バルコニーのリフォームプランをご紹介! リフォーム成功のコツは?
「バルコニーのリフォームをしたいけど費用がいくらかかるのか不安」「どんなプランがあるの?」など、バルコニーのリフォームで悩みを抱えている方は多いでしょう。リフォームで1番重要なのは、なぜリフォームしたいのか「目的」を明確にすることです。その上で、大まかな予算・要望を固め、業者選びに進みましょう。
本記事では、バルコニーのリフォームで押さえておきたいポイントを解説します。
- バルコニーのリフォームで考えるべきこと
- バルコニーのリフォームプランをご紹介!
- バルコニーのリフォーム工事費用や日数は?
- バルコニーのリフォームに関してよくある質問
この記事を読むことで、バルコニーのリフォームプランや成功のコツなどが分かります。リフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.バルコニーのリフォームで考えるべきこと
まずは、バルコニーのリフォームで考えるべきことをまとめて解説します。リフォームプランを決める前に、ぜひチェックしてください。
1-1.屋根がなく、外側にせり出しているのがバルコニー
バルコニーは、屋根がなく、外側にせり出して作られます。よく、ベランダと同じ意味で捉えられることがありますが、ベランダは屋根があるのが特徴です。一般的なマンションでは、ベランダの屋根が上の階のベランダとなります。一方、バルコニーは屋根で遮られていないのでスペースが広く感じられるでしょう。また、太陽の光をいっぱいに浴びることができます。しかし、屋根がないので雨を遮ることができず、洗濯物を干すことができません。バルコニーのリフォームを行う前に、メリットだけでなくデメリットを知ることも大切です。
1-2.不便さを感じる場合はリフォームしよう!
バルコニーのリフォームを考えるタイミングは人それぞれですが、多いのは不便さや劣化を感じるときです。たとえば、バルコニーが狭くて使いにくい・ひび割れが起きている・屋根をつけたいなどがあります。不便さを感じたまま暮らすよりも、思いきってリフォームをしたほうが快適な生活を送ることができるでしょう。リフォーム前に、どんな点に不便さを感じているのか確認することが大切です。
1-3.リフォームしたほうがいい劣化状況
バルコニーは屋根がなく、雨風にさらされているので住宅の中でも、劣化しやすい場所といえるでしょう。だからこそ、こまめなメンテナンスが必要です。特に、以下の劣化状況が見られる場合は、なるべく早めにリフォームを検討したほうがいいでしょう。
- 床のひび割れがひどい(ひび割れが3mm以上は要注意)
- 防水塗膜や塗装が剝がれている
- 床や壁が腐敗している
- 水の流れが悪い
特に、床の防水性には注意が必要です。防水性がなくなると、雨水が内部に浸入し腐敗が進行します。その結果、床が抜けてしまうという最悪な事態を招く恐れがあるのです。大事故にならないようにするためにも、できるときにリフォームをしておきましょう。
1-4.機能性・住みやすさをよくするためのリフォーム
バルコニーのリフォームは、機能性や住みやすさをよくすることが主な目的です。バルコニーを増築することで移動しやすくなったり、屋根をつけることで雨の日でも洗濯物を干したり快適になるでしょう。床をウッドデッキ風に変えるだけでも、機能性がアップすることもあります。リフォームをすることで、より使いやすいバルコニーに変わるでしょう。理想のバルコニーにするためには、まずリフォームの目的を明確にすることが大切です。
2.バルコニーのリフォームプランをご紹介!
それでは、バルコニーのリフォームにはどのようなプランがあるのでしょうか。主なプランをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。
2-1.サビ止め・防水リフォーム
費用50万円以内でできるバルコニーリフォームといえば、サビ止め・防水リフォームです。バルコニーの素材によって異なりますが、よく使用されているスチール製は5年ごとに塗り替えが必要だといわれています。定期的に塗り替え、サビ止めと防水塗装を施すことで、サビの発生を防ぎ防水効果を高めることができるでしょう。防水塗装は主にウレタン防水・FRP防水・シート防水の3種類があります。それぞれ耐久性の違いや適した素材が異なるため、詳細はリフォーム業者に確認してください。
2-2.屋根・ウッドデッキの設置
バルコニーは屋根がないので、後で取りつけるケースがほとんどです。屋根のないバルコニーに追加で屋根を設置する場合は、ポリカーボネート材を使うことが多いでしょう。費用は、取りつける面積によって異なります。また、既存のバルコニーの床にウッドデッキを敷き詰めるのもリフォームプランの1つです。ウッドデッキにすることで、リビングなど室内とつながり、広い空間が生まれます。
2-3.窓部分にバルコニーを設置する
一戸建ての場合、窓部分に後づけでバルコニーを設置するリフォームがあります。もともとバルコニーがなかった窓に、外側から取りつけるので費用は50万~100万円ほどかかるでしょう。また、住居の形や土地の面積によっては、後づけできないケースもあります。さらに、安全対策を徹底することが大切です。手すりの高さや柵の幅をしっかりと考慮してからリフォームプランを具体的に決めてください。なお、安全な手すりの高さは、床から110cm以上といわれています。子どもがよじ登り、転落する危険があるため、足がかりは設置しないようにしましょう。
2-4.バルコニーの一部をサンルームにする
うまくバルコニーが活用できていない場合、一部をサンルームにするリフォームプランを採用するケースも増えています。一部をサンルームにすることで、雨の日でも室内干しができたり、子どもやペットの遊び場になったり用途が広がるのが大きなメリットです。また、庭がなくてもサンルームがガーデニングの空間になるでしょう。猫が遊べるようにキャットタワーをサンルームに設置するという方もいます。目的に合わせてさまざまな使い方ができるのもメリットの1つです。
3.バルコニーのリフォーム工事費用や日数は?
では、バルコニーのリフォーム工事にかかる費用や日数はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、リフォーム工事の詳細について解説します。
3-1.大まかな工事日数は1日~
バルコニーのリフォームプランは幅広いため、内容によって工事日数も大幅に変わります。たとえば、簡単な塗装や床をウッドデッキにする場合は1日で済むケースがほとんどです。一方、バルコニーを後づけしたり、サンルームを設置したりなどの大がかりなリフォームの場合は、1週間~10日以上かかる可能性があります。1か月を要する場合もあるため、具体的な工期に関してはリフォーム業者に尋ねてください。
3-2.平均費用は30万~50万円
バルコニーのリフォームにかかる平均費用は、30万~50万円です。50万円以内の予算では、塗装や防水加工・床をウッドデッキにするなどのプランがあります。バルコニーを増設したり新しく設置したりする場合は、50万円以上かかるでしょう。サンルームの設置も40万~70万円ほどかかる可能性があります。費用はあくまで目安で、材料や屋根の形・柵の種類などによって差が生じるでしょう。なるべく費用を抑えたいからと安価な材料を使えば、リフォームしたのにすぐ不具合が出た・壊れたというトラブルが起きやすくなるので要注意です。予算を考えつつ、なるべく質がいいものを使うのがベストな選択でしょう。
3-3.目的をハッキリして費用を抑える
リフォームの目的と優先順位を決めることが、費用を抑えるポイントとなります。リフォームプランを決める際、よくありがちなのが、付加機能をつけすぎてしまい予算オーバーになることです。余計なものをつけたり、予定になかった素材を使ったりするなど、目的からそれたリフォームプランになってしまいます。そうならないためには、事前にリフォームの目的を明確にして、優先順位を決めることが大切です。また、なるべくリフォームの実績がある業者を選びましょう。次の項目では、業者選びのポイントを紹介します。
3-4.無料相談や無料見積もりが利用できる業者を選ぶ
リフォーム業者にはさまざまな種類がありますが、大事なのはバルコニーのリフォーム実績があるかどうかです。たとえば、静岡・浜松・沼津のリフォームを行っている株式会社テンイチでは、外まわりのリフォームも行っています。無料相談や無料見積もりも受けつけているので、迷っている方はぜひ1度お問い合わせください。以下に、業者選びで押さえておきたいポイントをいくつかピックアップしてみました。
- リフォームの施工事例がホームページ等に記載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 要望を聞き入れた上で適切なプランを提案してくれるか
- どのような質問にも分かりやすく説明してくれるか
- 無料相談や無料見積もりを行っているか
- 口コミや評判がいいか
- 見積書の内容が詳しく記載されているか
4.バルコニーのリフォームに関してよくある質問
バルコニーのリフォームに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.ルーフバルコニーとは?
A.マンションの最上階によく設置されることが多い、階下住戸の屋根部分を利用したバルコニーのことです。広く開放感があり日当たりがいいので、食事をしたりガーデニングを楽しんだりとさまざまな使い方ができます。しかし、マンションの場合は、バルコニー=共有部分となるため、無断でリフォームを行うのはNGです。管理会社や管理組合へ相談する必要があります。無断でリフォームを行うと規約違反となるので十分に注意してください。
Q.劣化を放置するとどうなるの?
A.バルコニーの劣化を放置すると、どんどん状況が悪化し安全性に欠けてしまいます。床が腐敗すると抜けやすくなるため、洗濯物を干す際に落下し大ケガをする恐れがあるのです。また、外観にも大きな悪影響を及ぼすので、早めにリフォームしたほうがいいでしょう。放置するほど工期が長くなり、費用も割高になってしまいます。こまめにメンテナンスを行うことで、費用節約にもつながるのです。
Q.ウレタン防水・FRP防水・シート防水の違いは?
A.ウレタン塗料を塗る工法がウレタン防水、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませたマットを貼りつける工法がFRP防水、ゴムや塩ビなどの素材で作られたシートを上から貼りつけるのがシート防水です。この中で最も安価なのはシート防水ですが、既存の防水シートが劣化している場合は撤去費用がかかります。劣化状況によって適切な防水工事は異なるため、リフォーム業者に相談しましょう。
Q.屋根を設置する場合、どの種類を選ぶべき?
A.バルコニーに屋根を設置する場合、フラット型とアール型の2種類があります。フラット型はアール型よりも平らで雨が吹き込みやすい点がデメリットです。ただし、開放感があるため、バルコニーから太陽の光を取り込みたい方はフラット型がいいでしょう。逆に、雪が多く降る地域は雪がスルスルと落ちやすいアール型がおすすめです。
Q.悪徳業者の特徴は?
A.悪徳業者は、適切なプランを提示してくれない傾向があります。早く契約したい気持ちが強いため、説明も簡単に終わらせるケースがほとんどです。また、見積書の内容が細かく記載されていない特徴もあります。後で追加費用だと高値を請求してきたというトラブルが起きているため、依頼前に見積書をしっかりと確認しておきましょう。複数の業者へ無料見積もりを依頼し、比較することも優良業者と悪徳業者を見極めるポイントです。
まとめ
バルコニーのリフォームは、ウッドデッキを増設したり、雨漏り防止に防水加工を施したりとさまざまなプランがあります。まずは、なぜリフォームしたいのか「目的」を明確にすることが大切です。目的がハッキリすれば、具体的なプランを固めることができ、予算内に抑えられるでしょう。また、理想どおりのバルコニーにリフォームするためには、リフォーム実績がある業者へ依頼することも大切なポイントです。どのような質問にも丁寧かつ分かりやすく説明してくれるか・スタッフの対応がいいかなど、さまざまな視点から比較し、信用できる業者に相談しましょう。