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屋根修理詐欺の手口や対処法は? 被害に遭わないコツを詳しく解説!

「そろそろ屋根の修理を検討しているけど、詐欺が多いと聞いて不安だ」「屋根修理詐欺に遭わないポイントを詳しく知りたい」とお考えではありませんか? 屋根修理詐欺は、リフォーム詐欺の中でも特に多く発生しています。屋根は見えづらい位置にあることから、悪質業者に目を付けられやすいことが原因です。 思わぬ被害に遭わないためにも、どんな手口が使われるか、どんな業者に注意すべきかなどを知っておく必要があります。

そこで今回は、屋根修理詐欺について詳しく解説しましょう。

  1. 屋根修理詐欺にはどんなパターンがある?
  2. 屋根修理詐欺の手口は?
  3. 屋根修理詐欺を予防する方法
  4. 屋根修理詐欺に遭ったときの対処法
  5. 屋根修理詐欺に関するよくある質問

この記事を読むことで、屋根修理詐欺の見分け方や対処法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.屋根修理詐欺にはどんなパターンがある?

最初に、屋根修理詐欺によくあるパターンを見ていきましょう。

1-1.勝手に屋根に上がられて修理費用を請求された

家でくつろいでいたAさんは、いきなり屋根から大きな音がしたのでびっくりしました。原因を探るために屋外に出ると、業者が勝手に屋根に上がっているのが見えたのです。業者の話によれば、「屋根がひどく傷んでいるのが目に入ったので、すぐに対応しなくてはならないと考え、了承を得ずに上がった」とのことでした。Aさんは、業者が親切に対応してくれたのだと勘違いし、業者からすすめられたとおりに屋根を修理することにしました。こうして、本来なら不要な修理費用を数十万円支払ってしまったのです。屋根修理詐欺が多いから注意するようにとAさんが子どもから忠告されたときには、すべてが遅過ぎました。

1-2.工事代金を支払った後で業者が音信不通になった

工事代金を支払った後、業者と音信不通になってしまったというパターンもよくあります。Bさんは築30年の家に住んでおり、そろそろ屋根の修理が必要だと考えていました。ある日、訪問営業でやってきた業者に「今だけ屋根修理が安くできる」と言われたので、話を聞いてみることにしたのです。とても親切なスタッフで、キレイなパンフレットを見せながら丁寧に説明してくれたので、言われたとおりに前金で工事代金を支払いました。ところが、工事予定日になっても業者がやってくることもなく、音信不通になってしまったのです。契約書の住所や連絡先などはすべてデタラメで、Bさんはどうしたものかと途方に暮れています。

1-3.火災保険の審査前に修理されてしまった

火災保険を使用するはずだったのに、審査前に修理されてしまったというケースもあります。一人暮らしのCさんは、ある日やってきた業者に「火災保険に入っているのなら、屋根の修理が無料でできる」と持ちかけられました。屋根の傷みを無料で修理できるのならと、Cさんは業者に言われるままに契約してしまったのです。さらに、今すぐ修理したほうがよいとアドバイスされたので、翌日に作業することに同意してしまいました。しかし、火災保険を利用して屋根を修理する場合は、事前に保険会社の審査を受ける必要があります。Cさんは、火災保険の適用を受けられるはずもなく、数十万円の修理費用を全額支払うことになってしまいました。

2.屋根修理詐欺の手口は?

屋根修理詐欺の主な手口を具体的に見ていきましょう。

2-1.必要以上に不安をあおる

屋根修理詐欺の主な手口として、必要以上に不安をあおるケースが見られます。屋根の状態が確認しづらいことを逆手に取り、「傷みが進んでいるのですぐに修理しないと大変だ」などと言って不安をあおるのです。中には、屋根に上がっていないにもかかわらず、修理をすすめてくることもあります。

2-2.お得感を前面に出してアピールする

お得感を前面に出してアピールし契約を取り付けようとするのも、悪質な屋根修理業者の手口です。たとえば、以下のようなセールストークには注意しましょう。

  • 「今だけ通常価格の80%OFFで修理可能」
  • 「キャンペーン中で通常よりハイグレードな修理を提供中」

悪質な屋根修理業者は、今契約しなくては損をすると考えさせるのが得意です。業者の甘い言葉にだまされないように注意しましょう。

2-3.高齢者や女性が一人で在宅する時間を狙う

高齢者や女性が一人で在宅する時間を狙ってやってくるのも、悪質な屋根修理業者がよく使う手口といえます。弱い立場の人が一人だけなら、強引に契約を取りやすいことを知っているからです。中には、普段から周辺を巡回し、自宅の駐車場に車がないタイミングを見てやってくるケースもあります。特に、平日の昼間は狙われやすいので気を付けましょう。

2-4.いきなり訪問してきて安い修理費用を提案する

いきなり訪問してきて安い修理費用を提案するのも、屋根修理詐欺でよく見られる手口になります。いきなり訪問することで、ターゲットに考える時間を与えずに済むからです。普段なら慎重な性格の人でも、心の準備ができていないときに安い修理費用を提示されると、とっさに契約してしまいやすくなります。安く修理できるならと思っていたら、実際には何かと理由を付けて法外な金額を請求されたというケースもよくあるパターンです。

2-5.火災保険の利用を強くすすめる

悪質な屋根修理業者は、火災保険の利用を強くすすめてくるのも大きな特徴です。火災保険に関する無知を利用して屋根修理の契約を取り付ける手口なので、十分に注意してください。確かに、台風などの自然災害や火災などの事故により屋根が破損した場合は、火災保険でカバーできることもあります。しかし、契約範囲外の劣化や破損についてはカバーされないはずです。また、火災保険の適用を受けるには、事前に保険会社の承認が必要になります。火災保険を適用して安く修理できるはずだったのに、高額な費用を支払う羽目になるのではいけません。業者から火災保険の話が出たら、まずは、疑ってください。

3.屋根修理詐欺を予防する方法

屋根修理詐欺を予防する主な方法を詳しく見ていきましょう。

3-1.屋根に上がらせない

屋根修理詐欺を予防するには、業者を屋根に上がらせないことが基本です。業者が屋根に上がってしまえば、何かと理由を付けて屋根診断料などを請求される可能性があります。また、屋根の状態が見えないのをよいことに、不必要な修理をすすめてくることもあるでしょう。さらに悪質になると、業者が故意に屋根を破損させるケースも見られます。

3-2.キッパリ断る

キッパリ断ることも、屋根修理詐欺を予防するために大切なことです。思わぬトラブルを避けるためにも、最初の段階でキッパリ断りましょう。何となく業者の話を聞いているうちに、いつの間にか契約することになったケースもあります。「話だけでも聞いてください」と言われても、無視してください。なお、業者とはインターンホン越しに対応するのが一番です。玄関ドアを開けてしまうと、業者が家の中に入り込んで居座ったり強い言葉や態度で契約を強要したりすることもあるので注意しましょう。

3-3.信頼できる補修業者に依頼する

屋根修理詐欺に遭わないためにも、屋根修理が必要なときは信頼できる補修業者に依頼することが大切です。具体的には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 屋根修理で豊富な実績がある
  • 丁寧な作業と高品質な仕上がりで定評がある
  • 現場視察や見積もりは無料
  • 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
  • 都合のよい日時に作業してもらえる
  • スタッフの態度や言葉遣いが丁寧で感じがよい
  • 顧客からの評判がよい
  • 保証やアフターサービスが充実している

なお、当テンイチも数多くの屋根修理をお受けし、多くの方からご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。

4.屋根修理詐欺に遭ったときの対処法

屋根修理詐欺に遭ったときの主な対処法を詳しく解説します。

4-1.業者に直接クレームを伝える

屋根修理詐欺に遭ったら、業者に直接クレームを入れましょう。業者とのやり取りは、日時や内容のほか、業者の誰が担当したかも含め、すべて記録してください。特に、電話でクレームを入れる場合は、後から言った・言わないでもめないように通話記録を残すことが大切です。業者の中には問題を大きくしないために、クレームを伝えてきた顧客に対してだけ返金などの対応に応じることもあります。あきらめずに連絡し、きちんと交渉してみてください。

4-2.クーリング・オフを申し込む

屋根修理詐欺に遭った場合、訪問販売による契約であり、契約書の日付から8日以内ならクーリング・オフを告げることができます。具体的な手続きは、国民生活センターのクーリング・オフ説明ページを参考にしてください。クーリング・オフを申し込むのは、時間勝負です。契約を無効にするためにも、すぐに動きましょう。

4-3.第三者機関に相談する

屋根修理詐欺に遭った場合、第三者機関に相談するのもおすすめです。たとえば、以下のような機関に相談できます。

相談内容が特に悪質だと判断されると、業者に連絡して指導を入れてもらえることもあります。業者に直接クレームを入れても相手にしてもらえない、話が決裂してしまったというときにも頼りになるでしょう。

4-4.弁護士に相談する

被害金額が大きな場合などは、弁護士に相談するのもよい方法です。弁護士に相談すると、法律の知識に基づいてアドバイスを受けられたり、損害賠償請求を進めたりすることができます。悪質業者は、被害者が泣き寝入りするだろうと足下を見ているものです。しかし、弁護士を立てると驚くほどスムーズに対応することも多く見られます。ただし、弁護士に相談すると、費用が数十万円程度かかることもあるでしょう。

5.屋根修理詐欺に関するよくある質問

最後に、屋根修理詐欺に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.屋根修理詐欺に遭いやすい人の特徴は?
A.以下のような人です。

  • 古い住宅に住んでいる
  • 優柔不断
  • 気持ちがやさしい
  • お金がある
  • 女性
  • 一人暮らしの高齢者

Q.社員証を提示してくる業者なら安心できる?
A.いいえ。最近では、要求される前に社員証を提示することで安心させ、契約を取るパターンが増えているので油断してはいけません。そもそも、社員証や身分証明証が信頼できるか証明できないからです。

Q.雨もりを修理した後すぐに再発した場合も屋根修理詐欺になる?
A.状況によります。信頼できる業者であっても、施工ミスが発生する可能があるからです。まずは、業者に連絡して現場を視察してもらいましょう。明らかに落ち度がある場合、信頼できる業者ならすぐに対応してくれます。

Q.新築の家なら屋根修理詐欺に遭わない?
A.新築の家でも屋根修理詐欺に遭う可能性はあります。たとえば、塗装がはがれているのが見えた、施工不良らしき場所を発見したと言われて、修理を提案されるケースもあるので注意してください。

Q.契約書を受け取っていない場合はクーリング・オフできない?
A.いいえ。契約書を受け取っていない場合でも、クーリング・オフは可能です。契約が成り立っていないのと同じ扱いになり、契約日から8日を過ぎても返金を請求できます。

まとめ

今回は、屋根修理詐欺について詳しく解説しました。最近急増している屋根修理詐欺の被害に遭わないためには、どんな手口が使われやすいかきちんと把握しておくことが大切です。特に、突然訪問してくる業者は悪質なので、何を言われても耳を貸してはいけません。また、キッパリと断ることも大切です。万が一被害に遭ってしまったときも、あきらめずに交渉したり第三者機関や弁護士などに頼ったりしましょう。なお、経年劣化などにより屋根修理が本当に必要な場合は、この記事を参考にして信頼できると判断した業者に依頼すると安心です。

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