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マンションで雨漏りが起こる原因・対処法・工事などについて徹底解説

「マンションで雨漏りが発生したけれど、原因がわからない」「修理費用は誰が負担するの?」と不安に感じていませんか?

マンションは規模が大きいため、雨漏りの原因特定が難しく、放置すると建物全体の劣化や損害賠償問題に発展することもあります。本記事では、マンションで雨漏りが起こる原因や対処法、工事の流れや費用相場について、静岡県で年間3,000件以上の施工実績を持つリフォーム専門会社「テンイチ」が詳しく解説します。

この記事は、次のような方におすすめです

  • マンションの雨漏り原因と対処法を知りたい方
  • 修理費用や工事の流れについて理解したい方
  • 業者選びのポイントや注意点を押さえたい方

この記事を書いた専門家

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テンイチ 管理部 営業企画課


  1. 雨漏りについて
  2. マンションと一戸建ての雨漏りではどう違うのか?
  3. マンションの雨漏りは定期点検で防ぐことができる
  4. マンションが雨漏りした場合の対処法
  5. マンションの雨漏り工事について
  6. マンションの雨漏り:修繕業者の選び方
  7. マンションの雨漏りでよくある質問

1.雨漏りについて

雨漏りは、建物の内部にまで雨水が浸入してしまう現象です。放置するとカビの発生や建材の腐食につながり、建物全体の寿命を縮める恐れがあります。特にマンションの場合は、共有部分や隣戸への影響もあるため、早期発見と適切な対応が重要です。

1-1.雨漏りは建物内部に浸水被害をもたらす

雨漏りは、屋根・外壁・窓枠などのすき間から雨水が侵入し、天井や壁にシミをつくるだけでなく、内部構造にまで影響を与える可能性があります。わずかな異常でも見逃さず、早めに点検することが大切です。

1-2.劣化が進みやすい箇所ほどリスクが高い

屋上・ベランダ・外壁など、雨風や紫外線にさらされやすい部分は特に劣化が進みやすく、雨漏りの発生リスクが高まります。マンションの最上階は屋上からの浸水に直結しやすいため、注意が必要です。

1-3.原因はひび割れや防水加工の劣化が多い

多くの場合、外壁や屋上のひび割れ・防水層の劣化・シーリング材のはがれなどが雨漏りの原因となります。築浅のマンションでも、施工不良が原因で雨漏りが発生するケースもあるため、築年数に関わらず注意が必要です。

2.マンションと一戸建ての雨漏りではどう違うのか?

マンションと一戸建てでは、雨漏りの原因や修理の進め方に大きな違いがあります。特にマンションは「共有部分」と「専有部分」が明確に分かれているため、修繕の責任範囲や費用負担が複雑になりやすいのが特徴です。

2-1.定期的なメンテナンスが行われていない場合は注意

マンションの外壁や屋上、防水加工は、紫外線や雨風によるダメージを常に受けています。修繕や点検を怠ると、劣化が進み雨漏りのリスクが高まります。排水溝の詰まりや外壁のひび割れなども雨漏りの原因になりやすいため、定期的なメンテナンスは不可欠です。

2-2.一戸建てとの違い

一戸建ては建物全体を個人で管理するため、劣化箇所や雨漏り原因の特定が比較的容易です。一方マンションは規模が大きく、共用部分が多いため、原因特定に時間がかかるケースが少なくありません。また、修理の範囲が専有部分か共有部分かによって、費用負担者も異なる点が一戸建てとの大きな違いです。

3.マンションの雨漏りは定期点検で防ぐことができる

マンションの雨漏りは突然発生することが多いですが、定期点検を行うことで早期に兆候を発見し、大規模な修繕に発展する前に対策をとることが可能です。

3-1.築10年を過ぎるとリスクが高まる

屋上や外壁に施されている塗膜や防水加工は、おおよそ10年前後が耐用年数の目安とされています。築10年を超えるマンションでは、自然災害や経年劣化によって雨漏りが発生するリスクが高まります。

3-2.雨漏りが起きる前に補修することが重要

劣化が進行してから修理をすると、工事規模が大きくなり、修繕費用も高額になります。雨漏りが発生する前に、ひび割れやシーリングの劣化などを早めに補修することが重要です。

3-3.劣化のサインを見逃さない

以下のような症状が見られる場合は、雨漏りの前兆である可能性があります。定期点検とあわせて注意しましょう。

  • 屋根材のはがれや釘の浮き
  • 外壁のひび割れやタイルのはがれ
  • 外壁表面に白い粉(チョーキング現象)が出ている
  • 屋上やベランダに水たまりや雨水のシミが残る
  • シーリング材のすき間や劣化
  • カビや藻の発生
  • サッシ周辺のひび割れ

3-4.管理規約の確認も忘れずに

マンションは管理組合によって規約が定められており、外壁や屋上などは共有部分に含まれるのが一般的です。専有部分と共有部分の区分を誤ると、修繕費用の負担範囲でトラブルになる可能性があります。点検や修繕を依頼する際は、事前に管理規約を確認しておくことが大切です。

4.マンションが雨漏りした場合の対処法

マンションで雨漏りが発生した場合、原因の特定や修繕費用の負担先などが複雑になることがあります。落ち着いて正しい手順を踏むことが重要です。

4-1.管理会社または管理組合に連絡する

賃貸マンションの場合は管理会社や貸主に、分譲マンションの場合は管理組合へ連絡しましょう。契約内容や規約によって対応窓口が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

4-2.損害賠償が発生するケースもある

専有部分のメンテナンスを怠った結果として雨漏りが起きた場合、隣家や下階住戸に被害が及べば損害賠償を請求されることがあります。壁紙のシミや家財の水濡れなども補償対象になるため注意が必要です。

4-3.雨漏りと漏水の違いを理解する

雨漏りは外部からの雨水の侵入によるものですが、漏水は内部の水道管や排水管の不具合が原因です。両者は原因が異なるため、修理の依頼先や費用負担の区分も変わってきます。

4-4.応急処置と保険確認を行う

修理業者に依頼するまでの間は、雨漏り箇所をビニールシートなどで覆うなどの応急処置を行いましょう。また、火災保険や個人賠償責任保険が適用される場合があるため、契約内容を確認しておくと安心です。

4-5.必ず専門業者による点検を受ける

応急処置は一時的な対応にすぎません。被害の拡大や建物の劣化を防ぐためにも、必ず雨漏り修理の専門業者による点検と本格的な修繕を受けるようにしてください。

5.マンションの雨漏り工事について

マンションで雨漏りが発生した場合、原因や部位によって工事内容や費用が異なります。ここでは代表的な工事内容や工期、費用相場について解説します。

5-1.場所別に異なる修繕方法

5-1-1.屋根

屋根の一部劣化であれば釘の打ち直しや部分補修で対応可能です。劣化が広範囲に及ぶ場合は、屋根材全体の交換や塗り替えが必要となることもあります。

5-1-2.外壁

外壁のひび割れやタイルのはがれは部分補修で済む場合があります。深刻なクラックや広範囲の劣化では、補修に加えて外壁塗装を行うのが一般的です。

5-1-3.屋上

屋上は排水溝の清掃や防水工事が中心です。環境や材質に応じてウレタン防水やシート防水など適切な工法を選びます。

5-1-4.ベランダ

ベランダは防水加工の再施工やサッシ周りの補強を行います。全体を防水処理することで建物内部への浸水を防ぎます。

5-2.原因特定のための記録が有効

雨漏り箇所や天井・壁のシミを写真に撮っておくことで、原因の特定や調査の効率化につながります。業者に提示できるように記録を残しましょう。

5-3.防水塗料で浸水を防ぐ

弾性塗料やフッ素系塗料など、防水性能を持つ塗料を施工することで再発を防止できます。素材や劣化状況に応じて適切な塗料を選びます。

5-4.耐用年数とメンテナンス周期

防水加工や塗装にはおおよそ10年程度の耐用年数があります。定期的な点検と再施工で建物の寿命を延ばしましょう。

5-5.工事前の準備(足場・養生)

外壁や屋根の工事では足場を組み、養生を施す必要があります。これにより工事の安全性が高まり、塗料の飛散防止にもつながります。

5-6.工事期間の目安

雨漏り修理は工事内容により異なりますが、一般的には1〜2週間程度が目安です。範囲が広い場合はさらに日数がかかることもあります。

5-7.工事費用の相場

小規模な補修は数十万円程度で済むこともありますが、マンション全体規模の修繕では100万〜500万円程度に及ぶこともあります。

5-8.火災保険の適用可否

火災保険の補償範囲によっては、雨漏りや漏水に伴う損害がカバーされる場合があります。契約内容を事前に確認しましょう。

5-9.早期修理の重要性

雨漏りを放置すると被害が拡大し、修繕費用も増大します。早期に修理を依頼することが、費用を抑える最大のポイントです。

6.マンションの雨漏り:修繕業者の選び方

雨漏り修理は専門性が高いため、業者選びが非常に重要です。ここでは信頼できる修繕業者を選ぶためのポイントを解説します。

6-1.修理実績が豊富な業者を選ぶ

雨漏りは原因の特定が難しいケースも多いため、修理経験が豊富な業者を選ぶことが大切です。過去の施工事例や実績を確認すると安心です。

6-2.診断力の高さが重要

目視では確認できない箇所が原因となることもあります。赤外線カメラや散水調査など、適切な診断技術を持つ業者なら、原因を正確に特定できます。

6-3.無料見積もりを活用して比較する

複数の業者に無料見積もりを依頼し、工事内容や費用を比較することが重要です。対応の丁寧さや説明のわかりやすさも判断基準になります。

テンイチでは、雨漏りに関する無料相談・無料見積もりを承っています。お気軽にご相談ください。
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6-4.アフターフォローが整っているか確認

保証期間やアフターフォローの有無を確認することも重要です。工事後に不具合があった場合に無償対応してもらえるかを契約前に確認しましょう。

6-5.契約を急がせる業者は避ける

悪質な業者の中には「すぐに契約しないと値上げする」といった強引な勧誘をするケースもあります。複数社を比較し、十分な検討時間を与えてくれる業者を選ぶことが大切です。

7.マンションの雨漏りでよくある質問

マンションの雨漏りについて、よく寄せられる質問と回答をまとめました。

Q.防水加工にはどのような工法がありますか?
A.主に防水シート工法や塗膜防水工法があります。防水シートには塩化ビニール・FRP・ウレタンゴムなどの種類があり、施工箇所や建物の状況に合わせて選択されます。

Q.新築マンションで雨漏りが発生した場合、修理費用は自己負担ですか?
A.施工不良が原因であれば、保証期間内は施工業者が無償で補修を行うケースが一般的です。まずは施工会社や管理組合へ連絡してください。

Q.マンションに義務づけられている点検とは何ですか?
A.消防設備・エレベーター・給排水設備などの法定点検が義務づけられています。これらの点検は年1〜2回行う必要があり、雨漏りの早期発見にもつながります。

Q.賃貸マンションで雨漏りが起きた場合、家賃を減額してもらえますか?
A.ケースによります。貸主や管理会社が修理・補償を適切に行った場合は減額にならないケースもあります。まずは契約内容と管理会社へ相談しましょう。

Q.マンションで雨漏りが起きた場合、最初にすべきことは?
A.慌てず、まずは管理会社や管理組合へ冷静に状況を伝えましょう。被害状況を写真に残しておくと、その後の対応がスムーズになります。

まとめ

マンションの雨漏りは、一戸建てとは違い、原因の究明や雨漏りが発生している箇所を見つけるのが難しい場合が多いものです。漏水との区別もつきにくいケースも目立ちます。また、マンションで雨漏りが起こる原因のほとんどは、メンテナンス不足による建物の劣化です。屋根や外壁などの耐用年数である10年を目安に、定期点検を受けるようにしてください。雨漏りは放置せず、迅速に修理を依頼し、被害が広がるのを防ぎましょう。

テンイチは創業60年以上の歴史を持っており、豊富な実績と丁寧な仕事でリフォームをお手伝いします。当社は、相談からお引き渡しまで一貫して同一スタッフが担当しているため、伝達ミスによるトラブルがありません。また、当社は最長で10年の工事保証をつけており、工事後でも安心です。お客様のご希望があれば点検なども行いますので、遠慮なくご相談ください。

当ブログでは、他にも住宅リフォームや住まいづくりに役立つ情報をたくさん掲載しています。ぜひ他の記事もご覧いただき、ご自身の暮らしにぴったりなヒントを見つけてくださいね。

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