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防犯を考えたエクステリアを施工する際のポイント! 防犯対策の方法は?

防犯を考えたエクステリアは、空き巣対策に有効だといわれています。空き巣被害に遭いやすい家は、エクステリアがきちんと整備されていなかったり、庭の手入れがされていなかったりしがちです。しかし、どうすれば防犯対策に有効なエクステリアにできるのか、どうすればいいのかと悩んでいる方は多いでしょう。

そこで、本記事では、防犯を考えたエクステリアを施工する際のポイントを解説します。

  1. 空き巣被害に遭いやすいのはどんな家か?
  2. 防犯対策を考えたエクステリアとは?
  3. 防犯を考えたエクステリアを施工するには?
  4. 防犯対策のエクステリアに関してよくある質問

この記事を読むことで、防犯対策になるエクステリアの施工方法やポイントなどが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.空き巣被害に遭いやすいのはどんな家か?

まずは、空き巣被害に遭いやすい家の特徴をチェックしておきましょう。

1-1.空き巣の侵入経路は窓・玄関が多い

空き巣被害に遭いやすい家について知る前に、一体空き巣はどこから室内に侵入するのか、その手口を知ることが大切です。空き巣の手口には一定のパターンがあるため、しっかりと把握しておけば対策を立てることができるでしょう。ズバリ、空き巣の侵入経路で最も多いのは、窓と玄関です。家の裏にある勝手口から入ってくる可能性がありますし、マンションやアパートの場合はベランダから侵入するケースもあります。たとえ、オートロックであったとしても裏口から侵入できる建物が多いので注意しておかなければなりません。ちなみに、窓から侵入される場合は、カギの閉め忘れだったり、ガラスを割ってカギを開けたりするパターンが多いでしょう。

1-2.周辺住人から死角になっている家ほど狙われやすい

空き巣が入りやすい家は、周辺住民から死角になっている家が多い傾向にあります。泥棒の多くが空き巣に入るかどうか判断するポイントとして重要視しているのは、家の位置です。たとえば、高い建物の陰に隠れている家・路地を1本入ったところにある家などは、周辺住人が気づきにくいですし、死角になっているので狙われやすいでしょう。逆に、視界が広がる場所に建てられている家や人通りの多い道路に面している家は、空き巣に入りにくい家となります。改めて、自分の家の位置がどのようになっているのか、チェックしてみてください。

1-3.エクステリアや庭が整備されていない家

泥棒にとって、エクステリアや庭が整備されていない家は、空き巣に入りやすい家です。エクステリアがきちんと整備されていない・庭が荒れている家=住人が留守にしていることが多いと考えます。そのため、その家に住んでいる人の行動や動向を調べては、留守中を狙って空き巣に入る傾向があるのです。泥棒は、ホームセキュリティーの有無・侵入できそうな場所・住人のライフスタイル・寝室の位置などを確認します。エクステリアや庭が整備されていない家は、泥棒にとっても入りやすい家といえるでしょう。

1-4.新興住宅地も狙われやすい!?

実は、土地や家を募集している新興住宅地も空き巣に狙われやすい家となります。新しく整備されているときれいな外見から空き巣に入りにくいと思うかもしれませんが、開発途中の土地の場合、近くにATMなどができていないケースがほとんどです。そのため、泥棒は家にお金を置いている家庭が多いと考えます。「作業員がいるから大丈夫」と思っていても、泥棒が作業員になりすまして室内に侵入し、金品を盗んでいったという事件も起きました。新興住宅地だからといって安心すると痛い目に遭う可能性があるので要注意です。

2.防犯対策を考えたエクステリアとは?

ここでは、防犯対策を考えたエクステリアについて解説します。

2-1.1番重要なのは外と敷地の間を隔てる門扉

防犯を考えたエクステリアで1番重要だといわれているのが、門扉です。門扉は道路など外と敷地内を隔てる境界線となります。外観とのバランスを考えたデザインにするのはもちろんのこと、防犯性を高める効果が期待できるでしょう。防犯対策としての理想の門扉は、外と敷地の境界線をきちんと作ることです。境界線がなく、住まいと道路との間の距離が短くなってしまうと、ドアを開けた途端に不審者に会ってしまうケースが考えられます。門扉を作らずに境界線をぼやかすことで開放感は生まれますが、敷地外と玄関の距離はある程度確保しておいたほうが防犯対策につながるでしょう。

2-2.見通しの良いフェンスが防犯対策に有効

門扉だけでなく、住まいの周囲をおおい囲むフェンスも防犯対策の効果が期待できるエクステリアです。プライバシーを確保するために、目隠しフェンスを使ったり、塀を高くしたりすることもできますが、不審者は人目を気にする傾向にあります。よって、外から丸見えになるフェンスのほうが、不審者にとっては侵入しにくい家へと変えることができるでしょう。不審者や泥棒は、家に侵入するまで5分間はねばる傾向にあるといわれています。人目を気にする場所では侵入経路や逃走経路もチェックできないので、防犯対策に有効です。

2-3.気軽に理想できる防犯砂利

防犯対策のエクステリアとして、1番気軽な気持ちでできる工事に防犯砂利があります。防犯砂利とは、その名前のとおり、庭や玄関までの経路に砂利を敷き詰める方法です。砂利は足で踏むと石の擦れる音がします。ジャリジャリと音がなるので、泥棒にとっては大敵です。周囲に気づかれないように侵入したい気持ちがあるため、できるだけ音が目立たない家を狙うでしょう。また、防犯砂利は一般的な砂利に比べて少し大きめのサイズになっています。そのため、擦れ合う音が大きく、防犯対策に最適です。また、砂利を敷き詰めることで、雑草の抑制にもつながるでしょう。

2-4.照明やモニター付きドアホンも

エクステリアは、家まわりの照明やモニター付きドアホンなども含まれています。門灯・玄関灯といった照明は、防犯対策にとって必要不可欠なエクステリアです。特に、門扉からアプローチ、塀・垣根・サービスヤードなどは侵入者が隠れることのできる場所になりやすいので、できるだけ明るくしておきましょう。できれば、センサーライトや常夜灯など、場所と必要性を考えて検討してみてください。また、ドアホンはモニター付きがおすすめです。留守中でも訪問者を録画できる昨日や、画面で確認でき画像を残せるタイプなどさまざまな種類があります。セキュリティーレベルの高い必要な機能を備えてください。

2-5.忘れずに対策しておきたいサービスヤード・裏手

人目のつかない場所で室内に侵入するのが空き巣なので、サービスヤードや裏手・カーポートなどもしっかりと防犯対策を施しておかなければなりません。住まいの裏手にはトイレや浴室などが配置されることが多いため、窓を開ける機会が多く、侵入経路になりやすい場所です。たとえば、自由に出入りできないように扉を設置したり、樹木で遮ったりするなどの工夫を施しておきましょう。また、車庫やカーポートには、電動オーバードアといった車庫用の門扉を設置するのがおすすめです。

3.防犯を考えたエクステリアを施工するには?

それでは、防犯を考えたエクステリアを施工する方法やポイントを解説します。

3-1.エクステリアの工事実績がある業者に依頼する

防犯対策のエクステリアを施工するためには、専門業者に依頼しなければなりません。どれだけDIYに慣れている方でも、エクステリアは大がかりな工事になることが多いので専門業者に依頼することをおすすめします。エクステリアの工事実績がある業者ほど、依頼主の要望を聞き入れながらもより最適なエクステリアを提案してくれるでしょう。防犯対策を徹底したエクステリアにしたいのであれば、どこをどうすればいいのか業者に相談しながらプランを練ることができます。

3-2.親身になって相談にのってくれるか

たくさんの業者がある中、どこに依頼すればいいのか悩んでいる方は多いと思います。そこで、業者選びの際に1番注目してほしいのは、スタッフの対応です。なるべく、親身になって相談にのってくれる業者に依頼しましょう。依頼主の要望を聞き入れながらも、「ここはこうしたほうがいい」「ここも防犯対策を立てるべき」など、いろいろと教えてくれます。エクステリアの工事は使う素材によっては費用も高くなってしまうので、絶対に失敗したくないのが正直なところですよね。実際に、「イメージと違っていた」など業者とのトラブルも多いので、打ち合わせを何回も重ねて業者側と擦り合わせすることが大切なポイントとなります。相性の良い業者を選ぶことが大切です。

3-3.必ずチェックしておきたい見積書の内容

業者選びの際に必ずチェックしておきたいのが、見積書の内容です。エクステリアの工事費用は範囲や使用する素材などによって異なります。あくまで目安ですが、約50万~300万円が工事費用となるでしょう。決して安い値段ではないので、見積書の内容はきちんとチェックしておかなければなりません。どのような工事にいくらかかるのか・どのような素材がどのくらいの値段がするのかなど、内訳をきちんと確認することが大切です。

3-4.気になることは必ず解決する

「しつこく尋ねると嫌な客だと思われるのでは……」と聞きづらいところがあるかもしれませんが、気になるところは必ず解決してから正式に依頼することが大切なポイントです。「イメージとは違った」「こうなるとは聞いていなかった」など、業者との間でトラブルになる原因の多くは、話し合いがきちんと行われなかったことが原因となります。疑問に思ったことや気になる要素をきちんと確認していなかったため失敗してしまうことが多いので、事前に解消してから正式に依頼するのが大切です。

4.防犯対策のエクステリアに関してよくある質問

防犯対策のエクステリアに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.オープン外構は防犯対策において有効か?
A.開放感が魅力的なオープン外構は、敷地内の様子が分かってしまうのでプライバシーを保護したり、防犯性が高くなかったりするイメージがあるでしょう。けれども、実はオープン外構は防犯性が高いといわれています。敷地内が丸見えということは、すなわち死角がないということです。近所の人たちの目に入りやすいため、犯人も空き巣に入りにくい傾向があるでしょう。

Q.門扉でおすすめの機能は?
A.施錠できるタイプがおすすめです。門扉は毎日使うものなのでいちいち施錠をするのが面倒に感じるかもしれませんが、リモコンキーやカードキーなど簡単に解錠できるものもあります。中には、自動施錠機能のある電気錠もあるのでぜひチェックしてみてください。リモコンキーやカードキーなら年配の方や子どもでも気楽に使えるでしょう。

Q.ベランダとバルコニーで気をつけておきたいことは?
A.壁で囲まれているケースが多いため、不審者にとっては格好の死角になりやすいでしょう。だからこそ、ベランダやバルコニーはできるだけ見通しの良いものに交換することをおすすめします。たとえば、すき間のあるフェンスを使ったり、周囲から見て分かるような壁にしたりするなどです。

Q.ポストにも気をつかったほうがいいのか?
A.個人情報がたくさん詰まっているので、ポストも防犯対策をしっかりと施したほうが安心です。ポストはセキュリティー性と容量に注目してください。できれば、郵便物が盗まれないようにカギのかかるポストにしたり、投かん口は盗まれないように工夫されたりしているものがおすすめです。

Q.外まわりリフォームに適している業者は?
A.業者によって得意分野や強みのあるリフォームが異なりますが、静岡県を中心にリフォームを行っている株式会社テンイチが当てはまります。外壁素材それぞれの特徴や住まいの状況を踏まえ最適なプランを提案しておりますので、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

まとめ

空き巣被害に遭いやすい家は、庭やエクステリアがきちんと整備されていないといった特徴があります。エクステリアは防犯対策を高める重要な要素になるため、しっかりと整えておかなければなりません。侵入者は人目を気にしたり、隠れやすい場所を見つけたりする傾向があります。どうすれば侵入者を防ぐことができるのか、専門業者と相談しながらエクステリアのプランを立てていきましょう。

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