人生の3分の1は布団の中で過ごすと言われています。
「寝ても疲れが取れない」「朝スッキリ起きられない」…その原因は、もしかすると寝室の環境にあるかもしれません。

寝室は単に寝るだけの場所ではなく、心身を回復させるための重要な「充電ステーション」です。
本記事では、質の高い睡眠を手に入れるための寝室リフォームのポイントや、具体的な費用相場、失敗しないための注意点をプロの視点で解説します。

この記事は次のような方におすすめです

• 現在の寝室が「暗い」「寒い」「落ち着かない」と感じている方
• ホテルのようなリラックスできる寝室を作りたい方
• 寝室リフォームにかかる費用の目安を知りたい方
• 将来を見据えてバリアフリー化を検討している方

この記事を書いた専門家

テンイチ　管理部　営業企画課

1. 寝室リフォームで叶う「良質な睡眠」とメリット
2. 失敗しない寝室リフォーム 4つの重要ポイント
3. 【目的別】寝室リフォームのスタイルとアイデア
4. 寝室リフォームの費用相場と工事期間
5. 信頼できるリフォーム業者の選び方
6. 寝室リフォームに関するよくある質問

1. 寝室リフォームで叶う「良質な睡眠」とメリット

なぜ今、寝室のリフォームが必要なのでしょうか。まずはリフォームによって得られる効果と重要性を確認しましょう。

1-1. 1日の疲れをリセットする空間へ

寝室の環境（光・音・温度・湿度）が悪いと、交感神経が優位になり、体が十分に休まりません。
リフォームによって遮音性や断熱性を高め、落ち着いた内装に整えることで、副交感神経が働きやすい「真のリラックス空間」が生まれます。結果として、毎日の目覚めが良くなり、健康的な生活につながります。

1-2. ライフスタイルの変化に対応

「子供と一緒に寝ていた時期」と「夫婦二人の時期」、あるいは「高齢になり介護が必要になった時期」では、寝室に求められる機能が全く異なります。
現在のライフスタイルに合わせて部屋の広さや機能を最適化できるのが、リフォームの大きなメリットです。

2. 失敗しない寝室リフォーム 4つの重要ポイント

ただおしゃれにするだけでは、快適な寝室にはなりません。機能面で押さえておくべき4つのポイントをご紹介します。

2-1. 「照明」は睡眠の質を左右する

寝室の照明で最も重要なのは「色」と「位置」です。

• 色：脳を覚醒させる「白い光（昼光色）」は避け、リラックス効果のある「オレンジ色の光（電球色）」を選びましょう。
• 位置：仰向けになった時に、光源が直接目に入らない位置（間接照明など）がベストです。調光機能付きのライトなら、就寝前の読書などにも便利です。

2-2. 「配置」でストレスをなくす

ベッドの配置は、ドアや窓との関係性が重要です。
ドアを開けてすぐ目の前に枕元があると、廊下の音や光が気になり安眠できません。また、エアコンの風が直接体に当たらない位置や、朝日が心地よく入る「東枕」などを意識してレイアウトを計画しましょう。

2-3. 「収納」で視覚的なノイズを消す

寝室に物が溢れていると、無意識のうちに脳がストレスを感じます。
ウォークインクローゼットを新設したり、壁面収納ですっきり隠したりすることで、視界に入る情報を減らし、安眠効果を高めることができます。

2-4. 「空気環境」を整える

人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかきます。
湿気がこもりやすい寝室には、調湿効果のある壁材（エコカラットや珪藻土など）や、消臭機能のあるクロスを採用するのがおすすめです。カビやダニの発生を抑え、清潔な空気を保てます。

3. 【目的別】寝室リフォームのスタイルとアイデア

あなたの理想はどのようなスタイルですか？代表的なプランをご紹介します。

3-1. 洋室：ホテルライクな空間

フローリングとベッドを組み合わせた最も一般的なスタイルです。
足触りの良い無垢材のフローリングや、毛足の長いカーペットを採用することで、ホテルのような高級感を演出できます。断熱内窓（二重窓）を設置すれば、外の騒音や冷気をシャットアウトできます。

3-2. 和室：落ち着きのある癒やしの空間

畳の香り（イ草）にはリラックス効果があります。
最近では「琉球畳」を使ったモダンな和室も人気です。布団で寝るスタイルは部屋を広く使えるメリットがありますが、高齢になると布団の上げ下ろしや立ち上がりが負担になるため、低めのベッドを置く「和モダン」スタイルもおすすめです。

3-3. バリアフリー：将来も安心な設計

長く住み続けるために、以下のポイントを取り入れる方が増えています。

• 部屋の入り口を引き戸にし、段差をなくす
• ベッドサイドに手すりを設置する（または下地を入れておく）
• 夜間のトイレ移動のために、足元灯（フットライト）を設置する
• トイレと寝室を隣接させる間取り変更

4. 寝室リフォームの費用相場と工事期間

気になる費用と工事期間の目安をまとめました。使用する建材やグレードによって変動しますので、あくまで目安として参考にしてください。

4-1. 費用を安く抑えるコツ

予算オーバーを防ぐためには、優先順位を決めることが大切です。「壁紙だけ変えたい」のか「断熱までしっかりやりたい」のかを明確にしましょう。
また、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行うことで、適正価格を知り、コストパフォーマンスの良い業者を選ぶことができます。

5. 信頼できるリフォーム業者の選び方

寝室はプライベートな空間だからこそ、信頼できる業者に任せたいものです。業者選びの際は以下のポイントをチェックしましょう。

• 提案力：こちらの要望を聞くだけでなく、「こうすればもっと快適になる」というプロの提案があるか。
• 明確な見積もり：「工事一式」ではなく、何にいくらかかるかが明記されているか。
• アフターフォロー：工事後の保証期間やメンテナンス体制が整っているか。

静岡・浜松・沼津で60余年の実績を持つ株式会社テンイチでは、最長10年の工事保証をご用意しています。お客様の「安眠」を第一に考えたプランをご提案いたします。

6. 寝室リフォームに関するよくある質問

最後に、寝室リフォームについてよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 寝室の一角に書斎（ワークスペース）を作れますか？
A. 可能です。集中力を高めるために、ベッドが見えないよう壁に向かってデスクを配置するか、間仕切り壁を設置することをおすすめします。スペースが限られている場合は、折りたたみ式のカウンターを設置するなどの工夫も可能です。

Q. 寝室におすすめの照明器具はどれですか？
A. 「調光・調色機能付きのシーリングライト」や、手元を照らす「ブラケットライト（壁付け照明）」、足元を照らす「フットライト」の組み合わせがおすすめです。一つの照明で部屋全体を明るくするのではなく、複数の照明（一室多灯）で陰影を作るとリラックス効果が高まります。

Q. 工事中、その部屋で寝ることはできますか？
A. 基本的にはできません。床や壁の張り替えを行うため、ホコリが立ち、家具も移動させる必要があります。工事期間中は別の部屋で就寝できるよう、スペースの確保をお願いいたします。

まとめ

寝室は、明日への活力を養うための大切な場所です。「ただ寝られればいい」という空間から、「心から癒やされる極上の空間」へリフォームしてみませんか？

現在の寝室に不満をお持ちの方、より快適な睡眠環境を整えたい方は、ぜひ実績豊富なプロにご相談ください。あなたのライフスタイルに最適なプランをご提案させていただきます。

この記事を書いた専門家

テンイチ　管理部　営業企画課

テンイチでは、お家時間を快適で豊かなものにするために必要なリフォームの知識や役立つ情報を提供し、静岡県内地域のみなさまの暮らしをサポートします。ご相談いただければ、安心のリフォーム工事をご提供いたします。