「モルタル外壁はどのような状態になったらメンテナンスすればよいのか？」「メンテナンス方法が分からない」とお困りではありませんか？ モルタル外壁は一般住宅に最も多く採用されており、耐久性に優れているのが特徴です。しかし、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要になるため、詳しく知っておくと安心でしょう。

この記事では、モルタル外壁の劣化症状やメンテナンスのタイミング・寿命を延ばすコツなどをご紹介します。

1. モルタル外壁の劣化症状にはどのようなものがあるのか？
2. モルタル外壁をメンテナンスするタイミング
3. モルタル外壁のメンテナンス方法を紹介
4. モルタル外壁の寿命を延ばすには？
5. モルタル外壁の塗装はテンイチへご相談を
6. モルタル外壁のメンテナンスに関するよくある質問

この記事を読むことで、モルタル外壁の特徴や、劣化を放置した場合の影響などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1．モルタル外壁の劣化症状にはどのようなものがあるのか？

まずは、モルタル外壁の劣化症状についてご紹介しましょう。

1-1．ひび割れ

モルタル外壁に起こりやすい劣化症状の1つがひび割れです。経年劣化によって起こることが多いため、家を建ててから長い年数が経っている場合はチェックしてみるとよいでしょう。ひび割れは「クラック」とも呼ばれ、幅0.3mm以下の「ヘアークラック」と、幅0.3mm以上の「構造クラック」にわけられます。ヘアークラックの場合は緊急性が低いので急いで補修する必要はありませんが、構造クラックが発生している場合は早めに対処すべきです。

1-2．チョーキング

外壁を触ると手に白い粉が付着することを「チョーキング」といいます。この現象は塗料に含まれる樹脂が劣化して防水機能が低下しているときに起こるもので、塗装の塗り替えが必要です。

1-3．塗膜の浮きや剝がれ

経年劣化によって塗膜の付着力が低下してくると、浮きや剝がれなどの症状が現れるようになります。すき間から雨水が入り込んで建物内部を腐食させる恐れがあるため、劣化症状としては深刻な状態といえるでしょう。

1-4．コケや藻の発生

コケや藻が発生するのも、外壁の劣化が進行しているサインです。コケや藻が発生するのは外壁表面の防水性が低下して水が溜まりやすくなっているためで、放置すると素地がもろくなる原因になります。軽度であれば洗い流すだけできれいになるため、早めに対処するのがおすすめです。

2．モルタル外壁をメンテナンスするタイミング

モルタル外壁をメンテナンスすべきタイミングには、以下のようなものがあります。

2-1．築10年のタイミングで

モルタル外壁をメンテナンスするタイミングの目安となるのが、「築10年」です。その理由には、外壁塗装に使用されることが多いウレタン塗料やシリコン塗料の耐用年数が10年前後であることも関係しています。築10年経ったころから塗料が防水性を失っていき、外壁を保護する力が低下していくのです。

2-2．劣化症状が目立ってきたら

前述したような劣化症状が目立つようになってきたら早めにメンテナンスを検討すべきです。特に、構造クラックの発生や塗膜の剝がれなどは劣化が進行している証拠なので注意しなければなりません。劣化症状に早く気づくためにも、日ごろから外壁の状態をこまめに観察しておくようにしましょう。

2-3．築10年経つ前にも定期的なメンテナンスを

築10年のタイミングで本格的なメンテナンスを行うとして、その前にも軽度な劣化をこまめに修理しておくのがおすすめです。症状が悪化する前に修理することで、本格的なメンテナンスを実施する際に高額な費用をかけずに済むようになります。

3．モルタル外壁のメンテナンス方法を紹介

モルタル外壁をメンテナンスする方法には、以下のようなものがあります。

3-1．クラック補修

建物内部にまで影響が及んでいないヘアークラックなら、コーキング材ですき間を埋めるだけで比較的簡単に補修が可能です。ホームセンターなどで購入できるコーキング材を使って自分で補修することもできますが、補修跡が目立ってしまう可能性があるので業者に依頼したほうが確実でしょう。

3-2．塗装

外壁塗料の機能が低下している場合は、塗装することでメンテナンスを行う必要があります。このとき、次の塗り替えまでの間隔を長くしたければ耐用年数の長い塗料を選ぶべきです。汚れが付着しにくい性質を持つ塗料やセルフクリーニング機能を持った塗料もあるため、業者に相談しながら選ぶとよいでしょう。

3-3．張り替え

外壁材自体が劣化している場合は、張り替え工事が必要になります。既存のモルタルを撤去して新しい下地と外壁材を取り付けるため、工事費用も高額です。見た目も新築のように生まれ変わるので築年数が古くなってきたら検討してみることをおすすめします。

4．モルタル外壁の寿命を延ばすには？

モルタル外壁の寿命をできるだけ長くするためのコツをご紹介しましょう。

4-1．外壁の状態を定期的にチェックする

外壁の劣化が進行するのを防ぐには、悪化する前に補修する必要があります。小さなひび割れでも放置すると広がってしまうため、早めに補修を行って進行を止めるべきです。そういった劣化症状にいち早く気づけるよう、外壁の状態を定期的に観察しておきましょう。業者に定期点検を依頼するのもおすすめです。

4-2．塗装のタイミングを見極める

外壁塗装の適切なタイミングを見極めることも、モルタル外壁の寿命を延ばすことにつながります。外壁にホースで水をかけてみて水が染み込んでいくようなら、防水性が低下しているサインです。そのまま放置するとコケや藻が発生して外壁材がもろくなり、建物内部の劣化につながる恐れがあります。そうなる前に塗装工事を依頼し、防水性を高めることが大切です。

5．モルタル外壁の塗装はテンイチへご相談を

モルタル外壁の塗装をお考えなら、静岡県のリフォーム会社テンイチへご相談ください。

5-1．信頼と実績のリフォーム会社

昭和30年創業のテンイチは、60年以上の歴史と年間約3,000件の施工実績を誇るリフォーム会社です。浜松・静岡・沼津の3か所に営業所があり、地元に密着した営業活動を行っています。顧客満足優良会社にも選ばれるなど、たくさんのお客さまから信頼されているため、安心してご利用ください。

5-2．ご提案から施工まで同一担当者が対応

実際の施工は下請け業者が行うというケースが多い中、テンイチではご提案から引き渡しまでを同一担当者が対応します。途中で担当者が変わることがないため、疑問に思うことや不安なことがあっても安心して相談することが可能です。

5-3．きめ細やかなアフターフォロー

テンイチではアフターフォローが充実しているため、工事後も安心です。1年ごとに点検はがきを送付し、ご希望により点検を実施しています。また、最長10年間の工事保証もついているのでさらに安心です。

6．モルタル外壁のメンテナンスに関するよくある質問

「モルタル外壁のメンテナンスについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q．モルタル外壁の寿命はどのくらいですか？
A．定期的に適切なメンテナンスを行った場合、寿命は約30年といわれています。

Q．モルタル外壁のメンテナンス費用はどのくらいかかるのでしょうか？
A．約30坪の住宅の場合で60万～80万円が相場です。

Q．モルタル外壁のメリットを教えてください。
A．耐火性・耐久性に優れていること、デザインの自由度が高いことなどが挙げられます。

Q．リフォーム業者選びのポイントは何でしょうか？
A．豊富な実績があるか・見積書の内容は明確か・営業担当者の対応はよいかなどがポイントになります。

Q．注意が必要なリフォーム業者の特徴を教えてください。
A．ホームページがない・所在地を明らかにしていない・アポなしの訪問販売でリフォームをすすめてくるなどの業者は注意が必要です。

まとめ

モルタル外壁の劣化症状やメンテナンス方法・寿命を延ばすコツなどを詳しくご紹介しました。多くの住宅に採用されているモルタル外壁は、劣化症状をしっかりと見極めてメンテナンスを行えば寿命を延ばすことが可能です。ぜひこの記事を参考に、モルタル外壁のメンテナンスについて検討してみてください。