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コーキングの打ち替えと増し打ちの違いは? それぞれの特徴や施工方法などを解説

外壁塗装の見積もりを取ると必ず出てくる「コーキング(シーリング)」の項目。「打ち替え」と「増し打ち」という2つの工法がありますが、「一体どちらを選べばいいの?」「費用対効果が高いのはどっち?」と悩まれる方は非常に多いです。

結論からお伝えすると、外壁材の種類や劣化箇所によって適切な工法は異なります。ここを間違えると、せっかく補修してもすぐに雨漏りしたり、逆に建物自体を傷つけてしまったりするリスクがあります。

この記事では、創業67年の実績を持つリフォーム会社「テンイチ」が、コーキングの打ち替えと増し打ちの違い、それぞれのメリット・デメリット、費用相場について分かりやすく解説します。

この記事は次のような方におすすめです

  • 見積もりの「打ち替え」「増し打ち」の違いを知りたい方
  • 自宅の外壁にはどちらの工法が適しているか判断したい方
  • 適正な費用相場と工事の流れを知りたい方

この記事を書いた専門家

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テンイチ 管理部 営業企画課


  1. そもそもコーキングの役割と劣化サインとは?
  2. 【比較表あり】コーキングの打ち替えと増し打ちの違い
  3. 工事の流れと費用相場
  4. テンイチによるコーキング施工事例
  5. コーキングに関するよくある質問
  6. まとめ

1.そもそもコーキングの役割と劣化サインとは?

劣化したコーキングの様子

工法の違いを知る前に、まずはコーキングの重要な役割について確認しておきましょう。

1-1.建物の隙間を埋め、雨水を防ぐ

コーキング(シーリング)とは、サイディングボード(外壁材)同士の継ぎ目や、窓枠(サッシ)と外壁の隙間を埋めるゴム状の目地材のことです。
最大の役割は「防水」です。建物のわずかな隙間から雨水が侵入するのを防ぎ、雨漏りや柱の腐食から家を守っています。

1-2.建物の揺れを吸収する(緩衝材)

コーキングはゴムのように弾力があります。地震や強風で家が揺れた際、または気温変化で外壁材が膨張・収縮した際に、その動きを吸収する「クッション」の役割も果たしています。これにより、硬い外壁材がぶつかって割れるのを防いでいるのです。

1-3.絶対に見逃せない劣化サイン

紫外線や雨風にさらされ続けるコーキングは、外壁そのものよりも早く寿命(約5年〜10年)を迎えます。以下の症状が出たら、すぐにメンテナンスが必要です。

  • ひび割れ・破断:真ん中から裂けている状態
  • 肉やせ:厚みが減り、隙間ができている状態
  • 剥離(はくり):外壁材から剥がれて浮いている状態

これらを放置すると、隙間から雨水が入り込み、シロアリ被害や雨漏りに直結します。

2.【比較表あり】コーキングの打ち替えと増し打ちの違い

コーキング工事の様子

では、本題である「打ち替え」と「増し打ち」の違いについて解説します。
最大の違いは、「既存の古いコーキングを撤去するか、しないか」です。

工法打ち替え増し打ち
内容古いゴムを全て撤去し、新品を充填する古いゴムを残し、その上から新品を補充する
費用高い(手間がかかるため)安い(撤去費などが不要)
耐久性高い(10〜15年)やや低い(2〜5年で剥がれることも)
主な箇所サイディングの目地など窓枠(サッシ)周り、ALC外壁など

2-1.基本は耐久性が高い「打ち替え」がおすすめ

一般的なサイディング住宅の外壁塗装では、「打ち替え」を選ぶのが基本です。
古いコーキングを全て取り除くため、新しいコーキング材がしっかりと密着し、十分な厚みを確保できます。費用はかかりますが、今後10年以上家を守ることを考えれば、打ち替えの方がコストパフォーマンスは良くなります。

2-2.あえて「増し打ち」を選ぶべきケース

「じゃあ全部打ち替えが良いの?」というと、そうではありません。構造上、増し打ちが適している(あるいは増し打ちしかできない)箇所があります。

  • 窓・サッシ周り
    カッターで古いコーキングを撤去する際、奥にある「防水シート」を傷つけて雨漏りを引き起こすリスクがあるため、増し打ちが推奨されます。
  • ALC外壁(軽量気泡コンクリート)
    ALCパネルは目地が深く、カッターを入れると外壁自体を傷つける恐れがあります。また、ALCメーカー自体が増し打ちを推奨しているケースが多いためです。

2-3.判断のポイント

信頼できる業者は、「ここは打ち替え、ここは増し打ち」と場所によって工法を使い分け、その理由もしっかり説明してくれます。
逆に、見積もりを安く見せるために、本来打ち替えるべき場所を「増し打ち」で済ませようとする業者には注意が必要です。

3.工事の流れと費用相場

丁寧なコーキング施工

3-1.施工のステップ

打ち替え工事は、一般的に以下の手順で進みます。

  1. 既存撤去:カッター等で古いコーキングを削ぎ落とします(増し打ちの場合は省略)。
  2. 養生:外壁が汚れないようテープを貼ります。
  3. プライマー塗布:接着剤となるプライマーを塗ります。これが不十分だとすぐに剥がれます。
  4. 充填・ならし:新しいコーキング材を注入し、ヘラで均一にならします。
  5. 完了:乾燥させて終了です。

3-2.費用相場の目安

一般的な2階建て住宅(延床30坪程度)の場合の目安です。

  • 打ち替え単価:900円~1,200円/m
  • 増し打ち単価:600円~900円/m

これに足場代(約15~20万円)などが加わり、コーキング工事単体での総額目安は20万円〜35万円前後になることが多いです。
足場代を節約するため、外壁塗装とセットで行うのが経済的です。

4.テンイチによるコーキング施工事例

静岡県でリフォームを行うテンイチでの実際の施工事例をご紹介します。

4-1.ひび割れ補修と打ち替え工事

クラック補修とコーキング施工

外壁のクラック(ひび割れ)とコーキングの劣化が進行していた事例です。既存の傷んだコーキングを撤去し、下地補修を念入りに行った上で新しいコーキングを打設。その上から塗装を行うことで、新築のような美観と防水性を取り戻しました。

4-2.窓枠・軒天周りの増し打ち・補修

窓枠周りの施工

雨漏りの原因になりやすい窓周りは、防水紙を傷つけないよう慎重に施工を行いました。場所に応じた適切な処置を行うことで、無駄な出費を抑えつつ家の寿命を延ばすことができます。

静岡県・浜松市の外壁リフォームならテンイチへ

テンイチは創業67年、地域密着で外壁塗装・屋根・防水工事を行っています。
「ウチの壁は打ち替え?増し打ち?」と迷われている方は、ぜひ無料の現地調査をご利用ください。
お客様の建物に最適なプランをご提案いたします。

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5.コーキングに関するよくある質問

Q.コーキングとシーリングの違いは?
A.建築現場では呼び方が異なるだけで、同じもの(同義語)として扱われています。どちらも隙間を埋めて防水するための材料です。

Q.DIYでコーキング補修はできますか?
A.簡易的な増し打ちならDIYでも可能ですが、打ち替えは「既存ゴムの完全撤去」や「プライマー処理」が難しく、失敗すると雨漏りの原因になります。外壁全体に関わる場合はプロへの依頼を強くおすすめします。

Q.増し打ちの方が安いなら、全て増し打ちにできませんか?
A.サイディングの目地で増し打ちをすると、新しいゴムの厚みが確保できず、数年ですぐに剥がれてしまいます。「安物買いの銭失い」にならないよう、目地は打ち替えを選びましょう。

まとめ

コーキングの補修方法には「打ち替え」と「増し打ち」がありますが、基本的には以下のように使い分けます。

  • 打ち替え:サイディングの目地など。耐久性が高く、最も推奨される工法。
  • 増し打ち:窓周りやALC外壁など。構造上、撤去が難しい箇所に限定して行う工法。

ご自宅の外壁にどちらが適しているかを正確に判断するには、専門家による現地調査が必要です。
テンイチでは、経験豊富なスタッフが外壁の状態を診断し、無駄のない最適なプランをご提案しております。静岡県内でのリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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テンイチ 管理部 営業企画課

テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。


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