住まいのコンシェルジュ

ヒートショック対策にはどんなリフォームが有効?工事方法やリフォーム事例を解説

冬場、部屋の中と外の寒暖差が激しくなると心配されるのが「ヒートショック」です。ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることを指し、特に高齢者や高血圧の方は危険度が高いので注意する必要があります。

ヒートショック対策には「浴室やトイレに暖房設備を設置する」「入浴の際、お湯の温度を38〜40度にする」「入浴前に水分補給をする」など色々な方法がありますが、実はリフォームによってもヒートショックのリスクを抑えることができます。そこで今回は、ヒートショック対策に効果的なリフォーム方法を紹介しましょう。

この記事はこんな方におすすめ

  • 高齢者のためにリフォームを検討している方
  • ヒートショックを起す危険性がある家族がおられる方
  • 断熱リフォームを検討している方

この記事を書いた専門家

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 7d91004b6fff1ccfe845364098e9ed9f.png

テンイチ 管理部 営業企画課


  1. ヒートショックが起こりやすい場所は?
  2. ヒートショック対策に効果的なリフォームは?
  3. ヒートショック対策リフォームに使える補助金制度
  4. テンイチが手がけたヒートショック対策リフォーム
  5. ヒートショック対策リフォームに関するよくある質問

1.ヒートショックが起こりやすい場所は?

ヒートショックは気温の急激な変化によって血圧が大きく上下し、体に負担がかかることで発生します。冬場は暖房のついた部屋と温度の低い場所との寒暖差が激しく、ヒートショックが起こりやすい状態です。中でも、気温の低い廊下やトイレ・脱衣所・浴室はヒートショックが起こりやすい場所となっています。

また、消費者庁が発表した資料を見ると、冬場になると高齢者の入浴中の事故死が明確に増えていることが分かります。この中の何割かがヒートショックによる意識消失が原因と考えられており、対策の必要性が叫ばれています。

参考資料:冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!

2.ヒートショック対策に効果的なリフォームは?

では、ヒートショック対策にはどのようなリフォームが効果的なのでしょうか? ここでは代表的な対策リフォームを紹介します。

2-1.断熱リフォーム

断熱リフォームとは、断熱材を入れて外からの外気侵入を防いで保温性を高めるリフォームです。築年数がたった家は断熱材が入っていない、入っていても劣化して効果が薄くなっている、といったことがよくあります。断熱リフォームを行なうことで、暖房の利きも良くなり、ヒートショックを防ぐことができるでしょう。

2-2.窓のリフォーム

窓は、ドアと同様最も冷気が入り、暖気が出ていく場所です。浴室やトイレに換気のために窓があるとことも多いでしょう。その窓を二重サッシにするなど断熱リフォームを行なえば、断熱効果がより高まります。壁を壊す断熱リフォームよりも簡単に行なうことができ、費用負担も比較的少なめです。

2-3.浴室のフルリフォーム

現在の浴室は技術の進歩により、断熱性が格段に高まっています。しかし、古い浴室は隙間も多く、冷気が入り込みやすいところも珍しくありません。

古いバスタブをユニットバスにリフォームすることで格段に温かさがアップすることでしょう。また、保温性も高まり光熱費の節約にもつながります。

3.ヒートショック対策リフォームに使える補助金制度

自治体によっては、リフォームに補助金が出るところもあります。ここでは、静岡市・浜松市・沼津市で利用できるリフォーム補助金や助成金について解説しましょう。

3-1.既存住宅における断熱リフォーム支援事業

住宅を断熱リフォームする際に使える補助金です。北海道環境財団が行なっており、断熱リフォーム全般に利用できます。応募期間が限られており、1年に何度か募集され、静岡県全体で利用可能です。

3-2.こどもみらい住宅支援事業

子育て世代や若者夫婦世帯などが家を新築する際などに補助金が出ます。なお、リフォームに限り注文主に年齢制限や子どもの有無などがないため、子どもがいない方でも利用可能です。交付金額は通常30万円、要件を満たすと60万円まで支給され、現在は2023年3月31日までに工事を終えた家が対象となっています。

こどもみらい住宅支援事業のホームページに申請方法などが記載されているので確認してみましょう。申請は「こどもみらい住宅事業者」を通じて行なうので、こどもみらい住宅事業者に工事を依頼することが条件です。

3-3.沼津市住宅用新エネ・省エネ機器設置費及び省エネリフォーム費補助金

沼津市に在住する方が対象の補助金です。断熱リフォームや太陽光発電システムなどの設置などの工事に対して支給されます。床や壁の断熱工事は「施工面積10平方メートル当たり1万円(上限6万円)」です。窓のリフォームは「施工面積0.8平方メートル当たり5,000円(上限4万円)」となっています。詳しくは沼津市のホームページを確認してください。なお、こちらも上限や申請できる期限が定められています。

3-4.補助金を利用する際の注意点

国や自治体が支給してくれる補助金には、上限と申請期日が限られています。工事費を全額賄えるわけではありません。また、一度自分で工事費を支払ってから、後で還付を受けます。手元にお金がないままでは工事ができないので注意しましょう。補助金に関しては、リフォーム業者も一定の知識を持っています。分からないことは事前に相談しておくようにしましょう。

4.テンイチが手がけたヒートショック対策リフォーム

ここでは、テンイチが実際に手がけたリフォーム事例を紹介します。どのようなリフォームができるか知りたい方は、参考にしてください。

4-1.浴室のリフォーム

静岡市駿河区、浴室リフォーム、こどもみらい住宅支援補助金利用

静岡市葵区で行なったリフォームです。タイル張りの浴室をシステムバスに改修し、アルミサッシの窓には樹脂サッシの内窓も設置しています。前述した「こどもみらい住宅支援事業」の対象工事だったので補助金を利用できました。

4-2.和風住宅のトイレ・廊下リフォーム

和風住宅のトイレ・廊下リフォーム

古い和風住宅のトイレや廊下をリフォームし、冬場のヒートショック対策として内窓を設置しました。照明もLEDのダウンライトに交換し、明るくて快適な空間となっています。

4-3.築25年のマンションを全面リフォーム

静岡市駿河区、築25年のマンションを全面リフォーム

築25年のマンションを全面リフォームしました。マンションは一戸建てに比べると断熱性が高いですが、それでも経年劣化は免れません。システムキッチン・システムバス・洗面化粧台・トイレ、ガス給湯器といった水廻りの設備を全て交換したことで、断熱効果が蘇りました。

5.ヒートショック対策リフォームに関するよくある質問

Q&A

ここでは、ヒートショック対策リフォームに関するよくある質問を紹介します。

Q.浴室は浴槽を変えるだけのリフォームなどでは効果がありませんか?
A.築年数が古い家の場合は、浴室全体をリフォームしないと効果が薄いこともあります。

Q.断熱リフォームは壁を壊す必要があるでしょうか?
A.はい。壁を壊して内側に断熱材を入れるため、どうしても大規模な工事になります。

Q.窓を塞ぐリフォームなどは可能ですか?
A.はい。テンイチでは窓を塞いだり小さくしたりするリフォームも行なっています。お気軽にご相談ください。

Q.隙間風を防ぐにはどんなリフォームがいいでしょうか?
A.一番が窓、次はドアです。築年数が経って建てつけが悪くなってきたという場合はリフォームも検討してください。

Q.暖房器具を置くだけでは対策としては不十分ですか?
A.一定の効果は期待できます。しかし、より安心して過ごすためには断熱リフォームをおすすめします。

まとめ

断熱リフォームや窓のリフォームは、ヒートショックを防ぐだけでなく、家族がより快適に暮らすためにも役立ちます。

テンイチでは、断熱リフォームや窓リフォームはもちろん、各種リフォームの豊富な実績があります。優良リフォーム業者紹介サイトで11年連続成約件数1位を獲得しており、お客様にご満足いただけるさまざまなプランを提案可能です。最長10年保証制度を実施しており、アフターケアも充実しています。リフォームを依頼する業者選びに迷った際は、ぜひテンイチにご相談ください。


この記事を書いた専門家

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 7d91004b6fff1ccfe845364098e9ed9f.png

テンイチ 管理部 営業企画課

テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。


0120-037-114 無料ご相談はこちらへ