住まいのコンシェルジュ

屋根の防水工事にはどんな種類がある? それぞれのメリット・デメリットを徹底解説

屋根防水工事 ビフォーアフター

屋根の防水工事について情報をお探しですか? 雨漏りを防ぎ、建物の寿命を延ばすためにも定期的に防水工事を行うことが大切です。しかし、どのような種類があるのか? どのようなタイミングで行うべきなのか?など、わからないことも多いでしょう。

そこでこの記事では、屋根の防水工事について、その種類や方法を説明していきます。

  1. 屋根の防水工事とは?
  2. 屋根の防水工事にかかる費用
  3. 防水効果を長持ちさせるポイント
  4. 屋根の防水工事をするタイミングと見分け方
  5. 屋根の防水工事を行う際の注意点
  6. 納得の屋根防水工事ならテンイチへ
  7. 屋根の防水工事に関してよくある質問

この記事を読むことで、屋根の防水工事について分かります。屋根の防水工事を検討している・防水工事の必要性を判断したいという方はぜひ参考にしてください。

1.屋根の防水工事とは?

屋根は家の中でも特に雨風にさらされている部分です。そのため、建物内部に水の浸透するのを防ぐために防水工事が必要となります。これによって、建物の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができるのです。

なかなか目で確認できる場所でないからこそ、専門業者に定期的なメンテナンスを依頼し、最適な防水工事を施すことが必要になります。

それでは、防水工事にはどんな種類があるのかを見ていきましょう。

1-1.ウレタン防水

ウレタン防水工事とは、液状の防水材を下地に塗ることで防水効果を高める工法のことです。複数回重ね塗りすることで防水層を形成し、伸縮性のあるゴム状になるため、建物内部に水が入り込むことを防ぐことができます。耐用年数は8~12年程度です。

1-1-1.ウレタン防水のメリット

比較的安価で、複雑な形状や屋上などでも施工できるのがメリットです。すでに別の防水材がある場合でもそのまま重ね塗りができるため、工期も短く済みます。屋根の防水工事では比較的ポピュラーな工法になります。

1-1-2.ウレタン防水のデメリット

職人の手作業で行うため、技術によっては塗りむらが出る可能性があります。また、年数が経過すると劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。

1-2.FRP防水

FRPとは、強度が高く軽量で耐久性に優れた繊維強化プラスチックのことです。このFRPをシート状にしたものとガラスマットで防水層を作り、トップコートを塗装して硬化させる工法をFRP防水といいます。耐水・耐候性・耐食に優れており、耐用年数は10~12年程度です。

1-2-1.FRP防水のメリット

塗膜防水とシート防水を合わせた工法のため継ぎ目がなく、どのような形状の屋根や屋上でも対応できます。見た目がきれいなことも大きなメリットです。

1-2-2.FRP防水のデメリット

経年劣化によってトップコートの劣化が進むため、定期的な塗り替えが必要です。また、伸縮性に乏しいため、ヒビが生じやすいというデメリットもあります。

1-3.シート防水

防水シート(合成ゴム系シート・塩化ビニル系シート)を貼る防水工法です。最近は塩化ビニル系シートの需要が高まっています。耐用年数は10~15年程度です。

1-3-1.シート防水のメリット

耐候性が高く、紫外線などの影響を受けにくく下地にも亀裂が生じにくいというメリットがあります。工期が短く、費用が安く済むことも魅力です。

1-3-2.シート防水のデメリット

床の形に合わせてカットするため、継ぎ目の部分で雨漏りしやすくなってしまう恐れがあります。特に、複雑な形状の屋根では継ぎ目が目立ち、見た目が悪くなりがちです。

1-4.アスファルト防水

シート状・液状アスファルトを重ねて厚い防水層を作る防水工法です。何層にも重ねて防水層を作るため防水性能が高く、耐用年数は15~25年程度になります。

1-4-1.アスファルト防水のメリット

何層も防水層を重ねることで高い強度を実現しているのが魅力です。屋上駐車場など、車両が出入りするような場面でも活躍します。耐用年数の高さは、他の防水工事と比べてもダントツです。

1-4-2.アスファルト防水のデメリット

他の防水工事と比べて、工期がとても長く、施工費が高いのがデメリットです。

2.屋根の防水工事にかかる費用

各防水工事にかかる1㎡にかかる費用をまとめました。

  • ウレタン防水:2.500~7,000円
  • ERP防水:4,000~7,500円
  • シート防水(塩ビニル):2,100~7,500円
  • シート防水(ゴム):2,100~7,500円
  • アスファルト防水:5,500~8,000円

3.防水効果を長持ちさせるポイント

屋根の防水工事をした後、長持ちさせるためにはいくつかポイントがあります。

3-1.排水溝の掃除

屋根で受けた雨水は排水溝に流れていきます。もし、排水溝が詰まると雨水が流れず、水たまりができ、箇所から防水層が劣化していくでしょう。飛んできた落ち葉やビニールゴミ・土ぼこりなどを撤去することが必要です。

3-2.屋根の色変化は塗り替えサイン

屋根の防水工事を仕上げはトップコートで紫外線から保護しています。そのトップコートがはがれると紫外線や熱の影響を受け、防水層が劣化するのです。ウレタン防水は黄色に変化し、硬くなります。防水シートでは黒い防水層が透けますし、黒い防水層に太陽の熱を吸収するため屋根が暑くなるのです。そして、室内温度をあげる原因になります。目安としては5年おきの塗り替えがベストでしょう。

4.屋根の防水工事をするタイミングと見分け方

防水工事は早めに行うことで費用も安くなります。もし屋上を目視できるのなら以下の項目をチェックしてみてください。

  • 陸屋根で雑草が生えている
  • コンクリートにひび割れがある
  • 目地がひび割れている
  • 排水溝の周りにゴミがたまっている
  • 屋根の一部分に水がたまっている

防水工事をしてから5~10年を目安にして業者に屋根診断を依頼しましょう。雨漏りに気がつく前に、防水工事をしてもらえることが理想です。早めのメンテナンスを検討したほうがよいのは以下の場合になります。

  • 防水工事をしてから10年以上経過している
  • 室内で雨漏りが発生している
  • 排水溝が詰まっている
  • 防水層が膨れている
  • 剥がれや壊れている部分がある

5.屋根の防水工事を行う際の注意点

屋根の防水工事は状態に合わせて、最適な工法を選択することが大切です。そのため、費用だけではなく、適切な工事を行なってくれる業者かを判断することも重要なポイントになるでしょう。そこで、業者に依頼するときに注意したいことをご紹介します。

5-1.相見積もりを取る

屋根の防水工事の費用は、依頼する業者によって変わります。適正価格がどのくらいかを把握するためには、相見積もり(複数の業者から見積もりを取る)のがおすすめです。相見積りのメリットは以下のとおりになります。

5-1-1.適正価格を把握できる

それぞれの見積もりの違いを確かめることで、だいたいの適正価格が分かります。同じ防水工事でも極端な料金の違いがあれば、内容を確認した上で、業者を絞ることができるでしょう。高いのは嫌ですが、あまりにも安い場合も不安になりますね。

5-1-2.提案内容で優良業者を見分ける

見積もりの記載内容もそれぞれ違います。とても詳細に記載していたり、工事一式で記載したりと業者によって特徴があるでしょう。気になる点を質問したときに、しっかりと回答してくれて、工事内容についても説明をしてくれる業者であれば安心できます。

5-2.屋根の防水工事と火災保険

防水工事をしたにもかかわらず、屋根にヒビやはがれが生じることもあります。それが偶発的な事故や自然災害による損害であれば、火災保険の対象になるでしょう。補償される災害は、以下のとおりです。

  • 風害
  • 台風
  • 大雪

事前に火災保険の加入有無を確かめてくれたり、情報提供をしてくれたりする業者は良心的と言えるでしょう。

6.納得の屋根防水工事ならテンイチへ

テンイチは静岡県内で多くの経験と実績で高い信用を得ているリフォーム会社です。

6-1.担当者が最後まで責任を持つ

営業から工事まで、すべてテンイチで一貫して担当します。営業だけを自社行い、工事を外注している業者と異なり、工事工程をしっかりと把握できるのです。

6-2.安心保証

アフターフォローがしっかりしているので、工事完了で終わりではありません。保証期間は最長10年間であり、工事後も安心できます。

6-3.工事期間中も安心

工事期間は、ご近所様にも細心の注意を払っていきます。不安なことであればどんなことでも相談に乗りますので、お気軽に問い合わせてください。

6-4.納得するまで話しをします

お客様のご要望をお伺いした上で最適なプランを提案します。その最適プランの内容は、納得できるまで説明をしていくことを心がけているのでご安心ください。

7.屋根の防水工事に関してよくある質問

屋根の防水工事に関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.屋根の防水工事は新築後何年目くらいで実施が良いか?
A.一般的に10年程度で、工事をすることが多いです。現在の劣化状況を調査して決めますが、そのとき必要な防水工事を提案されます。もちろん、それ以前に不安があれば、業者に相談しましょう。

Q.屋根の点検は無料なのか?
A.業者によってまちまちなので、必ず確認してください。ホームページなどに無料診断・無料点検とあれば、料金は取られないでしょう。その際に、どの程度の点検になるか問い合わせてみると安心です。

Q.どんな防水工事になるのか?
A.必ず現地調査をしてからどの工法になるかを決めます。そこで、相見積もりが有効です。どうしてこの工法になるかを聞いてみて、納得できる説明があれば、依頼を考えても良いでしょう。

Q.屋根の防水工事をDIYで行うことができるか?
A.DIYで防水工事を行うなら、ウレタン工法がおすすめです。ウレタンでできた塗料を塗る工法になります。塗料は液状で、施工場所の形状にとらわれないですし、下地を選びません。ただ、高所の作業になり、危険を伴います。平坦な陸屋根であればDIYも可能ですが、危ないと感じるのなら、業者に依頼しましょう。

まとめ

屋根の防水工事の必要性と種類をご紹介しました。さまざまな工法があり、費用面・耐用年数などでも違いがあります。どの工法が良いかは業者の判断になりますが、提案される内容についてしっかりと納得した上で依頼することが大事です。

0120-037-114 無料ご相談はこちらへ