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カビ対策リフォームにはどんな方法がある?効果や費用・流れを詳しく解説

室内に発生するカビにお悩みではありませんか? カビは見た目が悪いばかりか、家族にさまざまな健康被害を引き起こす恐れがあります。

カビ対策には色々な方法がありますが、リフォームもその一つです。ただし、リフォームにかかる費用は、施工箇所や規模、材料の種類によって異なります。また、リフォームを成功させるためには業者の選び方も重要です。

この記事では、カビが室内に発生する理由から、カビ対策リフォームの有効性や方法、費用相場について解説します。

快適な室内環境を手に入れたいという方は、ぜひ最後までチェックしてください。この記事は、以下のような方におすすめです。

この記事はこんな方におすすめ

  • 室内にカビが発生して悩んでいる方
  • カビの被害から家族の健康を守りたい方
  • カビを防いで住宅の寿命を延ばしたい方

この記事を書いた専門家

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テンイチ 管理部 営業企画課


  1. カビが家に発生すると起こる問題とは?
  2. リフォームでカビ対策は可能?
  3. カビ対策のリフォーム費用について
  4. カビ対策リフォームの流れ
  5. カビ対策リフォームの実例
  6. カビ対策リフォームに関するQ&A

1.カビが家に発生すると起こる問題とは?

はじめに、カビが家に発生すると起こる問題について解説します。
見た目が悪くなったり臭いが発生したりするほかには、どのような問題が起こるのでしょうか?

1-1.見た目や臭いの問題

カビが発生すると見た目が非常に悪くなります。特に、壁など広範囲にカビが発生した場合、家の資産価値に悪影響が出ることもあるでしょう。また、「カビ臭い」と形容されるように独特の臭気がします。

1-2.建物への被害

カビが発生すると、建材の腐食や壁紙の剝離などが発生します。また、カビは適度に湿気がある環境で繁殖しやすいため、カビが大量発生する環境は、木材を腐らせる「腐朽菌」が繁殖する恐れもあるでしょう。腐朽菌が大発生すれば、建物そのものの寿命が短くなる可能性もあります。カビ自体に建物を腐食させることはありませんが、カビの繁殖具合は腐朽菌の指標にもなるため、注意が必要です。

1-3.健康被害

カビが体内に入るとアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などさまざまな健康被害が発生します。カビは胞子を飛ばして繁殖しますが、胞子は小さくて目には見えません。壁と壁紙の隙間など見えない場所にカビが発生した場合、知らないうちに健康被害が発生することもあるでしょう。

2.リフォームでカビ対策は可能?

カビは適度な湿気と温度がある環境下で繁殖します。カビを根本的に取り除くには、カビが繁殖しにくい環境を作ることも重要です。ここでは、カビ対策ができるリフォームについて解説します。掃除を何度もするより、リフォームを一回してカビが生えにくい環境を作る方が費用も抑えられるでしょう。

2-1.窓のリフォームで結露を防ぐ

部屋の湿度が高くなる原因のひとつが、窓の結露です。二重窓にリフォームするなど、窓の結露をなくすリフォームを行なえば結露も解消し、部屋の湿度が下がってカビが発生しにくくなります。

2-2.断熱材を変更するリフォーム

家が建っている環境によっては土地全体の湿度が高く、壁自体が湿り気を帯びやすいこともあります。また、断熱がしっかりしていないと、壁内に結露が発生することもあるでしょう。壁内の結露を防ぐセルロースファイバー断熱 を使用し、断熱材の追加や交換をするリフォームを行なえば、室内にカビが発生しにくくなります。

2-3.床下に換気扇を設置する

床下から湿気が上がってくる場合は、床下に換気扇を設置することで湿気を軽減できます。床下がジメジメしていたり、畳やカーペットにカビが生えたりして困っている場合は、行なってみる価値があるリフォームです。

3.カビ対策のリフォーム費用について

ここでは、カビ対策にも利用できるリフォームの費用や使用できる補助金や助成金などを解説します。見積もりの取り方なども紹介しますので、参考にしてください。

3-1.カビ対策にも利用できるリフォーム費用の相場

カビ対策にも利用できるリフォーム費用の相場は、以下のとおりです。

  • 二重窓の設置など窓のリフォーム:10~15万
  • 断熱材のリフォーム:50万円~
  • 換気扇の設置:10万~

正確な費用は、見積もりを出してもらいましょう。

3-2.見積もりの出してもらい方

見積もりは、工事を依頼したいリフォーム業者に頼めば作成してくれます。実際に現場を見て調査をしてもらってからの作成が一般的です。現在は、調査や見積もり作成は無料で行なってくれる業者も増えました。見積もりを作ってもらえれば正確な費用が分かります。工事を依頼する業者を絞りきれない場合は、相見積もりを利用しましょう。見積もりには、業者の特徴が現われます。分かりやすくしっかりした見積もりを作ってくれる業者は信用できるでしょう。

3-3.リフォームに使用できる助成金

カビ対策に利用できるリフォームの中には、助成金が適用されるものがあります。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業がその代表例で、高性能建材を用いた断熱改修を支援する目的で実施中です。補助対象経費の1/3以内で、戸建て住宅では最大120万円、集合住宅の場合は15万円となっています。二重窓にしたり断熱材を入れたりするリフォームに適用できる可能性があるので、リフォーム業者に尋ねてみましょう。

このほか、子どもがいる場合は、こどもエコすまい支援事業の助成金が利用できることもあります。リフォームの場合は、1戸あたり最大30万円の支援です。このほか、市町村が独自で実施している補助金や助成金もあるため、まずは市町村のホームページを確認してください。

なお、リフォームの助成金は応募数が一定に達したり予算が上限を達成したりすれば、その時点で終了します。年に何度か公募があるものもあるので、まずは公式サイトを確認してください。

4.カビ対策リフォームの流れ

ここでは、一般的なリフォームの流れについて解説します。これからリフォームを行ないたい方は、参考にしてください。

4-1.相談~見積もり依頼

まずは、リフォーム会社へ相談に行き、家野調査や見積もり作成を依頼します。前述したように、現在は調査や見積もりが無料なところもあるので、遠慮せずに依頼しましょう。可能ならば、複数の業者に調査や見積もりを依頼すれば、より正確にリフォームが必要な場所が分かり、相見積もりをすれば地域の費用相場も分かります。

4-2.具体的なプランの確認

相見積もりなどをして依頼するリフォーム業者を決めたら、業者と具体的なリフォームプランの確認を行ないます。リフォームの内容、期間、費用などの確認事項を共有し、お互いに納得したら契約書を交してください。国が行なっている補助金を利用したい場合も、相談するといいでしょう。営業と交した重要な約束事は後日のトラブルを防ぐために、文章化しておくのがおすすめです。

4-3.着工~支払い

契約書を交したら、いよいよ工事に入ります。リフォーム工事の期間は1~1週間以内のものが一般的です。家中の断熱材を入れ替えるなど、大幅なリフォームの場合は1か月近い期間がかかることもあります。このあたりは、プランの確認の段階で確かめておきましょう。工事が終了したら、ミスがないかどうか確認をし、納得できたら工事終了の書類にサインをして、支払いになります。助成金を申請する場合は、ここから手続を開始してください。必要な書類を調べておき、工事が終ったらすぐに提出できるようにしておきましょう。

5.カビ対策リフォームの実例

ここでは、テンイチが実際に行なったカビ対策もできるリフォーム事例を紹介します。

5-1.内窓付けて断熱リフォーム

高齢者が一人暮らしをされている家の窓を断熱リフォームしました。「先進的窓リノベ事業」という補助金も利用しています。

浜松市 内窓付けて断熱リフォーム 補助金利用!

5-2.戸先錠タイプの内窓

こちらも窓のリフォームです。洋室に合わせてデザインを変え、三層の高気密の窓となりました。雪国でも暖かく暮らせる仕様です。

戸先錠タイプの内窓

5-3.コンクリート住宅の断熱・結露対策リフォーム

コンクリート住宅はおしゃれですが、断熱効果に難がある物件も珍しくありません。テンイチではコンクリート住宅のリフォームも行なっています。こちらの住宅は、間取りの変更と、結露・断熱対策を施し、ぐっと暮らしやすくなりました。

コンクリート住宅の断熱・結露対策リフォーム!

6.カビ対策リフォームに関するQ&A

Q&A

ここでは、カビ対策リフォームに関するよくある質問を紹介します。

Q.リフォームを行なっている間、家には住めなくなるでしょうか?
A.リフォームがすぐに終る場合や、部分的なリフォームならば家に住み続けながらでも工事が可能です。詳しくは、業者と相談してください。

Q.カビ対策専用のリフォームはありますか?
A.カビ対策専用と大々的に宣伝しているリフォームはほとんどありませんが、湿気対策と銘打ったリフォームは大抵カビ対策にもなるでしょう。業者から説明を受ける際、「カビ対策にもなります」と説明されたものを選びましょう。

Q.リフォーム業者を選ぶ際のポイントはありますか?
A.前述したように、見積もりをしっかりと分かりやすく作ってくれる業者のほか、実績のある業者がおすすめです。自分が希望するリフォームの実績が多数ある業者を選びましょう。

Q.カビ対策のリフォームはDIYで行なえますか?
A.今回ご紹介したリフォームは、業者でしか行なえない大規模なものです。無理をせず業者に依頼しましょう。

Q.補助金はいつ申請すればいいですか?
A.補助金の申請は基本的に着工前に行ないますが、補助金が下りるのは工事の後となります。

Q.リフォーム工事におすすめの時期はあるでしょうか?
A.1年中行なえますが、気候のよい季節のほうがおすすめです。特に、窓のリフォームなどでは工事をしている間は外気が家の中に入ってくるので、暖かい時期のほうがいいでしょう。

まとめ

今回は、カビ対策もできるリフォームについて解説しました。テンイチでもカビ対策を含むリフォーム実績が豊富にございます。優良リフォーム業者紹介サイトで11年連続成約件数1位を獲得しており、お客様がご満足いただけるようにさまざまなプランの提案が可能です。さらに、最長10年保証制度を設け、アフターケアにも力を入れておりますので、安心してご依頼いただけます。まずはお気軽にご相談ください。


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テンイチ 管理部 営業企画課

テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。


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