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子供部屋のリフォームは成長に合わせて!成功のポイントや費用も紹介

「子供部屋のリフォームはどのタイミングですべきなのか?」「どのようにリフォームすればよいのか分からない」と悩んでいる人は多いでしょう。子供部屋の役割は成長に伴って変化します。幼いうちは親の目が届きやすい環境が一番ですが、いずれはプライバシーを確保できるよう配慮が必要になるでしょう。もちろん、子供の人数や年齢・性別によっても、考えるリフォーム内容は変わってきます。この記事では、子供部屋をリフォームするタイミングやポイント・リフォーム工事にかかる費用などをまとめてご紹介しましょう。

  1. 子供部屋をリフォームする際の6つのポイント
  2. 子供部屋のリフォームにかかる費用は?
  3. 子供部屋のリフォーム方法はいろいろ
  4. 子供部屋のリフォーム工事の流れや注意点
  5. 子供部屋のリフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、子供部屋をリフォームする際のポイントや費用を抑える方法・工事の流れなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.子供部屋をリフォームする際の6つのポイント

まずは、子供部屋をリフォームするタイミングや知っておくべきポイントをご紹介しましょう。

1-1.小学校高学年~中学生ごろがリフォームのタイミング

子供部屋のリフォームを検討するタイミングとしては、小学校高学年~中学生ごろがおすすめです。幼児期や低学年のころは、できるだけ家族の目が届きやすい環境で過ごすことができるよう、子供部屋を与えていない家庭も多いでしょう。小学生高学年ごろから子供自身も個室を欲しがるようになり、集中して勉強できる空間が必要になってきます。睡眠や着替えなども子供部屋で行うようにすることで自立心を助けるためにも、子供部屋のリフォームを検討する家庭も多いでしょう。

1-2.新築時に広い空間を作っておき、後から間仕切りする方法も

新築時に子供が1人だけだったとしても、今後増える可能性はあります。子供の人数や性別によって必要な子供部屋の数も変わってくるでしょう。そのため、最初から子供部屋を作っておくよりも、広めの空間を作っておき、後から間仕切りする方法がおすすめです。1つの部屋を壁で仕切って完全に2部屋に分ける方法や、自由に部屋を分けられるように可動式の間仕切りを設置する方法などがあります。

1-3.家族とコミュニケーションを取りやすいように動線を考えて

独立した子供部屋を作る場合は、家族とコミュニケーションを取りやすいように動線を考えることも大切です。子供部屋は子供のプライバシーを確保する場所でもありますが、自室にこもりがちになると子供との会話が少なくなったり、子供が何をしているか分からなくなったりしてしまいます。できるだけリビングに近い場所や、必ずリビングを通る場所に子供部屋を作るようにしましょう。

1-4.収納はゆとりを持って、子供が出し入れしやすいように

子供部屋の収納はできるだけゆとりを持たせることが大切です。子供の持ち物は成長につれて増えていきます。勉強道具はもちろんのこと、部活や習い事の道具・趣味のアイテムなどをきちんと収納できるスペースがないと、部屋が散らかり放題になってしまうでしょう。また、自分で片付けられるように、子供が出し入れしやすい収納を心がける必要もあります。

1-5.子供が独立した後のことも考える

子供部屋が必要なのは、子供が独立するまでの10~15年程度です。子供が家を出た後、その部屋をどうするかも考えておく必要があるでしょう。たとえば、リビングと子供部屋の間にある壁をなくしてリビングを広くする方法や、子供部屋だった場所をウォークインクローゼットや書斎にする方法などもあります。そういった使い道も考慮した上で、プランを立てていきましょう。

1-6.子供部屋に適した壁紙や床材を選ぶ

子供部屋をリフォームする前に、壁紙や床材のことも考えておく必要があります。子供部屋の壁は落書きや食べこぼしなどで汚れやすいため、汚れが落ちやすい機能性壁紙を使用するのもおすすめです。また、シックハウス症候群が心配な場合は消臭壁紙を使うとよいでしょう。床材についても、遮音性やクッション性に優れているものを選ぶなど、考慮が必要です。

2.子供部屋のリフォームにかかる費用は?

子供部屋のリフォームにかかる費用について、一戸建てとマンションの違いや費用を抑える方法などをまとめました。

2-1.一戸建てよりマンションの方が高くなるケースが多い

子供部屋のリフォームにかかる費用は、一戸建てに比べてマンションの方が高くなる傾向があります。一戸建ての場合は部屋数が多めなので、空いている部屋を子供部屋にリフォームする方法が一般的です。この場合、壁紙や床材の張り替えを行うだけであれば、20万円以内で済みます。
一方のマンションは部屋数に限りがあるため、部屋を間仕切りで分けて子供部屋にリフォームする方法が多くでしょう。間仕切りの壁を設置する費用や壁紙を張り替える費用などを合わせると、20万~50万円程度が相場です。

2-2.ロフトの設置には高額な費用がかかる

子供部屋のリフォームで特に高額な費用がかかるのは、ロフトの設置です。ロフトがあればベッド代わりに活用したり収納スペースとして使ったりできるため、狭い部屋でも快適に過ごすことができます。しかし、大がかりな工事になるので最低でも50万円、電気工事や壁紙の張り替えも行う場合は200万円ほどかかることもあるでしょう。

2-3.壁以外の間仕切りで費用を抑える方法も

1つの部屋を2つに分けて子供部屋にする場合、間仕切りの壁を設置するのに10万円以上の費用がかかります。費用を抑えたい場合は、壁ではなく収納棚やロールカーテンなどを使うのも1つの方法です。壁の設置に比べると完全な個室化は難しくなりますが、費用はかなり安くなります。また、子供が独立した後は、簡単に部屋を元に戻すことが可能です。

3.子供部屋のリフォーム方法はいろいろ

子供部屋のリフォーム方法にはどのようなものがあるのか、いくつかご紹介しましょう。

3-1.壁紙や収納を変更する

空いている部屋を子供部屋にするにあたって、壁紙や収納の変更を希望する人は多いでしょう。壁紙は成長してからも違和感のないデザインを選ぶだけでなく、機能性にもこだわるケースが増えてきています。汚れや傷に強い素材や、アレルギー抑制壁紙・防カビ機能のある壁紙などさまざまなものがあるため、よく考えて選ぶとよいでしょう。また、「子供部屋にしたいけれど収納が少ない」という悩みも、リフォームで解決します。部屋のサイズに合わせて作る造作収納棚や造作クローゼットを設置するのもおすすめです。

3-2.間仕切りで部屋を分ける

1つの部屋を2つに分けるために、間仕切りを設置するリフォームです。真ん中に壁を設置して完全に部屋を分ける方法や、勉強場所などを共有スペースにして寝る場所を分ける方法などがあります。可動式収納を設置して部屋を仕切ったり、ロールカーテンやブラインドで仕切ったりすることも可能です。

3-3.和室を洋室に変えて子供部屋に

使っていない部屋が和室しかない場合は、和室を洋室にリフォームして子供部屋にすることもできます。畳からフローリングに変更するだけでなく、ふすまや壁紙・押し入れなども洋室の雰囲気に合わせてフルリフォームするケースが多いです。

3-4.ロフトを設置して空間を活用

収納スペースが少ない部屋や狭い部屋の場合は、ロフトを設置するリフォームが行われることも多くなっています。ロフト部分をベッドとして使えば、ロフト下のスペースに収納棚や学習机を置くことができ、空間を有効活用することが可能です。

4.子供部屋のリフォーム工事の流れや注意点

子供部屋をリフォームするにあたって、工事の流れや日数・業者選びのポイントなどを知っておきましょう。

4-1.工事期間は約2か月

子供部屋のリフォーム工事が完了するまでにかかる期間は、約2か月です。一般的に、業者に現地調査を依頼してから見積もりが提示されるまで約1か月、打ち合わせから施工開始まで約2週間かかります。実際の工事にかかる期間は工事内容によりますが、1日で終わる場合もあれば、2週間ほどかかることもあるでしょう。

4-2.最適なリフォーム業者を選ぶためにしっかりと比較を

理想の子供部屋にリフォームするためには、業者選びが重要になります。リフォーム業者によって異なる特色があるため、しっかりと比較して選びましょう。できるだけ価格を抑えたいなら地元の工務店、デザインに関する提案力を期待するなら中堅リフォーム業者というように、自分の希望に合った業者を選ぶことが大切です。さらに、豊富な実績があるか・料金体系が明確か・迅速で柔軟な対応をしてくれるかなどもしっかりチェックしてください。

4-3.マンションの場合はリフォームの制限事項を確認して

マンションの場合は、管理規約でリフォームについての制限事項が設けられています。たとえば、「フローリングにしてはいけない部分がある」「外部から見える場所に窓を取り付けてはいけない」など、マンションごとに決まりがあるのです。子供部屋のリフォームを検討する際は、必ず内容を確認しておきましょう。

5.子供部屋のリフォームに関するよくある質問

「子供部屋のリフォームを検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.6畳の部屋を2つに分けて子供部屋にするのは難しいでしょうか?
A.子供部屋には最低でも4.5畳の広さが必要といわれており、6畳の部屋を分けてもほとんど歩くスペースのない部屋になってしまいます。6畳の部屋を分けるのであれば、できるだけ省スペースで多機能な家具を活用し、空間を作り出しましょう。

Q.子供部屋を2つに分ける方法で迷っています。収納棚などを設置して完全に仕切らない方法にはどのようなメリットがあるでしょうか?
A.お互いの気配を感じながら生活できること・暖房や冷房などが1つで済むことなどがメリットです。

Q.子供部屋の壁紙は何色がおすすめでしょうか?
A.勉強に集中しやすいように、派手な色使いは避けるべきです。心を落ち着かせる青や緑・リラックス効果のある薄いピンクなどをおすすめします。

Q.子供部屋のリフォームでよくある失敗を教えてください。
A.子供の成長を考えずにリフォームしてしまうことです。仲のよい兄弟に広い1つの部屋を与えたところ、成長するに従って自分だけの部屋を持ちたがるようになった、などの失敗例はよくあります。

Q.悪質なリフォーム業者の見分け方を教えてください。
A.見積書に詳細が記載されていない・突然訪問してきてリフォームを勧めてくる・大幅な値引きを提案してくるなどの業者は要注意です。

まとめ

子供部屋のリフォーム方法や費用・工事の流れなどをまとめてご紹介しました。子育て世代のリフォームで特に慎重に考えなければならないのが、子供部屋です。子供の成長に合わせて適切な環境を与えられるよう、しっかりと考えてリフォームしなければなりません。ぜひこの記事を参考にして、後悔のないリフォームをしてください。

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