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リフォーム会社の選び方は? 仕上がりに左右される業者選びのコツ

「リフォームを考えているけれど、どの業者に依頼したらいいのか分からない」など、リフォーム会社の選び方で頭を抱えている人は多いでしょう。リフォームの仕上がりは、業者の腕にかかっているため、慎重になるのも分かります。

実際に、悪徳業者に引っかかった結果、余計にお金がかかってしまったというトラブルも起きているのです。リフォーム会社とのトラブルを避け、納得できる仕上がりにするためには、業者選びのポイントを押さえるしかありません。

そこで本記事では、リフォーム会社の選び方におけるポイントを解説します。

  1. 仕上がりの出来はリフォーム会社選びにかかっている
  2. リフォーム会社の種類と特徴
  3. リフォーム会社選びの流れ
  4. リフォーム会社選びのポイントとコツ
  5. リフォーム会社に関してよくある質問

この記事を読むことで、安心して依頼できるリフォーム会社の見極め方が分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.仕上がりの出来はリフォーム会社選びにかかっている

最初に、なぜリフォーム会社選びが重要なのか、その理由についてハッキリと理解しておく必要があります。

1-1.リフォーム業者にはさまざまな種類がある

リフォーム業者といっても、さまざまな種類があることをご存知でしょうか。おそらく、多くの人がリフォーム業者=リフォームを行ってくれるところと思っていますが、リフォームを請け負った業者自身が工事するわけでなく、専門の施工業者に依頼する=下請けに出すケースもあるのです。リフォームに関わっている業者がすべてリフォーム業者と呼ばれています。

後ほど、【2.リフォーム会社の種類と特徴】で詳しく説明しますが、さまざまな業者があるからこそ、それぞれの特徴を知っておかなければなりません。

1-2.リフォームは手抜き工事しやすい

リフォーム工事は最も手抜きしやすい工事だといわれており、悪徳業者とのトラブルも年々増加傾向にあります。たとえば、「リフォームをしたのにすぐに壊れた」「理想どおりの仕上がりではなかった」など、多種多様なトラブルが起きているのです。

一般の人はリフォーム工事について詳しく知っているわけではないため、悪徳業者の言いなりになってしまいます。しかし、きちんと優良業者と悪徳業者を見極める目を持っておけば、手抜き工事の被害を受けることもありません。

1-3.理想の仕上がりになれるかは業者の腕次第

理想の仕上がりになるかどうかは、リフォーム会社の腕にかかっているといえるでしょう。リフォーム業者に意見を伝えても、それを叶えられる腕がなければ意味がありません。

自分が思い描いていた理想とは程遠い仕上がりになってしまいます。満足できる仕上がりにするためにも、できるだけ実績のある業者に依頼するのが大切です。

1-4.失敗すると倍以上の費用がかかることに

リフォーム会社選びで失敗すると、倍以上の費用がかかることもあります。リフォーム内容やプランにもよりますが、中には、数百万円もかかるリフォームを依頼することもあるでしょう。

1つのリフォーム工事でも高額になるからこそ、慎重に選ぶ必要があります。悪徳業者に依頼し理想どおりの仕上がりにならなかった→不満が残る→再び別の業者に依頼することになるという悪循環が生まれてしまうのです。

2.リフォーム会社の種類と特徴

それでは、リフォーム会社の種類と、それぞれの特徴を解説します。

2-1.リフォームサービスも提供している「大手のハウスメーカー」

間取り変更・リノベーション・増改築・耐震工事など大規模な工事を取り扱っているのが、大手のハウスメーカー系です。子会社もしくは事業の一部として、リフォームサービスが展開されています。水まわりや外構を併せて施工してもらうなど、自分の希望どおりに合ったプランを組み合わせることができるでしょう。

複数の箇所のリフォームやマンションのリフォームを考えている方にぴったりな業者といえます。大手のハウスメーカーは全国対応してくれる会社がほとんどです。

2-2.地元からの信頼が厚い「地元工務店」

地元工務店は、地域に根ざした経営を行っている会社のことをいいます。個人経営や家族経営が多く、新築からリフォームまで万能な会社が多いのも特徴の1つです。依頼内容によっては、自社で設計や施工を行うところもあれば、ほかの会社へ発注するケースもあります。全体の施工を管理するか否かはプランで異なるでしょう。

なお、大手ハウスメーカーやリフォーム専業会社に依頼する場合、実際に設計や施工をするのは地元工務店であることが多いのです。

2-3.業者によって施工できる範囲が異なる「リフォーム専業会社」

リフォーム工事を中心に扱っているリフォーム専業会社は、業者によって施工できる範囲が異なるのが大きな特徴です。壁紙の張り替え・水まわり設備の交換・目隠しフェンスなど外構工事など、それぞれ得意分野を持っています。

また、リフォーム全般に対応しているところもあれば、リノベーションや増改築を中心に行っているところなど、規模による違いもあるようです。業者の中には、建築士やデザイナーなど専門的な知識を持っているスタッフが在籍しているケースが多くみられます。

2-4.資材専門店など

上記で説明したリフォーム会社のほかに、設計事務所や建築家、家電量販店・ホームセンター、水道・電気・ガス会社、住宅設備メーカーなど、リフォームを行っているところはたくさんあります。たとえば、住宅設備メーカーの多くは、自社製品を取り扱う工事店とのネットワークがあるのです。「このシステムキッチンを使いたい!」などのこだわりがあれば、住宅設備メーカーに相談するのもアリでしょう。

3.リフォーム会社選びの流れ

実際に、リフォーム会社を決めるまでの具体的な流れを紹介します。

3-1.まずは情報集めからスタート

リフォーム会社選びは、情報集めから始めます。家族で話し合って決めた希望のリフォーム内容に沿って、同様の工事実績があるか、どの会社の評判がいいのか情報をたくさん集めてください。

近くに、リフォームを行った人がいれば、話を聞いてみるといいでしょう。リフォーム経験者の話はとてもためになります。ここが良かった、あそこは良くなかったとさまざまな情報が入手できるため、業者選びにかかる時間の短縮につながるでしょう。

3-2.無料相談での対応や無料見積もりを比較する

リフォーム会社を数社ピックアップしたら、無料相談を利用したり、無料見積もりを依頼したりして、会社ごとの特徴を把握しましょう。複数のリフォーム会社を比較することで、どこの業者が何に強いのか分かりやすくなります。また、無料相談では、スタッフの対応に注目すると良いでしょう。

理想の仕上がりにするためには、スタッフ(担当者)とのコミュニケーションが必要となります。相性の良しあしによっても、仕上がりが大きく左右することになるのです。

3-3.リフォーム実績があるかどうかチェック

複数の業者を比較しながらも、リフォーム実績があるかを必ず確認してください。なるべく実績のある業者に依頼するのが大切なポイントでもあります。実績が豊富な業者ほど、さまざまなプランに対応でき、希望を伝えることで最適なプランを提示してくれるのです。実績が少ない業者は適当なプランしか提示してくれません。具体的な説明もないまま工事に入るケースが多いでしょう。

3-4.具体的なプランと見積書を確認して決める

ここまで来たら、後は業者が提示した具体的なプランと見積書を確認することが1番重要な段階となります。予算以内で希望プランに収まったか、見積書を比較しながらチェックしましょう。そして、最も希望どおりに進められる業者に決めてください。もし、この段階で疑問点があるのなら、契約を交わす前に確認することが大切ですよ。

4.リフォーム会社選びのポイントとコツ

それでは、リフォーム会社選びのポイントとコツについて解説します。

4-1.リフォーム内容・プランを具体的に提案してくれるか

人それぞれの希望によって、リフォーム内容とプランは異なります。業者との打ち合わせの際に、担当者がきちんと希望を受け入れつつも、適切なプランを提案してくれるかどうかが要チェックポイントです。ただ、要望どおりに進めていくリフォーム業者は気をつけなければなりません。

できるだけ希望を聞き入れつつも、「こういうプランがいいですよ」とより最適な内容を提案してくれる業者のほうが、リフォームのノウハウを理解しているからです。また、どのような質問にも丁寧に答えてくれる業者を選びましょう。

4-2.費用が安すぎる業者は要注意

できるだけ費用を抑えたい方が多いと思いますが、あまりにも安すぎる業者には注意しなければなりません。複数の見積もりを取って比較する際、極端に費用が安い業者は避けるようにしましょう。同じ材料で同じ設備を使うはずなのに平均よりも安い業者は、何らかの理由があります。たとえば、一部の人材が職人ではなくアルバイトだったり、リフォームのノウハウがなかったりと、後でトラブルの原因になりかねません。

4-3.依頼したいリフォームプランが得意分野か

リフォーム会社によって、得意分野があります。水まわり・外構・キッチンなど、どのような分野を得意としているのか具体的に確認してください。そして、自分が依頼したいリフォームに強い業者を選びましょう。得意分野を持っている業者に依頼すれば、より適切なプランを提案してくれますし、予算内に抑えることができます。

4-4.保証とアフターサービスが整っているか

リフォーム工事完了後の保証やアフターサービスが整っているかにも要注目です。費用が多少高くなったとしても、保証やアフターサービスが整っていればトラブルが起きてもすぐに対処してくれます。保証として最も安心できるのは、国土交通省が指定しているリフォーム瑕疵(かし)保険です。

第3者である検査機関がリフォーム完了後にしっかりと調査を行い、不具合などが見つかった場合はその修理費用が保険金として支払われます。どのような保証やアフターサービスがあるのか、必ず確認しておきましょう。

5.リフォーム会社に関してよくある質問

リフォーム会社に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.近くのリフォーム会社に依頼すべきか?
A.リフォーム工事は打ち合わせ・契約・工事完了まで、長期間を要するケースがほとんどです。長い付き合いになるからこそ、できるだけ対応が早い業者に依頼する必要があります。できるだけ近くのリフォーム会社に依頼することで、緊密な連絡を取り合って無駄なコストを抑えるポイントにもなります。

Q.見積書を確認する際のポイントは?
A.追加費用がどのケースで発生するのか確認することです。また、どのような作業や資材にいくらかかるのか内訳がきちんと記載されているかどうかもチェックしてください。悪徳業者の多くは、内訳をしっかり記載せず、工事完了後に高額な追加費用を請求してくることがあります。追加費用が発生するケース、その際はいくらになるのかなど、あらかじめ確認することが大切です。

Q.リフォームで失敗する原因は?
A.担当者としっかり意思疎通できなかった・業者に任せきりにしていたなど、さまざまな原因が考えられます。リフォーム業者だからといって、すべてを任せたままにするのは絶対にNGです。たとえ、工事が始まったとしても、どのくらいまで進んでいるのか、きちんと作業をしているのか確認しましょう。

Q.事業団体へ加盟している業者は安心?
A.加盟していないリフォーム会社よりも安心して依頼できます。事業者団体への加盟や建築業許可をきちんと取得している業者は、優良業者の可能性が高いと言えるでしょう。しっかりと確立された手順を踏んで工事を行い、依頼者を安心させるノウハウを持っている証拠にもなります。

Q.担当者のレベルを判断するポイントは?
A.無料相談や打ち合わせの際に、相手がどのような反応をするのか確認します。打ち合わせ中に必ずメモを取っているか、話を最後まできちんと聞いてくれるか、的確な質問で希望内容を上手に聞き出してくれるかなど、さまざまな点に注目しレベルを把握しましょう。レベルが高い担当者がいるリフォーム業者なら、安心して任せることができます。

まとめ

リフォーム会社の選び方によって、理想どおりの仕上がりになるかどうかが変わります。思い描いたとおりの仕上がりにするためには、リフォーム実績があり、きちんと要望を聞き入れつつも的確なプランを提案してくれる業者を選びましょう。

リフォーム業者といっても、さまざまな種類があるので、それぞれの特徴を把握することが大切です。たとえば、静岡県を中心にリフォームを行っているテンイチは、60年の実績を誇りに、お客様1人1人と真摯に向き合います。無料相談も行っているので、ぜひ1度ご相談ください。

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