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マンションリフォームの注意点は? リフォーム前の確認や依頼先選びのコツも


「マンションのリフォームではどんなことができるのか」「どのようなことに注意すればいいのか?」など、マンションのリフォームで悩んでいる方は多いでしょう。マンションといった集合住宅はリフォームに制限が決められているケースがほとんどです。注意点をしっかりと把握しておかなければ、後でトラブルになる恐れもあります。

そこで、本記事では、マンションのリフォームを行う際の注意点を解説しましょう。

  1. マンションリフォームできるケースとできないケース
  2. マンションリフォーム前に確認すべきこと
  3. マンションリフォームにはどんなものがあるのか?
  4. マンションリフォームを考える際の注意点
  5. マンションリフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、マンションリフォームを行う際の注意点だけでなく、確認すべきことも分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.マンションリフォームできるケースとできないケース

まずは、マンションリフォームできるケースとできないケースをチェックしておきましょう。

1-1.専有部分はリフォームできる

マンションといった集合住宅の場合、自分に所有権がある専有部分と管理会社や管理人のものである共有部分があります。基本的に、リフォームができるのは専有部分です。マンションの廊下やロビー・階段といった場所は共有部分になるので自分で勝手にリフォームをすることが禁じられています。また、専有部分であってもリフォームできる場所とできない場所があるので気をつけてください。

1-2.天井・壁・床からなる居住スペースは可能

専有部分の天井・壁・床からなる居住スペースは、基本的にマンションでもリフォームが可能です。たとえば、フローリング材の交換・壁紙の張り替え・玄関扉の内側リフォームなどがあります。また、3LDKから2LDKへ、Sへの間取り変更といったリフォームも可能です。具体的には、マンションの居住契約をする際に確認する規約内容に記載されているので、事前にチェックしておくといいでしょう。

1-3.共有部分はリフォームができない

前述したように、自分に所有権がない共有部分はリフォームができない場所となっています。たとえ、自分の部屋であってもベランダやバルコニー・窓・窓枠・玄関扉の外側・住戸間をまたぐ壁の加工・床下のコンクリート部分の工事はリフォームができません。また、居住スペースであっても排水口や換気扇などを大きく移動することになるリフォームも難しいといえるでしょう。マンションなどの集合住宅は排水口の場所が決まっているので、住戸ごとに変えることができないからです。

2.マンションリフォーム前に確認すべきこと

ここでは、マンションリフォーム前に確認すべきことを解説します。

2-1.管理会社や管理人に連絡する

マンションリフォームを行う前に、必ず管理会社や管理人に連絡しておかなければなりません。集合住宅の多くは賃貸物件となっているため、あくまで管理会社または管理人の所有物となります。勝手にリフォームをしてしまうと規約違反としてトラブルになる恐れがあるので要注意です。管理会社や管理人に連絡する際は、なぜリフォームをしたいのか・どのようなリフォームをしたいのかなど、具体的な要望を伝えてください。そして、リフォームができるケースかどうかチェックしましょう。

2-2.マンションの規約内容を確認する

手元にマンションの規約内容が記載されている書類があれば、事前に確認しておきましょう。契約時に渡される書類には、大切な内容がたくさん記載されています。そこには、マンションでできるリフォームの範囲や制限内容なども記載されているので、手元にあれば必ず確認しておいてください。事前にチェックしておけば、管理会社や管理人に連絡する際も分からないところを尋ねることができます。

2-3.住宅設備増設の有無と近隣住民への挨拶

マンションのリフォームを行う前に確認しておきたいことは、住宅設備増設の有無です。電気やガスなどの設備を増設する場合、増設する機器ごとに仕様が異なります。そのため、事前にアンペア数とブレーカーの組み合わせに問題がないか確認しておかなければなりません。また、工事中にトラブルが起きないよう、リフォームが決まったら素早く近隣住民への挨拶も忘れずに行ってください。事前にお知らせをしておけば、住民の人たちも安心して生活できます。

3.マンションリフォームにはどんなものがあるのか?

ここでは、マンションリフォームの主な方法や種類を解説します。

3-1.昔のマンションを今風にリフォーム

最近、昔のマンションを対象にしたフルリフォームが人気を集めています。築何十年と経過しているマンションは外観が古く感じるかもしれませんが、内装は今風にリフォームされていると、若い世代の住民が入りやすくなるからです。昔のマンションを今風にリフォームする方法は、マンションでもよくあるリフォームといえるでしょう。特に、人気が高いのはLDK全体を窓側に配置し明るく開放的な空間にすることです。また、壁つきキッチンを対面キッチンにしたり、独立キッチンの壁を壊してLDKに取り込んだりするなどの方法もあります。

3-2.和室を洋室にリフォーム

築年数が経過しているマンションには、和室があるケースがほとんどです。和室を洋室にリフォームするのも、マンションのリフォームでよくある方法となります。和室を洋室にしてLDKの一部にすれば、広々としたリビングに生まれ変わるでしょう。また、和室の押し入れ部分などをウォークインクローゼットにして、収納場所を増やす方法もあります。和室を洋室にするだけでも部屋の雰囲気が大きく変わるでしょう。

3-3.既存の設備を使いながら内装を自分好みに

マンションの室内を大きくリフォームすることもあれば、既存の設備を使いながら内装を自分好みに仕上げるリフォーム方法もあります。新しいマンションを購入した場合、理想の間取りにするためには相当のお金がかかってしまいがちです。予算内で理想の空間にしたい際は、大きな間取りを変更するのではなく、もともとある設備や素材を生かしながら理想の空間に仕上げる方向性で進めるのがポイントとなります。たとえば、床や壁を張り替えるだけでも雰囲気が大きく変わるでしょう。

3-4.水まわりのリフォームも

マンションの場合、水まわりのリフォームに制限があるケースが多いのですが、規約違反にならない程度であればリフォームをすることができます。たとえば、ウォシュレットを設置したり、タイルの部分を張り替えたりするなどです。排水口や排水管を大きく変更しないリフォームであれば、ほとんどのマンションで可能でしょう。トイレ以外にキッチンやお風呂場といった水まわりをリフォームする際は、事前の確認がとても大事になります。

4.マンションリフォームを考える際の注意点

ここでは、マンションリフォームを考える際の注意点を解説します。

4-1.トラブルを防ぐための対策を入念に

マンションは近隣住民との距離がとても近いので、リフォーム中に予想外のトラブルで問題になってしまうことがあります。リフォーム中はどうしても振動が発生したり、音やにおいが顕著になったりしてしまいがちです。また、リフォーム業者の車を駐車するスペースや機器・設備を運び入れるときなど、不安を感じる住民の方もいます。どのようなトラブルでもしっかりと対応できるように、入念の対策を立てておかなければなりません。近隣住民への挨拶はもちろんのこと、工事の内容や期間などもしっかりと伝えておくように注意しておきましょう。

4-2.マンション自体がリフォームに適していないケースもある

マンション自体がリフォームに適していないケースもあるので注意しておかなければなりません。代表的な例としては、新耐震基準を満たしていないマンションであるケースです。新耐震基準を満たしていないマンションをリフォームする場合、リフォームそのものができない可能性があります。基本的に、1982年以降に竣工(しゅんこう)した建物は新耐震基準を満たしているといえますが、念のため、新耐震基準を満たしているか確認しておきましょう。また、防火地域内のマンションもリフォームできない可能性があります。防火地域内に建てられているマンションは、建築基準法で建築物の細部まで厳しいルールが定められているからです。

4-3.リフォーム業者選びにも要注意!

リフォームは素人では分かりにくい内容ばかりなので、悪徳業者とのトラブルが年々増えています。「自分は大丈夫」と思っていても、悪徳業者に引っかかる可能性もあるため、十分に注意しておかなければなりません。どのリフォーム業者を選べばいいのか分からない方は、以下のポイントを参考にしてください。

  • リフォームの内容が充実しているか
  • マンションリフォームの実績があるか
  • 無料相談や無料見積もりを行っているか
  • 実際に利用した人の口コミや評判がいいか
  • 施工事例がホームページ等に記載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

上記のポイントを踏まえた上で、複数のリフォーム業者を比較してください。比較することで悪徳業者と優良業者を見極めることができますし、業者ごとの特徴が判明するでしょう。

5.マンションリフォームに関してよくある質問

マンションリフォームに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.近隣住民への挨拶は自分もしたほうがいいのか?
A.できれば、リフォームを行う住宅に住んでいる方も直接近隣住民の方へ挨拶することをおすすめします。ただ、今は新型コロナウイルス感染症の不安もあるので、対面ではなくインターホン越しに挨拶をするだけでOKです。工事内容や工事期間などについて詳しく伝えるためにも、リフォーム業者の人と一緒に挨拶すると安心でしょう。インターホン越しに伝えるほか、ポストに工事内容などを記載した書類を入れて確認してほしい旨を伝える方法もあります。

Q.リフォーム費用を抑えるコツは?
A.リフォームの内容によっては、国からの補助金を受けられるケースがあります。国だけでなく、地方自治体から補助金が出たり減税が受けられたりする可能性もあるでしょう。たとえば、耐震リフォームと省エネリフォームを行う場合、工事費の10%相当額が所得税から控除できるケースです。また、バリアフリーリフォームを小なう場合も控除を受けられる可能性があります。詳細は、国や自治体のホームページで確認してください。

Q.マンションのリフォーム費用はいくらぐらいか?
A.リフォームの内容や使用する素材・設備などによって異なりますが、相場は約100万~300万円です。500万円以下のリフォーム工事が多いといえるでしょう。ちなみに、マンションの内装リフォームでかかる費用は、約20万~200万円です。必要なところだけリフォームするためにも、事前に予算やリフォームの優先順位と目的を明確にしておきましょう。

Q.マンションのリフォームでよくある失敗は?
A.イメージと仕上がりが大きく異なる失敗です。「イメージどおりの仕上がりにならなかった」「リフォーム後に不具合が起きた」などのトラブルが相次いでいます。このようなトラブルを未然に防ぐためには、リフォーム業者との打ち合わせを入念に行うことが大切です。打ち合わせがあまかったり、きちんと要望を伝えていなかったりすることでイメージとの相違が生まれてしまいます。自分自身が納得できるまで、リフォーム業者との打ち合わせを重ねていきましょう。

Q.おすすめのリフォーム業者は?
A.静岡・浜松・沼津を中心にリフォームを行っているテンイチです。水まわりリフォームや内まわりリフォームなど、さまざまなリフォームを行っています。リフォーム・リノベーションで60余年の実績を誇っており、ホームページ等にも施工事例を多数アップしているのでぜひチェックしてください。

まとめ

マンションは一戸建てよりもリフォームに制限があります。どこをリフォームしていいのか・どのようなリフォームができるのかなど、管理会社や管理人と事前に確認することが大切です。規約をきちんと守った上で可能なリフォームプランをリフォーム業者との打ち合わせで考えていきましょう。納得できる空間に仕上げるためにも、安心して依頼できるリフォーム業者を選ぶことが大切です。