格の半額でリフォームできる」の話を受け、安くできるのならとBさんは10年ぶりに屋根のリフォームをしようと決意しました。しかし、工事終了後に請求書を確認したところ、当初の予定より大幅に高い金額を請求されたのです。業者に問い合わせても、想定以上にダメージが広範囲にあったためだとし、正当な理由があってのことだと一歩も引きません。Bさんは、仕方なく請求金額を支払うことになったのです。

1-3.工事品質が悪くすぐに不具合が出た

外壁塗装を考えていたCさんの元に、タイミングよくリフォーム業者がやってきました。いい機会だからと依頼したものの、工事品質が悪いためにすぐはがれてしまったのです。リフォーム契約時の保証でやり直してもらおうと連絡しても、電話がつながることもなく泣き寝入りに終わりました。

2.悪質リフォームを見抜く方法

悪質リフォームの被害に遭わないためにも、主な特徴や狙われやすい家の特徴などを理解しておきましょう。

2-1.悪質業者の特徴を知っておく

悪質業者には、以下のような特徴があります。

2-1-1.口がうまい

悪質業者は、総じて第一印象がよく口がうまいのが特徴です。さわやかでハキハキとした口調で挨拶し、物腰やわらかな態度で近づいてきます。最初は不審に感じていた人も、会話が進むうちに、この人は大丈夫だろうと安心してしまうのです。しかし、突然訪問してきた時点で怪しいのは事実なのですから、いくら口がうまくても信用してはいけません。感じがいいのは、契約を取るまでの短い間だけです。

2-1-2.無料や値引きといった言葉を多用する

話の途中に「無料」や「値引き」といった、お得感のある言葉を多用するのも悪質業者によく見られます。お得感を強調することで、心理的に契約に進みやすくなるからです。実際には、無料のはずが有料だったり、大幅割り引きをしてもまだ高価だったりということがよくあります。

2-1-3.契約を急ぐ

悪質業者は、契約を必要以上に急ぎます。契約者の気持ちが変わらないうちに契約を完了したいからです。時間が経過すれば、冷静な判断力が戻り家族の意見を聞いてからにすると言われる可能性があります。そのため、できるだけ急いで契約を交わしたいのです。中には、「契約書にハンコを押してくれるまで帰らない」などと言い居座るケースもあるので注意しましょう。

2-1-4.外壁や屋根など外観のリフォーム工事が多い

悪質業者は、外壁や屋根など住人から意識しづらい・分かりづらい部分を狙ってきます。突然訪問してきて「屋根や外観のひどい傷みが目に入ったので気になった」などと言われたら、悪質業者の可能性が高いでしょう。また、耐震・床下工事に関しても同様です。

2-2.女性や高齢者がひとりになる家が危ない

悪質業者は、平日の昼間など、女性や高齢者がひとりで在宅になるタイミングでやってきます。女性や高齢者なら、強引に契約が取れると踏んでいるからです。普段から営業車で住宅街を巡回し、契約が取れそうな家を見定めているので注意してください。もしも、悪質業者と見られる訪問者がやってきたら、顔を合わせずに対応して追い返しましょう。知り合い以外の訪問者に対しては、毅然(きぜん)とした態度で対応してください。

2-3.同情しないことが大切

悪質業者には、一切の同情は不要です。悪質業者は「契約が取れないとクビになる」「給料を支払ってもらえない」などと同情をあおってくることがあります。しかし、ただ契約を取るためだけのテクニックなのでだまされてはいけません。もしも、本当にクビになる・給料がもらえないことが事実でも、契約をする義務はないのですから聞く耳を持たないことです。同情したが最後、どんどんつけ込まれて高額な契約を迫られるので注意しましょう。

2-4.信頼できる業者の選び方

住宅リフォームは、信頼できる業者に依頼することが大切です。具体的には、以下のようなポイントをチェックして選ぶといいでしょう。

  • リフォーム実績が豊富にある
  • 工事品質の高さで定評がある
  • 見積もりは無料で契約を無理強いしない
  • リーズナブルで明確な料金システム
  • 顧客からの評判がいい
  • スタッフの感じがよくて丁寧な応対をしている
  • 契約後も充実した保証とアフターフォローがある
  • きちんとした自社ホームページがあり連絡先が明記してある

なお、当テンイチでも多数の住宅リフォーム実績があり、多くの皆さまからご好評をいただいています。ぜひご検討ください。

3.悪質リフォームの被害に遭ったらどうする?

悪質リフォームの被害に遭った場合の対処方法や注意点を詳しく解説します。

3-1.ひとりで悩まず相談機関に連絡する

悪質リフォームの被害に遭ったら、ひとりで悩まずに相談機関に連絡しましょう。たとえば、以下のようなところです。

まずは、第三者に話を聞いてもらうだけでも気持ちが落ち着きます。また、専門家の意見を聞けば、解決策も見えてくることでしょう。

3-2.第三者が入ると解決できる場合もある

悪質リフォームの被害の中には、第三者が入ることで解決できる場合もあります。悪質業者は、被害者が泣き寝入りするだけだと考えていることが多く、第三者から連絡が入るだけでも対応が異なるものです。特に、公的な機関からの忠告は、効果があるのであきらめてはいけません。

3-3.クーリング・オフ期間内に手続きする

契約解除をスムーズに進めるためには、クーリング・オフ期間内に手続きをすることが大切です。特定商取引法により、訪問による契約の場合、契約日から8日間以内は契約解除(クーリング・オフ)できます。ひとりで悩んでいるうちに8日を過ぎてしまうことがないよう、すぐに対応しましょう。なお、クーリング・オフ期間中でも、すでに工事を開始してしまった場合は、契約解除が難しくなります。

4.悪質リフォームに関するよくある質問

最後に、悪質リフォームに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.被害に遭わないための契約書のチェックポイントは?
A.契約書を交わすときは、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 契約金額
  • 契約日付
  • 工事内容
  • 社名・社印・連絡先の確認
  • クーリング・オフの記載について

契約書は、内容をよく確認して不明な点をなくしてから押印しましょう。訂正すべき点があるときは、差し替えを受け取るまで押印してはいけません。押印は、契約書の内容を認めたことになるので慎重に行ってください。

Q.工事中に不審な点があるときはどうする?
A.すぐに業者に連絡し、説明してもらいましょう。悪質業者は、依頼者の希望を無視した内容やいい加減なやり方で工事を進めることが多いものです。場合によっては工事を中止し、相談機関に連絡して対応してもらいましょう。

Q.家に居座られたときの対処方法は?
A.忠告しても居座るようなら、警察に連絡しましょう。悪質業者は違法行為をしている自覚があるため、警察に連絡されることを特に恐れるからです。

Q.訪問営業でやってくるのはすべて悪質業者?
A.断言はできません。しかし、訪問営業を主体としている時点で、悪質業者である可能性が高くなります。信頼できる業者なら、今までの実績と信頼により、口コミなどで仕事を依頼されるからです。

Q.悪質業者に支払った費用を取り戻したいのですが?
A.弁護士に相談してみてください。契約状況や内容によっては、損害賠償請求できる可能性があります。必ず取り戻せるとは限りませんが、やってみる価値はあるでしょう。

まとめ

今回は、悪質リフォームについて詳しく解説しました。悪質なリフォーム業者は、さまざまな手口を使って法外な契約を取りつけようとしてきます。特に、女性や高齢者がひとりになりやすい家は狙われやすいので注意してください。また、庭の手入れが悪い・郵便物が数日間放置したままなども、ターゲットになりやすいものです。しかし、悪質業者の手口を理解し対処法を知っておくことで被害を防ぐことができます。万が一被害に遭ってしまった場合も、慌てずに対応すれば被害を最小限にとどめることも可能になるでしょう。

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