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ガルバリウムリフォームのメリット・デメリットと費用相場を解説!

ガルバリウムリフォーム

ガルバリウム鋼板を使ったリフォームを考えているけれど、一体どのようなメリットがあるのか具体的に把握できていない方は多いでしょう。

ガルバリウム鋼板は、最近は軽量な金属素材でありながら耐久性も高いため、日本の多くの屋根で利用され始めています。

この記事では、人気のガルバリウム鋼板について紹介していきます。

  1. ガルバリウムとは?
  2. ガルバリウムを使ったリフォームについて
  3. ガルバリウムでリフォームするメリット
  4. ガルバリウムでリフォームするデメリット
  5. ガルバリウムのメンテナンスについて
  6. ガルバリウムリフォームの費用相場
  7. ガルバリウムリフォームを依頼する際の注意点
  8. ガルバリウムリフォームはテンイチに相談を
  9. ガルバリウムリフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、ガルバリウムリフォームのメリット・デメリットが分かります。よく知りたいと思っていた方はぜひ参考にしてみてください。

1.ガルバリウムとは?

ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発された金属素材です。現在ではポピュラーな金属素材となっていて、国内外で多くの建材メーカーが屋根材や外壁材などに採用されています。ガルバリウム鋼板とは、金属鋼板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでめっきしたものです。ですから、「アルミ亜鉛合金めっき鋼板」と呼ばれることもあります。ちなみに、金属鋼板を亜鉛でめっきしたものがトタンです。

2.ガルバリウムを使ったリフォームについて

ガルバリウム鋼板は、軽く高い防食性、メンテナンスのしやすさで屋根や外壁のリフォームなどに近年人気の住宅建材となっています。シャープな素材感から高いデザイン性のある住宅に仕上がると評判です。メンテナンスフリーの建材とうたわれることもありますが、メンテナンス不要の屋根や外壁は存在しません。正しくメンテナンスをすることで、屋根や外壁をより長く良い状態に保つことが可能です。

3.ガルバリウムでリフォームするメリット

ガルバリウム鋼板の建材(屋根材・外壁材)には、以下のメリットがあります。

3-1.耐用年数(耐久年数)が長く、長持ちする

ガルバリウム鋼板の建材は耐用年数(耐久年数)が長く、長持ちします。トタンと比べると、数倍の耐用年数です。窯業系サイディングと比べても、ガルバリウム鋼板の建材のほうが、耐用年数が長い傾向にあります。具体的には10~15年を目安に塗装メンテナンスをすることでより長持ちさせることができるのです。

3-2.サビにくい(サビに強い)

金属素材のデメリットといえばサビですが、ガルバリウム鋼板の建材はサビが発生しにくいという特性があります。まったくサビが発生しないわけではありませんが、トタンやアルミなどの金属素材の建材と比べるとサビに強いのです。

3-3.耐震性が高い

ガルバリウム鋼板の建材は軽量のため、耐震性に優れていますので、屋根の重ね葺き・外壁の重ね張りなど、屋根や外壁のリフォームに最適です。

3-4.お好きなイメージで外観を演出できる

ガルバリウム鋼板は独特の素材感や雰囲気の外観を演出できるでしょう。その印象は、シンプル・モダン・都会的・シャープ・スタイリッシュといったイメージの外観を演出できます。

4.ガルバリウムでリフォームするデメリット

ガルバリウム鋼板の建材(屋根材・外壁材)には、以下のデメリットがあります。

4-1.サビが発生する

ガルバリウム鋼板が金属素材の中ではサビにくいメリットがあります。しかし、サビが発生しない素材の建材と比べると、サビが発生すること自体をデメリットになるでしょう。沿岸地域や工場地帯などのサビが発生しやすい環境にお住まいがある場合には、サビが発生するリスクについて、十分に留意する必要があります。

4-2.凹みやすい

ガルバリウム鋼板の中でも薄い・フラットなデザインなどの特徴がある製品は、外部からの衝撃に弱い特徴があります。ボールが強くあたる・搬入時に家具をぶつけるなどの衝撃によって凹んでしまうのです。住居環境によって、厚みがある・波型などのデザインのものを選ぶと良いでしょう。

4-3.デザインのバリエーションが少ない

見た目において独特の雰囲気が演出できるというメリットがある一方で、デザインのバリエーションが少ないです。さまざまなデザインの中から比較・検討して選びたい方は、少し物足りなく感じる可能性もあるでしょう。

5.ガルバリウムのメンテナンス

ガルバリウム鋼板の建材を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。

5-1.業者による定期的メンテナンス

ガルバリウム鋼板の建材(屋根材・外壁材)はメンテナンスフリーではありません。時間の経過とともに少しずつ劣化が進行し、その性能を維持できなくなっていきます。最も気をつけなければならない劣化症状は、サビ(赤サビ・白サビ)です。サビを放置すると、はじめは部分的でも、いずれは建材に大きく広がっていきます。サビの進行によって建材に穴があけば、住まい内部に雨水が浸入し、雨漏りやカビ、シロアリの発生の心配があるでしょう。浸入した雨水によって躯体が腐食するようなことになれば、最悪の場合、住宅の寿命を縮めてしまうことも十分に考えられるのです。

5-2.水洗いのすすめ

絶対に必要なメンテナンスではありませんが、定期的に洗浄をするのはおすすめです。特に雨のあたらない箇所は汚れがたまりやすいため、定期的に水洗いをすると長くキレイを保つことができます。汚れや藻などを取り除くことは、サビの発生を抑えることにもつながるでしょう。

5-3.自身で洗浄をする方法

やわらかい布やスポンジなどで軽くこすって、流水で洗い流します。それでも汚れや藻などが落ちない場合は、洗剤を使って洗浄してみてください。洗剤は専用洗剤、もしくは食器用洗剤(中性洗剤)などを使用します。スチーム洗浄や高圧洗浄機の使用もやめておいたほうが良いでしょう。高圧洗浄機の当て方によっては、ガルバリウム鋼板の建材を傷つけてしまう可能性があります。軽くこすって汚れや藻などが落ちない場合は、プロに依頼をしましょう。

6.ガルバリウムリフォームの費用相場

外壁をガルバリウム鋼板に変える場合、2つの工法があります。

  • 重ね張り工法
  • 張り替え工法

重ね張り工法は既存の外壁の上からガルバリウム鋼板を張り付けます。張り替え工法は既存の外壁を撤去してガルバリウム鋼板を張り付ける方法です。一般的な住宅(30坪程度)の工事費用は以下のようになります。

  • 重ね張り工法:190〜255万円
  • 張り替え工法:210〜270万円

撤去する既存外壁や新素材の種類、外壁の面積によって費用は大きく変わるでしょう。張り替え工法は既存外壁の撤去作業があるため、重ね張り工法より20万円ほど高額となります。外壁に使うガルバリウム鋼板の材料費としては1㎡あたり4,300〜5,300円程度です。この他に足場費用、既存外壁の撤去費用、下地処理、清掃費用などがかかるでしょう。たとえば、30坪程度の工事費用は以下のとおりです。

  • 足場の設置と解体:10万〜20万円
  • 既存外壁の撤去:15万〜20万円
  • 下地処理や細部:40万〜80万円
  • 清掃費用や諸経費:5万〜20万円
  • 手間賃:30万〜40万円

下地処理は外壁内部の劣化状況や張り替え方法によって価格が大きく変わります。重ね張り工法は、既存の外壁が致命的に劣化していなければ安く工事ができるリフォーム方法です。ただし、既存外壁に重ね張りをするため、軽量な金属サイディング以外はほとんど利用できません。外壁の劣化が激しい場合や金属サイディング以外を利用したい場合は、張り替え工法が必要となることが多いでしょう。

7.ガルバリウムリフォームを依頼する際の注意点

ガルバリウムリフォームを依頼する場合の手順や注意点を見てみましょう。

7-1.業者の候補を探す

外壁工事をする場合に最初に行うのは業者の候補探しです。業者の候補は以下の基準が考えられるでしょう。

7-1-1.地域で活動している会社

大手で広範囲で活動している会社ではなく、地域で活動している業者を選ぶことは大切です。の地区独特の気候条件なども把握している可能性が高く、失敗する可能性が下がるでしょう。

7-1-2.20年以上の歴史がある

20年以上の歴史がある業者、ガルバリウムリフォームの施工が多い会社は信頼がおけます。これは悪徳業者は悪評が立ちやすいため20年以上も継続して経営することは難しいと考えられるからです。20年を超えている業者なら安心して、依頼できるでしょう。

7-1-3.自社施工をしている

自社施工をしている専門業者を選びましょう。大手の場合、自社で工事をしていないため、工事費の一部を紹介料として抜き取ってから下請け会社に作業を依頼することが多いです。自社施工の業者に依頼すれば、紹介料をとられることなく安い費用で工事が可能になります。そのため、会社のホームページをよく確認しましょう。

7-2.複数の業者に見積を出す

実際にガルバリウムリフォームに対応している業者には複数見積を出しましょう。それぞれの見積書を比較して、分からないことは質問をします。安ければ安いほど良いと考えず、工事内容が詳しい・分からないことには丁寧に教えてくれるなど納得のいく業者に依頼しましょう。

7-3.口コミなどもチェック

業者を探すときに口コミがあればチェックしましょう。ホームページにあるお客様の声なども参考にしてみるのも良いです。

8.ガルバリウムリフォームはテンイチに相談を

テンイチは静岡県内を網羅するリフォーム会社です。地域に根ざして60年余り経営が続いています。リフォーム全般は豊富に施工を培っていますので、安心して任せることができるでしょう。

8-1.依頼者の都合を第一に考えてくれます

どんな要望にも丁寧に対応しています。対応も早く、見積書の内容は細かな説明もしてくれるでしょう。

8-2.どんな相談にも乗ってくれます

リフォームのことなら、どんなことでも無料で対応してくれます。そして、安全で良質で迅速な工事を心掛けているのです。専門職人が揃っていて、リフォームのことが分からなくても納得がいく内容を提供できます。

8-3.安心のアフターフォロー

最長で10年の工事保証をはじめ、1年ごとに点検はがきを送っています。点検の実施や工事後の相談にも気軽に対応しており、充実したアフターフォローが充実しているのは大きな特徴です。

9.ガルバリウムリフォームに関してよくある質問

ガルバリウムリフォームに関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.ガルバリム鋼板は断熱性が低い・遮音性が低いのは本当か?
A.ガルバリウムの金属素材自体は、断熱性・遮音性は低い傾向にあることは間違いありません。しかしながら、建材として加工されているので、断熱性や遮音性も大幅に改善されています。ですから、断熱性や遮熱性の低さをことさら心配する必要はありません。

Q.外壁ガルバリウムの色は何色あるのか?
A.現在、外壁としてのガルバリウムは、シルバー・ダークグレー・黒・青・白があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • シルバー:近未来的な明るくシンプルな印象を与える色で個性的なイメージもあり人気色の1つ
  • ダークグレー:高級感や重厚感がありシンプルな印象を与える
  • 黒:高級感や重厚感があり無彩色で、シンプルかつオシャレな印象を与える
  • 青:スタイリッシュなクールな印象を与える
  • 白:スタイリッシュで清潔感を与える色だが、汚れが目立ちやすい

Q.ガルバリウムリフォーム後、塗装はDIYできるのか?
A.ガルバリウム鋼板の塗装は、他の外壁材より高度名施工技術が必要です。ですから、DIYで行うことは無理ですから、専門業者に任せましょう。

Q.ガルバリウム鋼板で屋根のリフォームをする際の注意点は?
A.縦葺きガルバリウム屋根は、雨水がスムーズに流れるメリットがあります。しかし、複雑な形状では採用ができません。1つの業者で断られたとしても、他の業者も同様に施工不可能といわれることが考えられます。

Q.ガルバリウム鋼板の寿命はどのくらいか?
A.ガルバリウム鋼板の寿命は、約25年です。適切なメンテナンスを施していれば、50年以上持つケースもあります。ただし、沿岸地域などサビやすい地域では最低でも10年おきのメンテナンスが必要です。

まとめ

ガルバリウム鋼板での外壁工事は近年注目を浴び始めた工事です。ですから、実績が豊富にあるわけではありません。外壁工事を依頼される際にはガルバリウム鋼板での外壁工事に詳しい・実績がある・今後のメンテナンス方法について正しく教えてくれる業者であるかを確かめましょう。

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