住まいのコンシェルジュ

リフォーム工事にトラブルが多いのはナゼ?~相談すべき事例と対処法


リフォームには適切な手入れを加えることで住宅の寿命を延ばすだけでなく、生活の変化に対応するための増改築、設備のグレードアップなどの役割があります。
また、高齢者が安心して暮らせるためのバリアフリー・リフォームも急増していることから、リフォームの必要性について再び見直されているのが分かるのではないでしょうか。
しかし残念なのは、近年になってリフォーム工事のトラブルが急増していることです。
リフォーム工事中に発生したトラブルの事例は非常に多く報告されており、国民生活センターに寄せられる相談件数の増加は続いています。
リフォームでのトラブルを防ぐためには、一体どうしたらよいのでしょうか。
リフォーム工事で起こりえるトラブルや、トラブルが発生した場合の対処法についてご紹介します。

目次

  1. リフォーム工事で起こりえるトラブル
  2. リフォームでのトラブルを防ぐために気をつけること
  3. トラブルが発生した場合の対処法

1.リフォーム工事で起こりえるトラブル

トラブルを防ぐためにも、まずはリフォーム工事で起こりえるトラブルにはどのようなものがあるのかを知っておきましょう。

「言った、言わない」のトラブル

リフォーム工事で最も多いのが「言った、言わない」のトラブルです。
例えば壁紙の色を白か青かで悩み、最初は白のつもりだったが途中で青に変更する旨を打ち合わせで伝えたというケース。
できあがってみたら白い壁になっており、業者に確認したところ「そんな話は聞いていない。やり直すなら追加費用が発生する」と言われてしまいました。
このようなトラブルは実は非常に多く、結局はどちらの言い分が正しいのか分からずじまい。
また、「追加費用の説明がなかったのでサービスでやってくれると思っていた」という施主側と「追加費用の説明はした」という業者側の食い違いもよくある例です。
すべての打ち合わせの内容を正確に覚えておくことは難しいことですので、このようなトラブルを防ぐための対処法を考える必要があります。

リフォーム工事そのものの不具合

  • 屋根の葺き替え(ふきかえ)工事を依頼したらかえって雨もりがひどくなった
  • リフォーム工事の途中で床下の配管に釘を打ってしまい、水もれが発生した
  • マンション専有部分の工事を依頼したら、共用部分を傷めてしまった

このように、リフォーム工事そのものの不具合によってトラブルが発生するケースも少なくありません。
こういったトラブルは施主側には全く問題がなく、実績の確かなしっかりとした業者を選んでおくことで避けられるはずです。

2.リフォームでのトラブルを防ぐために気をつけること

リフォーム工事によるトラブルは、施主が気をつけることで防ぐことも十分に可能です。
どのように注意すれば、リフォームのトラブルを防止できるのでしょうか。

信頼できる業者を選ぶ

リフォーム工事には莫大な費用がかかりますので、後から「失敗した」で済ませられるものではありません。
トラブルなくスムーズにリフォームするために一番大切なのは「信頼できる業者を選ぶこと」です。
中にはずさんな工事で高額な料金を請求してくるような悪徳業者も存在していますので、そのような業者を選ばないためにも、業者選びのポイントを知っておきましょう。
まず業者を決める前には、必ず事前に見積もりを出してもらう必要があります。
その際に見積もりをしてから大幅に値下げしてくる業者には注意してください。
自分の会社を選んでもらうために値下げするように見せているだけで、最初から値下げ分を見積書に上乗せしている可能性があります。
複数の業者から見積もりをとってみると、このような悪だくみをしようとしている業者はすぐに分かるはずです。
また、これまでの施工例は必ず見せてもらうようにしましょう。
いつでも案内できる施工事例を持っていない業者は、あまり信頼しないほうがよいかもしれません。

契約は書面でおこなう

「契約していた期間内に工事が終わらなかった」「仕上がりが依頼していたものと違う」という食い違いを防ぐためにも、契約は必ず書面でおこなうようにしましょう。
前述したような「言った、言わない」のトラブルが発生するのを防ぐためにも、業者との打ち合わせの際にも必ず内容を書面として残しておくことです。
その際には業者側と施主側が同じ書類を保管できるように2枚ずつ用意しておく必要があります。
書面で残しておかなかったために裁判で争うことになったケースも少なくありませんので、相手がどんなに信頼のおける業者であっても、これだけは忘れないようにしてください。

必ず見積もりを出してもらう

リフォームの目的や希望を業者に正確に伝えておくとともに、リフォームをおこなう住宅を実際に見てもらったうえで見積もり書の提出を求めてください。
見積もりを取らずに工事を依頼してしまうと「聞いていた金額と全然違う」「こんなに高い材料を使うなんて聞いていない」などというトラブルの原因になってしまいます。

業者との関係を良好なものにしておく

業者との信頼関係が成り立っていないと、必ずトラブルが発生します。
普段から作業員や営業マンとのコミュニケーションをしっかりととるように心がけ、業者との関係を良好なものにしておいてください。
それがリフォーム工事状況の把握にもつながり、トラブル防止にも役立ちます。
「よいお客様」と業者側に思わせることで、より丁寧な工事をしてもらえるはずですし、時にはサービスしてもらえることもあるかもしれません。
作業スタッフに気持ちよく工事してもらうためにも、ある程度の気遣いや言葉遣いにも気をつけることが必要です。

3.トラブルが発生した場合の対処法

十分気をつけていても、リフォーム業者との間でトラブルが発生してしまうことがあります。
その際にはどのように対処したらよいのでしょうか。

クーリングオフ制度を利用する

「強引な業者に押し切られて契約してしまった」という場合は「契約してしまった以上断れない」と諦める必要はありません。
基本的にリフォーム工事は「契約書面を受け取ってから9日以内」であれば無条件で契約を解除できます。
これを「クーリングオフ制度」と言い、例え業者側がすでに材料を用意してしまっていても、契約は解除されます。
悪質な業者は契約を解除されることを恐れてクーリングオフ制度について説明しない場合もありますので、十分に注意してください。
クーリングオフ制度を利用せずに後になって被害を訴えたところで、救済されるケースはほとんどありません。
契約は自己責任だということをよく覚えておきましょう。

トラブル発生時の相談先について知っておく

住宅リフォーム工事において不具合が発生した場合のトラブルの相談先にはどのようなところがあるか知っておきましょう。
例えば各都道府県の住宅相談所や消費生活センター、弁護士会、建築士会などでリフォーム工事のトラブルに関する相談にのってもらえます。
どのように対処すべきなのか適切なアドバイスがもらえますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

リフォーム工事で発生するトラブルに関する情報をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

  • リフォーム工事で起こりえるトラブル
  • リフォームでのトラブルを防ぐために気をつけること
  • トラブルが発生した場合の対処法

リフォーム工事を検討している人は以上の3点を参考にして、トラブルなくリフォームを成功させてください。