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水まわりリフォームの注意点は? 主な種類や費用を抑えるコツも伝授!

「そろそろ水まわりリフォームを考えているけど、具体的にどんな注意点があるのだろう」とお考えなら、この記事がお役に立ちます。古くなって使いづらくなったなどの理由で水まわりリフォームをしたくても、どんなポイントに注意すべきかよく分かりませんよね。それに、なるべく費用を抑えるコツがあれば知りたいことでしょう。

そこで今回は、水まわりリフォームの注意点について詳しく解説します。

  1. 水まわりリフォームのタイミングは?
  2. 水まわりリフォームの種類は?
  3. 水まわりリフォームの費用を抑える方法は?
  4. 水まわりリフォームを考えるときの注意点
  5. 水まわりリフォームの業者を選ぶポイント
  6. 水まわりリフォームの注意点に関するよくある質問

この記事を読むことで、水まわりリフォームを行うポイントや注意点がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.水まわりリフォームのタイミングは?

最初に、水まわりリフォームに最適なタイミングについて見ていきましょう。

1-1.水まわりの設備が寿命を迎えた

水まわりの設備が寿命を迎えたら、リフォームするタイミングといえます。主な設備の寿命については、以下を参考にしてください。

キッチン

  • シンク・水栓:10~12年程度
  • ガスコンロ:10~15年程度
  • レンジフード・換気扇:10~12年程度
  • 床・壁:8~10年程度
  • 排水管:15~20年程度

浴室

  • 浴槽:10~20年程度
  • シャワー:8~10年程度
  • 換気扇:8~10年程度
  • 床・壁:8~10年程度
  • 給湯器:10~15年程度
  • 排水管:15~20年程度

トイレ

  • 便器:10~15年程度(陶器製は数十年持つこともある)
  • ウォシュレット:7~10年程度
  • 換気扇:8~10年程度
  • 床・壁:フローリングは10年程度・タイルは15年程度
  • 排水管:15~20年程度

なお、上記はあくまでも目安です。実際は、使い方や使用頻度・使用環境により寿命をより早く迎えることもあります。

1-2.水まわりの機能や性能に不満がある

現在の水まわりで、機能や性能に不満があるときも水まわりリフォームに最適なタイミングです。水まわりが古いと家事効率が下がるほか、快適に使用できずにストレスがたまることがあります。特に、家族が多い場合は、性能不足により困ることも増えるでしょう。家事効率を高め、家族全員が快適に暮らすためにも水まわりリフォームがおすすめです。

1-3.家族構成に変化があった

家族構成に変化があったときも、水まわりリフォームを行うのにピッタリです。たとえば、以下のようなタイミングで行えば、家族それぞれの満足度が高まるでしょう。

  • 子どもが生まれた
  • 子どもが独立した
  • 子ども世帯と同居することになった

キッチンや浴室は家族の人数が増えると、今までの状態では手狭になります。また、トイレも場合によっては増設・リフォームすることがおすすめです。反対に、家族の人数が減った場合は、コンパクトな水まわりにしたほうが使いやすいこともあります。

1-4.家族の介護が必要になった

家族の介護が必要になったタイミングで水まわりリフォームを行うのも、おすすめです。水まわりがキレイで機能的になれば、介護の負担が大きく減ります。また、介護しやすい設備に交換することで安全性も高まるので、安心して介護できるのもメリットです。さらに、安全でキレイな水まわりが実現できれば、要介護者の自立を促すこともできます。

1-5.家を賃貸に出したり売却したりする

家を賃貸に出したり売却したりするときにも、水まわりリフォームを行うことがおすすめです。賃貸住宅の入居希望者は、水まわりがキレイで使いやすいことを外せない条件としているケースが多くなります。したがって、水まわりリフォームを行うことで、入居率をアップさせることが可能です。また、家を売却する場合も、家の評価額が上がります。中には、水まわりリフォームの費用より、はるかに利益が増えることもあるでしょう。

2.水まわりリフォームの種類は?

水まわりリフォームの主な種類について詳しくご紹介します。

2-1.キッチンの水まわりリフォーム

キッチンの水まわりリフォームを行うと、調理が効率よくできるようになり、家事の負担が大幅に減ります。また、新しい設備に交換することで衛生的に調理でき、食中毒や感染症などのリスクが減るのも大きなメリットです。キッチンの水まわりリフォームの主な方法や費用相場は、以下をご覧ください。

  • 従来型のキッチンをシステムキッチンに交換:50万~100万円程度
  • システムキッチンをアイランドキッチンに交換:100万~300万円程度
  • 据え置き型のガスコンロをIHクッキングヒーターに交換:7万~20万円程度
  • レンジフード・換気扇の交換:4万~8万円程度
  • ビルトイン食洗機の設置:10万~20万円程度
  • 床材の交換:5万~20万円程度
  • 壁紙の交換:3万~7万年程度

なお、キッチンの増設や移動などが伴う場合は配管や配線の変更、IHクッキングヒーターの導入ではプラグの交換や契約アンペアの変更が必要になることがあります。

2-2.浴室・洗面所の水まわりリフォーム

浴室や洗面所の水まわりリフォームを行うと、快適・安全に入浴でき、毎日の衛生ケアも気分よく行うことができます。浴室や洗面所の主なリフォーム内容および費用目安は、以下をご覧ください。

  • 在来工法から在来工法へ変更:50万円程度~
  • 在来工法からユニットバスへ変更:80万~350万円程度
  • ユニットバスからユニットバスへ変更:50万~160万円程度
  • シャワーの取り付け:8万~12万円程度
  • 換気扇の交換:5万~40万円程度
  • 浴室暖房の設置:10万~30万円程度
  • 排水管の交換:10万~40万円程度
  • 洗面台の交換:10万~30万円程度
  • 洗面所に洗濯機置き場を設置:2万~5万円程度

2-3.トイレのリフォーム

トイレの水まわりリフォームを行うと衛生的な環境で使用できるほか、感染症や病気の予防にもなります。また、要介護者の排せつ介助も楽にできるのがメリットです。なお、ウォシュレットを取り付ける場合は、コンセントの設置工事が別途必要になることがあります。

  • 和式便器を洋式便器に交換:20万~40万円程度
  • ウォシュレットの取り付け:2万~4万円程度
  • 手すりの取り付け:3万~10万円程度
  • 収納の設置:3万~20万円程度
  • 換気扇の交換:1万~5万円程度
  • 壁紙の交換:2万~5万円程度
  • 床材の交換:2万~10万円程度
  • 排水管の交換:15万~30万円程度
  • トイレのドアを引き戸に交換:10万~15万円程度
  • トイレの移設および新設:50万~100万円程度

3.水まわりリフォームの費用を抑える方法は?

水まわりリフォームの費用を抑える方法を詳しく見ていきましょう。

3-1.自分たちでDIYする

水まわりリフォームの費用を抑えたいのなら、自分たちでDIYすることも考えてみましょう。必要な材料費や道具代だけで済むため、業者に依頼するより費用を抑えることができます。たとえば、以下のような内容なら、DIYで対応することも可能です。

  • キッチン・トイレの壁紙・床材の交換
  • 浴室のシャワーヘッドの交換
  • 浴室のタイル装飾
  • キッチン・浴室・トイレの照明器具の交換

なお、DIYが得意でない場合は、無理をしないでください。仕上がりが悪いなどの理由で不満が残り、業者に依頼することになって結局高く付くことがあります。

3-2.必要最低限の内容にとどめる

水まわりリフォームを必要最低限の内容にとどめておくことも、費用を抑えるのに大切なポイントです。水まわりリフォームは、理想をすべて実現しようとすると膨大な費用がかかります。予算が限られているのなら、まずは、予算内でできる内容で検討するとよいでしょう。なお、予算が少な過ぎる場合は、希望した内容が実現できないこともあります。予算を増やして希望に添った内容で進めるか、予算内で最低限の内容にとどめるかよく考えて決めましょう。

3-3.工事費用がリーズナブルな業者に依頼する

工事費用がリーズナブルな業者に依頼することも、水まわりリフォームの費用を抑える方法の一つです。同じ内容を依頼しても、業者によって料金システムが異なるため、場合によっては数十万円以上の差額が発生します。とはいえ、単に料金が安いだけの業者に依頼すると仕上がりが悪いなどの理由で不満が残りやすいので、注意しましょう。

3-4.補助金制度を利用できるか調べてみる

水まわりリフォームでは、条件によって補助金制度を利用できることがあります。たとえば、以下のような場合です。

  • 浴室・トイレに手すりを設置:介護保険の住宅改修費や自治体による補助金など
  • 給湯器の設置:自治体の省エネリフォーム補助金など

上記のほかにも自治体などの補助金を利用できることがあるので、調べてみてください。なお、補助金制度を利用するには、着工前に指定の書類をそろえて申請する、工事内容が申請条件を満たしていることなどが必要です。詳しくは、信頼できる業者に相談してみるとよいでしょう。

4.水まわりリフォームを考えるときの注意点

水まわりリフォームで失敗しないためには、いくつかの注意点があります。

4-1.多くの実例を見てみる

まずは、多くの実例を見てみましょう。水まわりリフォームといっても、さまざまなバリエーションがあるからです。実例を見て検討するときは、以下のポイントをチェックしてみるとよいでしょう。

  • デザインや色などが好みか
  • 機能性や使い勝手はどうか
  • 自宅のリフォーム条件に合うか
  • 予算内で実現できそうか

気になるリフォーム事例が見つかったら、何らかの形で記録しておきましょう。業者と打ち合わせするときに具体的に示すことができ、大変役立ちます。

4-2.外観イメージだけで判断しない

水まわりリフォームは、外観イメージだけで判断すると高確率で失敗するので注意してください。以前からあこがれていた、一度使ってみたかったという理由だけで決めるのもおすすめしません。デザインや配色が気に入ってリフォームしたものの、使いづらくて失敗したというケースもあります。せっかく水まわりリフォームをしても、以前より使いづらいのでは意味がありません。外観イメージだけで判断せず、使い勝手も重視して決めましょう。

4-3.リフォームの優先順位を決める

水まわりリフォームを行う前に、優先順位を決めておきましょう。希望する水まわりリフォームをすべて実現しようとすると、費用が膨大にかかるからです。まずは、実現したい内容と場所をすべて書き出し、優先順位を付けてみましょう。すると、最優先で何をすべきかが分かります。優先順位が高いものから予算を考えて選べば、満足できるはずです。

4-4.集合住宅では管理組合に確認する

マンションなどの集合住宅で水まわりリフォームをするときは、必ず管理組合に届け出し、許可を得ておきましょう。自分が所有するマンションであっても、自由にリフォームできる専有部分と勝手にリフォームできない共有部分に分かれるからです。共有部分のリフォームは原則不可となっていることが多く、リフォームするには管理組合の許可が必要になります。無許可で水まわりリフォームを進めた結果、管理規約違反となり、やり直し工事を求められることもあるので注意してください。

4-5.信頼できる業者によく相談する

水まわりリフォームで失敗しないためには、信頼できる業者によく相談して進めることが大切です。水まわりリフォームを確実に行うためには、配管や配線の正しい知識が必要になります。また、理想の仕上がりを実現するには、業者の的確なアドバイスや高い技術力が必要になるでしょう。信頼できる業者に細かなことまで何でも相談することが、大きなカギになります。

5.水まわりリフォームの業者を選ぶポイント

水まわりリフォームは、信頼できる業者に依頼することが成功のコツです。ここでは、信頼できる業者の選び方を詳しくご紹介します。

5-1.水まわりリフォームの実績が豊富

水まわりリフォームを依頼するなら、実績が豊富な業者であることが一番大切です。豊富な実績があれば、あらゆる事例に対応しているためフットワークが軽く、適切なアドバイスをもらえることでしょう。また、希望に応じてあらゆるプランを提案してくれるので、とても助かるのもメリットです。なお、当テンイチでも数多くの水まわりリフォームをお受けし、ご好評をいただいています。まずは、お気軽にご相談ください。

5-2.丁寧な作業と仕上がりのよさで定評がある

丁寧な作業と仕上がりのよさで定評があることも、業者選びで外せないポイントです。水まわりリフォームは配管が複雑なことが多く、一般的なリフォームより難易度が高くなります。そのため、雑な作業をしたり技術力がなかったりする業者に依頼すると、仕上がりの品質が大幅に低下してしまうのです。仕上がりのよさは、水まわりリフォームの満足度に大きく影響します。安心して依頼するためにも、丁寧な作業と仕上がりのよさで定評のある業者がおすすめです。

5-3.現場視察および見積もりは無料

業者選びでは、現場視察および見積もりが無料であることも大きなポイントになります。水まわりリフォームを行うためには、業者の現場視察と見積もりが必要不可欠です。しかし、有料となると気軽に依頼することができません。その点、現場視察と見積もりが無料の業者なら、気軽に依頼することができます。実際に、無料見積もりから正式な依頼につながることも多く、業者にとってもメリットが大きいのが現状です。目先の利益だけを見ず、依頼者や自社の利益に何が有効かを見極めることができている点でも、信頼できるといえるでしょう。

5-4.分かりやすくてリーズナブルな料金システム

水まわりリフォームは、分かりやすくてリーズナブルな料金システムがある業者に依頼すると安心です。中でも、業者のホームページに実例と予算例を掲載しているところは、とても親切といえます。また、具体的な金額を提示していない業者でも、問い合わせに対して親切に教えてくれれば信頼してよいでしょう。なお、水まわりリフォームの料金システムは、業者ごとに金額がまちまちです。同じ内容でも、リーズナブルかつ高品質な工事をしている業者を選びましょう。

5-5.希望の工期に合わせてもらえる

希望の工期に合わせてもらえることも、重要なポイントになります。信頼できる業者なら、顧客の都合を優先して工期を設定してもらえるはずです。水まわりリフォームは、屋内に上がり込んで作業することになるため、基本的には在宅する必要があります。普段忙しくて在宅するのが難しい人ほど、都合のよい日時に合わせてもらえることが大切です。単に料金が安いだけの業者などは、業者が指定した日時での作業となることもあるので注意してください。

5-6.スタッフの教育が行き届いていて顧客からの評判もよい

信頼できる業者は、スタッフの教育が行き届いていて顧客からの評判がよいものです。水まわりリフォームは、キッチン・浴室・トイレなど屋内でもプライベートな場所が対象になります。実際に、家族以外に見られるのは嫌だという人も多くいるでしょう。教育が行き届いたスタッフなら、顧客の気持ちを最優先で考えることができるほか、丁寧な態度や言葉遣いを徹底することができます。そのため、顧客が安心して依頼でき、評判も上々なのも特徴です。

5-7.保証やアフターフォローが充実している

業者選びでは、保証やアフターフォローが充実していることも外せないポイントです。水まわりリフォームでは、数か月後に何らかの不具合が出たり、もっと改善したいポイントが見つかったりすることもあります。何かあったときにも、保証やアフターフォローが充実した業者に依頼してあれば、安心です。なお、当テンイチでも、リフォーム内容により1~10年の独自保証を設定しています。また、アフターフォローも万全ですのでぜひご検討ください。

6.水まわりリフォームの注意点に関するよくある質問

最後に、水まわりリフォームに関する質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q.水まわりリフォームは何年ごとに行うべきか?
A.特に決まりはありません。自分にとって都合のよいタイミングで進めるとよいでしょう。

Q.賃貸物件で水まわりリフォームを行いたい場合は?
A.まずは、賃貸契約書を確認し、貸し主に相談してください。賃貸物件は貸し主の所有物なので、勝手に水まわりリフォームを行うと契約違反とみなされ、退去勧告を受けることがあります。

Q.マンションで水まわりリフォームをしたら階下に水もれが発生したのですが?
A.まずは、水もれしている場所と原因を特定して修理する必要があります。すぐに止水栓を閉め、業者へ連絡して現場確認を依頼してください。また、水もれが発生したことを管理組合に報告すると共に階下の住人に謝罪し、水もれ部分のリフォーム補償について話し合いましょう。なお、業者の落ち度による水もれは、業者に補償してもらうことになります。

Q.「水まわりリフォームが1万円でできる」というチラシをもらったのですが?
A.信用してはいけません。激安価格で水まわりリフォームができると見せかけ、実際には何かと理由を付けて高額な費用を請求してくる業者もいます。思わぬ被害に遭わないためにも、契約してはいけません。

Q.水まわりリフォームの仕上がりが気に入らないのですが?
A.まずは、業者に連絡して現場確認を受けましょう。明らかの業者の落ち度による施工不良なら、すぐやり直してもらえるはずです。一方、指定した色で仕上がりがイメージと違ったなどのケースは業者に落ち度がないため、やり直したい場合は自己負担となります。

まとめ

今回は、水まわりリフォームの注意点について詳しく解説しました。快適な水まわりリフォームを実現するには、最初にどんな仕上がりを希望するのか、外観デザイン・機能などさまざまなポイントをチェックすることが必要になります。そのためにも、数多くの事例を見る、リフォーム内容の優先順位を考えるなどの準備が必要です。また、マンションなどの集合住宅では管理組合に届け出し、許可をもらうことも忘れないようにしましょう。満足度の高い水まわりリフォームを実現するためにも、この記事を参考にして信頼できる業者を選び、よく相談してみることをおすすめします。

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