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庭やベランダをおしゃれに目隠し! 外構工事業者ならDIYより安心設計

家の中が見えてしまう・他人(たにん)が家の前を歩く姿が気になるといった悩みは、意外と多いものです。何か目隠しをしたいけれど、日あたりが悪くなるのも心配になるでしょう。中には、ベランダの洗濯物が見えて嫌だという方もいます。ベランダや庭に目隠しとなるフェンスや柵(さく)の設置は、DIYでも可能です。激安でフェンスをつけたいという場合、工夫して自作するケースもあるでしょう。
目隠しはプライバシーを守るためにも、重要な役割を持っています。人の気配がわかるのは防犯面でも心配なことも多く、家族構成や間取りまで漏(も)れてしまう原因です。
自作してフェンスを作りたい方や、外構工事でリフォームしようと考えている方は、庭やベランダの目隠しについて理解しておきましょう。

  1. 庭の目隠しについて
  2. 庭の目隠しをDIYでする場合
  3. リフォームで庭の目隠しを作る場合
  4. 庭の目隠しを施工する業者選び
  5. 庭やベランダの目隠しでよくある質問
  6. まとめ

おしゃれな目隠しなら、家の雰囲気もより一層よくなります。目隠しに最適な高さや設置方法を知るためにも、この記事を参考にしてみてください。納得できる目隠し作りに役立つことでしょう。フェンスや柵(さく)など、選び方で迷うこともなくなります。

1.庭の目隠しについて

庭やベランダに目隠しを設置する前に、目的やデザインなどを知っておくと安心です。今はデザインが豊富になっており、アルミなど耐久性に優れたものもあります。庭の目隠しにかんする基礎知識を覚えておきましょう。

1-1.庭やベランダに目隠しをする目的や設置場所

目隠しを設置するのは、外部から見えないようにする目的はもちろん、さまざまなニーズがあるために導入されています。

1-1-1.周りから見えない

目隠しをする最大の目的は、周囲からの視線を遮ることにあります。家の中を覗(のぞ)き見ることができなくなり、防犯効果もあるでしょう。人の動きがわかると、留守も気づかれやすいのです。
隣家との境界線にもなり、自分の敷地であることをフェンスなどを使って示す役割も持っています。どちらもプライバシーを守るという目的で設置されているのです。

1-1-2.庭を活用したい

おしゃれにガーデニングを楽しみたいというニーズで、テラスを彩るフェンスを設置するエクステリア工事を行う事例もあります。フェンスや柵(さく)の選び方により、植栽も大きく変わってくるでしょう。

1-1-3.裏庭の防犯対策

裏庭は、目が届きにくい場所です。そのため、防犯面での強化が求められます。特に、浴室やトイレといった覗(のぞ)かれては困る場所に隣接している場合も多く、不審者の侵入口にもなる場所です。目隠しをし、外部から侵入口を見つけにくくする効果もあります。

1-2.目隠しのフェンスについて

目隠しフェンスには、さまざまなバリエーションがあります。見た目や材質など、選び基準はさまざまです。どのような種類があるかを見ていきます。

1-2-1.木製フェンス

天然木にこだわるなら、木製フェンスがおすすめです。ウッドテラスと色合いをそろえ、統一感を生み出すこともできます。材木の種類により、耐久性が高いものも出ていますから、劣化を極端に恐れる必要はありません。ただし、ほかの材質に比べ、塗装など定期的なメンテナンスは求められます。

1-2-2.樹脂製フェンス

木製の風合いを感じられるデザインで、腐敗しにくい樹脂を使用しています。退色しにくいのが特徴です。樹脂であるため、カラーバリエーションも豊富で、家の外観に合わせても、アクセントとして使っても魅力があります。モノトーンカラーにも対応しているため、近代的なデザインの住宅にも適しているでしょう。ただし、ほかの材質より傷が目立つため、ゴシゴシこするようなメンテナンスは避けた方が無難です。

1-2-3.アルミ製フェンス

金属の中でも、アルミはサビに強い材質です。軽量でメンテナンスがしやすく、人気が高いフェンスになります。最近では、木目・アイアンといったバリエーションもあり、従来の金属風な印象ではないものからも選ぶことができるようになりました。

1-2-4.竹製フェンス

和の雰囲気を大事にしたい方には、竹製フェンスがおすすめです。植栽がある庭にも似合います。樹脂製のものと天然竹から選ぶことができ、組み方で雰囲気の変化を楽しむことができるのも、竹製フェンスのよさです。

1-3.目隠しにはどんな方法があるのか? 

庭の目隠しには、従来はブロック塀などが使われてきました。現在はデザインも増え、好みの材質や雰囲気から選ぶことができるよう選択肢も多くなっています。どのような方法があるのかを見ていきましょう。

1-3-1.フェンスによる目隠し

前述でご紹介した、フェンスによる目隠しは、最も多く取り入れられている方法です。ブロック塀では外観の印象も古びたものとなり、日照問題や災害時の危険も出てくるでしょう。しかし、フェンスは通気も維持でき、圧迫感を抱くことがありません。高さやデザインを工夫することにより、日照に影響を与えることもないのです。

1-3-2.植栽で目隠し

庭に木を植え、目隠し代わりにする方もいます。植栽は成長とともに生い茂り、十分な高さまで成長すれば、目隠しとしてしっかり機能してくれるでしょう。木があるだけで、視線を木に向けることができ、ピンポイントで目隠ししたい場所があるなら、最適な方法です。植栽には、低い位置からも芽を出して生い茂る、常緑樹が適しているでしょう。複数の植栽を並べ、フェンス代わりにしても効果的です。

2.庭の目隠しをDIYでする場合

自作フェンスなら、価格を安く抑えられるメリットがあります。手先の器用な方は、注意点などを知ってからチャレンジしてみてください。

2-1.自分で庭の目隠しをする方法

ホームセンターでは、目隠しに適したフェンスがあり、格子状の木製で軽量なものも便利です。1枚1万円しないものもあります。高さも規格内で選ぶことができ、組み合わせて複数枚を購入するといいでしょう。
ただし、運搬や設置の手間はかかり、人手も必要です。手伝ってくれる人がいる場合は、DIYで庭の目隠しを設置することができます。

2-2.DIYで庭の目隠しを設置するときの注意点

DIYは費用を安くできるメリットがある反面、強度不足や固定が不安定になるといった問題が出てきます。市販のフェンスには専用の固定台があるものの、設置の仕方が誤っている場合や風向きなどを考えずに設置した場合などは、転倒などの事故も起こるでしょう。施工会社とは違い、大規模な工事ができません。そのため、強度面や安全性を考慮するなら、施工会社に依頼した方が安心です。

3.リフォームで庭の目隠しを作る場合

外構リフォーム工事を行い、庭の目隠しを設置する方法が最も安全性が高いでしょう。強度面での問題もクリアでき、豊富なバリエーションからデザインを選ぶことも可能です。おしゃれな庭にしたいというニーズも叶(かな)えることができます。

3-1.庭の目隠しリフォームのメリット

外構リフォームを依頼するメリットは、サイズや材質などの希望を反映しやすく、好みのスタイルに仕上げられることです。DIYでは規格製品から選ぶことになり、サイズが中途半端になってしまう場合もあります。施工会社なら高さや幅調整もフレキシブルに対応してもらえ、庭の目隠しを隙間なくきれいにできるのが魅力です。
また、フェンスを設置することで近隣とのトラブルになる場合があります。景観を損ねる、日照問題などが主な原因です。施工会社ならさまざまな事例を扱っているため、トラブル回避策もアドバイスしてもらえます。

3-2.施工会社による外構リフォーム工法

庭の目隠しにかんする工法は、フェンスや生け垣などさまざまです。

3-2-1.家の周りを囲むようにフェンスを組む

家の境界線をすべて囲むように、フェンスを組み立てていきます。地面から背の高さまであるものを選ぶことで実現でき、完全に外部の視線を遮断することができるのがメリットでしょう。資材が多く必要となり、大がかりな工法となるため、ほかの工法より予算を見ておいてください。

3-2-2.ベランダだけ目隠しをする

洗濯物を見えないようにするという目的では、ベランダだけ目隠しする工法もあります。規模も小さいため、予算も少なめで大丈夫です。おしゃれなデザインを選べば、家の雰囲気もよりよくなります。

3-2-3.目の高さに合わせた目隠し

足元は空間を設け、人が歩く目線の位置だけを目隠しする工法です。外構工事の中でも低予算でできるもので、フェンスなど資材も少なくて済みます。費用を節約して目隠しフェンスを取りつけたい方にはおすすめです。通気が悪くなることなく、家の外観に影響することもありません。

3-2-4.植栽で庭の目隠し

植栽は自分でもできます。しかし、木のサイズが大きい場合、地ならしなどの作業が難しくなるでしょう。エクステリアや外構工事業者以外でも、植栽を専門に扱う業者に依頼する方法もあります。植栽を依頼するメリットは、最初から一定の高さに成長した木を植えられることです。施工後から目隠し効果が感じられ、ガーデニングしたかのような美しさが得られます。

3-3.庭の目隠しリフォーム前に決めておくべきこと

設置後にデザインを変更することはできません。そのため、リフォーム前は施工業者にしっかり相談し、イメージを決めておくことが重要です。現地調査は必ず実施してもらいましょう。ヒアリングでニーズとマッチングしたデザインを提案してもらい、予算と照らし合わせて決めると安心です。

3-4.庭の目隠しにかんする工事費用

庭の目隠しは、材質や製品の種類により、工事費用に大きな差が出ます。最も費用が安いのは、木製フェンスです。1枚あたり5,000円前後のものもあります。高くなるのはアルミの目隠しフェンスです。しかし、値段は高くても耐久性に優れ、メンテナンスも簡単というメリットがあります。
庭の目隠しフェンスを設置する場合、維持にかかる労力や費用も含め、材質をよく見極めることが大事です。こまめに補修が必要となれば、余分な費用が発生するため、安易に材質の安さだけにとらわれないことがポイントとなります。

3-5.庭の目隠しフェンス設置工事の流れ

外構工事からエクステリアまで幅広く行っているテンイチによる、庭の目隠しリフォームにかんする流れをご紹介します。

  1. お客様からご相談(デザインの希望やニーズをヒアリングします)
  2. 現地確認と調査(条件や周辺環境などを確認することが目的です)
  3. デザインの提案(希望を最大限に反映した内容を提案します)
  4. 予算と費用の確認(納得できる条件になっているかを確認してください)
  5. 契約締結(書面にてリフォーム工事の契約を締結します)
  6. 工事開始(熟練した職人による作業です)
  7. 引き渡し(工事完了後の引き渡しとなります)
  8. 施工後のアフターフォロー(工事完了後の不具合や疑問にも迅速に対応するための保証期間です)

3-6.庭の目隠しリフォームにかんする注意点

庭の目隠しは、施工業者の提案もよく聞くようにしてください。目隠しを設置したことで、近隣の日照条件を悪くしてしまう場合もあります。また、デザインに重点を置きすぎてしまい、強度が薄れてしまうのも問題です。施工業者はさまざまなトラブルも見てきていますし、回避策も備えています。ですから、自分の希望を盛り込んでもらいつつ、提案も受け入れる姿勢を持つことが大切です。

4.庭の目隠しを施工する業者選び

庭の目隠しは、家のリフォームやエクステリアなども行う、経験豊かな業者を選ぶと安心です。家の景観を意識したデザインを提案してもらえます。

4-1.庭の目隠し工事選びのポイント

今までの施工例に目を向けましょう。希望と似ている案件を実際に見て、納得できる仕上がりになっていれば安心です、また、実例を多く持っているほど経験が豊かだといえます。外部の下請け業者に依頼せず、自社で職人を抱えている業者にしてください。何かあったときでも、すぐに対応できますし、連絡の行き違いなども起こりにくいのです。

4-2.庭の目隠し工事にかんする価格の相場と見積もりについて

前述したとおり、材質やデザインなどにより、費用は変わるものです。同じ材質でどのようなデザインを提案してもらえるか、費用の相場が知りたいという場合、見積もりを利用して比べてみてください。1社では相場を知ることはできません。見積もりで比較することにより、工事内容や費用の相場を改めて知るきっかけとなるでしょう。業社選びにも必要なものです。

4-3.庭の目隠し工事のアフターフォローについて

施工業者と契約する前は、必ずアフターフォローについて確認しておきましょう。施工後は小さなトラブルが出る場合もあり、使い始めてから不具合を見つける場合もあります。アフターフォローがない業者では、補修費用を自己負担しなければなりません。保証期間を設け、トラブルにきちんと対応してもらえる体制であることを重要視してください。

4-4.庭の目隠し工事業者選びにおける注意点

業者選びは、費用が安いばかりがいいというわけではありません。激安という言葉につられないことです。アフターフォローもなく、施工がしっかりしていないなど、安さの裏でトラブルも多くなっています。業者選びの際に注意したいのは、トラブルに巻き込まれないよう、過去の事例をよく見て決めることです。

5.庭やベランダの目隠しでよくある質問

納得できるデザインと機能を備えた庭の目隠しを作るため、事前に疑問や不安は解消しておきましょう。質問集を参考にしてください。

5-1.生け垣は目隠しの効果としては低い? 

生け垣は、視線を遮る効果はあるものの、フェンスより目隠し効果は低いものです。塀と同じような機能を持ち、隣家や公道との境界を示すものとされています。しかし、彩りが豊かになり、ガーデニングの1つとして取り入れたい方には人気です。

5-2.庭の目隠しを確実にする方法はどれ? 

足元までしっかり隠れ、背の高さに設置する方法が最も確実です。プライバシーが維持され、より安全性が高まるでしょう。しかし、費用も上がります。予算と希望を伝え、折り合いがつくデザインを提案してもらってください。

5-3.ベランダの目隠しにすだれは効果的? 

すだれはDIYで最も簡単な目隠し方法です。自作でも施工時間が短く、安い価格で購入できます。しかし、すだれは風雨や紫外線の影響を受けやすく、劣化が早いのです。ワンシーズンで交換が必要になる場合もあります。

5-4.木製より樹脂製のフェンスの方が頑丈? 

木製の風合いを希望する方は多いものです。しかし、木製は劣化する恐れがあるため、メンテナンスや修繕が必要になります。そのため、木製の風合いを残した樹脂製のフェンスも登場しており、より頑丈にできている便利なフェンスです。

5-5.賃貸のベランダに目隠しはどうやってすればいい? 

前述でもご紹介したすだれは便利です。原状回復なども求められることなく、設置にあたっての許可を貸し主に申請する必要もありません。ベランダの格子にパネルやシェードを取りつける方法も、DIYで簡単にできます。費用も安く抑えられるでしょう。

5-6.狭い庭に目隠しをしたら圧迫感が出る? 

狭い庭の場合、背の高いフェンスを取りつけると圧迫感が出てしまいます。高さを調整するか、木を植えるなど方法を変えてみてはいかがでしょうか? 日照問題も重視し、最適な方法を選んでください。

6.まとめ

いかがでしたか? 庭の目隠しは、外部からの視線を遮断し、プライバシーを保(たも)つ効果があります。背の高さまで設置することにより、しっかりした目隠しができるでしょう。お金をかけずに取りつけたいなら、DIYですだれ・パネル・シェードを使うことで、賃貸でも許可を必要とせず、自作で簡単にできます。庭に設置する場合は、市販の規格品を組み合わせて作ることになるため、きっちりしたサイズに収まらず、強度も不安定になってしまう危険性を視野に入れなければなりません。隣家とのトラブルを防ぎ、景観を損ねないデザインで設置したいなら、施工業者に依頼すると安心です。経験や実績からよりよいデザインの提案をしてもらえます。デザインや材質により費用は変動するため、予算や希望はあらかじめ伝えておいてください。希望に添う施工にしたいなら、複数の業者から見積もりを比べ、費用相場などを知ることも重要です。庭の目隠しも家の一部となるため、調和したデザインで作るようにしてください。

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