
リフォームを考え始めたとき、「工事費用を一括で払うべきか」「リフォームローンを使っても大丈夫か」「金利が上がったら返済が苦しくならないか」と不安になることがあります。
リフォームは、住まいを快適にするための大切な工事です。一方で、浴室、キッチン、外壁、屋根、窓、給湯器などをまとめて見直すと、費用が大きくなりやすく、資金計画で迷う方も少なくありません。
そこでこの記事では、リフォームローンの基本、金利タイプの違い、選ぶときの注意点を2026年時点の情報に合わせて整理します。あわせて、テンイチでご案内しているリフォームローンや、住宅金融支援機構の「グリーンリフォームローン」、住宅省エネ2026キャンペーンとの組み合わせ方も紹介します。
なお、過去に実施していた期間限定の「金利無料キャンペーン」は終了している場合があります。この記事では、終了済みのキャンペーン前提ではなく、現在確認しておきたいローン・補助金・資金計画の考え方を中心に解説します。
この記事は、次のような方におすすめです。
- 初めてリフォームローンを利用する方
- リフォーム費用を一括で払うかローンにするか迷っている方
- 金利や月々の返済額に不安がある方
- 省エネリフォームで補助金やローンを組み合わせたい方
- 静岡県内でリフォーム費用や資金計画を相談したい方

テンイチ 管理部 営業企画課
リフォームローンの基本

リフォームローンとは、住宅の改修や修繕に使う資金を借り入れるためのローンです。キッチンや浴室などの水まわりリフォーム、外壁塗装、屋根工事、窓の断熱改修、バリアフリー工事、給湯器交換など、住まいに関する工事で利用できる場合があります。
リフォーム費用は、工事内容によって大きく変わります。数十万円で済む工事もあれば、水まわりや外装をまとめて行うことで数百万円になることもあります。そのため、自己資金だけで支払うのか、ローンを使って月々に分けるのかを早めに考えておくことが大切です。
リフォームローンを使うメリット
- 手元資金を残しながら工事を進められる
- 必要なタイミングでリフォームしやすくなる
- 複数の工事をまとめて実施しやすい
- 補助金の入金前でも資金計画を立てやすい
- 月々の返済額を見ながら無理のない計画にできる
特に、給湯器の故障、雨漏り、浴室の寒さ、外壁の劣化など、先延ばしにしにくい工事では、ローンを使うことで必要なタイミングを逃さず対応できる場合があります。
リフォームローンを使う前に考えたいこと
ローンは便利な仕組みですが、借りた金額は将来返済していく必要があります。金利だけで判断せず、借入額、返済期間、月々の返済額、ボーナス返済の有無、手数料、保証料、団体信用生命保険の有無まで確認しましょう。
まずは、「毎月いくらまでなら無理なく返せるか」を家計の中で見ておくことが大切です。工事内容を決める前に返済の上限を整理しておくと、見積もりを見たときの判断がしやすくなります。
リフォームローンは、借りられる金額ではなく、無理なく返せる金額から考えることが大切です。
リフォームローンの金利タイプ
リフォームローンを選ぶときに、まず確認したいのが金利タイプです。金利タイプには、大きく分けて固定金利型と変動金利型があります。
固定金利型
固定金利型は、借入時に決まった金利が一定期間変わらないタイプです。返済額が見通しやすく、家計管理がしやすいというメリットがあります。
一方で、借入時点では変動金利型より金利が高めに設定されることがあります。金利が下がった場合でも、固定期間中は基本的にその恩恵を受けにくい点も確認しておきたいところです。
固定金利型は、毎月の返済額を安定させたい方、金利上昇が不安な方、長めの返済期間で計画したい方に向いています。
変動金利型
変動金利型は、市場金利などの動きに応じて金利が変わるタイプです。借入時点では固定金利型より低い金利が提示されることもあります。
ただし、将来金利が上がると、返済額や総返済額が増える可能性があります。短期間で返済できる場合や、金利上昇時にも返済に余裕がある場合は選択肢になりますが、長期返済では慎重な確認が必要です。
金利だけで比較しない
ローン選びでは、金利の低さに目が向きがちです。しかし、実際の負担は、金利だけでなく、手数料、保証料、返済期間、繰上返済のしやすさ、団体信用生命保険の有無などによって変わります。
たとえば金利が低く見えても、手数料が高い場合や、返済期間が長くなる場合は、総返済額が思ったより大きくなることがあります。気になるローンがある場合は、月々の返済額と総返済額をセットで確認しましょう。
有担保型と無担保型の違い
リフォームローンには、担保を設定する有担保型と、担保を設定しない無担保型があります。どちらがよいかは、工事の規模、借入額、返済期間、審査にかけられる時間によって変わります。
無担保型リフォームローン
無担保型リフォームローンは、自宅などを担保に入れずに利用できるローンです。比較的手続きがしやすく、少額から中規模のリフォームで利用されることが多いタイプです。
メリットは、担保設定の手続きが不要で、審査や契約が進めやすいことです。一方で、有担保型に比べると金利が高めになったり、借入可能額や返済期間に制限が出たりする場合があります。
トイレ交換、洗面台交換、内窓設置、給湯器交換、部分的な外装工事など、比較的金額を抑えたリフォームでは、無担保型が検討しやすい選択肢になります。
有担保型リフォームローン
有担保型リフォームローンは、自宅などの不動産を担保に設定して借り入れるローンです。大きな金額を借りやすく、長い返済期間を設定できる場合があります。
メリットは、無担保型に比べて金利を抑えやすいことです。一方で、抵当権設定などの手続きが必要になり、登記費用や事務手数料がかかる場合があります。審査にも時間がかかりやすいため、急ぎの工事には向かないことがあります。
全面改装、増改築、大規模な外装工事、水まわりの総入れ替えなど、工事費用が大きい場合は、有担保型も含めて比較すると選択肢が広がります。
どちらを選ぶかの判断軸
| 比較項目 | 無担保型 | 有担保型 |
|---|---|---|
| 担保 | 不要 | 必要な場合が多い |
| 手続き | 比較的スムーズ | 登記などで時間がかかる場合あり |
| 借入額 | 少額〜中規模向き | 大規模リフォーム向き |
| 金利 | 有担保型より高めになりやすい | 低めに設定される場合がある |
| 向いている工事 | 部分リフォーム、設備交換 | 全面改装、増改築、大規模工事 |
どちらが有利かは、金額だけでは決まりません。工事の緊急度、手元資金、返済期間、将来の家計まで含めて考えると、自分に合った選択が見えやすくなります。
2026年に確認したいリフォームローンの選択肢

ここでは、2026年時点で確認しておきたいリフォームローンの選択肢を整理します。過去の期限付きキャンペーンではなく、現在の案内や公的融資も含めて検討しましょう。
テンイチのリフォームローン案内
テンイチ公式サイトでは、リフォーム内容に応じて、最大100万円・3年間まで無金利のリフォームローンを利用できる案内があります。金利・手数料はテンイチが負担する形で案内されており、クレジットカードを最大30万円まで併用できる旨も掲載されています。1
たとえば、100万円を3年間で分割する場合、金利がかからなければ単純計算で月々の支払いは約27,778円です。実際の支払い条件は、工事内容、利用できるローン、審査結果、契約内容によって変わるため、見積もり時に確認しましょう。
なお、過去記事に掲載されていた「2023年12月27日まで」のキャンペーンは、期限が過ぎています。現在利用できるローン条件は、必ず相談時に最新情報を確認してください。
SMBC等の無担保リフォームローン
テンイチ公式サイトでは、三井住友銀行のリフォームローンについて、最大800万円まで、無担保・保証人なしで利用できるローンとして案内されています。2
ただし、金融機関の金利や借入条件は時期によって変わります。2026年時点で申し込む場合は、必ず金融機関の公式ページで、金利、借入可能額、返済期間、手数料、審査条件を確認しましょう。
比較するときは、次の項目を見てください。
- 借入可能額
- 適用金利
- 固定金利か変動金利か
- 返済期間
- 保証料や事務手数料
- 繰上返済の手数料
- 団体信用生命保険の有無
- 申込から借入までの期間
住宅金融支援機構のグリーンリフォームローン
省エネリフォームを検討している場合は、住宅金融支援機構の「グリーンリフォームローン」も確認したい選択肢です。これは、一定の基準を満たす省エネリフォーム工事に利用できる融資です。3
グリーンリフォームローンは、融資額が最大1,000万円、返済期間は10年以内、全期間固定金利です。担保・保証人・融資手数料は不要とされ、省エネリフォームと同額までのその他リフォームにも利用できます。3
また、ZEH水準を満たすなど、省エネルギー性能を著しく向上させるリフォームでは、「グリーンリフォームローンS」として金利引下げの対象になる場合があります。3
窓の断熱改修、断熱材の施工、高効率給湯器の導入、浴室の断熱化などを検討している方は、補助金だけでなく、こうした公的融資も合わせて確認すると選択肢が広がります。
補助金とローンを組み合わせる考え方
リフォーム費用を抑えたい場合、ローンだけでなく補助金も確認しておきましょう。2026年は、住宅省エネ2026キャンペーンとして、住宅の新築・リフォームを対象にした4つの補助事業が実施されています。4
リフォームでは、みらいエコ住宅2026事業、先進的窓リノベ2026事業、給湯省エネ2026事業、賃貸集合給湯省エネ2026事業が関係します。省エネ効果の高い開口部の断熱や給湯器の高効率化を中心に、幅広い工事が対象になる場合があります。4
ローンと補助金の役割は違う
補助金は、対象工事に対して費用の一部が後から還元される制度です。一方、ローンは、工事費用を分割して支払うための資金調達方法です。
つまり、補助金が使えるからといって、工事費用を最初から用意しなくてよいとは限りません。補助金は登録事業者等に交付され、工事代金の一部に充当、または現金還元される形で工事発注者に還元されます。4
資金計画では、次の3つを分けて考えると整理しやすくなります。
- 工事総額はいくらか
- 補助金はいくら見込めるか
- 補助金を差し引いた後、自己資金とローンをどう組み合わせるか
住宅省エネ2026キャンペーンで確認したい工事
| 補助事業 | 主な対象工事 | ローンと組み合わせるときの視点 |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業 | 開口部・躯体の断熱改修、エコ住宅設備、バリアフリー改修など | 浴室や水まわりリフォームと一緒に確認 |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 内窓設置、外窓交換、ガラス交換など | 窓をまとめて改修する場合に補助額を確認 |
| 給湯省エネ2026事業 | エコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームなど | 給湯器交換と撤去加算の有無を確認 |
| 賃貸集合給湯省エネ2026事業 | 賃貸集合住宅の小型省エネ型給湯器交換 | 賃貸オーナー向けの資金計画で確認 |
住宅省エネ2026キャンペーンのリフォームでは、交付申請等の手続きはリフォーム工事の施工業者等が行い、工事発注者が自分で申請することはできません。また、交付申請はリフォーム工事の完了・引渡し以降に行います。4
補助金を使いたい場合は、ローン審査だけでなく、対象工事、対象製品、工事前後の写真、申請スケジュールも確認しておく必要があります。
リフォームローン選びで失敗しないポイント
リフォームローンは、金利の数字だけで選ぶと後悔することがあります。ここでは、相談前に確認しておきたいポイントを整理します。
月々の返済額を先に決める
最初に考えたいのは、毎月いくらまでなら無理なく返済できるかです。リフォーム後も、固定資産税、光熱費、教育費、車の維持費、老後資金など、家計の支出は続きます。
「借りられる金額」から考えるのではなく、「返していける金額」から逆算しましょう。月々の返済額に余裕を持たせると、リフォーム後の暮らしも落ち着いて続けやすくなります。
補助金を差し引く前の金額も確認する
補助金は、申請してすぐに受け取れるものではありません。交付決定後、一定期間を経て、事業者を通じて還元される流れになります。住宅省エネ2026キャンペーンでは、交付決定後1〜2か月後に工事施工者等へ補助金が交付され、工事代金の一部に充当または現金還元されます。4
そのため、見積もりでは「補助金適用前の総額」と「補助金見込み額」と「実質負担額」を分けて確認しましょう。補助金が予定通り受けられなかった場合の負担額も見ておくと安心です。
工事内容と返済期間のバランスを見る
長く使うリフォームであれば、ローンを使って計画的に返済することも選択肢になります。一方、耐用年数が短い設備に対して長すぎる返済期間を組むと、返済中に次の修理や交換が必要になる場合があります。
給湯器、トイレ、洗面台、内装、外壁、屋根など、工事ごとに使える年数の目安は異なります。返済期間を決めるときは、工事内容と設備の使用年数も合わせて確認しましょう。
団体信用生命保険の有無を確認する
ローンによっては、団体信用生命保険が付くもの、任意で加入できるもの、付かないものがあります。団体信用生命保険は、契約者に万が一のことがあった場合に、ローン残高が保険で支払われる仕組みです。
保険があると安心感がありますが、金利や保険料に影響する場合もあります。家族に返済負担を残したくない方は、団信の有無もローン選びの判断材料にしましょう。
複数の支払い方法を比較する
リフォーム費用の支払い方は、ローンだけではありません。自己資金、クレジットカード、リフォームローン、公的融資、補助金などを組み合わせる場合があります。
たとえば、少額の工事は自己資金で支払い、大きな工事はローンを使う方法もあります。補助金が使える省エネリフォームでは、補助金の見込み額を踏まえて借入額を抑えることもできます。
資金計画は、ひとつの方法に決めつけず、複数の選択肢を比べると無理のない形が見つかりやすくなります。
リフォームローンに関するよくある質問

住宅ローンが残っていてもリフォームローンは使えますか?
住宅ローンが残っていても、リフォームローンを申し込める場合があります。ただし、審査では、現在の住宅ローン、車のローン、カードローン、クレジットの分割払いなども含めて、返済能力が確認されます。
すでに借入がある場合は、月々の返済額が増えすぎないように注意しましょう。借りられるかどうかだけでなく、リフォーム後の家計に無理がないかを確認することが大切です。
定年退職後でもリフォームローンは使えますか?
定年退職後でも、年齢、収入、借入額、返済期間、金融機関の条件によっては利用できる場合があります。年金収入やその他の安定収入があるか、完済時年齢の条件を満たすかが確認されます。
また、満60歳以上の方は、住宅金融支援機構のグリーンリフォームローンで高齢者向け返済特例を利用できる場合があります。毎月の支払いを利息のみにし、元金は亡くなられたときに相続人による一括返済または担保物件の売却で返済する仕組みです。3
退職後のリフォームでは、毎月の返済額を抑えることだけでなく、家族と将来の住まい方を話し合っておくことも大切です。
リフォームローンの審査では何を見られますか?
一般的には、年齢、収入、勤務先、勤続年数、既存の借入状況、信用情報、借入希望額、返済期間などが確認されます。金融機関によって審査基準は異なるため、同じ金額でも審査結果が変わることがあります。
不安がある場合は、最初から大きな金額で考えず、自己資金や補助金と組み合わせて借入額を抑える方法も検討しましょう。
補助金が使えるならローンは不要ですか?
補助金が使える場合でも、ローンが必要になることがあります。補助金は工事費用の全額をまかなうものではなく、交付決定後に事業者を通じて還元される仕組みです。
そのため、工事総額、補助金の見込み額、自己資金、ローン利用額を分けて考える必要があります。補助金を使うことで借入額を減らせる場合もあるため、最初から一緒に確認しましょう。
金利0円のローンは誰でも使えますか?
金利0円のローンは、工事内容、利用金額、返済期間、指定ローン会社の審査など、条件を満たす場合に利用できるものです。すべての工事やすべての方が自動的に利用できるわけではありません。
見積もり時には、「この工事で無金利ローンは使えるか」「上限金額はいくらか」「何年払いまで対象か」「審査に必要なものは何か」を確認しましょう。条件を先に確認しておくと、支払い計画を立てやすくなります。
まとめ|無理のない返済計画から始めよう
リフォームローンは、住まいの不具合や不便を先延ばしにせず、必要なタイミングで工事を進めるための選択肢です。ただし、金利やキャンペーンだけで決めるのではなく、月々の返済額、総返済額、補助金の見込み、工事内容とのバランスを見ながら考えることが大切です。
2026年時点では、テンイチでご案内している無金利ローン、金融機関のリフォームローン、住宅金融支援機構のグリーンリフォームローン、住宅省エネ2026キャンペーンなど、複数の選択肢があります。どれが合うかは、工事内容やご家庭の状況によって変わります。
今日からできることは、リフォームしたい場所と予算の上限をメモすることです。あわせて、毎月いくらまでなら無理なく返済できるかを家計の中で確認してみましょう。
テンイチでは、静岡県内の皆さまの住まいに合わせて、リフォーム内容だけでなく、補助金やローンを含めた資金計画のご相談もお受けしています。「どのローンが使えるか分からない」「補助金と組み合わせたい」「月々の支払いを抑えたい」という段階でも、まずは現在の状況をお聞かせください。
リフォームは、工事内容と資金計画を一緒に考えることで、納得しやすい形に近づきます。
出典

テンイチ 管理部 営業企画課
テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。
