外構リフォームを成功させる方法は? できることや注意点を徹底解説!
「そろそろ家の外構をリフォームしたいけど、どんな種類があるのか知りたい」「外構リフォームでできることや注意点は何だろう?」とお考えではありませんか? 外構は家の印象に大きく影響するだけでなく、さまざまな機能を付加できるなど、とても重要なものといえます。現在の家での生活を向上させるためにも、適切にリフォームしたいですよね。
とはいえ、実際にどんなポイントに注意して進めるとよいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。ある程度の出費となるだけに、失敗したくないのも分かります。
そこで今回は、外構リフォームについて詳しく解説しましょう。
- 外構とは?
- 外構リフォームで解決できることは?
- 外構リフォームにはどんな種類がある?
- 外構リフォームを成功させるポイントや注意点
- テンイチでの外構リフォームの施工事例
- 外構リフォームに関するよくある質問
この記事を読むことで、外構リフォームで満足できるポイントがよく分かります。そろそろ外構リフォームをしたいとお考えの方は、最後まで記事を読んでみてください。
1.外構とは?
最初に、外構とは家のどの部分に当たるのか、詳しく見ていきましょう。
1-1.家の周辺部のこと
外構とは、家の周辺部のことです。別名で、エクステリアと呼ばれることもあります。外構に当たる構造物は、主に以下のとおりです。
- 門(門柱・門扉)
- 車庫
- カーポート
- 土間
- アプローチ
- ウッドデッキ
- 塀
- 柵
- 垣根
1-2.クローズド外構・オープン外構・セミクローズド外構の違い
外構は、クローズド外構・オープン外構・セミクローズ外構の3種類に分けることができます。それぞれの特徴については、以下をご覧ください。
1-2-1.クローズド外構
クローズド外構とは、以前からよくあるタイプの外構で、ある程度の高さがあるブロック塀やフェンスなどで建物の周囲をぐるっと囲んでいるのが特徴です。
メリット
- 隣家や敷地の境界が分かりやすい
- プライバシーを確保しやすい
- 子どもやペットの飛び出しを予防できる
- 塀やフェンスなどのデザインを楽しめる
デメリット
- 風や光が家に届きにくい
- 閉そく感を覚えることがある
- リフォーム費用が高くなる
- 屋外から見えづらいことで犯罪のターゲットになることがある
1-2-2.オープン外構
オープン外構とは、最近の建物によく見られるタイプの外構で、隣家や敷地の境界に塀やフェンスなどを設置しないのが主な特徴になります。
メリット
- 建物の存在感を増すことができる
- 開放感がある
- 敷地を広く使える
- 光や風を多く取り入れることができる
デメリット
- 隣家や敷地との境界が分かりづらい
- 防犯性に劣ることがある
- プライバシーの確保が難しい
- 子どもやペットが飛び出しやすい
1-2-3.セミクローズド外構
セミクローズド外構は、クローズド外構とオープン外構の両方の要素を持ち合わせている外構です。それぞれのメリットを取り入れることができる点で、人気が高まっています。
メリット
- クローズド外構よりも費用が安く済む
- プライバシーを確保しながら開放感を味わえる
- 隠したい場所と見せたい場所を使い分けることができる
- 近隣とほどよい距離感を保つことができる
デメリット
- オープン外構よりは費用が高くなる
- プライバシーを完全に守ることはできない
- 外構の種類や位置によっては死角が発生して犯罪者に狙われることがある
- きちんと考えないと中途半端な仕上がりになりやすい
2.外構リフォームで解決できることは?
外構リフォームでは、さまざまな悩みや不満を解消できます。
2-1.家全体の美観がアップする
外構リフォームを行うと、家全体の美観がアップさせることができます。美しい外構が設置された家は、手入れが行き届いている印象が強くなるものです。たとえば、外構リフォームによって、デザイン性や機能性が高い門柱・門扉・フェンスなどが設置されれば、高級感のある家に見せることができます。同じような見た目の家でも、外構のセンスによって随分と差が付くことでしょう。
2-2.生活動線が改善する
外構リフォームでは、生活動線を改善することができます。たとえば、玄関からカーポートへのアプローチを作って移動時間を短縮する、勝手口の目の前にサブ門扉を設置して簡単にゴミ出しできるようにするなどです。生活動線を考えた外構リフォームによって、暮らしやすさが格段に向上し、貴重な時間を有効活用することにもつながります。
2-3.防犯性が向上する
外構リフォームによって、防犯性を向上させることができます。外構がない状態では、不審者の侵入やのぞきなどの被害が心配ですよね? この場合、塀やフェンスなどを設置し、目隠しすることで防犯性が高まります。また、門柱や門扉を設置する、敷地内を砂利敷きにするなどで、心理的なハードルが上がり、不審者が侵入しにくくなる効果を期待できるのもメリットです。
2-4.バリアフリーを実現できる
高齢者や小さな子どものいる家庭では、バリアフリーにリフォームすることで安全に暮らしやすい環境に整えることも可能です。たとえば、玄関までのアプローチに段差があると、高齢者や小さな子どもが転倒するなどして、ケガをするリスクがあります。また、段差があることで、車イスやベビーカーの取り回しが難しく、外出が面倒になってしまうこともあるでしょう。しかし、外構リフォームにより段差をなくしてバリアフリー化すれば、安全に暮らすことが可能になるほか、引きこもりを防ぐ効果も期待できます。
3.外構リフォームにはどんな種類がある?
外構リフォームの主な種類を、それぞれの特徴や費用目安と併せて詳しくご紹介しましょう。
3-1.門の設置
外構リフォームの一つに、門の設置があります。門は家の顔となるものであり、家の印象を大きく左右するものです。また、防犯性を高める意味もあり、多くの皆さんが外構リフォームにより、門の設置を行っています。クローズド外構の場合は門柱と門扉の両方、オープン外構やセミクローズド外構の場合は、門柱だけを設置することが多いのが特徴です。最近では、門柱にポスト機能を付加するケースも増えています。
- 費用目安:15~30万円程度
3-2.塀・フェンスの設置
塀やフェンスの設置も、外構リフォームでよく行われるパターンです。塀やフェンスを設置することで、隣家や敷地の境界をハッキリさせ、不審者の侵入や家の中をのぞかれるリスクを減らすことができます。デザイン性の高い種類を選ぶことで、建物全体の美観が大きくアップし、高級感をプラスすることも可能です。
- 費用目安:50~100万円程度
3-3.カーポートの設置
車を所有している人は、カーポートを設置すると何かと便利です。たとえば、屋根付きのカーポートを設置することで、大切な車が雨にぬれるのを防ぐことができます。また、不審者によるいたずらを予防したい場合は、フェンス付きのカーポートを選ぶことがおすすめです。
- 費用目安:50~100万円程度
3-4.玄関アプローチの設置・バリアフリー化
玄関アプローチを新たに設置したり、玄関アプローチの段差を解消したりしてバリアフリー化することで、玄関から門までのアクセスがスムーズになります。特に、バリアフリー化は、高齢者や小さな子どもや家族にいる場合には、安全性を高める意味でもおすすめです。同時に、玄関脇へ手すりを設置するのもよいでしょう。
- 費用目安:20~80万円程度
3-5.ウッドデッキの設置
ある程度広さのある庭をお持ちの場合は、ウッドデッキの設置も人気でおすすめです。晴れた日には、屋外での食事や日光浴を楽しむことができ、家族の団らんを演出できます。木材を使用したナチュラルな風合いが人気ですが、樹脂ボードなどの腐食しにくい素材を選ぶことで、お手入れが簡単に済み、長くキレイに使うことが可能です。さらに、家やそのほかの外構と色やデザインを合わせることで、より満足度の高い仕上がりになります。
- 費用目安30~70万円程度
4.外構リフォームを成功させるポイントや注意点
外構リフォームを成功させるためのポイントや注意点を、詳しく解説していきます。
4-1.信頼できる業者とよく相談して進める
外構リフォームを成功させるには、信頼できる業者とよく相談して進めることが第一になります。外構リフォームで満足できる仕上がりを手に入れるには、プロからの適切なアドバイスが必要不可欠です。たとえば、当テンイチも外構リフォームで数多くの実績があり、おかげさまで多くのみなさまからご好評をいただいています。どんな外構リフォームを行いたいか、熟練スタッフが親身になってご相談に乗っていますので、お気軽に何なりとお申し付けください。
4-2.できるだけ多くの実例を見て参考にする
外構リフォームを行う前に、できるだけ多くの実例を見て参考にしましょう。頭の中だけで考えるのでは、限界があるからです。たとえば、エクステリア雑誌を読んだりネットで実例を検索してみたりするのもよいでしょう。しかし、一番おすすめなのは、信頼できる業者に実例を紹介してもらう方法です。当テンイチでも、ご希望に添った実例をピックアップしてご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
4-3.隣家や敷地の境界線を確認しておく
隣家や敷地の境界線を確認しておくことも、外構リフォームを成功させるために必要なことです。特に、門や塀・フェンスを設置する際には、隣家や敷地の境界線をはみ出さないように注意してください。実際に外構が完成してからチェックしてみたら、境界線をはみ出していたという例もあります。こうなると、修復するのに時間や費用がかかてしまうので、気を付けましょう。
4-4.業者とのやり取りで不明な点を残したままにしない
業者とのやり取りでは、不明な点を残したままにしないでください。たとえ信頼できる業者であっても、ちょっとした行き違いが発生することがあります。また、スタッフが使った専門用語が分からないこともあるでしょう。不明な点があったら、その場でスタッフに確認し、説明してもらうことが大切です。自己判断で勝手に解釈してしまうと、大きなトラブルにつながることがあるので注意してください。
5.テンイチでの外構リフォームの施工事例
私どもテンイチでも、外構リフォームを数多くお受けしておりご好評をいただいています。ここでは、そのうちの3例をご紹介しましょう。
5-1.洋風建築にマッチするウッドデッキを設置!
静岡市のM様のお宅に、洋風建築にマッチするウッドデッキを設置した外構リフォーム事例をご紹介します。既存のウッドデッキは経年や雨水などによる腐食が進んでおり、見た目や強度に問題がある状態でした。しかし、今回はアルミ素材を使用することで、お手入れの手間を省き、ウッドデッキに付きものの腐食を防ぐことを可能にしています。
5-2.植栽から低めのフェンスへの交換でスッキリした外構に!
磐田市のO様のお宅では、背の高い植栽のために風とおしが悪く日光がよく届かない状態でした。そこで、低めのフェンスに交換する外構リフォームを行ったのです。その結果、適度な目隠し機能を残したまま、スッキリとした外構に生まれ変わりました。植栽よりも手入れが楽で、害虫被害の心配がない点でもご満足いただいています。
5-3.玄関アプローチをスロープに変更でバリアフリーに!
沼津市のY様のお宅では、既存の玄関アプローチの段差を解消し、スロープに変更する外構リフォームを行いました。車イスに乗ったままで門から玄関まで楽に移動でき、介護が楽になったと喜んでいただいています。なお、総費用は87万円ほどでしたが、介護保険の補助金申請対象となり後日30万円が支給されたため、実際には57万円ほど負担いただくだけで済みました。
6.外構リフォームに関するよくある質問
最後に、外構リフォームに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.外構リフォームを行うタイミングは?
A.以下のようなタイミングで、外構リフォームを検討してみるとよいでしょう。
- 外構の傷みが激しい
- 外構が使いづらい
- 家を建て替えた
- ライフスタイルが変化した
- 前回の外構リフォームから10年以上経過した
Q.外構リフォームの仕上がりで不満があるときはどうする?
A.まずは、どんな点に不満があるのかを業者へ伝えると共に、現場視察を依頼してください。明らかに業者の落ち度によるものであれば、無料でやり直してもらえるはずです。
Q.外構リフォームがおすすめの時期は?
A.気候が穏やかで晴れた日が続きやすい4~5月および10~11月が、工程がスムーズに進むことからおすすめです。ただし、業者の繁忙期に当たるため、希望の工期を押さえるためには早めに依頼する必要があります。
Q.外構リフォームの費用を抑えるコツは?
A.以下を参考にしてください。
- 必要な部分だけリフォームする
- 安い材料・工法でリフォームする
- 業者に相談して予算内に収まるリフォームプランを提案してもらう
なお、当テンイチでも、経験豊富なスタッフがご要望を親身になってお伺いし、最適なリフォームプランをご提案しています。まずは、何なりとご相談ください。
Q.フェンスの代わりに植栽を設置するメリット・デメリットは?
A.以下を参考にしてください。
メリット
- 通気性を確保できる
- 季節ごとの表情を楽しめる
- 柔らかい印象の外構になる
デメリット
- 手入れに手間がかかる
- 害虫被害に遭うことがある
- 完全には目隠しできない
まとめ
今回は、外構リフォームについて詳しく解説しました。適切な外構リフォームによって、家の美観を高めることができるだけでなく、機能性を付加して暮らしやすい環境に整えることができます。外構リフォームで満足度の高い仕上がりを手に入れるには、信頼できる業者によく相談して進めることが大切です。当テンイチでも、昭和30年の創業以来67年にわたり、外構リフォームで豊富な実績があり、おかげさまでご好評をいただいています。ご相談・お見積もりは無料で行っていますので、お気軽にお申し付けください。