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水回りのリフォームについて! 工事の流れや費用削減のコツをご紹介

キッチン・バスルーム・トイレ・洗面化粧台などの水回りは、経年劣化が起こりやすい場所です。年数が経(た)つほど古びた印象になるのに加え、トラブルも多くなります。水回りをリフォームし、気持ちよく使うことができる環境にしましょう。水回りのリフォーム前に覚えておきたい工事内容や費用について、本記事で解説します。

  1. 水回りのリフォームについて
  2. 水回りのリフォーム内容
  3. 水回りのリフォーム工事・費用について
  4. 水回りのリフォームでよくある質問

この記事を読むことで、水回りのリフォームについてよく分かります。水回りのリフォーム費用を抑えるコツなども覚えておきましょう。

1.水回りのリフォームについて

水回りに関する悩みや、リフォームのタイミングについてご紹介します。

1-1.水回りの悩み事

水回りは湿気がこもりやすいため、カビや水垢(みずあか)の発生リスクが高い場所です。こまめに掃除をしていても、毎日使う場所で、汚れの付着は避けられません。特に、経年劣化によるカビや黒い輪じみといった汚れの定着は、通常の掃除では落とすことができないでしょう。また、水回りは使い勝手が重要です。古いタイプで使いにくさを感じることもあります。バスルームの床は滑りやすく、高齢者や子どもがいる家庭では不安に感じることも多く、リフォームを検討するきっかけになるものです。

1-2.リフォームのタイミングについて

水回りの耐用年数は、およそ20年とされています。古びた印象や劣化を感じたら、リフォームを検討しましょう。使い方や環境によっては、耐用年数より早く劣化する場合もあります。トラブルや異常が多くなってきたら、早めに工事を依頼したほうが安心です。

2.水回りのリフォーム内容

水回りのリフォーム内容を、場所別に見ていきましょう。

2-1.キッチン

キッチンのリフォームは、対面式やオープン式への変更が多くなっています。対面式やオープン式は開放感があり、家族とのコミュニケーションも取りやすいため、大変人気が高まっているのです。旧型のキッチンより収納が多めに確保されているのも魅力でしょう。

2-2.バスルーム

バスルームも年々進化しており、バリアフリー・ジェットバス・浴室暖房などが取り入れられています。バスルームは疲れを癒(い)やす場所であるのに加え、高齢化社会を視野に入れた使いやすい設計になってきているのです。特に、バリアフリーで滑りにくい床が採用されたバスルームのニーズは高まっており、ヒートショックを予防する浴室暖房の設置も進んでいます。

2-3.トイレ

トイレは汚れやすい場所で、臭いの付着も気になります。トイレのリフォームでは、クロス・床・ウォシュレットの交換がメインの工事です。近年では、タンクレストイレや節水トイレの需要が高まり、リフォームをきっかけに高性能なものを取り入れる動きが高まっています。バスルーム同様に、手すりを取りつけるなど、バリアフリーの導入も進んでいるのです。

2-4.洗面化粧台

洗面化粧台は、アンティークなデザインのものや輸入品などのおしゃれなデザインが人気で、国産品も続々と新しいデザインを発表しています。ひと昔前の洗面化粧台とは異なり、機能とデザインの両方を追求するようになりました。洗面化粧台の交換だけではなく、新たに作りつけの収納を設置するなど、洗面所全体の使いやすさを意識したリフォームとなっています。

3.水回りのリフォーム工事・費用について

水回りのリフォーム工事を行う前は、工事の流れや費用について理解しておくことが大切です。費用を安く抑えるコツも覚えておきましょう。

3-1.工事の流れ

リフォーム工事を依頼しようと思ったら、まずはショールームなどに足を運び、さまざまなデザインに触れることが大切です。実際の使い心地を把握するためにも、日ごろと同じ動作をしてみることがポイントになります。たとえば、トイレなら便座に腰かける・キッチンなら調理をする動線を確認するなど、使い心地を肌で感じることが重要です。デザインを優先してしまうと、機能面で劣ることがあるので注意してください。ある程度、希望するデザインや機能が固まった段階で、リフォーム業者に相談を始める方法がおすすめです。以下の流れに沿って、工事が進みます。

  1. 業者による現地調査
  2. 工事から見積もりを取る
  3. 見積もりを比較して業者を決める
  4. リフォーム工事の契約締結
  5. 工事日程の調整
  6. 工事の事前説明
  7. 養生
  8. 既存物の解体と撤去
  9. パネルの貼りつけ(キッチン)
  10. クロス・床の張り替え(トイレ・洗面所)
  11. 基礎工事(バスルーム)
  12. バスルームの組み立て(バスルーム)
  13. 新しい設備の導入工事
  14. 配線・配管の接続
  15. ウォシュレットのリモコンを取りつける(トイレ)
  16. 施工後の点検
  17. 工事完了

3-2.リフォーム費用の内訳

水回りのリフォーム工事にかかる費用の60%は、新規導入する設備代です。残りの30%は施工代金で、人件費なども含みます。10%は解体した既存物の処分費用や交通費などの雑費です。設備が高性能なほど、リフォームにかかる費用が高くなります。

3-3.費用を安く抑えるには?

水回りのリフォーム工事費用を抑えるコツは、3点セットや4点セットなどパックプランを選ぶことです。3点セットの場合、トイレ・化粧洗面台・バスルームの3箇所を同時に工事できるため、施工代金を安く抑えることができます。4点セットになるとキッチンも加わるため、水回り全体をきれいにすることができるでしょう。

3-4.業者選びのポイント

リフォーム業者はたくさんあり、費用の安さだけで業者を選んでしまうことがあります。しかし、水回りのリフォーム工事は、美しい仕上がりと使いやすさが求められるので、技術力やアイデアの提案力が問われるのです。設備を選ぶ場合でも、いろいろなものがあって導入時に迷うことが多いと思います。住宅に最適な設備の導入を提案してくれるなど、的確なアドバイスが必要です。丁寧に何度でも説明してもらえるかどうか、担当者の対応や姿勢などもチェックして選んでください。

4.水回りのリフォームでよくある質問

水回りのリフォーム工事に関する質問を集めました。ご一読ください。

Q.セットプランでリフォーム工事をした場合、デメリットはあるのか?
A.3点セットや4点セットのプランでは、導入設備が決まっている場合があります。設備をまとめて仕入れるため、コストダウンできるようになっているからです。そのため、好みの色を選ぶことができないケースもあるので、事前によく確認しておきましょう。

Q.セットプランにした場合、どのくらい費用を削減できるのか?
A.4点セットで考えた場合、20万円ほど工事費用をコストダウンできるでしょう。キッチン・バスルーム・トイレ・洗面化粧台を別々に工事した場合の施工代金をひとまとめにできるため、水回り全体を一新したい場合は、セットでのリフォームがおすすめです。

Q.マンションでも水回りのリフォーム工事はできるのか?
A.はい、できます。中古マンションでも、水回りをリフォームするだけで、見違えるほど美しく生まれ変わるものです。マンションの場合、外観の古さは変えることができませんが、水回りを一新することで、室内は新築時のような快適さを取り戻すことができるでしょう。

Q.ショールームに設備を見に行くときは、何か準備しておくべきか?
A.寸法を記載した家の図面を持参してください。設置する場所の写真も撮っておくと雰囲気も掴(つか)みやすく、設備を選びやすいでしょう。また、ショールームは休日に混み合う傾向があるため、可能な場合は予約を取っておくと安心です。

Q.業者にリフォームを全部任せてもいいのか?
A.リフォームは、自分が住む家をきれいにする工事です。納得できる仕上がりにするためには、業者主体にならないよう、自分の希望や意見もきちんと伝えたほうがいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 水回りはカビや水垢(みずあか)などが付着しやすく、劣化も進みやすい場所です。水回りは20年前後が耐用年数であることから、古さや汚さを感じるようになったら、水回りのリフォームを考えるようにしましょう。バリアフリーの導入や、高機能なものを求めるようになったときも、リフォームに最適なタイミングです。水回りのリフォームは費用がかかるため、3点セットや4点セットなどのお得な方法でコストダウンにつなげる方法もあります。業者の見積もりはよく比較し、信頼できる業者を選んでください。

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