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キッチンリフォーム前にチェックすべきこと~費用や工事の流れ~

キッチンキッチンが使いづらいと感じたとき、気軽にできるのがキッチンリフォームです。使いづらい台所のまま使い続けるよりも、思いきってリフォームしたほうが快適になります。しかし、キッチンのリフォーム・リノベーションで失敗する人が増えてきました。手抜き工事になりやすいリフォームだからこそ、基礎知識が大切です。そこで、リフォームキッチンのアドバイスや工事など詳しく説明していきます。

  1. キッチンのリフォームについて
  2. キッチンリフォームのアドバイス
  3. キッチンと水まわり全体のリフォーム
  4. キッチンをリフォームする
  5. キッチンリフォームに関してよくある質問

この記事を読むことでキッチンリフォームの基礎知識を身につけることができます。

1.キッチンのリフォームについて

キッチンといっても全体なのか、それとも床・壁・シンクだけにするのかさまざまなやり方があります。一体どこをリフォームするのか、事前に考えなければなりません。

1-1.キッチンリフォームをする場所

キッチンリフォームをする場所によって方法や費用が異なります。キッチンリフォーム価格を明確にするためにもリフォームする場所をきちんと決めておきましょう。それでは、キッチンリフォームをする場所によって説明していきます。

1-1-1.キッチン全体

台所のリフォームを全体的にする人は多いです。キッチン全体が使いづらいと感じている人は、思いきってすべてリフォームしたほうが効率的でしょう。たとえば、壁付けキッチンのレイアウトをアイランド型に変えるなどです。レイアウトを全体的に変えると使いやすさがだいぶ変わります。

1-1-2.床

人の出入りが激しく、調理をするキッチンは床が汚れやすいです。食べものを扱う場所でもあるため、常に清潔な床にしておかなければなりません。キッチンの床は使用頻度や時間、料理の傾向などをしっかり考えたうえで選ぶ必要があります。手入れがしやすいクッションフロアや油性の汚れがつきにくいフローリング、タイル、コルクなど種類はさまざまです。

1-1-3.壁

床と同じく、キッチンの壁も油汚れがつきやすい場所になります。よって、壁紙選びにも気を配らなければなりません。できれば、油汚れ+防火・耐熱に優れている壁紙がいいでしょう。最近の傾向から、不燃材を用いた壁紙が増えてきています。いろいろな壁紙を比較して適切な種類を見つけてくださいね。

1-1-4.シンク

キッチンシンクだけのリフォームは低価格が魅力的です。安い費用でリフォームができます。しかし、コンロタイプのセクショナルキッチンはシンクだけの工事ができません。シンクを交換したいときは流し台全体をリフォームすることになるでしょう。一方、システムキッチンの場合、シンクだけの交換が可能です。

1-1-5.そのほか

主なキッチンリフォームの場所は全体・床・壁・シンクになりますが、ほかにもたくさんあります。たとえば、食洗機・収納部分です。食洗機をつくりたい、収納部分を増やしたいと思っている人はいるでしょう。増やしたい旨をしっかりリフォーム業者に伝えてください。また、キッチンの扉だけ交換する、カッティングシートでおしゃれなデザインにすることも可能です。簡単な作業ならDIYできるでしょう。

1-2.どんなキッチンにしたいのか

リフォームをする際、どんなキッチンにしたいのかできるだけ明確にしてください。具体的に想像しておいたほうがスムーズにリフォームできますよ。それでは、キッチンの種類について詳しく説明していきましょう。

1-2-1.キッチンの種類

主に、I型・対面式・システムキッチン・アイランドキッチンの4種類になります。日本の一般的なキッチンは壁付きキッチンでもあるI型です。I型が対面になった対面式タイプもあります。対面式タイプは見とおしがいいと人気が高いです。そして、システムキッチンは収納スペース・シンク・IHクッキングヒーターやガスコンロなどが一体になっています。一方、アイランドキッチンは調理台や流し台がキッチンの中央に置く形式です。島のように独立するため、アイランドキッチンと呼ばれています。

1-2-2.食洗機・収納など片付けたいもの

普及率があがってきている食洗機は、お皿を洗ってくれる専用機器です。実際に、システムキッチンリフォームをする際、食洗機を取りつけた人から話を聞いてみました。配置前はシンクの中に食器をためていたけれど、食洗機の導入によってためることがなくなったそうです。また、家族が多い家庭では非常に助かるという意見がありました。そして、食器や調理器具など片付けられる収納スペースも必要です。収納スペースを考えるときは「使いやすいかどうか」にも目を向けてください。収納ばかり意識しては失敗してしまいます。

1-2-3.ミニキッチンのリフォーム

コンパクトなキッチンがほしい人は「ミニキッチン」がおすすめです。ミニキッチンは幅がおよそ90cm~150cmになります。1人暮らしの狭い部屋にぴったりですね。さらに、ミニキッチンの本体価格は10万~20万円とキッチンリフォームが格安になります。

2.キッチンリフォームのアドバイス

キッチン改装を成功させるためにも、キッチンリフォームのポイントをチェックしていきましょう。これから、キッチンリフォームの時期や賃貸住宅のリフォームなど詳しく説明します。

2-1.キッチンリフォームおすすめの時期

キッチンリフォーム時期の目安は10年~20年です。10年以上経過すると使いづらくなってきます。使いづらいな…と感じたときこそ、リフォームの時期だと思ってください。主に、コンロの点火不良や扉のたてつけが悪くなったらリフォームの合図です。ただし、使用頻度や使い方によっては早い時期でのリフォームが必要になるでしょう。

2-2.流行(りゅうこう)のキッチン・人気の色

システムキッチンの人気が非常に高いです。近年、特に売れているのがクリナップ製の「ラクエラ」になります。ラクエラは価格・機能・デザインのバランスが非常によく、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。費用面に余裕がある人や家が広い人はアイランドキッチンを選ぶ傾向が多いですね。そして、キッチンにおける人気の色は清潔感あふれるホワイト系になります。おしゃれを重視したい人はオレンジやレッドなどはっきりした色を選ぶことが多いです。

2-3.キッチンの移動リフォームとは

キッチンの間取りを変えたいと思っている人は、移動リフォームになるでしょう。台所の移動リフォームは価格が高めになります。移動と内装リフォームでおよそ170万円~です。また、キッチンの移動をする際は給排水管について考えなければなりません。給排水管の延長が必要な場合、工事の費用が高くなるでしょう。

2-4.賃貸住宅のリフォームについて

マンションなど賃貸住宅におけるキッチンリフォームには注意点があります。賃貸住宅のキッチンは配管に注意しなければなりません。マンション内の配管スペースは必ず決まっています。簡単に動かすことができないので、移動範囲が限られているのです。共有部分だからこそ、賃貸住宅におけるリフォームの規約をきちんと守りましょう。

2-5.キッチンリフォームのDIY

簡単な作業であれば、キッチンリフォームをDIYできます。DIYとは自分でリフォームをすることです。対面キッチンにリフォームする、システムキッチンの交換などは難しいでしょう。しかし、カッティングシートでおしゃれなデザインにする、カラーボックスと天板でカウンターをつくることはできます。

3.キッチンと水まわり全体のリフォーム

水まわり全体のリフォームは配管など注意すべき点があります。キッチンだけでなく、トイレやバスなども水まわりのリフォームです。納得したリフォームができるよう、水まわりのリフォーム注意点をチェックしておきましょう。

3-1.トイレとバス

トイレとバスなど水まわりのリフォームは何より清潔感が大切です。水まわりはカビが発生しやすく、多湿になりやすい傾向があります。また、ニオイがこもりがちなので適度に空気の入れ替えをしていかなければなりません。どうすれば快適な水まわりになるのか、現在の問題点をピックアップしておきましょう。

3-2.水まわりのリフォーム注意点

水まわりのリフォームはまとめてしたほうが効率的です。費用を安く抑えることができ、まとめてリフォームすることで一気に工事ができます。もし、キッチンのほかに水まわりのリフォームを考えているなら、まとめて実践してください。

4.キッチンをリフォームする

いざ、キッチンをリフォームするとき、何から始めればいいのでしょうか。リフォーム工事の流れやメリット、キッチンショールームの紹介など工事にかんする内容を詳しく説明します。

4-1.最初にやるべきこと

キッチンリフォームで最初にやるべきことは「情報収集」と「リフォーム業者選び」です。自分たちで理想的なキッチンデザインを考えます。そして、依頼したリフォーム業者と一緒に具体的にしていきましょう。業者と一緒にするのは「プランニング」と「見積もり」です。見積もりに納得できたら発注・工事に入ります。

4-2.リフォーム業者選びのポイント

キッチンリフォームを受けつけている業者はたくさんあります。業者選びのポイントとしては「一緒になって考えてくれるかどうか」です。業者との打ち合わせが大切になるため、スタッフとの相性は重要なポイントになります。ただ、すべての意見をくみ取ってくれたらOKというわけではありません。意見を取り入れつつも、適切なアドバイスをくれる業者が好ましいです。また、ほかにも「見積もり」や「サービス内容」にも注目してください。

4-3.キッチンリフォームのメリット

キッチンリフォームの大きなメリットは「快適な空間になること」です。また、「老朽化を抑えること」ができます。キッチンの寿命はおよそ10年~20年です。使いづらいと感じるときこそ、リフォームをしなければなりません。キッチンが使いづらいと毎日不便に感じます。しかし、使いやすいキッチンになれば料理しやすくなるでしょう。

4-4.キッチンショールーム紹介

どんなキッチンにしたらいいのかわからない場合、キッチンショールームを見学してください。キッチンショールームでは、さまざまなキッチンを見ることができます。実物が確認できるので想像しやすいです。キッチンのショールームは各地にあります。たとえば、キッチンやお風呂などさまざまな商品を出している「LIXIL」のショールームです。全国各地にあるため、近くのショールームに足を運んでみてください。

LIXILショールーム

4-5.キッチンリフォーム実例紹介

キッチンリフォーム事例を確認することもリフォームにおいて大切な要素です。キッチンリフォームの実例はリフォーム業者のホームページで確認できます。写真だけでなく、実際にほどこしたキッチンを確認したいときは業者に問い合わせてみてください。キッチンリフォーム例として株式会社テンイチの施工事例をご紹介します。

株式会社テンイチ施工事例

4-6.キッチンリフォーム工事日程

水まわりのキッチンリフォーム工事はおよそ1週間かかります。キッチン全体のリフォームの場合、既存キッチンの解体や撤去に丸1日、下地補修と給排配管工事で3日かかるでしょう。さらに、新しいキッチンの取りつけと調整で2日必要になります。簡単にできるシンクの交換などは、1週間もかかりません。

4-7.見積もりについて

キッチンリフォームを成功させるには見積もりをきちんと確認しなければなりません。実際、見積もりの確認ミスで業者とトラブルになったケースが増えています。見積もりの内訳に問題がないかどうか、適切な料金かどうか確認しましょう。

4-8.キッチンリフォームの費用・相場

見積もりをしっかり確認するためにも、キッチンリフォームの費用・相場を把握しなければなりません。キッチンのリフォーム内容によりますが、100万円前後を目安に考えるといいでしょう。キッチン全体をリフォームしたい場合は、200万円準備すれば安心できます。詳しい費用は無料見積もりを業者に依頼してください。

4-9.キッチンリフォームの注意点

キッチンリフォームで注意しておきたいことは「サイズ」です。最近のキッチンは古いタイプのキッチンよりも広くなっています。よって、サイズを見誤ってしまえばとおり道が狭くなるでしょう。失敗しないためにも、既存のキッチンのサイズと新しいキッチンのサイズをきちんと測ってください。

5.キッチンリフォームに関してよくある質問

キッチンリフォームに関してよくある質問を5つピックアップします。リフォーム業者に依頼するまで疑問点を解決しておきましょう。

Q.適切なキッチンスタイルがわからない場合は?
A.どんなキッチンスタイルを選べばいいのかわからない場合は、リフォーム業者である株式会社テンイチのページをチェックしてみてください。現状にぴったりなキッチンスタイルがわかります。また、現在のキッチンで何に不満があるのか考えてみるといいでしょう。

Q.キッチンまわりの寸法はどこを計測すべきか?
A.新しいキッチンに交換する際、既存のキッチンをしっかり測ってください。最低でも幅・奥行き・高さの3点をきちんと把握しておかなければなりません。もちろん、新しいキッチンのサイズ確認も大切です。

Q.リフォーム工事の保証とは?
A.リフォーム工事を業者に依頼する際、「保証」が充実しているかどうか必ず確認してください。工事後、安心するためにも保証・保険は大切です。保証があれば工事後のトラブルでも対処してくれます。また、工事中に間違って私財を壊されたとしても心配する必要はありません。すべて業者が弁償してくれるでしょう。ただし、保証内容は業者によって異なります。契約前に保証内容についても確認してください。

Q.業者に依頼する際の注意点は?
A.業者に依頼する際、いくつかの業者を比較することが大切です。面倒くさいからと1社にしぼってしまえば失敗します。サービス内容や見積もり、スタッフの対応など数社を比較することで優良業者を見つけることができるでしょう。

Q.キッチンリフォームは格安でできるのか?
A.できるだけ、安い価格でキッチンリフォームをしたいですよね。複数の業者を比較すれば適正価格でリフォームできます。また、より親密に打ち合わせをしてくれる業者のほうが希望どおりの費用で抑えてくれるでしょう。よって、業者選びが肝心です。

まとめ

いかがでしたか?リフォーム工事は最も手抜きしやすい工事だといわれています。近年、悪徳業者とのトラブルが増えているため、きちんと基礎知識を身につけておかなければなりません。キッチンリフォームについての知識を身につけておけば、優良業者と悪徳業者を見極めることができます。信用できる業者を見つけて理想どおりのキッチンにリフォームしてください。

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