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トイレリフォームの注意点は? 失敗しないポイントを詳しく解説!

「そろそろ自宅のトイレリフォームを考えているので、まずは、どんな注意点があるか知りたい」とお考えではありませんか? キレイで使いやすいトイレリフォームを行うためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。まずは、トイレリフォームの方法やよくある失敗例を知ることが大切です。

そこで今回は、トイレリフォームの注意点について詳しく解説します。

  1. トイレリフォームのメリット
  2. トイレリフォームにはどんな方法がある?
  3. トイレリフォームの失敗例
  4. トイレリフォームで失敗しないための注意点
  5. 信頼できるリフォーム業者を選ぶポイント
  6. トイレリフォームの注意点に関するよくある質問

この記事を読むことで、トイレリフォームの注意点や失敗しないポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.トイレリフォームのメリット

最初に、トイレリフォームの主なメリットについて見ていきましょう。

1-1.気持ちよく使うことができる

トイレリフォームを行うと、キレイで清潔なトイレになるので気持ちよく使うことができます。特に、在宅時間が長い人ほどトイレを使う回数が増えるので、大きなメリットを感じることでしょう。従来のトイレで不満だった点も解消されるため、ストレスなく使えるのもメリットといえます。

1-2.掃除しやすくなる

トイレリフォームのメリットとして、掃除しやすくなることも忘れてはいけません。古いトイレでは、便器の形状や配管が複雑だったり便器の後ろや横に手が届きづらかったりするため、掃除しづらいことがあります。また、壁や床などの素材が劣化すると、汚れや臭いがしみ付いて取りづらくなることもあるでしょう。トイレリフォームにより、便器の裏まで楽に手が届く設計にしたり掃除しやすい素材に交換したりすることで、掃除の負担がグンと減ります。

1-3.節水効果が期待できる

節水型便器に交換することで、高い節水効果を得ることができます。古い便器では、1回に13~20L以上もの水を流すため、水道代がかさむのがネックです。一方、最新型の節水型便器では5L程度で済むものもあります。水道代を減らしたい、水を大切に使いたいなどの場合には、節水型便器に交換するとよいでしょう。

1-4.体に負担がかかりづらくなる

排せつの際、体に負担がかかりづらくなるのも、トイレリフォームのメリットです。高齢や病気・ケガなどにより、従来のトイレでは排せつがスムーズにできなくなることもあるでしょう。場合によっては、トイレで転倒し、骨折などのケガにつながることもあります。また、寒いトイレでは冬場のヒートショック(寒暖差による血圧上昇で脳や心臓に大きな負担がかかること)も心配です。安全で負担の少ないトイレリフォームを進めることで排せつ時の負担が少なくなり、快適に暮らすことができます。

1-5.介護が楽になる

トイレリフォームは、在宅介護が楽になることも大きなメリットです。たとえば、手すりを設置したり車いすでも楽に出入りできるようにしたりすると、要介護者の自立を無理なく促せるほか、排せつ介助の負担が大きく減ります。また、万が一排せつに失敗したときでも簡単に掃除できるため、衛生面での心配もなくなるでしょう。在宅介護で共倒れにならないためにも、適切なトイレリフォームをおすすめします。

2.トイレリフォームにはどんな方法がある?

トイレリフォームの主な方法と費用目安を詳しくご紹介しましょう。

2-1.和式便器を洋式便器に交換

古い和式便器を洋式便器に交換すると、排せつの際しゃがまずに済むので楽です。家族に高齢者や要介護者がいる場合は、特におすすめします。洋式便器にもさまざまなタイプがあるので、幅広いメーカー・機種を比較して選ぶとよいでしょう。古い和式便器から洋式便器に交換する場合の費用目安は、10万~30万円程度です。

2-2.洋式便器を節水型便器に交換

洋式便器を節水型便器に交換すると、トイレで流す水の量が大幅に減ります。無駄な水道代がかからないため、光熱費を節約することが可能です。最新型でハイクラスの便器は、多くが節水仕様になっており、好みになどに合わせて複数のメーカー・種類から選ぶことができます。洋式便器を節水型便器に交換する場合の費用目安は、10万~20万円程度です。

2-3.トイレのドアを引き戸に交換

トイレのドアを引き戸に交換すると、少ない力で開閉できるほか、車いすでも楽に出入りできるようになります。ただし、一般的なドアタイプと比べると広いスペースが必要になるため、場合によっては希望に添えないこともあるでしょう。トイレのドアを引き戸に交換する場合は、15万~20万円程度が費用目安になります。

2-4.和式トイレを洋式トイレにフルリフォーム

和式トイレを洋式トイレにフルリフォームすることで、トイレの使い勝手が大きく向上します。また、便器・床材・壁紙・照明・ドアなどにも細かな希望を反映させやすく、満足度が高いこともメリットです。ただし、工事費用が高くなることがデメリットといえます。和式トイレを洋式トイレにフルリフォームする場合の費用目安は、50万~100万円程度です。

2-5.そのほかのトイレリフォームと費用目安

そのほかのトイレリフォームの種類と費用目安は、以下を参考にしてください。

  • 手洗いの設置:10万~20万円程度
  • 手すりの設置:3万~10万円程度
  • 収納の設置:2万~20万円程度
  • 壁紙の交換:3万~7万円程度
  • 床材の交換:2万~8万円程度
  • 照明の交換:1万~5万円程度
  • トイレをほかの場所に移設:30万~70万円程度
  • トイレの新設:50~120万円程度

3.トイレリフォームの失敗例

トイレリフォームでよくある失敗例を詳しくご紹介します。

3-1.便器が大き過ぎてトイレの内部が狭くなった

古い洋式便器を最新式の便器に交換したところ、便器が大き過ぎてトイレの内部が狭くなってしまうことがあります。最新型の便器は、高機能・高性能なだけでなく、大型のものが多くなっているので注意してください。特に、狭いトイレでは窮屈になってしまい、掃除がしづらくなる、落ち着いて排せつしにくいなどの問題が出てくるので気を付けましょう。

3-2.内開きのドアに交換したら手狭になった

トイレのドアを交換する際、内開きにした結果、トイレの内部に十分な余裕がなくなり手狭になることがあります。便器の位置や大きさによっては、ドアが完全に開かなかったり便器に当たってしまったりすることもあるでしょう。また、トイレから出にくいのも厄介です。内開きのドアに交換すると、廊下側の動線はよくなります。しかし、トイレの使い勝手が悪くなるのでは本末転倒です。

3-3.収納を設置したがほとんど使っていない

あると便利だと考えて収納を設置したものの、ほとんど使っていないというケースも失敗例といえるでしょう。たとえば、トイレットペーパー・タオル・掃除道具などを収納する目的で設置しても、使いづらかったり結局出したままにしたりなどで、意味がないこともあります。収納も実際に使わなければ、トイレが狭くなるだけです。リフォームする前に、本当に必要かよく考えてみるとよいでしょう。

3-4.床材を交換したら汚れや臭いが気になるようになった

トイレの床材を交換後、汚れや臭いが気になるようになったという失敗例もあります。特に、木材フローリングに交換する場合は注意が必要です。木材フローリングは、ナチュラルな風合いと見た目で、根強い人気があります。しかし、湿気に弱くてカビが生えやすいほか、汚れが付着しやすく臭いを吸収しやすい点がデメリットです。トイレは湿気がこもりやすく、排せつ物が床に飛び散ることもあるため、木材フローリングを選ぶならこまめな換気および掃除が必要不可欠になります。

3-5.窓の位置や大きさを変えたら屋外からの視線が気になる

トイレの窓の位置や大きさを変えたら、屋外からの視線が気になるようになったというのもよくある失敗例です。トイレを明るくしたくても、よく考えずに窓を大きくしたり窓の位置を変更したりするのはやめましょう。特に、トイレが道路に面した位置にある場合は、窓の位置や大きさを慎重に決めることが大切です。せっかく窓をリフォームしても、常にブラインドを閉めたり気を使って排せつしたりするようでは困ります。

3-6.照明器具の交換後、明る過ぎたり暗過ぎたりして使いづらい

トイレリフォームで照明器具を交換したものの、明る過ぎたり暗過ぎたりして使いづらいというケースも見られます。明る過ぎる照明は、細かな汚れが目立ち過ぎたり気が散ったりしがちです。反対に、照明が暗過ぎると天候が悪い日や夜間などに光量不足となり、足元が見づらくなるなど安全に使用できないことがあります。トイレリフォームで照明器具を交換するときは、さまざまなシチュエーションを想定し、適切な光量となるものを選びましょう。

4.トイレリフォームで失敗しないための注意点

トイレリフォームで失敗しないためには、いくつか注意点があります。

4-1.さまざまなトイレリフォーム事例を参考にする

まずは、さまざまなトイレリフォーム事例を参考にし、どんな方法があるか見てみるとよいでしょう。中には、これはよいと感じる事例もあるはずです。多くの事例の中から気になるものをピックアップし、実現可能かどうか考えてみてください。また、実際に理想とする事例があると、業者に希望のトイレリフォームを具体的に伝えやすい点でもおすすめです。

4-2.動線を考えて設計する

トイレリフォームは、動線を考えて設計しましょう。トイレの出入りで十分な余裕があるか、ドアを開閉したときに支障がないか、使いづらい部分はないかなど、じっくり考えてみてください。なお、場合によっては、動線のよさを優先させることで、希望のトイレリフォームができないこともあるでしょう。

4-3.予算に合わせてリフォーム内容を決める

予算に合わせて無理のないリフォーム内容にすることも、重要なポイントです。希望する内容をすべて実現しようとすると、予算がまったく足りないこともあるでしょう。限られた予算の中でベストのトイレリフォームを実現できるよう、さまざまなプランを考えてみてください。このとき、リフォームする場所や内容の優先順位を決めておくと、満足度の高い仕上がりになります。

4-4.コンセントの位置と種類もチェックする

ウォシュレットを導入したりトイレに暖房器具を設置したりする場合は、コンセントの位置と種類もチェックしましょう。最新型のトイレリフォームを進めようとしたところ、コンセントがまったくない、もしくは、規格が合わないなどの理由で中断してしまうことがあります。また、コンセントの位置が悪いと延長コードを使用することになり、見た目が悪いだけでなく断線やつまずきによるリスクが高まるのもいけません。

4-5.節水型便器は十分な水圧が必要

節水型便器に交換するときは、トイレの水圧が十分にあるかチェックしてください。トイレの水圧が不足していると、排せつ物がなかなか流れない、詰まりやすいなどのトラブルにつながりやすくなります。水圧不足を解消するには別途工事が必要になり、工事費用がかさむこともあるでしょう。特に、マンションなどの高層階では水圧不足が発生しやすいので注意が必要です。

4-6.床材の種類選びは注意が必要

トイレの床材は、種類選びを慎重に行うことが大切です。トイレは排せつする場所であることから、汚れや湿気が多く発生します。したがって、汚れや湿気に強い素材がおすすめです。たとえば、人工大理石やタイル・クッションフロアなどの素材を検討してみるとよいでしょう。木材フローリングも風合いのよさなどで人気ですが、汚れや湿気が付着しやすく掃除が大変になります。木材フローリングを選ぶなら、こうしたデメリットを理解しておくことが必要です。

4-7.信頼できる業者によく相談する

トイレリフォームで失敗しないためには、信頼できる業者によく相談することも必要不可欠です。実際に業者を選ぶ際には、この記事の「5.信頼できるリフォーム業者を選ぶポイント」を参考にしてください。信頼できる業者に相談すると、現場視察を踏まえておすすめのリフォームプランを提示してもらえます。豊富な実績と経験に裏打ちされているため、とても参考になることでしょう。また、疑問や不安などがあっても親切にアドバイスしてもらえ、安心してトイレリフォームを進めることができます。

5.信頼できるリフォーム業者を選ぶポイント

トイレリフォームは、信頼できるリフォーム業者に依頼しましょう。具体的には、以下のようなポイントに当てはまる業者がおすすめです。

5-1.トイレリフォームで豊富な実績がある

トイレリフォームを依頼するなら、豊富な実績のある業者を選ぶのが一番です。さまざまなリフォーム事例を経験しているため、細かな要望にも柔軟に対応してもらえます。また、トイレリフォームについて相談した際、豊富な実績を元に的確なアドバイスをもらえることでしょう。なお、当テンイチでも、数多くのトイレリフォームをお受けしてご好評をいただいています。まずは、お気軽にご相談ください。

5-2.技術力が高く高品質な仕上がりで定評がある

トイレリフォームでは、技術力が高く高品質な仕上がりで定評がある業者を選びましょう。トイレは水回りの中でも狭い空間であり、配管・配線・便器の設置などに高い技術力を必要とします。技術力が低く雑な作業をする業者に依頼すると、施工不良による水もれなどのトラブルが起きやすいので注意してください。工事費用が安い業者の中には、技術力が低く雑な作業をするところも多いので気を付けましょう。

5-3.現場視察および見積もりは無料

信頼できる業者の多くは、現場視察および見積もりを無料で行っています。現場視察や見積もりが無料だと、気軽に問い合わせることが可能です。業者としても、なるべく多くの人から契約を検討してもらえるほうが、長い目で見て多くの利益につながります。現場視察や見積もりが無料であることは、依頼者と業者の両方に有益だといえるでしょう。

5-4.明確かつリーズナブルな料金システム

料金システムが明確かつリーズナブルな業者を選ぶと、費用対効果の高いトイレリフォームになります。親切な業者の中には、実例と共に費用目安を自社ホームページ掲載しているところもあるので参考にするとよいでしょう。ただし、無用な価格競争を避けるために、費用目安を具体的に掲載していない業者も多く存在します。その場合でも、問い合わせや見積もりを依頼した際、明確でリーズナブルな料金システムがあることが分かるはずです。反対に、料金システムが不明確で相場より高額な業者は避けましょう。

5-5.都合のよい日時に工事してもらえる

都合のよい日時に工事してもらえることも、業者を選ぶ際にチェックすべきポイントです。トイレリフォームは、屋内で作業することになるため、工事中は在宅する必要があります。日中は仕事で不在がちなど多忙な人ほど、都合のよい日時に合わせて工事してもらえることが重要でしょう。

5-6.スタッフの対応がよく顧客からの評判がよい

信頼できるリフォーム業者は、顧客からの評判がよいこともポイントです。スタッフの教育が行き届いているため、言葉使いや対応で顧客を不快にさせることがありません。問い合わせにも丁寧に応じ、親身になって相談に乗ってくれるので、とても感じがよいのが特徴です。そのため、顧客満足度が高く、紹介やリピート利用につながります。顧客からの評判がよい業者なら、まず信頼できると判断してよいでしょう。

5-7.手厚い保証とアフターフォローを受けられる

手厚い保証とアフターフォローを受けられることも、信頼できるリフォーム業者の特徴です。トイレリフォームは頻繁に行うものではありません。しかし、使い続けていると徐々に不具合が出てくることもあります。また、もっと改良したい部分が分かることもあるでしょう。何かあったときでも、手厚い保証やアフターフォローがある業者なら安心です。

6.トイレリフォームの注意点に関するよくある質問

最後に、トイレリフォームの注意点に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.和式便所のままトイレリフォームしないメリット・デメリットは?
A.以下を参考にしてください。

メリット

  • 便器に肌が直接触れないので感染症のリスクが少ない
  • 排せつ物を観察しやすく体調管理に役立つ

デメリット

  • 高齢などの理由で足腰が弱くなると体に大きな負担がかかる
  • トイレの床が排せつ物で汚れやすく掃除が大変
  • 来客の中に和式トイレが使えない人がいると困る

Q.ウォシュレットを洋式便器に後付けする場合の注意点は?
A.古い日本家屋では、トイレに予備のコンセントがないことも多く、コンセントの設置工事が必要になるので注意してください。また、洋式便器であっても、便器の種類によってはウォシュレットを後付けすることができないことがあります。

Q.介護のためのトイレリフォームに補助金制度を利用できる?
A.はい。一定の条件を満たした場合、介護保険や自治体などの補助金制度を利用してトイレリフォームすることができます。たとえば、介護保険の補助金は、要介護認定を受けていることやケアマネに相談してリフォームプランを練ってもらうことなどがポイントです。また、多くの場合、事前申請が必要になるのでよく調べてみるとよいでしょう。

Q.キッチンや浴室のリフォームも同時に行うべきか?
A.予算に余裕があり、キッチンや浴室をよりキレイに使いやすくしたい場合は、トイレリフォームと同時に行うのもよいでしょう。業者によっては、それぞれ依頼するよりも、まとめて依頼したほうが割安になることがあります。ただし、キッチンや浴室は、トイレとは別日程で作業してもらうほうがよいこともあるため、業者によく相談してみてください。

Q.トイレリフォームの仕上がりに納得できない場合はどうする?
A.まずは、どんな点で納得できないのかをまとめてください。次に、業者に連絡して、現場チェックをしてもらいましょう。明らかに業者の落ち度によるものなら、すぐに対応してもらえるはずです。なお、見た目の仕上がりに不満があるときは、スマホでもよいので証拠写真を撮影しておくと話がスムーズに進みます。

まとめ

今回は、トイレリフォームの注意点について詳しく解説しました。理想のトイレリフォームを実現するためには、どんなリフォーム方法があるか多くの事例を参考にすることがおすすめです。また、よくある失敗例を学ぶことで、後悔のないトイレリフォームを行うことができます。この記事を参考にして信頼できるリフォーム業者を選び、よく相談して進めるとよいでしょう。

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