住まいのコンシェルジュ

リフォームトラブルを避けるには?事例や原因・対処・予防方法を解説!

昨今、「リフォームを行った後、業者とトラブルになってしまった」というケースは、決して珍しくありません。「住宅相談統計年報2019」によると、住宅リフォーム・紛争処理支援センターが受けた2018年度のリフォームがに関する電話相談は、1万1744件でした。これは、統計を取り始めた2001年度から最も多い件数です。

せっかく家をキレイにしようと手間とお金をかけたのに、トラブルが発生すると最悪工事が途中で中断してしまうこともあるでしょう。

また、一度トラブルになると、解決まで何年もかかることもあります。こうした事態を防ぐためにも、事前確認や業者選びは非常に重要です。

今回は、リフォームでトラブルが起こる原因や対処方法、トラブルが起こらないようにするためのポイントを解説します。

この記事はこんな方向け

  • リフォームを検討しているけどトラブルが心配
  • トラブルが起こりにくい業者の選び方を知りたい
  • トラブルが起こったときの対処方法を詳しく知りたい

この記事を書いた専門家

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB.png

テンイチ 管理部 営業企画課


  1. リフォームトラブルで多い事例とは?
  2. リフォームトラブルが起こる原因
  3. リフォームトラブルが起こった場合の対処法
  4. リフォームトラブルを予防する方法
  5. リフォームトラブルを防ぐための業者選び
  6. リフォームトラブルに関するよくある質問

この記事を読めば、安心してリフォームを任せられる業者の選び方なども詳しく分かります。ぜひ、参考にしてください。

1.リフォームトラブルで多い事例とは?

はじめに、リフォームトラブルで多い事例を紹介します。どのようなトラブルが起こりやすいのでしょうか?

1-1.工事が開始されない

「リフォーム会社と契約し、代金を振り込んだのに工事が開始されない」というトラブルは、国民生活センターにも多く寄せられています。悪質なケースだと「契約して代金を振り込んだ後、音信不通になった」という事例や、「資材の値上がりなどを理由に、追加料金を支払わないと工事しないと言われた」という事例もあるようです。

1-2.追加請求

「この金額で」と見積もりを出してもらったのに、後から連続して追加請求が来るトラブルも多く報告されています。リフォームの代金トラブルを防ぐには見積もりを出してもらうことが重要ですが、いいかげんな見積もりを出したり見積もりを作り替えたりする業者もいるので、注意が必要です。

1-3.ずさんな工事

一時期、テレビなどで大きく取り上げられることも多かったのが「ずさんなリフォーム工事によるトラブル」です。屋根修理を依頼したら雨漏りが発生したり、床下の湿気取りと称して不必要な機材を設置されたりする事例が報告されています。また、リフォームが終わった後、短期間で不具合が発生したというケースもずさんな工事の結果といえるでしょう。

1-4.近隣迷惑・苦情

リフォーム工事をする際、騒音や振動が発生したり、塗料の匂いが周辺に漂ったり、近隣への配慮が必要なケースも多くあります。なんの事前告知もなく工事を実施した場合、近隣への迷惑となり、苦情が来るなど、ご近所トラブルに発展する恐れもあるため注意が必要です。

2.リフォームトラブルが起こる原因

では、どうしてリフォームトラブルが発生するのでしょうか? ここでは、リフォームトラブルが起こる原因の一例を紹介します。

2-1.悪徳業者の存在

リフォーム会社の中には、悪徳業者もあります。高齢者の家に訪問セールスを行い、強引に契約を結ばせるなどの事例も一時期大きく報道されました。悪徳業者は、いいかげんな見積もりをしたりずさんな工事をしたりすることも多く、リフォームをした結果、かえって家を傷めてしまったという事例も報告されています。

2-2.お互いの確認不足

リフォームをする前に、依頼者と施工者は何度も打ち合わせをします。その際、担当者がコロコロ変わったり口約束が多かったりすると、「言った、言わない」の話しになることもあるでしょう。ちょっとした連絡の行き違いがお互いに確認を取らなかったことにより、大事になるケースもあります。

2-3.業者の技術不足

リフォーム業者の中には、まったく別分野の仕事をしていた会社が新規参入してきたところもあります。新規参入してきた業者の中にも高い技術を持っているところがある一方で、技術不足の業者も決して珍しくありません。そのため、「業者の当たり外れ」が起こってしまうこともあります。

3.リフォームトラブルが起こった場合の対処法

ここでは、リフォームトラブルが起こってしまった場合の対処法を紹介します。覚えておけば、いざというときに役立つでしょう。

3-1.クーリングオフ制度を利用する

業者が家までセールスにやってきて高額なリフォーム工事を契約してしまった場合、契約書面を受け取ってから8日以内ならば、クーリングオフ制度が利用できます。国民生活センターのホームページにやり方が記載してあるので、参考にしてください。ただし、自分で営業所に行って契約した場合や、業者を家に呼んで契約した場合は、クーリングオフ制度は利用できません。

3-2.書面を元に話し合いをすすめる

リフォームに関する取り決めを口約束で済ませてしまうと、「言った、言わない」の水掛け論になることもあります。契約書以外でも、取り決めは書面にして残しましょう。そうしておけば、いざトラブルが発生したときはその書面が証拠になり、責任の所在がはっきりします。

3-3.第三者機関に相談する

当事者同士の話し合いでは、どうしても解決が難しいことがあります。国民生活センターや、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの相談窓口である「住まいるダイヤル」などに相談をしてみましょう。解決策のアドバイスをしてもらえることもあります。

4.リフォームトラブルを予防する方法

リフォームトラブルは、ある程度予防することができます。ここでは、リフォームトラブルを予防する方法を紹介しますので、参考にしてください。

4-1.業者選びを慎重にする

悪徳業者や技術不足の業者に依頼すると、リフォームトラブルが発生するリスクが格段にアップします。業者選びは慎重に行いましょう。複数の業者に相見積もりを取るなどすれば、業者の質がある程度見えてきます。

4-2.決まりごとは文章に残す

契約書以外にも、工事の開始日や工事の内容など、業者との間で決めごとをした場合は必ず文章に残してください。前述したように、文章に残していれば、それが証拠になります。文章に残すのを嫌がる業者とは、契約しないようにしましょう。

4-3.打ち合わせは入念に行う

業者に全てを任せっぱなしにしていると、意見のすれ違いが生じやすくなります。打ち合わせは入念にして、可能ならば工事現場も頻繁に見学に行きましょう。そうすれば、何かあってもすぐに業者と話し合うことができます。

4-4.工事前に近隣挨拶をしておく

近隣トラブルを防ぐためには、施主と工事の現場監督がそろって近隣住民に挨拶に行きましょう。そうすることで、仮にトラブルが起こっても円満に解決しやすくなります。

5.リフォームトラブルを防ぐための業者選び

ここでは、リフォームトラブルを起こしにくい業者選びのポイントを紹介します。これから業者選びをする方は、参考にしてください。

5-1.契約を急がせる業者は選ばない

「今契約しないと、割引が得られない」などと言って契約を迫るような業者は、選んではいけません。契約書にハンコをつくと、「その書面の内容に同意した」ことになってしまいます。どんなリフォームを、どのような手段で行うか、納得いくまで説明してくれる業者に依頼することが重要です。

5-2.相見積もりを取る

複数の業者に依頼して相見積もりを取れば、工事の相場や業者の特徴が分かります。相場より極端に安い業者や高い業者、見積もりの内訳がいいかげんな業者には依頼しないようにしましょう。見積もりが分かりやすい業者は、工事も丁寧な傾向があります。

5-3.口コミを参考にする

口コミサイトもある程度参考になります。実際に工事を依頼した人の声が聞けることもあるので、一度確認して見ましょう。特に、長期にわたって良い評価をもらっている業者は信用できます。

6.リフォームトラブルに関するよくある質問

ここでは、リフォームトラブルに関するよくある質問を紹介します。

Q.リフォームトラブルに合った場合、返金してもらえるのでしょうか?
A.優良な業者であれば返金ややり直し工事などを行なってもらえるでしょう。しかし、悪徳業者の場合、さまざまな理由をつけて責任を認めない恐れがあります。解決が難しい場合には、先ほど紹介した第三者機関などに相談すると良いでしょう。

Q.トラブルになりやすいリフォーム工事はありますか?
A.どのような工事が特にトラブルになりやすいということは一概に言えません。ただし、屋根の工事などは悪徳業者が多かったこともあり、「リフォームトラブルが多め」という印象があります。

Q.クーリングオフは自分で営業所に行って契約した場合は使えませんか?
A.はい。自分で出向いた場合には利用できません。ただし、営業マンが家までやってきて「事務所で契約しましょう」と連れ出された場合は適用可能です。

Q.実績が多い業者のほうが信用できますか?
A.はい。悪い評判が多い業者は経営を続けるのが難しくなるため、長年活動していて実績が豊富な業者のほうが信頼性は高いでしょう。口コミサイトなどの評判と併せて確認することをおすすめします。

Q.注意すべきリフォーム業者の特徴などはありますか?
A.家にまでセールスに来て、しつこい勧誘をしてくる業者は要注意です。また、費用が相場に比べて極端に安い業者も注意したほうがよいでしょう。

まとめ

今回は、「リフォームをしたいけどトラブルが心配」「信頼できる業者を探したい」とお悩みの方のために、リフォームトラブルの事例や対処・予防方法などを紹介しました。

テンイチでも浜松市をはじめ静岡県全域を対応エリアとして、リフォーム工事を幅広く請け負っています。優良リフォーム業者紹介サイトで11年連続成約件数1位の実績もあり、お客様がご満足いただけるようにさまざまなプランの提案が可能です。

また、当社は最長で10年の工事保証制度を実施しており、万が一リフォーム後に不具合が起きた場合にも誠実に対応いたします。まずはご相談だけでも、お気軽にご連絡ください。


この記事を書いた専門家

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB2-1.png

テンイチ 管理部 営業企画課

テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。


 

0120-037-114 無料ご相談はこちらへ