住まいのコンシェルジュ

屋根瓦の台風対策をする方法! 適切な補修と定期点検が重要な理由!

「台風シーズンに備えて、屋根瓦の台風対策を行いたい」とお考えではないでしょうか?

台風シーズンになると、屋根瓦が破損したり落下したりしないかなど、とても心配になりますよね。実際に、台風の暴風で屋根瓦に大きな被害が出る例も多いため、しっかり対策することが必要です。

しかし、実際にどんな方法で対策すればよいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。そこで今回は、屋根瓦の台風対策について詳しく解説します。

この記事は次のような方におすすめです。

  • 台風の被害を心配している方
  • 台風に備えて屋根瓦をリフォームしたいという方
  • 築年数が経って住まいのメンテナンスを検討している方

この記事を書いた専門家

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テンイチ 管理部 営業企画課


  1. 屋根瓦の台風被害について
  2. 屋根瓦の台風対策の重要性とメリット
  3. 屋根瓦の台風対策の方法とポイント
  4. 屋根瓦の補強や修理は専門業者に相談!
  5. 事前のメンテナンスと点検の重要性
  6. 屋根瓦の台風対策の事例を紹介
  7. 屋根瓦の台風対策に関するよくある質問

この記事を読むことで、屋根瓦の台風対策のポイントや注意点などがよく分かります。屋根瓦の台風対策をご検討中の方には、お役に立てることでしょう。

1.屋根瓦の台風被害について

最初に、屋根瓦の台風被害について具体的に見ていきましょう。

1-1.屋根瓦の台風被害にはどんな例がある?

屋根瓦の台風被害には、以下のような例があります。

1-1-1.暴風による被害

屋根瓦の台風被害の多くが、暴風によるものといってよいでしょう。台風によって暴風が吹くことで、屋根瓦がずれたり落下したりします。屋根瓦が落下すると、家や車などが破損する可能性があるほか、タイミングによっては人的な被害につながることがあるので注意してください。また、屋根瓦がずれることで、雨漏りの原因になることもあります。

1-1-2.風圧による被害

台風による風圧で、屋根瓦に被害が出ることがあります。台風の風圧は想像以上に強く、屋内から屋根を押し上げるため、屋根瓦が破損することがあるのです。具体的には、風速20~30m程度で被害が出るといわれています。古い屋根瓦の中には、台風による風圧に耐えられないこともあるでしょう。風圧で屋根瓦が飛散すると、近隣へ被害が出ることがあるため、早急に点検し、必要に応じて補修すべきです。

1-1-3.雨漏りによる被害

台風により屋根瓦がずれたり落下したりすると、雨漏りの原因になります。雨漏りは、屋根材の腐食を進めて、ぼろぼろにしてしまうので気を付けてください。また、天井にシミができたり、室内にカビが発生したりすることもあります。雨漏りがひどいと、水滴が家財にかかって台無しになることもあるでしょう。

1-2.屋根瓦の台風被害の実例

ここでは、屋根瓦の台風被害の実例を2つご紹介しましょう。

1-2-1.2011年9月発生の台風15号による被害

2011年9月に静岡県浜松市に上陸した台風15号は、上陸時の中心気圧が950hPa以下、最大風速は45m/sと非常に強い台風でした。台風15号は、東海・関東・東北地方を中心に記録的な豪雨と暴風により大きな被害をもたらしました。具体的には、全壊34棟・半壊1,524棟・一部損壊3,665棟におよび、屋根瓦の破損や落下、倒木、外壁の倒壊が多数見られたのです。同年3月の東日本大震災から約半年後のこともあり、職人および資材不足が原因で屋根瓦の補修などが追い付かないケースも多数ありました。

1-2-2.2018年9月発生の台風21号による被害

2018年9月に徳島県南部に上陸した台風21号は、上陸時の中心気圧が950hPaで最大風速は45m/sと、非常に強い台風でした。一般住宅では、大阪府や京都府など関西地方を中心に全壊68棟・半壊833棟・一部破損9万7,009棟におよび、住民の生活に多大な影響を与えました。具体的には、屋根瓦の破損や落下、外壁の脱落、電柱の倒壊などになります。屋根瓦が大きく破損した家では、ブルーシートで屋根を覆って一時的にしのぐケースが多く見られました。

2.屋根瓦の台風対策の重要性とメリット

台風による被害を防ぐには、屋根瓦の対策を行うことが大切です。

2-1.屋根瓦を台風から守ることの重要性

屋根瓦には、家を風雨や紫外線から守る役割があります。そのため、きちんと台風対策を行って被害から守ることが重要です。屋根瓦が台風によって破損すると、美観を損ねるだけでなく、雨漏りの原因になったり家の劣化が進んでしまったりします。屋根瓦は、台風で最も影響を受けやすいため、適切な対策をしておくことが大切です。

2-2.台風対策で得られるメリット

屋根瓦の台風対策を行うと、以下のようなメリットがあります。

2-2-1.屋根瓦の破損や落下を防ぐことができる

屋根瓦の台風対策を行うことで、破損や落下を防ぐことができます。屋根瓦は硬くて重いため、台風によって破損したり落下したりすると、大変危険です。暴風で飛散した屋根瓦が当たれば、物的・人的被害が出ることもあるでしょう。また、後片付けや補修も大変です。補修費用もかかるため、台風対策を万全にすることによって破損や落下を防ぐことが大切になります。

2-2-2.屋内で安心して過ごせる

屋根瓦の台風対策を行うことで、屋内で安心して過ごすことができます。台風による豪雨・暴風によって、屋根瓦が破損・飛散しないかどうか心配する必要がないからです。特に、小さな子どもや高齢者がいる家にとっては、屋内で安心して過ごせることは大きなメリットといえるでしょう。

2-2-3.近隣へ迷惑をかけずに済む

近隣へ迷惑をかけずに済むのも、屋根瓦の台風対策を行うメリットです。万が一、台風で屋根瓦が近隣へ飛散すれば、建物や車などに傷を付けてしまうことがあります。また、特に被害がなくても、割れた破片が散乱して迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。近隣へ迷惑をかけず、関係を悪化させないためにも、屋根瓦の台風対策は大きな意味があるといえます。

3.屋根瓦の台風対策の方法とポイント

屋根瓦の台風対策の方法とポイントについて、詳しく見ていきいましょう。

3-1.耐久性の高い瓦を使用する

屋根瓦の台風対策として、耐久性の高い瓦を使用する方法があります。たとえば、防災瓦は、耐久性が高く割れにくいことで、台風対策にぴったりです。そのほかにも、色落ちしにくくサビにも強いなど、多くのメリットがあります。防災瓦への交換は初期費用がかかりますが、台風時の安全性が高まるだけでなく、建物の美観が高まる、メンテナンスの手間が減るなどのこともあり、おすすめです。

3-2.適切な施工方法で固定する

適切な施工方法で固定することも、屋根瓦の台風対策の一つです。屋根瓦の主な固定方法には、湿式工法と乾式工法があります。湿式工法は、クギやビスを使わない固定方法です。下地材の上に粘土を厚く塗り重ね、瓦を引っかける工法のため、ずれやすいのがデメリットになります。一方、乾式工法は、下地材の上に板を打ち付け、板の上にクギやビスを使って瓦を固定する方法で、瓦が落下しづらいのが特徴です。現在、新築物件などでは、乾式工法かつ1枚ずつ瓦を固定する方法になっており、台風に強い状態といえます。古い家屋で屋根瓦が湿式工法もしくは以前の乾式工法で固定されている場合は、最新の固定方法に変更するとよいでしょう。

3-3.屋根の構造を点検し補強する

屋根瓦の台風対策では、屋根の構造を点検し、必要に応じて補強することも重要です。屋根の構造によっては、暴風に耐えることができない可能性があります。特に、古い家で屋根が複雑な構造をしている、軒が大きく出ているといった場合は、台風の被害を受けやすい傾向があるので注意が必要です。たとえば、屋根瓦との接合部分が劣化してもろくなっていたりひび割れが見られたりすることがあります。

4.屋根瓦の補強や修理は専門業者に相談!

屋根瓦の補強や修理は、自己判断せず専門業者によく相談して進めることが大切です。

4-1.自己判断せずプロのアドバイスを受けよう

屋根瓦の補強や修理は、自己判断せずにプロのアドバイスを受けることが大切です。屋根瓦の状態を正確に見極めるには、正しい専門知識が必要になります。また、屋根は地上から目が届かないことから、経験豊富なスタッフが安全を配慮しながら上って調査することが必要です。なお、自分で屋根に上って確かめるのは足を滑らせてケガをする可能性があるので、絶対にやめましょう。

4-2.信頼できる業者の選び方

屋根瓦の台風対策は、信頼できる業者に相談して進めると安心です。具体的には、以下のようなポイントに当てはまる業者を選ぶとよいでしょう。

  • 屋根瓦の台風対策で豊富な実績がある
  • 丁寧な作業と高品質な仕上がりで定評がある
  • 現場視察や見積もりは無料
  • 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
  • 希望の工期に合わせてもらえる
  • スタッフの教育が行き届いていおり顧客からの評判もよい
  • 保証やアフターフォローが充実している

なお、当テンイチも屋根瓦の台風対策で豊富な実績があります。現場視察や見積もりは無料ですから、お気軽にお問い合わせください。

5.事前のメンテナンスと点検の重要性

台風シーズンの前にメンテナンスや点検を行うことが、とても大切です。

5-1.台風シーズンの前に点検やメンテナンスを行う

台風による屋根瓦のダメージを最小限に防ぐには、台風シーズンの前に点検やメンテナンスを行うことが大切です。台風シーズンが来る前に点検やメンテナンスを行うことで、安心して過ごすことができます。なお、台風シーズンの直前になると業者が忙しくなり、都合のよい日時を指定するのが難しくなることがあるため、早めに依頼するようにしましょう。

5-2.劣化の早期発見と対策のメリット

屋根瓦の劣化を早期発見して対策すると、以下のように多くのメリットがあります。

  • 台風による被害を最小限に抑えられる
  • 補修費用が安く済む
  • 地震対策にもなる
  • 建物の寿命が延びる

まずは、信頼できる業者に現場視察を依頼して、屋根瓦が劣化しているか、補修の必要があるかなどをアドバイスしてもらうとよいでしょう。

6.屋根瓦の台風対策の事例を紹介

ここでは、当テンイチで屋根瓦の台風対策をお受けした事例を2つご紹介します。

6-1.従来の瓦から軽量瓦で葺(ふ)き替えた事例

御殿場市にお住まいのAさんより、築30年のご自宅の屋根瓦をリフォームしたいとのご相談がありました。台風や地震に強い屋根瓦に交換したいとのご希望があったため、私どもからは軽量瓦での葺き替えをご提案したのです。Aさんからは、台風対策ができただけでなく、屋根が見違えるように美しくなってうれしいと、お褒めの言葉をいただいています。

6-2.従来の瓦からガルバリウム屋根に葺き替えた事例

浜松市中区区にお住まいのMさんより、屋根の雨漏り修理のお申し出があったため、私どもではガルバリウム屋根への葺き替えをご提案いたしました。ガルバリウム屋根は耐候性が高く軽量で、台風対策にもぴったりな素材です。結果として、建物の美観がアップしただけでなく、いつ台風が来ても安心だと、Mさんからもご好評をいただいています。

7. 屋根瓦の台風対策に関するよくある質問

最後に、屋根瓦の台風対策に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.突然訪問してきた業者から「今すぐ屋根瓦を補修すべきだ」と言われたのですが?
A.悪質業者によくある手口なので、相手にしてはいけません。悪質業者は、屋根瓦の状態が見えないことを逆手に取り、不安をあおって契約を取ろうとします。うっかり契約してしまうと、法外な費用を請求されるといったことあるので注意してください。

Q.屋根瓦の台風対策は何年ごとに行うべきか?
A.特に決まりはありませんが、5~10年に1回程度、信頼できる業者に現場視察を依頼し、必要に応じて新たな台風対策を行うとよいでしょう。なお、大きな台風の後などは、目立った被害がないように見えても思わぬダメージを受けていることがあります。前回の台風対策から年数が経過していなくても、業者に現場視察を依頼してチェックしてもらうとよいでしょう。

Q.古い瓦屋根はほかの種類の屋根にリフォームすべきか?
A.台風対策を万全にしたい場合は、信頼できる業者によく相談してみるとよいでしょう。たとえば、風雨の影響を受けにくく、耐久年数が長いガルバリウム屋根などに葺き替える方法もあります。

Q.台風で瓦屋根が被害を受けたら保険で補償してもらえる?
A.場合によっては、補償してもらえることがあります。まずは、保険の契約書を確認してみてください。なお、保険会社の確認を受ける前に自分で補修してしまうと、台風と屋根瓦の被害の因果関係が断定できないことから、補償の対象外になることがあるので注意しましょう。

Q.台風対策をきちんとしたはずなのに雨漏りがするのですが?
A.まずは、業者に連絡して現場視察を依頼しましょう。明らかに業者の落ち度によるものであれば、無料で補修してもらえるはずです。

まとめ

今回は、瓦屋根の台風対策について詳しく解説しました。瓦屋根は、台風時の暴風により、破損したり落下したりする可能性があります。台風による屋根瓦のダメージを防ぐためにも、台風シーズン前に信頼できる業者へ現場視察を依頼し、必要に応じて補修しておくことがおすすめです。なお、当テンイチも屋根瓦の台風対策で豊富な実績があります。現場視察や見積もりは無料ですから、お気軽にお申し付けください。


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